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島崎七生人しまざきなおと

いま売れている車はコレ! 新車販売台数速報(2022年1月)

いま売れている車はコレ! 新車販売台数速報(2022年1月)
いま売れている車はコレ! 新車販売台数速報(2022年1月)

2022年1月の乗用車全体(軽自動車を含む)の販売台数は27万2,445台、前年比83.9%と、引き続き厳しい数字となっています。日産やマツダが前年を大きく下回る一方で、三菱とホンダは前年比プラスなど、不安定な生産状況が続いています。

軽自動車を除く1月の新車販売ランキングでは、トヨタヤリスが首位を維持、5位までトヨタ車が占める中で、日産とホンダも2車種ずつTOP10に食い込みました。

一方、軽自動車(乗用車)は7年連続ベストセラーのホンダN-BOXが他車にダブルスコアの圧勝。ムーヴとワゴンRのハイトワゴン戦争はムーヴ有利の状況が続いています。今回も自動車評論家の島崎七生人さんに詳しく解説をしてもらいましょう。

国産乗用車販売台数 2022年1月(軽自動車を除く)

順位車名ブランド名台数前年比
1ヤリストヨタ18,16998.1
2カローラトヨタ12,671163
3ルーミートヨタ10,71297.9
4アクアトヨタ9,857325
5ライズトヨタ8,494121.6
6ノート日産8,374111.2
7フリードホンダ4,83896.8
8セレナ日産4,71382.7
9アルファードトヨタ4,64146.4
10ヴェゼルホンダ4,294188.5
11フィットホンダ4,25072.2
12ソリオスズキ3,67067.4
13シエンタトヨタ3,45557.1
14ハリアートヨタ3,05033.2
15キックス日産2,89662.1
16プリウストヨタ2,89266.6
17ステップワゴンホンダ2,800117.6
18ランドクルーザーWトヨタ2,46268.9
19パッソトヨタ2,33294.6
20CX-5マツダ2,235109.7
21スイフトスズキ2,234127
22アウトランダー三菱2,0851115
23ロッキーダイハツ1,97193.1
24MAZDA2マツダ1,82393.6
25RAV4トヨタ1,81743.7
26ヴォクシートヨタ1,77426.6
27CX-30マツダ1,72566.8
28フォレスターSUBARU1,69176.1
29ノアトヨタ1,65048.2
30クラウントヨタ1,60674.8
3186トヨタ1,554421.1
32レガシィSUBARU1,466899.4
33オデッセイホンダ1,382147.8
34リーフ日産1,273179.3
35NX350Hレクサス1,20021年11月発売
36MAZDA3マツダ1,18867
37インプレッサSUBARU1,14149.7
38ロードスターマツダ1,122214.9
39C-HRトヨタ1,07256.6
40デリカD5三菱1,06168.8
41ジムニーWスズキ1,01279.6
42トールダイハツ99973.1
43シャトルホンダ96381.3
44クロスビースズキ95080.6
45CX-3マツダ925141.2
46シビックホンダ87993.9
47CX-8マツダ84865
48CR-Vホンダ827199.3
49エクリプスクロス三菱81498.9
50エクストレイル日産79768.6

※ 上記の台数は車名別の合算値となり、一部教習車などを含みます。

※ 例:ブランド通称名 カローラはカローラシリーズ全車種と教習車を含んでいます。

三菱とホンダが好調な滑り出し

三菱とホンダが好調な滑り出し

年も改まった2022年1月の乗用車の販売台数は、前年比83.9%、27万2,445台に留まった。メーカーごとの内訳を見ると、僅かながら前年比を上回ったのは三菱(107.5%)とホンダ(104.3%)の2社のみ。ただし小型車と軽を除いた普通車単独の数字でいえば、ホンダ(131.9%)、三菱(152.9%)ともに前年比を大きく上回る結果だった。同様に普通車で見ると、日産(107.4%)、スズキ(105.9%)も辛うじて前年比を上回ってはいる。

気になるスバルとトヨタの不調

気になるスバルとトヨタの不調

前年比で判断すると、1月がいかにも不調に終わったのがスバル(54.2%)や日産(69.4%)だ。とくにスバルは、持ち駒が決して多い訳ではないから心配になるが、普通車の比率が高い現状が伸び悩みに影響していることが、改めて見てとれる。反対に日産は普通車の前年比は107.4%ながら、小型車(68.7%)と軽自動車(38.4%)が足を引っ張る形で、69.4%と勢いが出せなかった。

それとトヨタである。OEMの軽自動車こそ124.4%と前年同月を上回り、小型車も104.3%だったが、普通車が72.2%だったことで、結果的に85.6%と振るわなかった。レクサス(87.2%)、マツダ(83.1%)を下回った結果というところが気がかりだ。工場の稼働停止と生産、出荷の遅れは、相変わらず影を落としていることがわかる。

