車の購入時に便利なカーローンですが、安定した収入があることが審査条件とされることから、年齢制限が設けられていることがあります。しかし、60歳以上の方の中には、退職後の趣味や田舎暮らしの生活のため、あるいは親の通院や介護の送り迎えに車が必要な場合も多いのではないでしょうか。
そこで、60歳以上でもカーローンは組めるのか、審査に通るためのポイントや購入以外の方法などについてご紹介します。
60歳以上でカーローンを組むには?
カーローンに限らず、ローンの審査では返済能力を判断するために年齢制限が設けられています。そのため、申込み時や完済予定時の年齢が重要な条件となります。特に申込み時の年齢によっては、長期のローンを組むのが難しい場合もあります。
金融機関などによって詳しい条件は異なりますが、銀行などの金融機関のマイカーローンでは70歳までに完済、ディーラー系カーローンでは65歳までに完済、信販会社のカーローンでは75歳までに完済と、年齢制限があるのが一般的です。そのため、長期でカーローンを組みたい場合には、早めに申込みを行わなくてはいけません。
カーローンの審査に通るためには?
利用したいカーローンが決まっても、審査に通らなくてはローンを利用することができません。審査に通るかどうかはカーローンの審査条件によって異なりますが、60歳以上の方がカーローンの申込みをする際に気をつけたいのは、以下のような点です。
申込み金額を減らす
カーローンを利用する場合、申込み金額が大きいほど審査が厳しくなります。月々の負担が大きくなると審査に通りにくくなってしまうため、安めの車種を選ぶ、頭金を用意するなどして月々の返済額を抑えるなど、申込み金額を減らす工夫をするのも審査に通るための方法です。
短期ローンを組む
カーローンには年齢制限が設けられているため、60歳以上の方がローンを組む場合は、短期間でローンを組んだほうが審査に通りやすくなります。そのため、申込み金額を減らしつつ、短期間のローンを組むのが最も審査に通りやすい方法です。
カーローンの審査条件とは?
カーローンに限らず、一般的にローンの審査では年収や雇用形態、信用情報、債務歴などが審査の対象となります。その中でも60歳以上の高齢者に関係の深い審査条件について、具体的に詳しく見ていきましょう。
年収などの属性
ローンの審査では、ローンの申請書の情報をもとに、年齢や年収、雇用形態、勤務先、勤続年数、家族構成などの属性が審査されます。年齢については、前にご紹介した年齢制限の範囲でローンが組めるのかが重要なポイントになります。
年収や雇用形態、勤務先などについては、すでに定年退職している場合なら退職金や年金収入はあるか、無理なくローンを払い続けられるかどうかが問われます。また、年収に対して借入れのできる割合である「返済負担比率」も重要な審査のポイントとなります。収入が少ない場合は、家族などに保証人になってもらうことも検討する必要があります。
信用情報機関の記録
ローンの審査では、それまでの支払いや決済が滞りなく行われていたかを記録した信用情報がチェックされます。クレジットカードの支払いや携帯電話料金などの遅延・延滞があった場合、その情報は株式会社シー・アイ・シー(CIC)や株式会社日本信用情報機構(JICC)などの信用情報機関に記録されます。なお、支払いの延滞記録などの情報は保持期間が1〜5年と異なるので、日頃から支払い関係に注意しておきましょう。
また、現在の借入れ状況や返済能力なども、この信用情報でチェックされます。カーローン以外に、すでに住宅ローンや子供の教育ローンなどを組んでいてまだ返済が終わっていない場合は、返済負担比率との兼ね合いをよく確認しましょう。
カーローンではなくカーリースを利用する方法も
もしカーローンの審査が通りにくい場合は、カーリースを利用するという方法もあります。カーリースは月々の定額制で、マイカーのように車を借りて利用できるサービスです。
ここでは、カーリースの魅力や月額料金に含まれる費用について、ご紹介します。
カーリースの3つの魅力
カーリースはサービスによって年齢制限は異なり、一般的に契約満了時の年齢は65〜75歳とカーローンと同じです。しかし、カーローンにはないさまざまなメリットがあります。カーリースの3つの魅力について見ていきましょう。
・新車に安く乗れる
カーローンで新車を購入すると、車両価格の安い軽自動車でも100万円程度はかかります。しかし、カーリースでは頭金なしで月々1万円台から利用することができます。月々の出費を抑えて新車に乗りたい方にもおすすめです。
