車の購入に際し、銀行系自動車ローンを利用したいと考える方も少なくないでしょう。なぜなら、低めの金利でローンを組めるからです。しかし、どの銀行のローンがいいのか、また、ディーラーローンとどちらがいいのか、自分に合う選択をしなければ後悔してしまうことも。
そこで、銀行系自動車ローンの特徴やディーラーローンとの違い、審査基準、利用時の注意点について解説します。また、おすすめ5社と選び方について、利用者の口コミと併せてご紹介しましょう。
- 銀行系自動車ローンはディーラーローンに比べて金利が低い一方で審査は厳しい
- 銀行系自動車ローンは最高金利や繰上返済手数料にも注意して選ぶことが大切
- 自動車ローンを組まずに初期費用0円、月々払いで車を持てる方法がある
銀行系自動車ローンとは?ディーラーローンとの違い
〈各マイカーローンの特徴〉
銀行系自動車ローン | ディーラーローン・残価設定ローン | |
---|---|---|
金利の相場 | 1~4% | 4~8% |
審査基準 | 比較的厳しい | 比較的通りやすい |
車の所有権 | 購入者 | ディーラー |
手続きの手間 | 手間がかかる | 手間がかからない |
返済総額 | 低め | 高くなりがち |
マイカーローンは大きく銀行系自動車ローン、ディーラーローンに分けられます。また、ディーラーローンの一種として残価設定ローンもあります。それぞれ金利の相場や審査基準、手続きの手間などが異なります。家計状況や希望条件に合った車のローンを選ぶためには、各ローンの違いを正しく把握することが大切です。
そこで、各ローンの特徴を、金利と借入額別の返済総額シミュレーションと併せて見ていきましょう。
銀行系自動車ローン
まずは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供する銀行系自動車ローンの特徴と、金利別の返済総額シミュレーションを見ていきましょう。
特徴
銀行系自動車ローンは金利相場が1~4%とディーラーローンや残価設定ローンと比べて低く、その分審査は厳しい傾向があります。また、審査にかかる期間も長めで必要書類も多いため、融資を受けられるまでには手間と時間がかかる点に注意しなければなりません。
その一方で、車両本体価格だけでなく車関係の諸費用もローンでカバーできる、返済期間中も車の所有権が契約者にあるなどのメリットもあります。
返済シミュレーション
〈返済総額シミュレーション〉 ※借入期間:5年
借入額100万円 | 借入額200万円 | 借入額300万円 | |
---|---|---|---|
金利1% | 102万5,625円 | 205万1,250円 | 307万6,875円 |
金利3% | 107万8,121円 | 215万6,243円 | 323万4,364円 |
※カルモマガジンオリジナルのローンシミュレーターにて試算
今回のシミュレーションの中で最も負担を抑えられる金利1%であれば、借入額100万円なら約26,000円、200万円なら約50,000円、300万円なら約77,000円の利息を上乗せするだけで車を購入できます。金利3%になるとそれぞれ約78,000円、約15万6,000円、約23万4,000円と、上乗せされる利息が約8万円から20万円台になります。
ディーラーローン
続いて、自動車メーカー系列のディーラーが提供するディーラーローンの特徴と、金利別の返済総額シミュレーションを見ていきましょう。
特徴
ディーラーローンは、ディーラーで車の購入手続きと同時にローンにも申し込めるため、手間や時間をあまりかけずにローンを利用したい方に向いています。銀行系自動車ローンよりも審査は比較的通りやすい傾向がありますが、その分金利相場は4~8%と高めに設定されているケースが多いため、返済総額も膨らみがちです。
また、ローンを完済するまで車の所有権はディーラーにあるため、返済中に売却や乗換えが自由にできない点にも注意が必要です。
返済シミュレーション
〈返済総額シミュレーション〉 ※借入期間:5年
借入額100万円 | 借入額200万円 | 借入額300万円 | |
---|---|---|---|
金利4% | 110万4,991円 | 220万9,983円 | 331万4,974円 |
