リースは、毎月定額のリース料金を支払うことで、さまざまな品物を借りられる便利なサービスですが、契約内容によっては、商品の故障や破損があった際に自分で修理をしなければならない場合もあります。
しかし、メンテナンスリースを選択すると、このような問題を回避できます。そこで、メンテナンスリースのメリットとデメリットや、カーリースにおけるメンテナンスリースの特徴について解説します。
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- メンテナンスリースとは、メンテナンス費用までをリース料金に含んだ契約方法
- カーリースをメンテナンスリースで契約すると、車検やバッテリー交換費用も定額にできる
- 定額カルモくんなら自分に必要なメンテナンス範囲を選んで契約できるので効率的
そもそもリースやカーリースってどんなもの?
「リース」とは、リース会社から長期的に品物を借りるサービスのことです。契約時に定められたリース料金を毎月支払うだけで、さまざまなものを私物のように使用できます。
リースにはいろいろな種類がありますが、一般向けリースの代表格といえば「カーリース」でしょう。カーリースは、車をリースできるサービスのことです。
なお、リースに似たサービスに「レンタル」がありますが、リースとレンタルには「借りる期間」と「借りるもの」の2点に違いがあります。
・借りる期間
リースは長期、レンタルは短期
・借りるもの
リースは原則新品、レンタルは中古
車を借りる場合も、レンタカーはレンタカー会社が保有している中古の車を短期間だけ借りるのが一般的です。一方、カーリースは、自分の好みに合わせた新車を長期的に借りられます。
カーリースの3つの種類
カーリースを含む「リース」は、大きく「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」の2種類にわけられます。また、リースした品物に故障や破損があった場合の修理や保守費用をリース料金に含める「メンテナンスリース」という方法もあります。
ただし、メンテナンスリースは会計などで使われる言葉ではありません。メンテナンスを付帯したリース全般を「メンテナンスリース」と呼びます。
ファイナンスリース
ファイナンスリースとは、本体価格の全額を元にリース料金が決まるタイプのリースです。カーリースの場合、「残価設定なし」のリースが該当します。
残価設定なしのリースには、リース期間終了後に所有権がユーザーに移動する「所有権移転ファイナンスリース」と、移動しない「所有権移転外ファイナンスリース」の2種類があります。契約期間終了後に車が自分のものになるカーリースは、「所有権移転ファイナンスリース」といえるでしょう。
なお、ファイナンスリースで借りた品物が故障したり、破損したりした場合は、基本的に借りている人がメンテナンスを行います。これは、メンテナンスサービスを付帯させた場合を除いて、カーリースでも同様です。
オペレーティングリース
オペレーティングリースは、リース期間満了後の「残価」をあらかじめ差し引いてリース料金を設定するリースです。
例えば、7年のカーリース契約を結んだ場合、オペレーティングリースでは、7年後の車の価格をあらかじめ差し引いた金額を元にリース料金が決められます。そのため、車の代金全額を元にするファイナンスリースに比べて、リース料金を抑えられるという特徴があります。
また、オペレーティングリースは、ファイナンスリースより短期間で契約をすることが可能です。1年や2年で契約できる短期のカーリースは、基本的にオペレーティングリースに該当します。
なお、一般的なオペレーティングリースでは、品物に破損や故障があった場合、リース会社が修理をします。しかし、カーリースの場合、借りている人が修理するのが一般的です。
メンテナンスリース
メンテナンスリースは、故障や破損が発生した際にかかるメンテナンス料金を月額のリース料金に含んだリースのことです。例えば、車検費用や法定12ヵ月点検費用、各種消耗品交換費用などが含まれるカーリースが、メンテナンスリースに該当します。
カーリースにおけるメンテナンスリースとは
カーリースとは、自分が選んだ新車をリース会社が購入し、月々定額の料金を支払ってその車を借りるサービスのことです。
購入する場合と違って、初期費用や頭金が必要ないことから、負担を抑えて車に乗り始められるというメリットがあります。一般的に、自賠責保険料や各種税金も月額料金に含まれているため、車にかかる支出を定額にできるという点も大きな魅力でしょう。
しかし、カーリースでは基本的に、車検やメンテナンスにかかる費用についてはリースを利用している人が負担しなければなりません。
そこで、近年では、「メンテナンスプラン」や「メンテナンスパック」といった名称で、メンテナンスリースを提供するリース会社も多くなってきました。メンテナンスありとなしの場合のサービス内容の違いは、以下のとおりです。
〈メンテナンスありとメンテナンスなしのサービス内容比較例〉
月額料金に含まれるサービス | メンテナンスあり | メンテナンスなし |
---|---|---|
車の本体価格 | ○ | ○ |
初期費用(登録費用等) | ○ | ○ |
自動車税(種別割) | ○ | ○ |
自動車重量税 | ○ | ○ |
