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カーライター兼カメラマン
桑野将二郎くわのしょうじろう

中古車のオークション相場はどれくらい? 個人利用の可否や危険と言われる理由とは?

オートオークションの相場はどれくらい? 個人利用の可否や危険と言われる理由とは?
オートオークションの相場はどれくらい? 個人利用の可否や危険と言われる理由とは?

少しでも安く中古車を買いたいという思いは誰しも同じ。そこで「中古車屋さんが利用している業者向けのオークションなら安く買えるんじゃないのか?」と思う方もなかにはいるようです。今回はオートオークション(業者向け中古車オークション)の成り立ちや、相場感、個人利用の可否や注意点について、中古車店も経営する桑野さんに差し障りのない限界ライン(?)で解説してもらいました。

マッハ納車_3週間

安い中古車を手に入れるにはオートオークションなのか?

愛車を探す時に、大きな分岐点となるのが新車と中古車。その岐路に立たされた時に中古車を選ぶ理由は、安さというのが大方の意見でしょう(新車で買えない個性的な車種を探す場合は別として)。

少しでも安く買いたい、少しでもお得な買い物がしたいという思いは、誰しも同じ。そこでつい芽生えてしまうのが業者向けのオークションなら安く買えるんじゃないのか?という下心。言い方を変えるとお買い得車を欲張るがゆえに現れるスケベ心。これ、キケンなんですねぇ、実は。

そもそも中古車のオートオークションとは?

そもそも中古車のオートオークションとは?

一般の方には馴染みの薄いオートオークション。プロの業者が商品車を買い付けにくる会員制のオークション会場が、全国にはたくさん点在しています。ここは、売りたい業者と買いたい業者がお互いの商売のために売買するセリ場。ピッカピカの新車同然の車からボロボロの廃車寸前のものまで様々な中古車が会場に運び込まれます。

一昔前までは、セリの日に会場へ出向いてその場で出品したり入札したりというスタイルでしたが、最近はネットからの入札が多く、入札予定の現車確認のために会場を訪れるケースが主流になっています。

オークション会員の業者はネット上でリアルタイムに出品車両をチェックできるので、事前に目をつけておいた車体を確認し、セリ当日に入札して落札を狙います。セリなので当然ニーズが高い商品車は競り上がり、人気のない商品車は競り上がらず安値で落札できます。

しかし肝心なのは、単なる安さではなく、入手してからのお金の掛かり方。見立てが外れると、プロでも大きな損を生んでしまうことも稀ではありません。こういった場合にプロは落札後、見立ての外れた商品車をそのまま次の出品でセリにかけることもあります。そんな車を掴まされたら…だいたい予想はつきますよね。

オートオークションではどれくらい安く買えるのか?

オートオークションの落札相場という数字だけを追いかけると、安いように思われがちですが、これもまた落とし穴があります。オークションで落札した商品車両を持ち帰るまでには、入札した金額だけでなく、オークション会場へ支払う落札手数料や、システム利用料、会場から搬送する陸送費用(出品車両の中には車検切れで公道を走れない車両も多い)など、トータルすると結構な費用が加算されます。

販売店で売られている中古車は、こういった費用に加えて、納車後に壊れないように点検整備をした費用、車検を受ける法定費用など、様々な費用を加えて店頭に並べられます。つまり、オートオークションの相場と、販売相場に大きな隔たりが生じるのは、当然といえば当然なのです。

オートオークションは業者同士の競り場なので、落札後のクレームなどは原則受け付けられません。アタリをひくもハズレをひくも自己責任。プロと呼ばれる相応の知識や選別できる眼を持っていないと、損することのほうが多いのが実情だと言えるでしょう。

オートオークションは個人では利用できない?

オートオークションは個人では利用できない?