金利6% | 115万9,968円 | 231万9,936円 | 347万9,904円 |
※カルモマガジンオリジナルのローンシミュレーターにて試算
金利4%の場合、借入額100万円なら約10万5,000円、200万円なら約21万円、300万円なら約31万5,000円の利息が上乗せされます。金利6%になるとさらに利息が増えて、300万円借り入れる場合は利息だけで50万円近くの負担が発生します。
残価設定ローン
残価設定ローンは、ディーラーローンの一種です。どのような仕組みで返済していくのか、金利別の返済総額シミュレーションと併せて見ていきましょう。
特徴
残価設定ローンは、最終返済時の車の想定下取り価格である「残価」を返済の最終回に据え置くことで、毎月の返済額を抑える返済方法です。最終返済時には車を乗り換える、据え置いた残価を返済して買い取るなどの選択肢があります。
なお、残価設定ローンは走行距離制限がある、最終返済時の車の状態によっては精算で高額の出費の可能性があるなどの注意点もあります。
返済シミュレーション
〈返済総額シミュレーション〉 ※借入期間:5年
借入額100万円 ※残価40万円と仮定 | 借入額200万円 ※残価80万円と仮定 | 借入額300万円 ※残価120万円と仮定 |
|
---|---|---|---|
金利3% | 70万6,873円 | 141万3,746円 | 212万619円 |
金利5% | 77万9,364円 | 155万8,729円 | 233万8,093円 |
※カルモマガジンオリジナルのローンシミュレーターにて試算
残価設定ローンの利息は、借入額と金利だけでなく据え置く残価によっても変動します。
表からもわかるように借入額に対して返済総額を抑えられますが、最終返済時には車を下取りに出すか、残価を一括返済して買い取るかを選択しなければならない点も踏まえて検討することが大切です。
乗り出し0円で話題!
ラクラク車を持てる方法とは
今、乗り出し0円、税金も車検代もコミコミの月々定額で手軽に車を持つ方法が人気です。
2018年のサービス開始以来、25万人以上が申し込んだ「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、お得に新車に乗れる可能性も。まずはどのくらい楽なのかチェックしてみましょう。
おすすめの銀行系自動車ローン5社
金利が低めの銀行系自動車ローンを利用したいと思っても、どれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、人気の銀行系自動車ローン5社*¹の利用条件や特徴について、実際に利用した方の口コミ*²と併せてご紹介します。
*¹ 「銀行 自動車 ローン」Google 検索(2023年5月31日時点)において、サービスサイト上位5社
*² チャット調査ツール「Sprint」にて、2023年6月2日に「◯◯銀行の自動車ローンを利用して車を購入したことがある方」を対象として行ったインターネット調査を基に、カルモマガジン編集部がまとめています
横浜銀行「マイカーローン」
〈利用条件〉
金利 | 年0.90~2.40% |
借入上限金額 | 10万円以上1,000万円以内 |
借入期間 | 1年以上10年以内 |
金利タイプ | 変動金利 |
繰上返済手数料 | 一部繰上返済手数料:5,500円 全額繰上返済手数料:11,000円 ※スマホアプリ「はまぎん365」・〈はまぎん〉マイダイレクトで手続きする場合は無料 |
その他 | 神奈川県全域、東京都全域(一部地域を除く)、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)に在住または勤務の方のみ利用可 |
※2023年6月時点の情報
横浜銀行のマイカーローンは、最低年0.90%という圧倒的な低金利が魅力です。また、オンラインで手続きを完結できるため、窓口へ足を運ぶ必要もありません。横浜銀行に口座を持っていない方でも、スマホアプリから口座開設手続きができて、スマホアプリまたはネットバンキングからの手続きであれば繰上返済手数料も無料となります。
