2020年上半期の登録車販売台数ランキングで1位を獲得したトヨタ「ライズ」シリーズは、ファイブスター賞を受賞した2019年度衝突安全性能評価最高ランクのコンパクトSUVです。そんな高い人気を誇るライズには、いくらで乗ることができるのでしょうか。
そこで、現金一括やローン、リースなど、購入方法別の値段を徹底紹介します。
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そもそもトヨタ「ライズ」ってどんな車?

アクティブ、ユースフル、コンパクトをコンセプトとして、普段使いから週末のレジャーまでさまざまなシーンで毎日をサポートする車種として開発、販売されたのがライズです。2019年11月にダイハツのOEM車として販売された直後から販売台数ランキング上位にランクインし、以降上位をキープしています。
ライズはSUVに乗りたい、荷物をたくさん積める車に乗りたい、運転しやすいコンパクトな車がいい、といった多様なニーズに応える5ナンバーのコンパクトSUVです。ダイハツのOEM車ですが、フロントフェイスは今日のトヨタのデザインアイデンティティであるキーンルックが採用されています。
道路事情などから需要の高いコンパクトカーという要素と、近年人気が高まっているSUVの要素をあわせ持ち、安全面の配慮と価格帯が、まさにちょうどいい感じに詰め込まれた車です。
ライズの値段はいくら?
ライズのパワートレインは1.0L直列3気筒ガソリンエンジンのみであり、グレードは4種類の設定があります。なお、いずれのグレードにも2WD、と4WDが用意されます。各グレードの車両価格は次のとおりです。
グレード | 駆動方式 | |
2WD | 4WD | |
X | 167万9,000円 | 191万8,800円 |
X“S” | 174万5,000円 | 198万4,800円 |
G | 189万5,000円 | 213万3,700円 |
Z | 206万円 | 228万2,200円 |
グレード「X」の値段と仕様
ライズの中で最も価格の安いエントリーグレードである「X」2WD車の価格は167万9,000円(税込)。「X」には今では搭載が当たり前になっている衝突被害軽減ブレーキなどの安全技術が装備されていませ。できるだけ安くライズに乗りたいのであればいいかもしれませんが、安心してカーライフを送りたいのであれば少し不安が残るといわざるをえないでしょう。
充電用のUSB端子やUVカット機能付きのガラス、電子キーを身につけていればドアのロックやアンロックがスイッチ操作で行えるキーフリーシステムやLEDヘッドランプなど、実用性に関する装備はそろっています。
なお、ライズではこのエントリーグレード「X」を含む全グレードにスマートフォンと連携でき、ハンズフリー通話やスマートフォンのアプリを使用して音楽を楽しんだりできる9インチディスプレイオーディオがオプションで追加可能です。
グレード「X“S”」の値段と仕様
「X”S“」は「X」の装備内容に先進安全技術が追加されるグレードのため、「X”S“」2WD車の価格は「X」2WD車から6万6,000円アップした174万5,000円(税込)となっており、それほど大きな価格差はありません。
ライズはダイハツ「ロッキー」のOEM車両であるため、先進安全技術はトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」ではなく、ダイハツの予防安全技術「スマートアシスト」を搭載しています。
ライズに搭載される「スマートアシスト」には、車両や歩行者を検知して必要があれば自動ブレーキを作動させる「衝突回避支援ブレーキ機能」やペダル操作ミス時の飛び出しを防止する「ブレーキ制御付き誤発進抑制機能」、車線からはみ出す危険があるとドライバーの回避操作を支援する「車線逸脱抑制制御機能」など、多数の先進安全技術が採用されています。
グレード「G」の値段と仕様
「G」の2WD車の価格は189万5,000円(税込)。このグレードから16インチのシルバー塗装アルミホイールが標準装備になり、足回りがぐっと引き締まります。アウトサイドドアハンドルもメッキになるなど、ルックスの印象を引き上げたグレードといえるでしょう。
またこの「G」では、「スマートアシスト」に道路標識を認識してドライバーの標識見落としを防止する「標識認識機能(進入禁止)」が追加されることに加え、安全な車線変更のサポートや後退時に接近する車両を検知する「ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラート」や、車両の周囲の映像をナビ画面に映し出して安全確認をサポートする「パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ」など、追加できるオプションが豊富に用意されているのもポイントです。
グレードZの値段と仕様
最上級グレードとなる「Z」2WD車の価格は206万円(税込)です。「Z」の大きな特徴は、ライズのエクステリアの魅力のひとつである張り出したフェンダーを最大限に活かす17インチの大径タイヤ、切削光輝+ブラック塗装の17インチアルミホイールが標準装備されることでしょう。SUVらしい力強さと迫力のあるスタイルとなっています。
さらにLEDフォグランプやLEDリアフォグランプが搭載されることに加え、車両の内側から流れるように点滅するLEDシーケンシャルターンランプを採用。エクステリアに先進性をもたらします。
また、「Z」には高速道路や自動車専用道路で先行車を検知し、設定した車速内で適切な車間距離を維持しながら高速走行から停止まで追従することでドライバーの運転疲労を軽減する運転支援機能、「全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)」を採用しているため、ロングドライブも快適に楽しめるでしょう。
「全車速追従機能付きACC」は「Z」にのみ搭載される機能であり、ほかのグレードではオプションでの設定もありません。
現金一括やローン、カーリースのライズの値段は?
