輸入車は一般的に高額であることから、車に安く乗れるとされているカーリースの利用を検討する方もいるでしょう。
しかし、輸入車のカーリースは国産車のカーリースと比較すると数が少なく、どの会社をどのように会社を選ぶといいのか、わかりにくいのが実情です。
そこで、輸入車のカーリースの選び方やおすすめの会社を紹介し、それぞれの特徴を解説します。併せて、輸入車にカーリースで乗るメリットや注意点などについてもご紹介します。
- 輸入車のカーリースは中古車を対象としているケースが多い
- 輸入車のカーリースを選ぶ際は、取扱いメーカーやアフターサービスを確認する
- 新車を選んだり、維持費を抑えたりしたいなら、国産車のカーリースがおすすめ
輸入車のカーリースを選ぶ際に注目したいポイント
国産車のカーリース会社は数が多く、サービス内容が多岐に渡ります。
それに対し、輸入車、いわゆる外車を取り扱っているカーリース会社は、国産車と比較すると数が少ないといえます。しかし、会社ごとにサービスの内容はさまざまなので、満足して車を利用するためには自分に合った会社選びが重要です。
輸入車のカーリース会社を選ぶにあたって、どのような点に注目するといいのか、見ておきましょう。
取扱いメーカー
カーリース会社ごとに取扱いのあるメーカーは異なるため、あらかじめ確認することが重要です。
なお、中古車の取扱いのあるカーリースなら、輸入車も複数メーカーを扱っている傾向があります。
契約後のサポート
国産車と異なる部品やシステムを使用していることが多い輸入車は、メンテナンスに必要な部品が国内で手に入りづらく、費用が高くついたりメンテナンスに時間がかかったりしがちです。
そのため、故障や車検時のカーリース会社の対応をよく確認しておきましょう。
なお、国産車と違って輸入車には特殊な検査機器が必要なことも多く、修理や整備ができる工場が限られています。家の近くで利用できるメンテナンス先があるかどうかのチェックも必要です。
月額料金に含まれる費用
カーリース会社によって月額料金に含まれる費用は異なります。どのような項目が含まれているのか、含まれている項目の割に金額が高くないかなどを確認しましょう。
一般的に、輸入車は国産車よりも車両本体価格が高いことから、カーリースの月額料金も国産車より高い傾向があります。
新車か中古車か
輸入車のカーリースは一般的に中古車が対象です。しかし、中には新車を扱っている場合もあります。
新車は中古車よりも故障リスクが低いといえます。そのため、修理やメンテナンスの費用が高額になりがちな輸入車でも修理やメンテナンスの頻度を抑えやすく、維持費の負担を減らすことにつながるでしょう。
走行距離制限の上限
カーリースでは、基本的に走行距離制限が設けられており、制限距離を超えて運転した場合、超過料金が発生します。
このため、自分の1ヵ月あたりの走行距離を算出しておき、上限を超えないよう、余裕のあるプランがあるかを確認しておく必要があります。
なお、カーリースの中には走行距離制限のないプランが用意されているところもあります。このようなプランを選べば、超過料金の心配がなくなるだけでなく、走行距離を気にせず輸入車に乗ることが可能です。
ディーラー系のカーリースか
輸入車のカーリースには、ディーラーによってサービスが運営されているところもあります。
このようなケースでは、契約期間中、購入した場合と同様のアフターサービスを受けられるケースが多く、例えば、BMWの正規ディーラーを通じてカーリースを利用する場合、BMWの正規ディーラーに整備を依頼することが可能です。
ディーラーによっては月々の定額料金にメンテナンス費用を含めていることがあり、メンテナンス費用の負担を抑えやすくなっています。
輸入車のカーリースでおすすめの4社を徹底比較!
