カーリースでは、1ヵ月の走行距離に制限が設けられていることがあります。走行距離の制限はカーリース会社やプランによって上限が異なるため、自分が1ヵ月に車をどの程度利用するか想定する必要があります。
そこで、そのようなわずらわしさのない走行距離無制限のプランを用意したカーリースをご紹介するとともに、カーリースで走行距離が制限される理由や制限が設けられることのメリット、独自調査を基に検証した一般的なドライバーの走行距離の目安などをみていきましょう。
- カーリースの多くでは1ヵ月あたりの走行距離に制限がある
- 走行距離制限がないプランを用意しているカーリースも複数ある
- 走行距離制限には契約満了時の車の価値を保つメリットがある
走行距離制限のないカーリースはある?
カーリースの中には、リース車が1ヵ月に走行できる距離を制限している会社があります。走行距離制限は1,000kmだったり2,000kmだったりとカーリース会社やプランによって異なり、オーバーすると契約満了時に超過料金が発生することがあります。
一方、走行距離制限のないプランを用意しているカーリースもあります。
ただ、カーリースでは一般的に契約満了時に車を原状回復する必要があります。メンテナンス費用に対応するプランがない場合、走行距離に制限がないと修理費や消耗品の交換費用などの負担が大きくなる可能性があります。
走行距離の制限がなく、メンテナンスにも対応したプランを選んでおけば1ヵ月の走行距離を気にせずカーライフを送れるでしょう。
走行距離を気にせず利用できるカーリース、あります!
走行距離の制限がないカーリース3社
走行距離制限のないカーリースであれば、どれだけ走っても超過料金を請求される心配がありません。走行距離制限のないプランが選べるカーリース3社をご紹介しましょう。
ここでは、走行距離制限のほか、契約期間や残価設定などについても見ていきます。
残価設定とは契約満了時の想定下取り価格(残価)を車両本体価格から差し引くしくみで、月額料金を抑えられるメリットがあります。
〈カーリース3社比較表〉
定額カルモくん | カーコンカーリース | MOTA カーリース |
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走行距離制限 | 7年以上の契約の場合なし | 返却しない場合なし | 車がもらえるのでなし | |
契約期間 | 1~11年 ※1年単位で選べる | 3・5・7・9・11年 | 7・9・11年 | |
残価設定 | あり | プランによってはある | なし | |
頭金・ボーナス払い | なし | ボーナス払い選択可 | あり・なしを選択 | |
取扱車種 | 国産メーカーの全車種・全グレード | 国産メーカーの全車種 | 国産メーカーの全車種 | |
人気車種の月額料金* | ホンダ 「N BOX」 | 19,200 円~ | 20,680円~ | 18,480円~ |
ダイハツ 「ミライース」 | 12,490 円~ | 14,300円~ | 12,430円~ | |
日産 「セレナ」 | 35,920 円~ | 41,140円~ | 40,040円~ |
※2023年3月29日時点
※各社の月額料金は頭金・ボーナス払い設定のない均等払いの場合。オンライン見積もりでの最安値を表示しているため、各社間のサービス内容や契約年数は異なります
走行距離制限がないプランのあるカーリースだけで見ても、月額料金やサービス内容は異なります。詳しく見ていきましょう。
おトクにマイカー 定額カルモくん
「おトクにマイカー 定額カルモくん」はダイハツ「ミライース」に月額 12,490 円からで乗れる業界最安水準の月額料金と、1~11年から1年単位で選べる契約期間の幅広さが特徴のカーリースです。7年以上の契約で走行距離の制限がなくなります。
定額カルモくんではメンテナンスプランが充実しており、車検や消耗品の交換費用も定額にできるほか、メーカーの特別保証と同等の保証を契約期間満了まで延長できます。メンテナンスプランには車を返却する際の原状回復費用補償もついているため、契約満了時の追加請求を心配する必要がありません。
さらに7年以上の契約の場合、契約満了時に乗っていた車をもらうことができるオプションもあります。
走行距離を気にせず利用できるか
まずは気軽にチェック!