ライズに乗りたいと思ったとき、まず気になるのはその値段。実は、金額は車の乗り方によって大きく変わります。
そこで、ライズのベースとなる「X・2WD」本体価格167万9,000円(税込)を例に、現金一括、ローン、カーリースのそれぞれの値段について見ていきましょう。
なお、ローンは頭金なしの168万円を、某メガバンクのマイカーローン(金利4.475%、変動金利制)で5年(60回払い)、ボーナス払いなしで借入れ、カーリースは、カーローンと同条件になる5年契約とします。
〈購入方法別のライズの値段一覧〉
現金一括 | ローン | カーリース | |
---|---|---|---|
購入時に必要な金額 | 182万2,270円 | 17万4,571円 | 36,190円*³ |
車両代金/頭金 | 車両代金 167万9,000円 | 頭金0円 | 頭金0円 |
諸費用 | 自賠責保険料(37ヵ月)30,170円 自動車税(種別割) 0円 自動車税(環境性能割) 27,400円 自動車重量税 24,600円 販売諸費用 61,100円*¹ | 自賠責保険料(37ヵ月)30,170円 自動車税(種別割) 0円 自動車税(環境性能割) 27,400円 自動車重量税 24,600円 販売諸費用 61,100円 | 0円 (月額料金にコミコミ) |
月々の支払額 | なし | 31,301円*² | 36,190円 |
おもな維持費 | 春に税金、初回は新車登録から3年、その後2年ごとの車検時に重量税と自賠責保険料、車検基本料が別途かかる | 春に税金、初回は新車登録から3年、その後2ごとの車検時に重量税と自賠責保険料、車検基本料が別途かかる | 税金・自賠責保険料は月額料金にコミコミ 車検基本料もコミコミにできるプランも |
総額 | 182万2,270円+税金・自賠責保険・車検費用 | 192万1,330円+税金・自賠責保険・車検費用 | 217万1,400円+車検基本料 |
* 初期費用は購入時期・購入時の税制によっても異なります。また、上記の値段は記事制作時点のものです。あくまで車の買い方別の値段の差をお知らせするためのものであり、閲覧時点での金額と相違があることがございます。
*¹ トヨタモビリティ東京 見積りシミュレーション「現金一括払い」より算出 (2021年2月7日時点)
*² 某メガバンク マイカーローン シミュレーション(年率4.475%、変動金利制)より算出(2021年2月7日時点)
*³ おトクにマイカー 定額カルモくんの料金より算出(2021年2月7日時点)
カーリースなら税金・保険などの維持費コミコミで 24,480 円(税込)からライズに乗れる!
