税金滞納で車のローン審査に落ちる？通らないときの対処法も紹介

税金の滞納は基本的に車のローンの審査に影響しませんが、例外もあります。そこで、税金滞納が車のローン審査に与える影響を解説します。

ローンの審査に不安がある方でも、車に乗ることをあきらめるのは早いかもしれません。車のローンの審査基準や対策と併せて、車のローンが組めないときの対処法も確認していきましょう。

税金滞納していると車のローン審査に影響がある？

車のローンには必ず審査があり、通過しなければローンを組めません。

住民税や固定資産税、自動車税（種別割）などの税金を滞納している場合、基本的には車のローン審査に影響はありませんが、例外もあります。詳しく見ていきましょう。

税金滞納は信用情報には記録されない

住民税、固定資産税、自動車税（種別割）などの税金や国民年金保険料・国民健康保険料などの社会保険料、公共料金などを滞納しても、一般的に信用情報への影響はありません。

なぜなら、市区町村や日本年金機構などは、信用情報が記録されている「信用情報機関」には加盟していないからです。信用情報機関に加盟しているのは、おもに消費者金融、クレジットカード会社、信販会社、金融機関、保証会社、リース会社などです。

ただし、税金や社会保険料をクレジットカード払いにしており、クレジットカードの支払いを滞納していた場合は、審査に影響する可能性があります。クレジットカードの支払い延滞は、信用情報機関に一定期間記録されるためです。近年、クレジットカード払いに対応している自治体が増えているので、自身の支払い方法を確認しておきましょう。

ローンの種類によっては税金滞納が影響する可能性もある

税金の滞納は基本的にクレジットカードやカードローンの審査に影響しませんが、ローンの申込みで納税証明書の提出が必要となるケースでは影響を与える可能性があります。

個人事業主の方は、住宅ローンの審査を受ける際に、納税証明書を提出しなければならないケースが多くあります。「納税証明書」は納税したことを証明する書類です。税金が未納である場合、審査で提出を求められた際、ローン会社に知られてしまいます。
なお、会社員は源泉徴収票や住民税決定通知書を提出するケースが多くあります。

また、車のローン審査でも場合によっては納税証明書が必要となることがあります。

このように、税金の滞納は、ローンの審査に影響を与えないとは言い切れません。基本的には、税金の滞納をなくしてからローンの申込みをすべきだと言えるでしょう。

税金滞納のリスク

車のローンの審査に影響を与えなかったとしても、税金を滞納すると最悪の場合、財産を差し押さえられる可能性もあります。
税金滞納によるおもなリスクは以下のとおりです。

• 督促状が送られてくる
• 延滞金が発生する
• 財産を差し押さえられることもある

督促状が送られてくる

通常、納税者が直接支払う税金は、自治体などから届く納税通知書で納付しますが、期限までに納付できなかった場合は督促状が送られてきます。

地方税法でも、納付期限から20日以内に督促状を送付しなければならないことが定められています。
また、督促状が発送されると、督促手数料がかかる点にも注意が必要です。

延滞金が発生する

税金の支払いが遅れると、納付期限の翌日から納付日まで延滞金が発生します。

延滞金は日ごとにかかるので、遅れるほど負担が大きくなるため注意しなければなりません。延滞金の計算式は以下のとおりです。

延滞金額＝税額×延滞日数×延滞金の割合÷365日

財産を差し押さえされることもある

督促状や催告状が届いても税金を納付できなかった場合、最終的には財産の差し押さえが行われます。
差し押さえの対象となるのは、給与や預貯金、車、生命保険契約など、金銭的な価値があり税金に充てられるものすべてです。

滞納した場合に財産を差し押さえなければならないことが法律でも定められています。

差し押さえが行われるのは、税金をきちんと納付している人との公平性や行政のサービスを保つためです。
なお、差し押さえが行われると、金融機関や勤務先などの利害関係者にも通知がいきます。