これも一昔前までは、一般のお客さんを業者がオークション会場へ連れて行き、その場で落札候補を判断させる「オークション代行」が横行しました。当時のオークションには実店舗を持たないブローカーでも会員登録できたりしていたため、機関の善し悪しすら判断できない業者も多く存在しました。

内外装のコンディションだけで落札候補を選んでしまい、買ってから大変な費用がかかってしまった…という一般ユーザーとのトラブル事例が続出し、オークション代行が問題視されるようになりました。そのためオートオークション会場も入会条件を厳しくし、登録業者の精査がおこなわれるとともに、会場の警備を厳格化することで一般のユーザーが競り場に入ることを禁止するようになったのです(すべての会場ではありませんが)。

こうした流れから、オートオークションの個人の利用は原則NGとなっているのが実情です。かかりつけの整備工場があるから購入後の心配はない、という人はオークション代行を探して利用することも可能とは思いますが、泣くも笑うも自己責任であるということを忘れないでください。

オートオークションで買ってきた中古車は危ない?

オートオークションは前述のように、プロでもハズレをひくことがあります。ある種、業者の欺し合いが平然とおこなわれているのも事実です。さすがに修復歴の隠滅やメーターの巻き戻しなどはほとんど見られなくなりましたが、明らかに“粗を隠した”出品車も少なくはありません。

エンジンの故障を示す警告灯も最近は高価な整備業者用スキャンツールを使わずに、スマホアプリでクリアすることができます。エンジンチェックランプはある一定の期間を経ないと表示されないこともあります。そういった“隠された粗”がどれだけのデメリットを抱えているかは、しばらく乗ってみないとわかりません。

販売店は、そういったリスクからユーザーを回避させるために保証をつけたり、事前に点検整備を入念におこなってから店頭に並べるわけです。この一手間があるのとないのとでは、実は雲泥の差があるのです。

また、個人で中古車を買った際には、名義変更や車検など、様々なトラブル要因も懸念されます。販売店はプロですから多くの事例を経験しており、イレギュラーな問題も解決してくれます。書類不備や整備不良など、素人では対処できない問題が発生した時のことを考えると、やはり中古車販売店に任せておく方が安心だということは間違いないでしょう。

中古車の相場を確認できるサイトで勉強しよう

中古車の相場を確認できるサイトで勉強しよう

中古車の値段は、ニーズや人気によって常に変動しています。極端な話、季節によって安く買える車種も存在します。そういった中古車相場を追いかけておくことも、上手に賢く買うためには大切です。

まず販売価格(小売り価格)の相場は、カーセンサーなどの中古車検索サイトでリサーチすれば明解です。車種毎に高値のつく色や装備などもあります。自分のニーズと照らし合わせて見ていくと、ある程度は候補車の絞り込みもできます。

オートオークションの落札相場というのは常にアップデートされており、実質的な相場表のようなものは一般には出回りません。オークション代行業者のサイトで参照することができる流通相場は、あくまでも参考価格であり、情報が古かったり、手数料が加算されたり、見えない費用も予想されますので、鵜呑みにするべきではないでしょう。

なので、販売価格の相場と、オークション代行業者の流通相場を照らし合わせると、結局は販売店で購入するほうがリスクは少なく、大きな価格差がないということが理解できると思います。

中古車選びはお店選び。自分にあった中古車販売店を探そう

中古車を選ぶ理由は、お得な買い物をしたいという理由だけでなく、一期一会の巡り合わせも魅力のひとつだと思います。値段だけでなく、販売店とのコミュニケーションや、タイミング、縁など、その1台に辿り着いた経緯も含めたドラマチックなストーリーこそ、新車購入にはない魅力なのです。

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カーリースって何?

カーリースはリース会社が所有する車を利用料を払って使用する車の持ち方です。

<カーリースのメリット>
・月々の支払いで車が持てる
・頭金や初期費用は不要なので、まとまったお金が必要ない
・税金や保険料は月額料金にコミコミなので、車生活で大きなお金も不要
・自分だけの車になる(レンタカーやカーシェアのように誰かと使うことはありません)
・マイカーと同様のナンバープレートが使える

※記事の内容は2020年3月時点の情報で制作しています。

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