対象地域が神奈川県全域と一部地域を除く東京都、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)と限定的ではありますが、条件に当てはまる方は検討してみるといいでしょう。
〈利用者の声〉
以前、対象地域に住んでいたときによく利用していた銀行で安心感があったので、横浜銀行で自動車ローンを組みました。150万円くらいのファミリーカーを4年返済で購入。手続きはスムーズで、返済も滞りなくできました。維持費は大変だと思いましたが、ファミリーカーなのに走りも良くて購入できてよかったです。
ほかの銀行と迷いましたが、金利が低かったので横浜銀行を選びました。頭金を300万円支払い、ローンは500万円で、憧れのBMWを購入でき、乗り心地も良くて大満足でした。公務員をしている夫の名義でローンを組んだので、審査はスムーズでしたが、貯金や世帯年収を証明する書類をそろえるのが大変でした。
三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」
〈利用条件〉
金利 | 年1.50~2.45% |
借入上限金額 | 50万円以上1,000万円以内 (10,000円単位) |
借入期間 | 6ヵ月以上10年以内 (1ヵ月単位) |
金利タイプ | 変動金利 |
繰上返済手数料 | 5,500円 ※インターネットから手続きする場合は無料 |
その他 | 前年度の税込年収(事業所得の場合は申告所得)が200万円以上で、勤続(営業)年数が1年以上の方のみ利用可 |
※2023年6月時点の情報
三菱UFJ銀行の「ネットDEマイカーローン」は、その名のとおりインターネットで申込みから契約までの手続きが完結します。金利は年1.50~2.45%と低く、同行の住宅ローンを利用中ならさらに0.20%低い金利が適用されます。
審査結果はオンラインでの事前審査が最短即日、本審査は最短2営業日後にわかり、申し込んでから借入れまで最短9日で完了するため、スピーディーにローン契約を結びたい場合にも向いているでしょう。居住または勤務先のエリアに関する条件がないのも魅力です。
〈利用者の声〉
燃費の良さや乗りやすさがいいなと思い、トヨタ「プリウス」をローン購入したことがあります。三菱UFJ銀行は普段から利用している銀行で、大手で信頼感もあるので安心してローンを組めました。月々の支払いには苦労していますが、車を買えてお出掛けが楽しくなりましたし、毎日使っているので助かっています。
友人にすすめられて、三菱UFJ銀行のマイカーローンを利用しました。審査が厳しくて難航したので、なかなかスムーズには進みませんでした。もっとしっかりサービス内容を確認して吟味すればよかったと思っています。でも、車があるとリフレッシュできるのがいいですね。
千葉銀行「マイカーローン」
〈利用条件〉
金利 | 年0.85~2.75% |
借入上限金額 | 10万円以上1,000万円以内 (10,000円単位) |
借入期間 | 6ヵ月以上10年以内 (6ヵ月単位) |
金利タイプ | 変動金利 |
繰上返済手数料 | 5,500円 ※インターネットから一部繰上返済の手続きをする場合は無料 |
その他 | 千葉県、茨城県全域、一部地域を除く東京都、埼玉県、神奈川県に在住または勤務の方のみ利用可 ※インターネット支店を利用の場合は所在地がインターネット支店の営業地域内にある方 |
※2023年6月時点の情報
千葉銀行のマイカーローンは、最低金利が年0.85%と条件次第では利息の負担を大きく抑えられます。利用条件によって金利の優遇を受けられる仕組みで、ハイブリッド車を購入したり、ゴールド免許証を提示したりすることで店頭表示金利から金利が割引きされます。さらに、「ちばぎんアプリ」を利用する方も割引金利が適用されます。
ウェブで手続きが完結し、関東の広い地域が対象となるため、利便性も高いといえます。
〈利用者の声〉
普段からお世話になっていた千葉銀行で、トヨタ「プリウス」を購入する際に自動車ローンを組みました。ディーラーローンと迷ったのですが、圧倒的に金利が低かったのと、銀行の信頼度が高かったので銀行のローンにしました。ローンの返済や保険料が大変で、車の維持にはお金がかかるなと感じています。でも、銀行の対応には満足しています。