7年以上の契約で全車、走行距離制限なしで利用できる定額カルモくんなら、長距離運転の機会が多い方、休日に車での遠出や旅行を楽しみたい方も安心です。好きな車に距離を気にせず乗れるか、まずは気軽にチェックしてみましょう。
カーコンカーリース
「カーコンカーリース」は、残価設定なしで車検基本料も込みの料金システムが特徴のカーリースです。契約満了時に車をもらえる7年・9年・11年の「もらえるプラン」と、3年・5年で車を乗り換える「のりかえプラン」があり、もらえるプランのみ走行距離の制限がなくなります。
のりかえプランでは、契約から一定期間経過すると乗換えが可能となるため、家族が増えた場合などライフスタイルの変化にも対応できます。ただし、のりかえプランでは1ヵ月の走行距離が1,000kmまでに設定されることに注意が必要です。
MOTAカーリース
「MOTAカーリース」は、全車種で残価設定なし、契約満了時に車がもらえるカーリースです。車をもらうことが前提のため、7年・9年・11年のうちいずれの契約年数を選んでも走行距離の制限がありません。また、リース車をカスタマイズできるほか、原状回復費用を求められることもありません。
ただし車を返却する場合は、月に2,000kmの走行距離制限があります。
カーリースに走行距離制限がある理由とは?
なぜカーリースでは走行距離に制限を設けていることが多いのでしょうか?
カーリースでは、あらかじめ契約満了時の想定下取り価格を「残価」として設定し、車両本体価格から差し引いてから月額料金を設定するのが一般的です。走行距離の制限は残価、つまり契約満了時の車の価値を担保するために設定されているのです。
カーリースの走行距離制限はカーリース会社やプランによって異なりますが、多くの場合1ヵ月あたり1,000~2,000kmに設定されています。
ただ、1ヵ月の走行距離を超えてしまっても、契約期間中の走行距離の合計値を超えなければ問題ないケースが多くあります。例えば、1ヵ月の走行距離制限が1,500kmのカーリースを3年契約した場合、契約満了時に36ヵ月分の54,000km以内に収まっていれば問題ありません。
カーリースの走行距離制限をオーバーしたらどうなる?
カーリースの利用者が、設定された走行距離制限をオーバーした場合、契約満了時に超過料金の支払いを求められることがあります。超過料金の相場は、1km超えるごとに5~10円です。
例えば超過料金が1kmあたり10円の場合、契約期間中の総走行距離を5,000kmオーバーしてしまったとすると、契約満了時に50,000円の超過料金を請求されることになります。
超過料金を請求されるリスクを下げるには、契約前に自身の走行距離を見積もり、走行距離制限に余裕のあるカーリースを選択しておくことが重要です。
走行距離を気にせず走りたい方にぴったり!
【独自調査】1ヵ月の走行距離の目安はどれくらい?
車の利用者は一般的に、1ヵ月にどれくらいの距離を走行しているのでしょうか。カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、自家用車を持っている全国の男女1,363名に独自調査*を行いました。
調査によれば、1ヵ月あたりの平均走行距離は、「0km~100km」が32.0%と最も多く、次いで「101~300km」が19.8%、「301~500km」が18.7%、「501km~1,000km」が14.8%と、1ヵ月の走行距離が1,000km以下の方が85.3%を占めるという結果でした。
また車を利用する用途については、「趣味(ドライブ)」との回答が56.8%、「送迎」が53.7%、「最寄りのコンビニに買い物」や「通勤」も半数程度と、日常生活の移動で車を必要としている方が多いことがわかりました。
これらからわかるように、日常的に車を利用する方の場合、1ヵ月の走行距離は1,000km以下であることが多いといえます。前述のようにカーリースの走行距離制限の多くは月間1,000~2,000kmを上限としているの、平均的な車の利用であれば十分な距離といえるでしょう。
調査結果を基に、一般的な車の利用方法をする場合の走行距離をシミュレーションしてみましょう。
〈1ヵ月の走行距離のシミュレーション〉
想定利用シーン | 走行距離(往復) | 利用頻度/月 | 走行距離/月 |
---|---|---|---|
趣味(ドライブ) | 200km | 2日 | 400km |
通勤 | 21km | 22日 | 462km |
家族の送迎 | 4km | 22日 | 88km |
買い物 | 10km | 20日 | 200km |
1ヵ月の総走行距離 | 1,150km |
平日は通勤や家族の送迎、買い物に車を利用し、月に2回長距離のドライブに出掛けたと想定しても、1ヵ月の総走行距離は1,150kmです。この例では1ヵ月あたりの走行距離制限が1,500kmのカーリースであれば、余裕を持って利用できるでしょう。
