カーローンを組んで新車を購入する場合、返済期間を何年に設定するかは多くの方が悩まれるポイントでしょう。毎月の返済額を少なくするために、返済期間10年などの長期ローンを検討している方もいるかもしれません。
しかし、毎月の出費額だけを考えて長期ローンを組んでしまうと、後々損をしてしまう可能性があるため注意が必要です。カーローンの一般的な返済期間と併せて、返済期間を決める際のポイントと注意点を解説します。
また、カーローンを組まなくても頭金なしですぐに新車に乗れる方法もご紹介。知っている方だけが得をするその方法を今すぐ知りたい方は、こちらのバナーからチェックしてみてください。
- カーローンは3年や5年で組む方が多い
- カーローンの返済期間を長くすると返済総額が高くなる
- 毎月の出費を抑えて新車に乗るなら定額カルモくんがおすすめ
カーローンの返済期間10年は妥当?一般的な返済期間
カーローンを組む際に気になるのは、カーローンの返済期間を何年に設定すればいいのか、という点でしょう。前提として、カーローンの返済期間は自分の好きなように設定することはできません。申し込んだ方の信用情報や月々の返済可能額、借入先などの条件によって決まるものだからです。
カーローンの返済期間は借入先によって違う
カーローンの返済期間は、銀行系のローンであれば7~10年と長く、ディーラー系のローンであれば6~8年と短めに設定されているのが一般的です。
そのため、10年の長期でカーローンを組みたいと考えていても、借入先によってはそもそも選択肢として用意されていない場合もあるため、注意が必要です。
カーローンは5年が最多。次いで3年で組む方が多い
カーリースの定額カルモくんがカーローンを組んでいる全国の男女390人を対象に行った独自調査の結果によると、ローンの借入れ年数は5年が37.3%、3年が17%という結果になりました。
ローンの年数を決めた理由については、「月々の支払い可能額から計算して」「収入から毎月支払い可能額を割り出した」「無理のない範囲で」など、支払い可能な返済額から年数を決めた方が全体の43.8%と最も多い結果となっています。
また、月々の返済額については「20,000円」「30,000円」が多く、過半数を占める結果となりました。
このアンケート結果を踏まえて考えると、カーローンを10年で組むのは、一般的なローン年数に比べて長いということがわかります。
10年などの長期カーローンを組むときの注意点
カーローンの返済期間を10年などの長期に設定することで月々の返済額は減らせますが、借入期間が長くなればなるほど返済総額が高くなるため注意が必要です。長期カーローンに潜むリスクについて解説します。
返済期間を長くすると利息負担が増える
返済期間が長いほど月々の返済額が安くなるという点に魅力を感じて、返済期間をできるだけ長く設定したいと考える方もいるでしょう。
しかし、月々の返済額が安いと、その分元金の減りがゆっくりとなるため、利息の負担が増えて結果として返済総額も高くなってしまうのです。
カーローンを完済するまで発生し続ける利息を考慮せず、月々の返済額だけを見て期間を決めてしまうと、返済総額が増えて損をしてしまうこともあるため、返済期間を決める際は慎重に検討するようにしましょう。
ほかのローンが通りにくくなる可能性がある
日常生活を送る中で、カーローンを組んだ後に住宅ローンや教育ローンなど、ほかのローンを組む必要が出てくることも考えられます。10年などの長期でカーローンを組んでいた場合、その時点でまだ返済が終わっていない可能性が高く、それが審査に影響し、ほかのローンに通りにくくなってしまうことがあります。
各種ローン審査では、申込者本人がきちんとローンを返済していけるかどうかを判断するために、返済比率を確認します。返済比率とは、年収に占める年間のローン返済額の割合のことで、金融機関などでは一般的に年収の25〜35%程度を基準としています。
そのため、カーローンの返済がまだ残っていると、審査に落ちてしまう可能性が高くなったり、希望どおりの金額でローンを組めなくなったりといったことが起こってしまうのです。
このように、10年など長期のカーローンを組むことでほかのローン審査に影響を与えてしまう可能性もあるため、余裕があるときは多めに返済するなど、少しでも早くカーローンを完済することが大切です。
カーローン3年・5年・10年の返済総額はそれぞれいくら?人気車種で比較
それではカーローンを3年・5年・10年で設定した場合、返済総額の差はどれくらいになるのでしょうか。人気車種のトヨタ「アルファード」「ハリアー」で3年・5年・10年のカーローンを組んだ場合を例に、それぞれの返済総額を比較してみましょう。
なお、元利均等返済で固定金利、ボーナス払いはなしとして、金利3%のケースでシミュレーションを行います。
トヨタ「アルファード」のカーローン3年・5年・10年の返済総額

返済期間 | 3年 | 5年 | 10年 |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 10万2,365円 | 63,249円 | 33,989円 |
返済総額 | 368万5,170円 | 379万4,985円 | 407万8,720円 |
利息総額 | 16万5,176円 | 27万4,985円 | 55万8,720円 |
車両価格352万円のトヨタ「アルファード」をカーローンで購入した場合、返済期間を3年に設定すると、返済総額は368万5,170円となり、利息総額は16万5,176円に抑えられます。