車のローンの審査基準とは？

車のローンの明確な審査基準は公表されておらず、絶対に通る方法を知ることはできません。ただし、一般的には以下のような項目が審査でチェックされます。

• 信用情報
• 年収
• 職業や雇用形態
• 勤続年数
• 年齢
• 他社からの借入れ

信用情報

車のローンの審査では、申込み者の信用情報がチェックされます。信用情報とは、クレジットカードやローンの申込み、返済などの状況が記録された個人情報です。

これらの信用情報は、信用情報機関に一定期間記録され、審査の際に銀行や信販会社が照会するしくみになっています。

年収

一般的に、年収が高いほどローンの審査では有利に働きます。ローンによっては、「年収200万円以上」と申込基準を設けている場合もあります。基準が決まっているローンでは、満たさない場合はそもそも申込みができません。

ただし、ローンにおいては、年収に対して借入額が適切かどうかを判断するため、年収が低いからといって通過できないとは限りません。

職業や雇用形態

車のローン審査では、安定した収入を継続的に得ているかが重要となります。
一般的に、正社員や公務員は安定した収入があると判断されやすく有利です。

車のローンによっては、学生はそもそも申込みできない場合もあります。また、無職の方は申込みできない場合が多いです。

勤続年数

一般的に、勤続年数が長いほうが審査では有利になります。なぜなら、勤続年数が長いと収入が安定しているとみなされやすいためです。

車のローンによっては、「勤続年数1年以上」と制限されている場合もあります。

年齢

車のローンには、年齢制限が設けられています。多くのローンでは、満18歳または満20歳から申込みが可能です。年齢の上限も決まっているため注意しましょう。
なお、年齢制限には以下のようなケースがあり、各社で異なります。

• A社：申込み時の年齢が満18歳以上、完済時の年齢が満76歳未満の方
• B社：お申込時の年齢が満20歳以上、満65歳以下の方

年齢制限を満たしていないとそもそも申込みができないので、事前に確認しましょう。

他社からの借入れ

他社からの借入額も、車のローンの審査で見られる項目の1つです。収入に対して借入額が多すぎないかが重要となります。

ローンによっては、「本ローンを含めた無担保借入れの合計が年収の50％以内」などと決められている場合もあります。

車のローン審査に落ちる理由とは？

車のローンの審査基準を明確に知ることはできませんが、審査に落ちる理由として、一般的に以下のようなことが考えられます。

• 収入が不安定な職業や雇用形態
• 勤続年数が短い
• ほかの借金やローンの残高がある
• 収入に対してローンの希望額が高い
• 信用情報に問題がある

収入が不安定な職業や雇用形態

車のローンの審査では、単なる年収の高さではなく、安定した収入を継続的に得ているかどうかが重要です。

一般的に、労働時間や売上によって収入が変化しやすい職業や雇用形態だと収入が不安定だとみなされやすく、審査で不利な傾向があります。

正社員の方は非正規雇用と比べて収入が安定していると判断されやすいですが、勤め先の売上によって収入が大きく変動する場合は注意が必要です。

勤続年数が短い

勤続年数が短いと、収入が安定していないと判断される可能性があります。中には「勤続年数1年以上」を満たしていないと申し込めないローンもあるので注意しましょう。

車のローンの申込みをある程度待てるなら、勤続年数が経ってから申し込むのが理想です。

ほかの借金やローンの残高がある

ほかのローンなどを利用している場合、借入れが多いほど一般的に審査に通るのが難しくなります。

クレジットカードやカードローンの場合は、総量規制のルールにより年収の3分の1までしか借入れができません。

車のローンは総量規制の対象外ですが、ほかの借入れが多いほど返済リスクが高くなるので、慎重な審査が行われる傾向があります。

収入に対してローンの希望額が高い

収入に対してローンの希望額が高いと、ローン希望額に伴う返済能力がないと判断されやすく、審査で不利になります。

なぜなら車のローン審査では、収入そのものよりも返済負担率が重要となるからです。返済負担率とは、年収に対する年間の全ローン返済額を割合で示したもので、3割が目安とされています。