輸入車にカーリースで乗る場合、どのカーリース会社を選ぶのがよいのでしょうか。4つの会社を比較して紹介していきます。
〈輸入車のカーリース会社4社の比較〉
カーリース会社 | SOMPOで 乗ーる | カーコンカーリース 輸入中古車リース | リースDeマイカー オンライン | AXCELIA (アクセリア) |
---|---|---|---|---|
取り扱いメーカー | メルセデス・ベンツ、 BMW、アウディ、 フォルクスワーゲン、 ジャガー、プジョー等 | フィアット、ルノー、 BMW、 フォルクスワーゲン、 ボルボ、プジョー | メルセデス・ベンツ、 フォルクスワーゲン、 BMW | BMW、 メルセデス・ベンツ、 アウディ、 フォルクスワーゲン、 ジャガー |
月額費用 | 33,880円~ | 30,030円~ | 33,990円~ | 79,800円~ |
契約年数 | 3年、5年、7年、9年 | 基本的に7年 | 5年、7年、9年 | 6ヵ月または1年 |
新車or中古車 | 新車 | 中古車 | 両方 | 中古車 |
アフターフォロー | ・メーカー保証付き ・オプションで メンテナンス項目と 範囲を追加 | ・車検(1年以上)、 指定部品修理・交換サービス (最長3年)付き | 新車のみ 1年間、1事故に限り、 10,000円で修理費用を 最大10万円まで保証 | AXCELIAケア加入で 期間中の 修理費用負担なし |
※2022年2月25日時点での情報
SOMPOで乗ーる
出典:SOMPOで乗―る
「SOMPOで乗ーる」は「SOMPO」と「DeNA」の協業で運営されているカーリースです。
輸入車はすべて新車となっており、メーカー数も多いのが特徴です。月間走行距離は最大3,000kmまでを選択でき、ドライブなどで遠出する機会が多い方に便利でしょう。
全車メーカー保証がついており、オプションで保証範囲を広げることも可能です。
なお、輸入車のほかに国産車も扱っており、国産車であれば10,000円台から乗れます。
カーコンカーリース 輸入中古車リース
「カーコンカーリース中古車リース」は、「カーコンビニ倶楽部」が運営しているカーリースです。車はすべて中古車で、月額料金が安く、手元の資金が少ない場合も利用しやすいのが特徴です。
用意される車は、高年式で低走行距離の状態の良い車なので安心です。
また、部品の修理・交換サービスを納車から3年間利用できるため、万が一故障があったときでも修理にかかる費用を抑えやすくなっています。
リースDeマイカー オンライン
「リースDeマイカー オンライン」は、新車も中古車も扱っているカーリースです。契約年数は基本的に5年、7年、9年ですが、この期間以外でも相談が可能です。
契約満了時は再リースや買取りができるので、愛着のある輸入車に長期間乗り続けられます。また、「ミスルくん保証」と呼ばれるフォローサービスがあり、新車に限り1年間の修理費用を最大10万円まで保証してもらえます。
AXCELIA(アクセリア)
出典:AXCELIA
「AXCELIA」は、高級車の中古車販売を取り扱う会社で、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県で利用できる輸入車カーリースも提供しています。
AXCELIAケア加入に加入すれば、故意的な破損やホイールの損傷以外の基本的な故障については修理費用がかからず、契約後も安心して乗り続けることができます。また、カーリースを利用する前にレンタカーとして1ヵ月お試しできるので、じっくりと検討したい方はまずはレンタカーから始めるのもおすすめです。
輸入車のカーリースを利用するメリット
カーリースは近年、人気が高まっていますが、具体的にどのような点が評価されているのでしょうか。
輸入車にカーリースで乗るメリットについて、見てみましょう。
初期費用不要!月額料金のみで輸入車に乗れる
輸入車は国産車と比べて車両本体価格が高く、税金や自賠責保険料などを合わせると購入時の負担はかなり大きくなります。仮にローンを組んで購入したとしても、頭金としてまとまった資金を用意しなければなりません。
その点、輸入車のカーリースなら、頭金などの初期費用が不要なうえ、月額料金のみの負担で輸入車に乗り始められます。まとまった費用が手元にない方でも、輸入車に乗るハードルは下がりやすいでしょう。
乗換えが簡単で費用負担も抑えやすい