ただし月々の返済額が10万2,365円と、返済期間を長く設定した場合より高くなるため、月々の負担は大きくなります。
一番長い10年に設定すると、月々の返済額は33,989円に抑えられる一方で、返済総額は407万8,720円となり、車両価格より55万8,720円も多く支払うことになりました。返済期間3年と10年では39万3,550円の差があり、期間が長いほど返済総額が高くなることがわかります。
トヨタ「ハリアー」のカーローン3年・5年・10年の返済総額

返済期間 | 3年 | 5年 | 10年 |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 86,952円 | 53,726円 | 28,871円 |
返済総額 | 313万299円 | 322万3,580円 | 346万4,590円 |
利息総額 | 14万299円 | 23万3,580円 | 47万4,590円 |
車両価格299万円のトヨタ「ハリアー」をカーローンで購入した場合、返済期間を3年に設定すると、返済総額は313万299円となり、299万円の車両価格よりも14万299円多く支払うことになります。
ただし月々の返済額が86,952円と、返済期間を長く設定した場合より多く返済することで利息負担が減り、返済総額は安くなります。
一番長い10年に設定すると、月々の返済額は28,871円と負担を抑えられる一方で、返済総額は346万4,590円となり、車両価格より47万4,590円も多く支払うことになりました。返済期間3年と10年では、33万4,291円の差が発生しています。
ここでは、人気車種のトヨタ「アルファード」と「ハリアー」の場合で比較してみましたが、すでに乗りたい車が決まっているという方は、希望車種の価格に置き換え、シミュレーションしてみるといいでしょう。
カーローンの返済期間を決めるときのポイント
無理のない範囲でカーローンを完済するためには、どのくらいの返済期間が適正か判断するポイントを事前に押さえておくことが大切です。カーローンの返済期間を決めるときのポイントについて解説します。
予算をあらかじめ決めておく
家計の状況を踏まえて、カーローンの返済に毎月いくら割くことができるのかを事前に考えておきましょう。できるだけ早く完済したいとの思いから無理をして返済期間を短くしても、毎月の返済が苦しくなり途中で返せなくなってしまう可能性があります。
また、希望する返済期間に設定したときの返済総額がいくらになるのかも、有効な判断基準になります。将来のために備えておきたい金額を踏まえて、総額で車にどれくらいのお金を使えるのか算出し、その予算内に収まるようにしましょう。
車を買い替える時期を見据える
ライフステージの変化により必要となる車も変わってきます。カーローンの返済が終わっていなくても車を買い替えることはできますが、残債を一括返済しなければならない場合があるため注意が必要です。
カーローンの返済中に車を買い替えると、残債の一括返済に加えて、新しい車を購入する際にかかる初期費用と新たに始まるカーローンの返済も同時に発生し、経済的負担が大きくなりすぎてしまいます。
そうならないためにも、車を買い替えるおおよそのタイミングを予測し、そこに合わせて返済期間を設定するのもひとつの方法です。
カーローンを10年で組めなかったときは?
月々の返済額を抑えることを優先し、返済期間を10年に設定したいと考える方もいるでしょう。しかし、自身の信用情報や月々の返済可能額、借入先によって、希望どおりの返済期間に設定できないこともあります。
しかし、そのような場合でもできることはいくつかあるので、どうしても返済期間を長めに設定したいという方は試してみるといいでしょう。
頭金を多めに準備する
頭金を準備した場合、車両価格から頭金を差し引いた金額を借り入れることになるため、その分、借入れ総額を減らすことができ、結果として月々の返済額も抑えることができます。頭金の額によっては、返済期間を短くしても月々の返済額は10年に設定した場合と近い金額にできる可能性もあるでしょう。
また、利息は借り入れた金額に対して発生するため、頭金を準備して借入れ総額を少なくすることで、支払う利息総額も抑えることができます。
相見積りを依頼する
カーローンを検討する際は、複数のローン会社に見積りを依頼することで、より条件に合った借入先を選ぶことができます。ローン会社によって金利や契約形態は異なるため、複数社の見積り内容を比較検討することが大切です。内容をしっかりと確認し、自身にとって最適なものを選ぶようにしましょう。
カーリースを検討してみる
月々の返済額を抑えて車に乗りたい場合は、カーリースを検討してみることをおすすめします。カーリースは頭金が不要で月々の支払額も一定な上、プランによっては毎月の負担をローンより抑えることが可能です。
カーリースは、車を利用したい期間だけ契約をして、月々定額料金で車を借りるサービスです。あくまでも車を借りる形となるため車の所有者はリース会社となり、税金を納める手間が発生しません。その上、車はマイカーのように好きなときに使えるので、車を購入した場合と同じようにカーライフを楽しめます。
このようにメリット豊富なカーリースは、初期費用が一切かからないため、たとえ貯金が0円だとしても、すぐに車を使うことができます。月々の出費を極力抑えて車に乗りたいという方には、ぴったりのサービスでしょう。