ローンの借入額が大きくなるほど返済負担率が高くなるため、審査のハードルが上がります。ほかのローンや借入れがある場合は、残高を減らし、返済負担率を下げてから申し込むようにしましょう。

信用情報に問題がある

クレジットカードやローンの延滞、債務整理などの記録があると、審査に通過するのが難しくなります。これらの情報は、一定期間信用情報機関に記録されているためです。

例えば、延滞に関する記録は、完済後5年間記録されます。また、携帯電話端末の分割払いも記録されているので注意が必要です。

信用情報が心配な方は、開示請求をして自分の信用情報を確認しましょう。

車のローン審査に通過するためのポイント

ここでは、車のローン審査に通過する可能性を高めるためのポイントを紹介します。以下のポイントを事前に押さえておきましょう。

• 価格が安い車種を選ぶ
• 頭金をできるだけ多く用意する
• 車のローン以外にローンを組まない
• 良いクレジットヒストリーを積む

価格が安い車種を選ぶ

車種を見直して価格が安いものにすれば借入額が下がるため、審査に通過する可能性を上げられます。

同じ車種でも、グレードやオプションを変更することで価格が大きく下がることもあります。また、普通車よりも軽自動車、新車よりも中古車を選ぶことでも価格を抑えることが可能です。

頭金をできるだけ多く用意する

頭金をなるべく多く用意して借入額を下げれば、審査に通る可能性を高められます。

ただし、車の購入時には法定費用や各種手数料などさまざまな費用がかかるため、無理のない範囲で用意しましょう。無理して頭金を支払うと、家計を圧迫しかねないので注意する必要があります。

手元に残すお金と頭金をいくらにするかは、今後の生活も考えた上で計画的に決めることが大切です。

車のローン以外にローンを組まない

他社からの借入額が少ないほど、審査では有利になります。なぜなら、ほかにもローンがあると返済負担率が上がってしまうからです。

また、ほかのローンの審査に落ちてしまうと、車のローン審査にも通りにくくなります。むやみにローンの申込みをせず、借入れはなるべく少ない状態で申し込みましょう。

良いクレジットヒストリーを積む

クレジットカードやほかのローンの支払いを遅延なく確実に行い、良いクレジットヒストリーを積めば、審査に通過する可能性を高められます。

自分の信用情報を確認し、問題があった場合は、一定期間が経過して消えるまで待ってから申し込むようにしましょう。

どうしても車のローンを組めないときでも車に乗る方法

審査に通過できず、車のローンを組めない場合も、車に乗る手段はいくつかあります。車を購入できないとあきらめるのではなく、自分に合った方法を検討しましょう。

• 現金で車を購入する
• レンタカーやカーシェアリングを利用する
• カーリースを利用する

現金で車を購入する

まず挙げられるのが現金一括払いで車を購入する方法です。ローンを組まずに一括払いで購入すれば審査がなく利息もかかりませんが、大きな金額を用意しなければなりません。

また、車を購入する際には、本体の価格だけでなく法定費用などもかかるため初期費用が大きくなりがちです。無理に現金で購入すると家計を圧迫する可能性もあるので注意しましょう。

レンタカーやカーシェアリングを利用する

レンタカーやカーシェアリングも車に乗るのに便利なサービスです。

• レンタカー：必要な時間（数時間や数日単位）だけ車を借りられるサービス
• カーシェアリング：登録して会員になることで、必要な時間だけ車を借りられるサービス

いずれも必要な分だけ車を借りられるサービスですが、レンタカーは、旅行など決まった時間で利用するのに向いています。

一方でカーシェアリングは10分など短い時間でも予約ができるので、急な用事ができた際でも利用しやすいでしょう。ただし、会員登録が必要です。

どちらも利用するたびに予約をし、利用後は決められた場所に車を返却する必要があります。レンタカーやカーシェアリングは頻繁に車を利用したい方には不向きでしょう。

カーリースを利用する

車に乗るためには、カーリースを検討するのも手段の1つです。カーリースは、月々定額料金で車を借りられるサービスで、契約期間中は選んだ車種をマイカーのように自由に利用できます。