カーリースは、リース会社が契約者専用に用意した新車を月額制で利用できるサービスです。月額料金には税金や自賠責保険料、各種手数料が含まれているため、初月から月額料金だけでカーライフをスタートできます。
また、車両価格から返却時の残存価格を引いた金額で月額料金を算出するので、購入よりも安い車両価格でライズに乗ることができます。
カーリースの定額カルモくんでライズをリースした場合、5年契約の月々の利用料は36,190円(税込※記事制作時点)になります。
ただ、カーリースの月額料金は、残価を引いた車両価格に各種税金などの費用を足した金額を契約月数で割って算出するため、契約期間が長くなるほど月々の料金は安くなります。
定額カルモくんで最長となる11年契約なら、月額 24,480 円(税込)でライズに乗ることも可能です。
現金一括でライズに乗るなら、約182万2,270円(税込)~
ライズの「X・2WD」の新車を、オプションは付けず、下取り車もない状態で現金一括購入する場合、諸々の諸費用を含めた総額は約182万円(税込)となります。カーナビなどの装備や有料ボディカラーをはじめとするオプションを追加すると、その分費用は高くなります。
現金一括購入は金利がかからないため、支払い総額を安く抑えられるというメリットがあります。しかし、一度に大きな金額の支払いが必要になるというデメリットもあります。そのため、まとまった金額が手元になければ大きな負担となるでしょう。現金一括は、手元の資金に余裕がある場合におすすめの支払い方法です。
ローンでライズに乗るなら月々の支払額は31,301円〜
某メガバンクのマイカーローン(年率4.475%、変動金利制)で頭金、ボーナス払いなし、60回払いの条件で見積りを取得した結果、月々の支払額は31,301円(税込)となりました。
ローンを利用すれば、現金一括のような大きな負担なくライズを購入できます。頭金やボーナス払いを設定すれば、月々の支払額を抑えることも可能です。
しかし、ローンに含められるのは基本的に車両価格のみとなるため、購入時には頭金や登録諸費用を現金で用意する必要があります。また、乗り続けるあいだは、毎年の税金や車検費用などもその都度支払わなければなりません。
購入時やボーナス月にまとまった金額を支払うほか、維持する上で必要な費用もローンの返済とは別に用意する必要があるため、しっかりと先を見据えてプランを検討する必要があります。
ライズを中古車で購入するといくら?
新車より安くライズに乗りたい場合、中古車から選ぶというのも選択肢にあげられます。現在、大手中古車サイトで販売されているライズの中古車の平均額は、約196万円(2021年2月7日時点)となっています。一見新車価格より高く見えますが、中古車は前オーナーが追加したオプションなども含めた価格となっているので、実際には新車よりお得な値段で販売されています。
なお、中古車でも新車同様に諸費用が必要となり、金額は条件次第で変わります。販売手数料などの諸経費は、必ず購入予定の中古車販売店で直接確認しておきましょう。
中古車のメリットとデメリット
中古車から選ぶ大きなメリットは、何よりもその価格です。現行型を新車より安い値段で購入できるほか、旧型であればさらに安い値段で手に入れることもできます。
しかし、中古車を選ぶときには注意が必要な場合もあります。中古車は前オーナーがどのような乗り方をしていたかがわからないので、目に見えない部分にダメージや傷みが残っている場合があります。結果として、メンテナンスで新車より手間もお金も必要になってしまったり、思ったより早い段階で車の寿命がきてしまったりすることがあります。中古車から選ぶ場合には、しっかりと確認を行った上で購入するよう注意しましょう。
ライズのライバル車、スズキ「クロスビー」にはいくらで乗れる?
