車の内装は、実はとても重要な車選びのポイントといえます。実際にカーライフを送っていく上でドライバーや乗員が直接ふれる機会が最も多いのが内装であるため、室内の広さはもちろん、シートのデザインやカラー、手にふれる部分の触感や飲み物の置き場所などもチェックし、使い勝手の良さや自身の感性に合ったインテリアデザインかを確認しておくことが大切です。
ここでは、マツダ2の内装について詳しくご紹介します。
- 居心地の良さを追求した室内空間
- シートは7種類、本革シートの選択肢もある
- 荷室容量は定員乗車時で280Lを確保
マツダ2の室内空間の特徴
マツダ2は日本の道路事情に適した運転しやすいサイズ感ながらも、室内で快適に過ごせるように居心地の良い空間を作り出すことを追求し、上質さと遊び心を両立させたカラーリングやこだわり抜いた素材を使用しています。
また、吸音材の使用などで車内に入るノイズを低減したことに加え、エンジンサウンドなどの必要な音は伝達経路や変化の仕方などを徹底的にコントロールすることで、質の高い静粛性を実現しました。
マツダ2の内装
ここからは、マツダ2の内容について詳しく見ていきましょう。マツダは全体的な傾向として内装に力を入れており、コンパクトカーであるマツダ2でもグレードに応じてシート素材やカラーを変えているため、選択肢は非常に豊富といえます。
「15C」/「15S」/「XD」/「15S Smart Edition」
「15C」「15S」「XD」「15S Smart Edition」に備わるシートは、ブラックのクロスタイプ。シンプルで落ち着いた印象です。加飾類もブラックとシルバーでまとめられています。
ベーシックなグレードではありますがドアトリムにもクロスが使用され、マツダ車らしく素材感にこだわっていることがうかがえます。
「Proactive」/「15S Proactive Smart Edition II」
ワンランク上の「Proactive」や「15S Proactive Smart Edition II」のシート表皮の素材はクロスでベーシックグレードと変わりありませんが、ブラックとブラウンを組み合わせた2色使いのシートになり、シックな印象となっています。
インパネはつやのあるグロスブラック、メーターリングやシフトベゼルなどがサテンクロームメッキとなり、上質感も添えられています。
特別仕様車「Black Tone Edition」
2020年12月にラインナップに追加された「Black Tone Edition」は、「Proactive」をベースに、ブラックやレッドを効果的にあしらってスポーティーな世界観を表現した特別仕様車です。
ブラックのクロスシートにレッドステッチ加飾を使用し、さらに内側のエアコンルーバー加飾にもダークレッドを採用。またステアリングホイールやシフトノブ、パーキングブレーキレバーは本革巻きになります。
「Proactive S Package」
「Proactive S Package」では、ネイビーブルーとブルーブラックのスタイリッシュなカラーリングのシートが備わります。
さらにインナードアハンドルやインパネ加飾などにもサテンクロームメッキがあしらわれ、洗練された雰囲気を作り上げています。
「L Package」
上級グレードの「L Package」では、ブルーグレーのスムースレザーとオフブラックのグランリュクス®を組み合わせたコンビシートを使用しています。手触りの良さを重視した、上質な素材使いが魅力です。
特別仕様車「Sunlit Citrus」
シートとドアトリムにグレージュのグランリュクス®を使用した特別仕様車「Sunlit Citrus」。シートにはシトラス色をアクセントとしてあしらい、輝く太陽と南方への旅をイメージしたインテリアとなっています。
特別仕様車「White Comfort」
「L Package」をベースとした「White Comfort」は、ピュアホワイトのスムースレザーとウォームグレーのグランリュクス®、クロスを組み合わせたシートを採用。クラスを超えた高級感やモダンさを演出するインテリアが特徴の特別仕様車です。
マツダ2のポケッテリア
マツダ2には、コンソールマルチトレイや2個のフロントカップホルダー、助手席のシートバックポケットのほか、フロントドアにはボトルホルダー付きのドアポケットが用意されています。
車内のデザイン性や美しさが重視されているためポケッテリアはそれほど多くありませんが、必要最低限のものはそろっているといえるでしょう。
なお、「15C」「15S」「XD」「15S Smart Edition」「15S Proactive」を除くグレードのAT車では、スマートフォンをコンソールに置くだけで充電できる「ワイヤレス充電(Qi)」の追加も可能です。
マツダ2の荷室&シートアレンジ
マツダ2の荷室はリアゲート幅を広く取り、荷物の積み降ろしがしやすい設計となっています。また、定員5人が乗車している状態の荷室容量は280Lを確保。コンパクトなボディながらしっかりとした荷室容量を確保し、利便性にも配慮されています。
なお、「15C」「15S」「XD」を除くグレードでは、リアシート6:4分割可倒式シートバックとなっているため、リアシートの片側のみを倒して荷室を拡大するなど、使い方に応じてスペースをアレンジすることができます。
「15C」と「XD」ではパッケージオプションの「ユーティリティパッケージ」、「15S」では「ビジネスユースパッケージ」を追加すると、リアシート6:4分割可倒式シートバックが搭載されます。
豊富なシートバリエーションが魅力
シートのバリエーションが豊富なマツダ2。カラーや素材もさまざまなので、自身の感性に合うものが見つかりやすいのではないでしょうか。また全体的に上品で質の高い室内空間となっているため、コンパクトカーであっても上質さやセンスの良さを重視したい方にはおすすめのモデルといえるでしょう。
よくある質問
Q1:マツダ2の室内空間の特徴は?
A:マツダ2は居心地の良い空間を作り出すことを追求し、上質さと遊び心を両立させたカラーリングやこだわり抜いた素材を使用していることに加え、遮音性やエンジン音にも配慮し、静かで快適な室内空間を確保しています。
Q2:マツダ2の内装はどのような感じ?
A:マツダ2はグレードによってシートの素材やカラーリングを変えており、シートは7種類のバリエーションが用意されています。上級グレードではグランリュクス®やスムースレザーといった上質感や高級感を演出する素材を使用しており、クラスを超える上質なインテリアとなっています。
Q3:マツダ2は荷物がたくさん積める?
A:マツダ2は、定員が乗車している状態での荷室容量は280Lを確保していることに加え、リアゲート幅を広く取って荷物の積み降ろしがしやすいように設計されています。また、「15C」「15S」「XD」を除くグレードではリアシート6:4分割可倒式シートバックが標準仕様であるため、荷物の量や乗車人数に合わせてシートの片側のみを倒すなどのシートアレンジも可能です。
※この記事は2022年9月時点の情報で制作しています