初めて自分の口座を持った銀行が千葉銀行だったので選びました。説明がしっかりしていて保証もあり、相談にもしっかりのってもらえたのがよかったです。手続きは書類が多いのが大変でしたね。あと、やはり維持費がかなり負担になっています。
三井住友銀行「マイカーローン」
〈利用条件〉
金利 | 年4.475% |
借入上限金額 | 10万円以上300万円 (10,000円単位) |
借入期間 | 1年以上10年以内 (1ヵ月単位) |
金利タイプ | 変動金利 |
繰上返済手数料 | 5,500円 |
その他 | 前年度の税込年収(事業所得の場合は申告所得)が200万円以上の方のみ利用可 |
※2023年6月時点の情報
三井住友銀行のマイカーローンの金利は年4.475%と銀行系自動車ローンの中では比較的高めですが、同行の住宅ローンと併用すれば1.50%引き下げられます。また、車の購入費用だけでなく、運転免許の取得や車検など車関連の幅広い用途に利用できます。
ウェブから24時間いつでも申し込めるため、窓口へ行く必要もありません。三井住友銀行の口座を所有している方は検討してみるといいでしょう。なお、借入上限額が300万円と、他社のマイカーローンと比べると低めな点には注意が必要です。
〈利用者の声〉
ディーラーローンと迷いましたが、金利が低かった三井住友銀行マイカーローンで車を購入しました。初めての取引だったこともあり、審査にとても時間がかかりました。でも、営業担当の方がとても丁寧に寄り添ってくれました。車検代などの維持費がかかるのが気になりますが、車を持てて生活の流れが良くなりました。
普段使っていて利便性が高いと思い、迷わず三井住友銀行のマイカーローンを選びました。やはり安心感があり、手続きもスムーズでした。ランニングコストを抑えることに苦労していますが、購入したホンダ「N BOX」は使い勝手が良くて気に入っています。
りそな銀行「マイカーローン」
〈利用条件〉
金利 | 年1.90%、年2.80%、年4.475% |
借入上限金額 | 10万円以上1,200万円以内 (10,000円単位) |
借入期間 | 1年以上10年以内 (1年単位) |
金利タイプ | 変動金利 |
繰上返済手数料 | 不要 |
その他 | - |
※2023年6月時点の情報
りそな銀行のマイカーローンは3種類の金利があり、審査結果によって適用される金利が決まります。住宅ローン利用者や電気自動車(EV)または燃料電池自動車(FCV)を購入する場合は優遇金利が適用されるため、条件次第ではより低金利で契約できます。
また、他社やディーラーローンなどから借り換えることで、毎月の返済額を抑えられる可能性があることを積極的に打ち出しているローンでもあります。公式サイトでは借換えによってどの程度負担を抑えられるのかをシミュレーションできるため、活用してみるといいでしょう。
〈利用者の声〉
りそな銀行を普段から使っていて、金利優遇キャンペーンもあったので利用しました。審査が厳しそうなイメージがあり、通過できるか心配でしたが、通って最新のEV車を購入できました。充電スポットの心配をしなければならないことに少し負担を感じています。
普段利用している銀行で、周りに利用している人も多く安心感があるので、りそな銀行で自動車ローンを組みました。手続きについては、事前に調べていたのでスムーズに進められました。毎月、お金がとても多くかかりますが、車があるとやっぱり便利だなと思っています。
銀行系自動車ローンを選ぶときの5つのポイント
ディーラーローンよりも銀行系自動車ローンのほうが支払総額を抑えられることは、先のシミュレーションでもわかるとおりですが、銀行系自動車ローンの中でもよりお得な自動車ローンを選ぶためには、金利以外にも注意すべきポイントがあります。具体的な5つのポイントを解説します。
最高金利
ローン利用時は最低金利だけでなく最高金利も確認しておくことが重要です。ほとんどの銀行系自動車ローンでは、年利〇~〇%のように金利に幅を持たせて提示されていますが、最低金利にはさまざまな適用条件があるため思っていたほど低い金利が適用されない場合があります。
また、実際にどの金利が適用されるかは審査内容によっても変わるため、申込み時点ではわかりません。
借入期間と上限額