環境性能割 | ○ | ○ |
自賠責保険料 | ○ | ○ |
サポート料金 | ○ | ○ |
車検費用 | ○ | × |
法定12ヵ月点検費用 | ○ | × |
消耗品交換費用 | ○ | × |
消耗品交換工賃 | ○ | × |
タイヤローテーション・調整 | ○ | × |
上記のように、メンテナンスリースでは、車検費用や消耗品の交換費用、交換工賃なども月額料金に含められます。
車に乗るにあたって、大きな負担となるのが車検時にかかる費用と税金です。税金はどのようなカーリースでも月額料金に含まれますが、車検費用については、別途用意しなければならないケースが多くありました。このような問題点を解決できるのが、メンテナンスリースの魅力です。
なお、具体的にどのような内容が月額料金に含まれるのかは、それぞれのリース会社によって異なります。メンテナンスプランの価格だけを見て比較するのではなく、サービス内容も必ず確認しましょう。
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メンテナンスリースのメリット
「車を持つとお金がかかる」と言われることもあるほど、車には多額の維持費がかかります。こうした維持費は、家計に大きな負担を与える原因にもなるでしょう。
そのため、車にかかる費用の心配をなくしたい方は、メンテナンス付きのカーリースを選ぶのがおすすめです。
ここでは、カーリースを利用するにあたって、メンテナンスリースを選ぶメリットをご紹介します。
車にかかる費用を均一化できる
メンテナンス付きのカーリースなら、車検や法定12ヵ月点検、消耗品の交換などによる臨時出費がなくなります。突発的な支出は、家計管理を行う上で大きな問題になるものです。そのうえ、車にかかるメンテナンス費用の多くはまとまった金額になることが多く、お金を工面するのが難しいこともあるでしょう。
その点、メンテナンスリースを利用していれば、車検やメンテナンスにかかる費用を別途貯めておく必要がありません。家計への負担を減らし、管理の手間も軽減できます。
費用を気にせず十分なメンテナンスができる
メンテナンス費用が月額料金に含まれるメンテナンスリースであれば、費用の心配をしてメンテナンスを先送りにすることもなくなります。
車の調子が気になるとき、点検に出すべきなのか、もう少し様子を見るべきなのかと悩んでしまうこともあるでしょう。しかし、車に安心して乗り続けるためには、定期的な点検やメンテナンスをきちんと行う必要があります。
気になったときに、お金の心配をしないで必要なメンテナンスを受けられるメンテナンスリースなら、安心して車に乗り続けられるでしょう。
メンテナンスリースのデメリット
家計管理にも役立つメンテナンスリースですが、デメリットもあります。メンテナンスリース契約を結ぶ前に、メリットとデメリットを比較して自分に合っているかどうかを検討しましょう。
メンテナンスがないプランに比べて月額料金が高くなる
メンテナンスリースは、メンテナンスがないプランに比べると月額料金が高くなります。例えば、カーリースの定額カルモくんで、ダイハツ「ミライース」をリースする場合の料金(2021年9月時点)は、それぞれ以下のとおりです。
・メンテナンスなしプラン
月額料金
12,820
円~
・メンテナンスありプラン
月額料金16,160円~
※実際の価格はリース期間やグレード、その他オプションなどによって異なります
とはいえ、メンテナンスなしのプランにした場合でも、メンテナンス料金は自身で支払う必要があり、一定額の出費は発生します。毎月少しずつ払うか、必要になったときにまとめて払うかの違いと考えましょう。
メンテナンスに利用できる店舗が限られる
カーリースのメンテナンスプランでは、メンテナンスに利用できる提携店があらかじめ決められているのが一般的です。提携店が少ないリース会社を選んでしまうと、メンテナンスを受けるために遠くまで行かなければならなかったり、思うように予約が取れなかったりなど、手間も時間もかかってしまうため、普段使っている店舗でメンテナンスを受けられるリース会社を選ぶようにしましょう。
メンテナンス費用の立て替えと請求が必要
カーリースのメンテナンスプランでは多くの場合、メンテナンスにかかった費用は一度ユーザーが立て替え、その後リース会社に請求します。そのため、一時的にメンテナンス料金を立て替えるためのお金が必要です。
請求方法や入金までの期間は、それぞれのリース会社によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。請求手続きが複雑だったり、入金に時間がかかったりするリース会社は避けるのが無難です。
メンテナンスリースがおすすめの方
メンテナンスリースには、車にかかる費用を均一化できるというメリットと、その分リース料金が高くなるというデメリットがあります。メリットとデメリットを踏まえた上で、利用を検討するようにしましょう。
ここでは、メンテナンスリースがおすすめの方をご紹介します。
家計管理にあまり時間を使えない方
車にかかる費用が多くなると、それだけ管理の手間も増えてしまいます。家計簿をつける手間はもちろん、いつ、どのような費用がかかるのかをあらかじめ考えておいたり、見積もりを取って不足分を工面したりするのは大変です。