マイカーを乗り換える場合、乗っていた車の売却先を探したり、廃車の手続きを行ったりと手間や時間がかかります。一方、カーリースは輸入車も含め、契約満了時は車を返却するだけで済むので、難しい手続きは一切不要です。
また、次の車もカーリースで乗る場合、初期費用がかからず、月額料金のみで乗り始められるため、高額になりがちな輸入車でも負担を抑えて乗り換えやすくなっています。
「わ」や「れ」ナンバーにならない
カーリースでは、ナンバープレートが「わ」や「れ」ナンバーになりません。
そのため周りから、輸入車に乗っているのに借りている車だと思われる心配がないでしょう。
マイカー感覚で乗ることが可能
レンタカーやカーシェアリングの場合、あらかじめ決めた時間しか車を利用できません。また、車に乗る頻度が増えると、費用がかさみます。
店舗や決められたスペースに車を返却する必要があったり、荷物を置きっぱなしにできなかったりする点が不便に感じることもあるでしょう。
その点カーリースは定額制であるため、契約期間中、費用を気にせず好きな時間に車を利用することが可能です。また、自宅の駐車場に車を置いて、荷物も載せたままにできます。
マイカーと同じように自由に車を使えて、便利です。
輸入車カーリースを利用する際の注意点
カーリースで輸入車に乗るメリットもある一方、その仕組みや市場を知らずに利用すると、せっかくのカーライフに不満を感じてしまう可能性もあります。
そのようなことにならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
支払総額が高いと感じる場合がある
車を購入する場合は、購入時にかかる税金や保険料と、車両本体価格のみを支払います。それに対しカーリースでは、車両本体価格に加え、契約期間中の税金や手数料などが料金に含まれています。
これは国産車・輸入車にかかわらずカーリースに共通した仕組みとなっており、このために、購入と比較すると支払総額が高額に見え、割高だと感じてしまうおそれがあります。
走行距離制限がある
国産車・輸入車にかかわらずカーリースでは、一般的に月間あるいは年間の走行距離に制限が設けられており、走行距離の上限を超過すると違約金を請求されてしまいます。
このため、憧れの輸入車に乗っていても、距離を気にしながら走行しなくてはなりません。
ただし、カーリース会社によっては契約満了時に車をもらえるプランやオプションを用意しているところがあります。そのような会社を利用すれば返却の必要がないので、走行距離を気にすることなく好きなだけ車を利用することが可能です。
輸入車を扱っている会社が少ない
カーリース会社は増えているものの、輸入車の取扱いがある会社はそれほど多くありません。
また、ほとんどの輸入車のカーリースは中古車が対象のため、選べる車種は在庫次第です。
希望の輸入車に乗れるとは限らない点に注意しましょう。
なお、ディーラー系のカーリースでは、そのディーラーが契約するメーカーの車しか選択できないのに対し、複数メーカーの輸入車を扱っているカーリース会社であれば、選択肢を増やしやすくなります。
輸入車の中古車は故障しやすい
新車・中古車にかかわらず、国産車と比較すると輸入車は故障しやすいといえます。
これは、輸入車が日本の交通事情や気候などにマッチせず、消耗品も含めた部品類の耐久性が、本国での使用時に比べて下がりやすいためです。
ただし、技術の進歩などで、以前よりは故障の頻度は減ったといわれています。
メンテナンスが難しい
輸入車の純正部品の多くは海外製であるため、業者や店舗によっては取り扱っていなかったり、在庫がなかったりするケースが見られます。部品の取り寄せなどのために、輸送費が修理代に上乗せされ、高くつくこともあるでしょう。
輸入車のカーリースを選ぶ際は、アフターケアもきちんと行ってもらえるか、確認することが重要です。
車検費用やメンテナンス費用などを月額料金に組み込めるプランが用意されているカーリースなら、これらの費用も定額化して支払えるので、車検やメンテナンスの負担を抑えやすいでしょう。
中途解約ができない
カーリースはあらかじめ契約期間を決めて月額料金を決める仕組みであるため、輸入車・国産車に限らず、原則、中途解約ができません。
もし中途解約が認められたとしても、利用者は違約金として残りのリース料金と残価の支払いを求められます。
自分のライフステージを考えて、車が必要な期間だけ契約をしましょう。
国産車に比べて維持費が高額になりやすい
車にかかる税金として、おもに排気量で税額が決まる自動車税(種別割)と、車体重量で税額が決まる自動車重量税の2つが挙げられます。