単一モデルなのに売れているアクアとルーミー

単一モデルなのに売れているアクアとルーミー

一方で車名別の登録台数では、上位10位中7車が昨年12月に対して台数を伸ばしている。1位/ヤリス、2位/カローラ、3位/ルーミー、4位/アクア、5位/ライズと、ここまではトヨタが独占といったところだが、1位のヤリスは、昨年12月に対して1,262台上乗せした18,169台という成績を残した心強い存在だ。参考までに2位以下も記しておくと、昨年12月に対してカローラ+830台、ルーミー+848台、アクア+856台、ライズ+1,401台。ライズは前月から順位は1つ上げただけだったが、台数では1位のヤリス以上の伸びを見せた。これはアクア、ルーミーにも言えることだが、ヤリス(とクロス、GR)とカローラ(ツーリング、スポーツ、クロス、それとアクシオ、フィールダーがまだある)は複数のバリエーションの総計だから、アクアなどのように単一で勝負しているモデルは、なかなかの力量ということもできる。

セレナとアウトランダーがランクアップ、ロードスターも50位圏内に復帰

セレナとアウトランダーがランクアップ、ロードスターも50位圏内に復帰

そのほか50位圏内で前月から1月にかけて順位を上げたのは、日産セレナ(17位→8位)、三菱アウトランダー(36位→22位)など。台数もセレナ+1,699台、アウトランダー+981台と伸長した。さらに前月は50位圏外だったが1月には圏内に入った(復帰した)のが、38位のマツダロードスター、40位の三菱デリカD:5、48位のホンダCR-V、50位の日産エクストレイルの4銘柄で、これらと入れ替わったのがトヨタエスクァイア、カムリ、ハイエースW、スバルレヴォーグだ。

セレナとアウトランダーがランクアップ、ロードスターも50位圏内に復帰2

一方で前月よりも台数を増やした銘柄は、スズキソリオ、スイフト、ジムニーW、クロスビー、日産キックス、リーフ、トヨタクラウン、86、スバルインプレッサ、三菱エクリプスクロス、ホンダシャトルなどだった。

ノア/ヴォクシーとステップワゴン、ミドルサイズミニバンの攻防が見もの

ノア/ヴォクシーとステップワゴン、ミドルサイズミニバンの攻防が見もの

ノア/ヴォクシーとステップワゴン、ミドルサイズミニバンの攻防が見もの2

トヨタの状況は前述のとおりだが、この後、新型のノア/ヴォクシーがどんな立ち上がりを見せてくるかは注目のひとつ。ライバルのホンダステップワゴンが正式発表の前ながら、かなり強力に事前の情報開示を行なっているのはご承知のとおり。この後の両車の攻防も見ものだ。

軽乗用車販売台数 2022年1月

順位車名ブランド名台数前年比
1N-BOXホンダ19,215117.4
2タントダイハツ7,98867.7
3ムーヴダイハツ7,87689.1
4ワゴンRスズキ5,920123.7
5スペーシアスズキ5,51342.4
6アルトスズキ5,277103.4
7デイズ日産5,16192.4
8ハスラースズキ4,67361.0
9タフトダイハツ4,57886.8
10ミラダイハツ4,46079.0
11ジムニースズキ3,65694.1
12N-WGNホンダ2,84465.8
13eK三菱1,80770.0
14N-ONEホンダ1,56564.3
15ピクシストヨタ1,478115.5

※ 通称名についてはメーカーごとに同一車名のものを合算して集計しています(アルト、ワゴンR、ミラ、ムーヴ、eK、ピクシスなど)

強いを超えて驚異的なN-BOXの人気ぶり

強いを超えて驚異的なN-BOXの人気ぶり

軽自動車は、1月“も”ホンダN-BOXが1位の座から不動だった。しかも前月が13,439台だったのに対し19,215台と、何と5,776台の大幅な伸びを見せた。“N-BOXシリーズ10年、累計販売台数NO.1”のCMを目にした方も多いと思うが、その人気ぶりは強いというか、驚異的ですらある。

新型アルトはもっと売れるはず

新型アルトはもっと売れるはず

順位では2位/ダイハツタント、以下、3位/ダイハツムーヴ、4位/スズキワゴンR、5位/スズキスペーシアまでが前月と変わらず。ただし台数はスペーシアが僅かに伸ばしたことを除き、前月よりも落としている。フルモデルチェンジを果たしたスズキアルトは、前月の10位から1月は6位に順位を上げ、台数も5,277台と1,239台増やした。が、アルトというブランドを考えれば、この伸び幅は控えめというべきか。やはり生産の影響などが出ているのかもしれない。

前月より台数の数字を伸ばした銘柄には、ほかに、ダイハツタフト、日産デイズがある。前月も15位以内だったそのほかの銘柄は台数を下げた。また1月の15位圏内に三菱eKとホンダN-ONEが復帰しており、代わりに圏外に押し出されたのがキャスト、ウェイクというダイハツの2銘柄だった。

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