車の利用頻度が高い場合、レンタカーやカーシェアリングと比べてカーリースの方が料金は割安になるでしょう。

ちなみに、車の所有者がリース会社であることや、長期契約により返済負担率を抑えやすいことから、カーリースは車のローンと比べて審査のハードルが低めと言われています。

そのため、車のローン審査に通過できなかった方でも、通過できる可能性があります。

ローンの審査が不安な方は購入以外の方法も

「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、月額10,000円台から新車に乗れるカーリースです。

通常、車を購入する際はまとまった初期費用がかかりますが、定額カルモくんなら月額料金だけで新車に乗りはじめられます。自動車税（種別割）などの法定費用も込みで毎月定額なので、安心です。

また、7年以上の契約の場合、オプションを付ければ借りていた車をもらうこともできます。

定額カルモくんの審査についてのリアルな声

実際にTwitterでは、定額カルモくんの審査について以下のような投稿が見られます。

とにかくスピードにびっくり！

驚異のスピード❗審査通過メールの翌日、週末日曜日にも関わらず、カルモくん担当者から電話がありました😆1時間半程の通話で聞きたい事全部聞けて、とても親身に丁寧に対応頂きました✨その後奥さんと軽自動車専門店を訪問し、車種はスペーシアのグレードXにほぼ決定しました✌#定額カルモくん

— akapa25(money）株初心者 (@akapa25money) October 23, 2022

自分の車になるのが楽しみ

昨日審査お願いして、さっき通過の連絡が来て、たった今車を契約した☺️

ホントは青が良かったけど、無いって言われたから赤にした(´д｀)

スタッフの方が親切な対応で良かったです☺️✨

契約が満期になったら私の車になる(*´꒳​`*)#カルモくん

— pon (@pon_pon_qon) October 7, 2021

走行距離制限もなく乗り放題！

定額カルモくんのリース審査無事通過しました。
自動ブレーキ付き1,331,000円11年リースで借りました。
月額18,000円位です。
カルモくん走行制限無いので乗り放題です。
前も広いので富士急位行けますよ！(笑
どうせ沢山乗せるのは荷物ですから利便性で此れに決めました。
乗用車では何も出来ない！ pic.twitter.com/KxoeUDbRV7

— あきず@ Ayasa CHRONICLE (@akizu1962) July 12, 2021

このように、審査通過の結果がすぐに来たという口コミがあがっています。また、対応についても満足しているとの声が多く見られます。

税金滞納は車のローン審査に影響する可能性もあるので、ほかの選択肢も検討しよう

税金を滞納していると、車のローンの審査に影響を与える可能性があります。なお、税金を滞納しているかどうかに関わらず、車のローンは慎重に検討することが大切です。

車のローン審査が不安な方は、カーリースの利用も検討しましょう。

定額カルモくんでは、多くの車種・グレードを取り扱っています。車に関する疑問やお悩みがあれば、LINEやメールでいつでも相談可能なので、カーリースの利用が初めての方でも安心してご利用いただけます。

よくある質問

Q1：税金滞納は車のローン審査に影響する？

A：基本的には影響しませんが、例外もあります。クレジットカード払いにしている場合や審査で納税証明書が必要な場合などは、ローン審査に影響を与える可能性があります。

Q2：車のローン審査の基準は？

A：信用情報や年収、職業、勤続年数、年齢、他社からの借入れなどがチェックされます。審査基準は公表されていないため、明確に知ることはできません。ただし、信用情報に延滞や債務整理などの記録があると、審査に通過するのは難しくなります。

Q3：車のローン審査が不安な場合はどうすればいい？

A：車の購入ではなくレンタカーやカーシェアリング、カーリースの利用を検討しましょう。
車の利用頻度が多い方は、マイカーのように利用できるカーリースがおすすめです。