・維持費をフラットにできる
車を購入する場合、車両本体の価格だけでなく、その維持にも税金や保険料、メンテナンス費用など、さまざまな費用がかかります。しかし、カーリースでは税金や保険料が月額料金に含まれており、車検や消耗品の交換もオプションで定額にできるので、車に関する支払いをフラットにすることができます。
カーリースの月額定額に含まれる費用
車の購入費や維持費を月額定額に収めることができ、まとまったお金がなくてもカーライフを始められるのがカーリースの大きな魅力です。カーリースの月額料金には、以下のような費用が含まれています。
〈カーリースの月額料金の内訳〉
・自動車重量税
・自動車税
・環境性能割
・自賠責保険料
・ディーラー点検代
・仲介手数料
・お客様サポート料
カーリースのサービスによって若干の違いはありますが、オプションでさらに充実したプランを選べるのもカーリースのメリットです。
こちらも併せてご覧ください。
※上記の記事では、個人の在宅介護でも利用できる福祉車両のカーリースについて、詳しくご紹介しています。
「定額カルモくん」なら75歳まで利用できる
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、カーリースの中でも特に費用を抑えて利用できる人気のサービスです。店舗を持たずにオンラインでサービスを提供しているため、コストカットによる低価格を実現しています。また、年齢制限も75歳を上限としているため、60歳以上の方でも安心して契約できます。最後に、この「定額カルモくん」のおすすめポイントについてご紹介します。
契約年数が1〜11年から選べる
一般的にカーリースでは、契約期間が3年、5年、7年など、決められたプランから選択します。しかし、「定額カルモくん」では、1〜11年から1年単位で自分に合った契約期間を選ぶことができ、幅広い選択肢の中から無駄のないプランを利用できます。また、契約期間が長ければ長いほど、月額料金を安く抑えることができます。
メンテナンスプランが充実している
「定額カルモくん」では、車の維持に必要な内容をカバーできるメンテナンスプランを用意しています。メーカー保証とほぼ同等の保証を受けることができるプラチナメンテプランや、車を安全に乗るためのメンテナンスを網羅したゴールドメンテプランなど、自分に合った内容のプランを選ぶことができます。
自宅まで納車してくれる
一般のカーリースでは、店舗に出向いて車を選び、契約しなければなりませんが、「定額カルモくん」ではオンラインで審査申込みを行い、契約手続きは郵送のみで完結します。また、契約後はディーラーから連絡があり、自宅まで納車してくれるため、さまざまな手間を省いてカーライフをスタートさせることができます。
よくある質問
Q1:60歳以上でもカーローンは組めるの?
A:ローンの審査では返済能力を判断するために年齢制限が設けられています。カーローンも同様で、申込み時や完済予定時の年齢が重要な条件となります。申込み時の年齢によっては、長期ローンを組むのが難しい場合もあります。完済予定時の年齢は65~75歳と、金融機関などによって条件は異なります。そのため、長期でカーローンを組む場合は早めに申込みを行う必要があります。
Q2:60歳以上でカーローンの審査に通るには?
A:カーローンでは申込み金額が大きいほど審査が厳しくなるため、安めの車種を選ぶ、頭金を用意して月々の返済額を抑えるなどの工夫をするといいでしょう。また、60歳以上の方がローンを組むには年齢制限があるので、短期間でローンを組んだほうが審査に通りやすくなります。
Q3:カーローンよりカーリースがいいのはなぜ?
A:契約満了時の年齢が65〜75歳と、年齢制限があるのはカーローンもカーリースも同じです。しかし、カーリースでは頭金なしで月々1万円台から新車を利用でき、月額料金に税金や保険料が含まれているため、維持費を抑えることができます。まとまったお金がなくてもカーライフを始められるのがカーリースの大きな魅力です。
自分に合った選択肢を見つけて好きな車に乗ろう
カーローンやカーリースには年齢制限が設けられていますが、60歳以上でも利用できるサービスは多くあります。自分に合ったプランを見つけて、カーライフを楽しんでみてください。なお、「定額カルモくん」ではカーリースに関する疑問などを電話やメールなどで受けつけているので、興味のある方はぜひ問い合わせください。
※記事の内容は2020年3月時点の情報で制作しています。