メンテナンスリースを活用すれば、車にかかる費用を毎月のリース料金に一本化できるため、このような面倒がありません。手間を省くことができ、家計管理もぐっと簡単になるでしょう。
マネープランに不安がある方
将来のマネープランに不安がある方は、メンテナンスリースを利用することで安心して車に乗り続けられます。「将来メンテナンスにかかるお金」も均一化することで、見通しが立てやすくなるからです。
例えば、子供の教育費や住宅の購入費など大きな支出予定がある方や、給与の変動が大きい方、転職を考えている方などの場合、収入や貯金が一時的に心もとなくなってしまう可能性があります。生活費がギリギリのタイミングで車検がきてしまうと、費用の捻出が大変ですから、メンテナンスリースに加入しておくと安心です。
安心してカーリースを使いたい方
リース車は、あくまでもリース会社から借りている車です。そのため、リース期間満了時は原則リース会社に返却する必要があります。このとき、傷などがついている場合は、返却時に原状回復費用として追加精算を求められる可能性があります。
メンテナンスリースなら、このような原状回復費用も月々のリース料金に含められるので、返却時の追加精算を心配する必要がありません。ただし、詳細なサービス内容は、各リース会社の規定によります。原状回復費用も含まれるかどうか、契約前に必ず確認するようにしましょう。
メンテナンス費用もコミコミのカーリースなら定額カルモくん
月々10,000円台から新車に乗れる、業界最安水準*の「おトクにマイカー 定額カルモくん」にも、もちろんメンテナンスプランがあります。ここでは、定額カルモくんのメンテナンスプランのメリットを3つご紹介します。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
1. 全国30,000店を超える店舗を利用可能
定額カルモくんでメンテナンスプランに加入すると、全国30,000店以上の提携店舗でメンテナンスを受けることができます。自宅の近くの店舗や、これまで利用していた店舗など、好きな店舗を選んで利用できるので、ストレスなく安心してメンテナンスを受けられるでしょう。
2. 専用アプリで簡単に請求できる
メンテナンス費用の請求も、定額カルモくんなら簡単です。レシートを撮影してアプリ上から送信・申請するだけで請求手続きが完了します。
メンテナンス費用の請求は、毎週日曜日の24時が締め日で、請求内容に問題がなければ4営業日以内に指定口座に振り込まれます。入金までがスピーディーなので、家計への負担も最小限に抑えられるでしょう。
3. 返却時の原状回復費用補償がつく
カーリースは、契約期間が満了すると、原則車を返却しなければいけません。このとき、車に傷や臭いが付いていたり、カスタマイズしていたりすると、原状回復費用を請求されることがあります。
その点、定額カルモくんのメンテナンスプランでは、このような原状回復費用の補償が自動付帯されるため、返却時の原状回復費用を気にする必要がありません。このように、メンテナンス費用に加えてさまざまな費用も月々のリース料金に含められるのは、定額カルモくんの大きなメリットといえるでしょう。
メンテナンスリースなら、安心して車に乗り続けられる
メンテナンスリースは、メンテナンスを含まないカーリースに比べてリース料金が高めのため、利用をためらう方もいるかもしれません。しかし、車検費用やメンテナンス費用といった臨時支出も定額にできるメンテナンスリースは、家計管理に不安がある方にぴったりのサービスです。
業界最安水準*の定額カルモくんなら、メンテナンスプランに加入してもなおリーズナブルな料金で、国産メーカー全車種・全グレードの新車に乗れるため、負担を抑えながら理想のカーライフを手に入れることができるでしょう。
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よくある質問
Q1:メンテナンスリースってどんなもの?
A:メンテナンスや保守にかかる費用を月額料金に含んだリースのことです。カーリースでは、一般的にリース車のメンテナンスにかかる費用は自己負担しなければなりませんが、メンテナンスリースを利用すると、メンテナンス費用も月額料金に含められます。車検やオイル交換にかかる費用なども月額料金内でまかなうことができます。
Q2:メンテナンスリースのメリットは?
A:メンテナンスリースには、維持費を含めた車にかかる料金を一本化できるというメリットがあります。毎月定額のリース料金に維持費を含められるため、家計管理にも便利です。また、費用の問題で点検やメンテナンスを先延ばしにすることがなくなることから、安心して車に乗れるでしょう。
Q3:メンテナンスプランに入ってもリーズナブルなリース会社は?
A:業界最安水準*の定額カルモくんなら、メンテナンスプランに加入してもなおリーズナブルな料金で、国産メーカー全車種・全グレードの新車に乗ることができます。定期的に発生するメンテナンスや車検にかかる費用を、リース料金だけでまかなうことができるため、家計管理もぐっと楽になるでしょう。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
※記事の内容は、2021年10月時点の情報で制作しています。