自動車ローンの借入期間と借入上限額は各社で異なります。一般的な銀行系自動車ローンでは借入期間1~10年、借入上限額1,000万円程度に設定できるものが多い傾向ですが、中には上限額が低いものもあるので注意しましょう。
特に返済計画を立てるにあたって重要となるのが借入期間で、期間を長く設定することで毎月の返済額を抑えることが可能です。また、借入期間を短くして月々の返済額を大きくする代わりに利息の負担を抑え、支払総額を安く抑えることもできます。
手続きの利便性
銀行系自動車ローンでは契約の際に銀行に足を運ばなければならない場合が多く、手続きの手間がネックになりますが、最近の自動車ローンの中にはウェブ上で手続きを完結できるものもあります。このような自動車ローンなら銀行窓口の営業時間にかかわらず手続きができるため、平日に休みがとりにくい職種の方でも利用しやすいでしょう。
繰上返済の手数料
繰上返済とは、毎月の返済額とは別に借入額の一部を前倒しで返済することです。繰上返済を行うことで利息負担を抑えたり、完済時期を早めたりできますが、銀行系自動車ローンの中には繰上返済に手数料がかかるものがあります。
この手数料負担が大きいと繰上返済による利息の軽減効果が半減されてしまいます。繰上返済を予定している方は、繰上返済手数料無料の自動車ローンを選ぶといいでしょう。
お得なキャンペーン
銀行系自動車ローンでは、期間限定や対象者限定でお得なキャンペーンを行っていることがあります。例えばローンを組むのと同じ銀行の口座を給与振込口座として利用していたり、住宅ローンを契約していたりすると金利が優遇されるなどです。
なお、このような条件に当てはまらなくとも、期間限定で低金利が適用されるキャンペーンを行っている場合もあるため、チャンスがあれば逃さず利用するのがおすすめです。
自動車ローンのシミュレーターはこちら
シミュレーション結果
総返済額
---
円
通常月
---
円
ボーナス月
---
円
年間のご返済額
---
円
※処理方式の違いによって、実際の返済額とは差異が生じることがあります
銀行系自動車ローンの審査基準
自動車ローンの審査は、申込者に最後まで滞りなく返済する能力があるかを確認するために行われます。審査内容やその基準は公表されておらず、また、銀行やローン会社によって基準は異なりますが、一般的な審査項目と基準について、以下で確認しておきましょう。
年収
年収は、借入額が収入に対して無理なく返済していける金額であるか、また申込者に返済能力があるかを判断するためにチェックされます。一般的には、年収が200万円以上で毎年安定していることが目安といわれています。
年収や申告所得を証明する書類の提出を求められることがあるため、審査前に用意しておくと手続きをスムーズに進められるでしょう。
職業や雇用形態など、収入の安定性
収入に安定性があり、最後まで滞りなく返済できるかどうかを審査するために、職業や雇用形態、勤続年数がチェックされます。公務員や正社員で勤続年数が長いほど、収入に安定性があるとみなされ、審査で有利になりやすいでしょう。
一方、自営業や非正規社員、アルバイトなどの雇用形態や、勤続年数が1年未満と短い場合は審査で不利になることがあります。
借入状況
自動車ローンの審査では、申込者の現在の借入状況もチェックされます。住宅ローンや消費者金融などからの借入残高のほか、クレジットカードのリボ払いやキャッシング、スマートフォン端末代の分割払い残高なども対象です。
すべての借入れを合わせた年間返済総額が年収の25~35%を超える場合は、審査で不利になる可能性があるため注意が必要です。
信用情報
自動車ローンの審査では、信用情報機関に照会して申込者の信用情報も確認されます。債務履歴や返済状況などがチェックされ、過去に滞納や自己破産、任意整理など金融事故の記録が残っている場合は審査通過が難しいでしょう。また、クレジットカードや携帯電話料金などの支払遅延がある場合も、審査で不利になることがあります。
自動車ローンを利用する際の注意点
自動車ローンは手元にまとまった資金がなくても車を購入できる便利なサービスですが、利用する際には注意すべき点もあります。利用を申し込む前に以下の注意点をよく確認しておきましょう。