なお、「2021年度乗用車市場動向調査」(一般社団法人日本自動車工業会)によると、車を保有する世帯の月間走行距離は平均370kmで、月間の走行距離1,200km以下の世帯が96%です。最も大きな割合を占めたのは月間300km以下というケースで、通勤や通学、買い物などがおもな用途となっています。
*「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル株式会社が2021年1月8日~20日、自家用車を持っている全国の男女1,363名を対象に行った調査
カーリースの走行距離制限にはメリットもある
カーリースの走行距離に制限が設けられていることは決してデメリットとは言い切れません。
走行距離制限は、リース車が残価を下回ることがないようにと設定されているため、車への負担が少ない状態で乗り続けることができます。
すでに見てきたように、多くのカーリースの走行距離制限は、日常的に車を利用する場合でも無理のない範囲で設定されています。走行距離制限を設けて車の価値をキープすることを前提に契約するからこそ、残価を高く設定でき、月額料金を安くすることができるともいえるのです。
走行距離制限なしのおすすめカーリース
走行距離制限がないカーリースの中でも、特におすすめしたいのが定額カルモくんです。
定額カルモくんは、7年以上の契約で走行距離の制限がなくなります。また、メンテナンスや原状回復費用などのサポートも充実していることもおすすめのポイントです。なぜそうした点が重要なのかと併せて、詳しく見ていきましょう。
充実のメンテナンスプランで故障のリスクを下げられる
走行距離無制限のカーリースでは車を気軽に利用できる分、車を酷使することにつながる可能性があります。ゆえに不調や故障といったリスクも高まります。
しかし、定額カルモくんのメンテナンスプランでは消耗品の交換などの費用がカバーされるので、費用を気にすることなくメンテナンスや修理ができます。日頃から丁寧なメンテナンスを受けられることは、車の不調や故障などのリスクを下げられるだけでなく、さらに安心して車に乗ることができます。
メンテナンスプランに原状回復費用補償が含まれている
定額カルモくんのメンテナンスプランには、契約満了時の原状回復費用補償が含まれています。また、車検費用や法定12ヵ月点検の費用も含まれているので、車検の度に大きな出費の心配をする必要もなくなります。
このように充実したメンテナンスプランをつけられる定額カルモくんは、車検費用が込みになるプランをつけても月々10,000円台からで利用できます。
車をそのままもらえる
定額カルモくんでは、7年以上の契約で、契約満了時に車をもらえます。車を返却する必要がないため、傷やへこみによる追加請求のリスクもありません。また、いずれはマイカーになることで、車のカスタマイズも可能です。
このように、走行距離や車の状態を気にしなくていい自由なカーライフを始めたい方は、定額カルモくんの「お試し審査」を利用してみてはいかがでしょうか。5分程度の入力で完了し、通過後、予算や希望に合わせてプランを決められます。まずは気軽にこちらからどうぞ。
カーリースの走行距離が気になる場合は中古車も選択肢に
平均的な車の使い方であれば、カーリースの走行距離制限を超えることはほとんどないとわかっていても、制限されていること自体が気になる方もいるでしょう。
カーリースの中でも中古車のリースであれば、走行距離に制限がないケースがさらに多くなります。走行距離にまつわるストレスから解放されて車に乗りたい方は、中古車のリースも検討してみましょう。
定額カルモくんの中古車リースは中古車取扱台数業界最大級*で、全車が走行距離制限なし、故障保証や車検もついておすすめです。
* ネット専業の個人向け中古カーリース業界において(2019年10月自社調べ)
よくある質問
Q1:カーリースの走行距離には制限がある?
A:カーリースの多くでは、1ヵ月あたりの走行距離に制限が設けられています。走行距離制限をオーバーすると、契約満了時に超過料金を請求されることもあります。一方で、走行距離制限のないプランを用意しているカーリースも複数あります。
Q2:走行距離制限のないカーリースはある?
A:あります。ただし、走行距離制限のないカーリースの中でもサービスを比較して選ぶことが大切です。定額カルモくんでは7年以上の契約で走行距離制限がなくなるほか、車検やメンテナンス費用も定額になるプランが選べ、長距離走行による故障リスクも軽減できます。
Q3:走行距離制限があるカーリースはやめたほうがいい?
A:カーリースの走行距離制限は1ヵ月あたり1,000~2,000kmに設定しているカーリース会社がほとんどです。平均的な車の使い方であれば十分な走行距離であり、年に数回、旅行などで長距離運転することもできるでしょう。
※この記事は2023年1月時点の情報で制作しています