一般的に輸入車は、国産車と比較して排気量・車体重量ともに大きい場合が多く、税負担が大きくなりやすいでしょう。
また、燃料代が高額化しやすい点にも注意が必要です。
国産車の場合、優れた燃費の良さをセールスポイントにしている場合が多く、車種によっては1Lあたり30kmを超える燃費性能を持つ車もあります。
一方輸入車は、国産車に比べて燃費性能が悪い傾向があるうえ、燃料としてガソリンよりも高価なハイオクを採用している車も見られるので、気になる方はあらかじめ調べておきましょう。
国産車のカーリースなら車種やサービスの選択肢が広がる
輸入車のカーリースは中古車がほとんどであり、メンテナンスなどの維持費もかさみがちです。
その点、国産車のカーリースなら、新車にお得に乗れて、メンテナンス費用などの不安も抑えやすいえるでしょう。
中でも、「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、業界最安水準*の料金設定であるうえ、豊富なサービスで人気のカーリースです。
定額カルモくんの魅力について詳しく見ていきましょう。
メンテナンス費用を定額にできる
定額カルモくんには、車検やメンテナンスの費用を月額料金に含めて支払えるメンテナンスプランが用意されています。
これにより維持費を定額にできるため、車にかかる費用をよりフラットにすることが可能です。
なお、メンテナンス先として大手を含む全国30,000店舗の指定業者を利用できるので、自宅の近くの整備工場を利用しやすくなっています。
国産全メーカー・全車種から選べるため自由度が高い
定額カルモくんでは、国産全メーカー・全車種から好みの新車を選べるため、購入と同じ感覚で車選びを楽しめます。
また、輸入車と比べて月額料金を抑えられるので、余った予算でオプションを追加することも可能です。
1~11年の中から1年単位で契約期間を選べる
定額カルモくんは、契約年数を1~11年のあいだから1年単位で選べます。
ライフスタイルに合わせて細かく契約年数を設定できるので、中途解約のリスクも抑えられるでしょう。
なお、7年以上の契約の場合、走行距離の制限がなくなるうえ、車をもらう選択も可能です。距離を気にせず好きなだけ車に乗れて、最終的にマイカーも手に入れられるので、満足のいくカーライフを送れるでしょう。
サービス資料(パンフレット)もございます。
大手リース他社とのサービス・料金比較、素朴な疑問への回答など、詳しくご紹介しています。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
輸入車・国産車にかかわらず、カーリースなら負担を抑えて車に乗れる!
輸入車の購入は手が届かないという方でも、輸入車のカーリースであれば初期費用が不要なうえ、月額料金のみで利用できるため、憧れの車に手軽に乗ることが可能です。メンテナンスプランなどを利用すれば、維持費による急な出費を抑えやすくもなります。
定額カルモくんは国産車のみを扱うカーリースで、1年からの利用が可能です。
輸入車のカーリースを利用する前に、カーリースがどのようなサービスか、実際に利用してみて検討するのも、後悔なく輸入車をリース利用するための方法のひとつといえます。
定額カルモくんを利用できるかどうかは、5分ほどの入力で申込みが完了する「お試し審査」で簡単にチェックできます。気軽に申し込んでみましょう。
よくある質問
Q1:輸入車のカーリースを選ぶ基準は?
A:カーリース会社によって取扱いメーカーが異なるので、まずは希望する車種のメーカーがあるかを確認しましょう。また、輸入車は国産車と比べて故障のリスクが高く、修理部品が手に入りにくいため、アフターフォローが手厚いカーリース会社を選ぶなどすると安心です。
Q2:輸入車のカーリースのメリットは?
A:カーリースは頭金などの初期費用が不要で、月々一定の料金で利用できるため、輸入車でも負担を抑えて乗ることが可能です。また、高額化しやすい維持費も毎月の料金に含めて支払えるので、支出を安定させられるなどのメリットもあります。
Q3:輸入車のカーリースを利用する際の注意点は?
A:カーリースでは走行距離制限があったり、中途解約ができなかったりする点などに注意が必要です。また、輸入車を扱っているカーリース会社は限られるため、希望の車がある場合、見つけるのに時間がかかる可能性もあります。
※この記事は2022年2月時点の情報で制作しています