長く乗れば乗るほど安くなる!定額カルモくんなら11年の長期契約が可能
専門家が選ぶカーリースで3冠*を達成したカーリースの定額カルモくんでは、利用者目線で考えられたさまざまなプランやサービスが用意されています。安さ以外にもメリット満載な「おトクにマイカー 定額カルモくん」の魅力を見ていきましょう。
* 2021年2月12日~2月15日に、株式会社ショッパーズアイが行った当社を含む「カーリース」の10サイトを対象としたインターネットイメージ調査。週1回以上運転するファイナンシャルプランナー176s、カーディーラー勤務者297s。
業界最長の11年契約が可能!メンテナンス費用などもコミコミにできる
契約可能な年数はリース会社によって異なりますが、定額カルモくんの場合、1年からカーリース業界最長の11年(2020年3月、定額カルモくん調べ)まで幅広い契約期間から、1年単位で希望する期間を選ぶことができます。
カーリースの月額料金は、車両価格を契約月数で割ることで算出されます。そのため、契約期間が長いと月額料金も安くなります。
同じ車に11年も乗ることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、乗用車の平均使用年数は13年程度といわれており、さらに定額カルモくんのメンテナンスプランを利用すれば、車検基本料、消耗品交換費用、メンテナンス費用なども月額料金に含められるため、最後まで安心して車に乗り続けることができるでしょう。
自分の好きな新車に月額10,000円台から乗れる
定額カルモくんでは、月額10,000円台から新車に乗ることが可能です。カーローンを組む場合とは異なり、頭金やボーナス払いが不要なので、契約満了まで月々の支払額が変わることはありません。
取扱車種が豊富なのも魅力で、国産メーカーの全⾞種、全グレードから、自分の好きな車を選んで乗ることができます。月々の支払額を最小限に抑えながら、自分で選んだ新車をマイカー感覚で利用できるのはうれしいポイントでしょう。
走行距離無制限で契約満了後にそのまま車がもらえる
カーリース契約では、走行距離制限が設けられていることがほとんどですが、定額カルモくんでは7年以上の契約の場合、オプションなどをつけなくても、最初から走行距離制限がありません。そのため、長距離運転をよくするという方でも、安心してマイカーのように自由に車を使うことができます。
また、契約満了後にそのまま車をもらうことも可能です。初期費用0円で月々の支払額を最小限に抑えることができ、なおかつ契約満了後にリース車をマイカーにできるのは、大きなメリットだといえるでしょう。
オンラインで完結!カーローンより通りやすい簡単審査
定額カルモくんは、所要時間5分程度で審査手続きを完了することができます。さらに、申込みから審査結果通知まですべてオンラインで完結するため、忙しい方でも安心です。
カーローンの審査ではさまざまな書類が必要になるケースが多く、時間と手間がかかってしまいがちですが、定額カルモくんの場合、審査申込みの必要書類は運転免許証1点のみ。審査結果が出るのが早い点も魅力で、通常で翌営業日、最大でも3営業日以内に回答が届くので、すぐに結果を知ることができます。
なお、本契約前であればキャンセルも可能なため、とりあえず審査に通るか試してみたいという方にもおすすめです。窓口に出向く必要もないため、気になる方は気軽に試してみましょう。
11年契約で月々の支払額を安くできる定額カルモくんがおすすめ
カーローンを組んで新車を購入する場合、返済期間を10年に設定すると、月々の返済額を抑えることができます。しかし、返済期間が長くなればなるほど利息負担が大きくなり、返済総額もその分、高くなってしまいます。
また借入先によっては、そもそも返済期間10年の選択肢がないということも十分に考えられます。仮にあったとしても、信用情報や月々の返済可能額などにより、必ず10年に設定できるとは限りません。
その点、定額カルモくんであれば、初期費用0円で契約期間も自由に選べるため、毎月の出費を抑えたいという方も安心してカーライフをスタートできます。カーローンに比べて審査にも通りやすいため、よりお得に新車に乗りたいという方は、ぜひ検討してみましょう。
よくある質問
Q1:カーローンの一般的な返済期間はどれくらい?
A:カーローンの返済期間は、銀行系のローンであれば7~10年と長く、ディーラー系のローンであれば6~8年と短めに設定されているのが一般的です。カーリースの定額カルモくんが行った独自調査の結果によると、契約ローン年数は5年が37.3%、3年が17%という結果となり、5年や3年で組む方が多いことがわかっています。
Q2:カーローンの返済期間を10年に設定すると損するの?
A:カーローンの返済期間を長く設定することで月々の返済額は減らせますが、借入期間が長くなればなるほど利息負担が増え、結果として返済総額が高くなるため注意が必要です。
Q3:定額カルモくんで11年契約にすれば安く新車に乗れるの?
A:カーリースの月額料金は、車両価格を契約年数内の支払い回数で割ることで算出されます。そのため、11年契約にすることで月額料金も安くなります。定額カルモくんの場合、1年からカーリース業界最長の11年(2020年3月、定額カルモくん調べ)まで幅広い契約期間から希望する期間を選ぶことができます。
※記事の内容は2021年6月時点の情報で制作しています。