頭金は必要か
車の購入には、車両代金だけでなく税金や各種手数料などの初期費用がかかります。銀行系自動車ローンならこういった初期費用もローンに組み込めるため頭金不要で車を購入できることが多いですが、条件によっては希望額の満額を借入れられず、頭金が必要になる場合があります。
なお、頭金を入れることで利息の負担を抑えたり、審査を有利に進めたりできる可能性があります。資金に余裕があれば頭金を入れることを検討してもいいでしょう。
無理のない返済計画が立てられているか
自動車ローンの返済は数年にわたって続くため、月々の返済額を無理なく支払える範囲に収めることが重要となります。まずは今現在の家計をしっかり把握したうえで、子供の教育費など将来必要な資金も見通してローンを組むようにしましょう。
また、車には維持費もかかるため、毎月ギリギリの返済額でローンを組んでしまうと、税金の支払いや車検、メンテナンスなどを受けるための資金が足りなくなるおそれがあります。返済計画を立てる際にはネット上の返済シミュレーションも利用しながら、ゆとりを持ったプランを考えましょう。
審査基準をクリアしているか
審査をクリアしなければ自動車ローンを利用できません。自動車ローンの明確な審査基準は公表されていませんが、概ね年収200万円以上、勤続年数1年以上であることが審査に通る最低限の目安となります。また、過去に滞納を繰り返している場合、信用情報に記録が残っており審査に通らないこともあるため注意が必要です。
一般的にはローンの借入額が年収の3分の1程度であれば審査に通る可能性が高いといわれています。
ローン返済中に車の売却は可能か
ローン返済中に車を売却できるかどうかは車の所有権に関係しており、ディーラーローンの場合は利用者側に車の所有権がないため、車を売却する際はローンを完済する必要があります。
一方、銀行ローンの場合は利用者側に所有権があるため、売却しやすいのがメリットです。ただし、売却の際には銀行に連絡が必要なこともあるので、ローン契約の前に確認しておきましょう。なお、銀行系自動車ローンの中には前の車の残債と新しい車の購入費用をまとめて借入れできるものもあります。
自動車ローンよりお得に車に乗る方法
無理をして自動車ローンを組むと、生活費をやりくりするうえでの大きな負担となります。低金利の銀行系自動車ローンなら比較的負担額を抑えられますが、それでも初期費用や維持費といったまとまった出費は避けられません。
その点、今注目を集めるカーリースなら、車に関する負担をあらゆる面で抑えることが可能です。自動車ローンと比較したカーリースの特徴をご紹介します。
カーリースなら頭金不要で車両本体価格の負担も少ない!
カーリースとは、毎月定額の利用料をリース会社に支払って新車を借りるサービスです。カーリースの月額料金には車両本体価格だけでなく税金や自賠責保険料、各種手数料などの初期費用がすべて含まれているため、頭金0円で車に乗り始められます。
また、カーリースは車両本体価格から契約満了時の車の予想下取り額である残価を差し引いた料金を分割払いする仕組みのため、車両本体価格すべてを支払うローンに比べて負担する金額を抑えやすいという特徴があります。
維持費も定額で家計の負担を楽に
カーリースの利用料には毎年かかる自動車税(種類別)や、車検時に必要な自動車重量税、自賠責保険料なども含まれているうえ、プランによっては車検点検費用やメンテナンスの費用も料金に含めることが可能です。そのため、急な出費に慌てる必要がありません。
維持費を定額にできるため車にかかる費用が見通しやすく、家計管理の負担を楽にできるのがカーリースの大きな魅力です。
ローン不要、月々10,000円台から好みの新車が選べる人気のサービスとは
ローンを利用せずとも、負担を最小限に抑えて新車に乗り始められるのがカーリースの特徴ですが、数あるカーリースの中でも「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、月々10,000円台からのお得な料金で国産メーカーの全車種、全グレードから好きな新車を持てます。
安いだけでなくサービス内容も充実している定額カルモくんの魅力をご紹介しましょう。
業界最安水準*の定額料金だから支払い計画が立てやすい!