スズキ「クロスビー」はライズと同じく5ナンバーのコンパクトSUVで、同カテゴリーで人気のあるライズのライバルとして比較される機会が多いモデルです。背を高く、顔も大きくすることでSUVの王道を行く堂々としたシルエットと迫力を持つライズに対して、クロスビーは軽クロスオーバーで大ヒットしたハスラーを受けて登場したモデルであり、迫力やタフネスさ、スポーティーさという王道ではなく、愛着のあるかわいらしい外観になっています。
クロスビーのベースグレードである「HYBRID MX・2WD」の現金一括購入時の費用は車両本体価格が180万5,100円(税込)、諸費用を込めた支払総額が195万925円(税込)*¹です。車両本体価格がライズよりやや高額に設定されていて、その結果として総額でもライズよりも価格が高くなっているといえます。ライズと同条件でクロスビーのローンを組んだ場合、月々の支払額は36,518円(税込)*²です。
さらに、定額カルモくんでクロスビーを11年契約で利用すると、税金や自賠責保険料なども含めて月々 27,010 円(税込)~となっていて、ライズの月々の支払額 24,480 円(税込)と比べるとカーリースにおいても月々の支払額がライズよりやや高額になります。
*¹スズキ「見積もりシミュレーション」より算出(2021年2月7日時点)
*² 某メガバンク マイカーローン シミュレーション(年率4.475%、変動金利制)より算出(2021年2月7日時点)
5ナンバーのコンパクトSUVに安く乗りたいならスズキ「イグニス」がおすすめ
コンパクトなサイズでありながら、軽自動車と違い5人まで乗車することができるコンパクトSUVは、軽自動車からワンサイズ大きい車への買替えや、これまでよりもサイズの小さな車に買替えるときにもよく選ばれる人気のある車種です。実用性に加え、車両価格の安さも魅力的なこのクラスの車を検討しているのなら、経済的なメリットを最大限に受けることができる車を見つけてみるのも選択肢のひとつではないでしょうか。
そこで、ライズよりも経済的なメリットの大きいコンパクトSUVを探すのであれば、スズキの「イグニス」はいかがでしょうか。イグニスは、ダイハツのロッキーとそのOEM車のライズが登場するまでコンパクトSUVのカテゴリーをほぼ独占していたスズキのラインナップの中でも価格が安く、軽自動車並みの取り回しの良さが特徴です。
イグニスの車両本体価格はベーシックな「HYBRID MG・2WD」で152万2,400円(税込)、保険料などを含む現金一括購入時の支払額は166万3315円(税込)*¹となっています。これをライズと同じ60回ローンで計算した場合の月々の支払額は28,506円(税込)*²です。
さらに、定額カルモくんでは、11年契約なら 24,700 円(税込)~でイグニスに乗れるので、ライズを11年契約した場合の 24,480 円(税込)と比較しても、安くコンパクトSUVに乗れるといえるでしょう。
*¹スズキ「見積りシミュレーション」より算出(2021年2月7日時点)
*² 某メガバンク マイカーローン シミュレーション(年率4.475%、変動金利制)より算出(2021年2月7日時点)
とにかく安く車に乗りたい方は、定額で新車に乗れる定額カルモくん
ライズを新車や中古車で購入する場合には、車両本体価格のほかに、税金や手数料などの登録諸費用でまとまった現金が必要です。また、カーローンを組む場合でも、税金や保険料、車検費用など急な出費を負担する必要があります。
しかし「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら、頭金も登録諸費用も不要で、月額
24,480
円(税込)でライズの新車に乗ることができます。
定額カルモくんの月額料金には各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれている上、大幅なオンライン割引きで、業界最安水準*のカーリースを実現しています。
さらに、車検基本料や一部消耗部品の交換費用などのほか、メーカー保証と同程度の補償が契約期間中にわたって受けられたり、返却時の原状回復費用も補償されたりと、維持費も定額にできるお得なメンテナンスプランも用意。大きな出費の心配をすることなく、常に最適なコンディションを保つことが可能になります。
メンテナンスは全国30,000店舗以上の提携大手事業者の中から好きな業者を選べるため、業者を探す手間もありません。
購入よりも価格を抑えられるから、同じ予算内で、ライズのグレードアップやオプション追加も可能になります。
* 一般社団法人日本自動車リース協会連合会所属のすべての業者の中で、完全定額(頭金なし・ボーナス払いなし・クローズドエンド契約)で新車を個人向けにリースしているサービスにおいて月額料金が日本最安値(2021年7月13日、ステラアソシエ株式会社調べ)
幅広い選択肢から自分に合った方法を選んでライズに乗ろう
コンパクトで経済的な小型SUVは普段使いから週末のレジャーまで使用用途が広い車です。これまでライズに乗る方法は、現金一括購入やローンでの購入が主流でした。しかし、自分の生活に合わせてさまざまなサブスクリプションサービスを選び、利用するライフスタイルが浸透してきている現在、車も購入して所有するだけではなく、自分に合った乗り方で賢く乗ることが選択肢のひとつになってきています。
毎月定額で車に乗れるカーリースは、ライフスタイルに合わせてサービスを選んでいく、これからの時代に合う車のサブスクリプションサービスであるといえるのではないでしょうか。
※記事の内容は2021年月4時点の情報で執筆しています。