定額カルモくんは頭金・ボーナス払いなしの完全定額制で業界最安水準*の料金で新車に乗れます。また、最長11年までの契約期間の中から1年単位で自由に契約期間を選択でき、予算やライフプランに合わせて無理のない支払プランを作ることが可能です。
さらに、7年以上の契約では走行距離制限なしで利用できるうえ、契約満了時に車をもらえます。車を自由に使えないイメージがあるカーリースですが、定額カルモくんなら、お得な月額料金だけでマイカーを手に入れられるのです。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
メンテナンスや車検もお任せ!
定額カルモくんには選べるメンテナンスプランが用意されており、車検代やメンテナンス費用も毎月の定額料金に含められるので、車の維持費を心配する必要がありません。メーカーと同等の保証が契約期間中ずっと続くプランもあり、車に長く乗る際にも安心です。
また、車検やメンテナンスは全国30,000店以上の指定業者で受けられるので、いつでも安全な車を維持できます。
車やメンテナンスなどに関してわからないことがあれば、顧客対応満足度98.9%*と高い評価を受けているマイカーコンシェルジュが無料で相談を受け付けています。「親身に寄り添ってくれた」「対応が迅速で信頼できた」といった声が多く、車に詳しくない方も安心のサポートが魅力です。
*2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート
手続きはネットで簡単、便利!
定額カルモくんのホームページでは詳細なリースプランをシミュレーションできます。気に入ったプランが見つかればそのままウェブ上で申込みができ、契約から納車まですべて自宅にいながら手続きが可能です。時期によってはお得なキャンペーンも行っているのでチェックしてみましょう。
なお、ウェブ上では審査に通るか気軽に試せる「お試し審査」も行っています。審査後のキャンセルも可能なので、ローンかリースかで迷っている方もぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
銀行系自動車ローン以外の選択肢も検討して、賢く家計の負担を抑えよう
金利の低い銀行系自動車ローンを選べば、利息負担を軽くできます。しかし、高額な車のローンは家計に大きな負担をかけてしまう原因になり、税金やメンテナンスなどの費用はその都度用意しなくてはなりません。
車の所有にこだわらないのであれば、毎月の定額料金のみで気軽に利用できるカーリースを選ぶのも賢い選択です。定額カルモくんなら業界最安水準*の料金で新車に乗れるうえ、選べる車種も豊富なので、負担を抑えて理想のカーライフを実現できます。定額カルモくんでお得に新車を持てるか、まずは下のバナーから気軽にチェックしてみましょう。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
よくある質問
Q1:銀行系自動車ローンとディーラーローンの違いは?
A:銀行系自動車ローンはディーラーローンに比べ審査が厳しいものの、金利が低く返済総額を抑えやすい傾向があります。一方、ディーラーローンは手続きに手間がかからず、利用しやすいことがメリットです。銀行系自動車ローンとディーラーローンの違いについて詳しくはこちらで解説しています。
Q2:銀行系自動車ローンはどう選べばいい?
A: 返済総額を抑えるためには金利が低いものを選ぶことが重要です。最低金利だけでなく最高金利にも注目しましょう。また、借入期間や繰上返済手数料、お得なキャンペーンなども考慮したうえで、自身の返済計画に見合うものを選ぶといいでしょう。
Q3:自動車ローン以外にも負担を抑えて新車に乗る方法はある?
A:カーリースならローンを組まなくても少ない負担で新車に乗れます。定額カルモくんなら国内メーカーすべての車種・グレードから新車を選べ、初期費用0円、月々10,000円台からの無理のない支払プランを作ることも可能で、家計の負担を大幅に抑えられます。
※この記事は2023年6月1日時点の情報で制作しています