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花輪陽子はなわようこ

FPが教えるマイカーリースのメリットとデメリット! 花輪陽子と考えよう

FPが教えるマイカーリースのメリットとデメリット! 花輪陽子と考えよう

忙しい共働き夫婦にとって、新車を購入するのは、時間も費用もハードルが高く、ひと手間がかかります。平日は仕事で忙しいので、休日にディーラーに行って交渉をするのも大変だからです。

マイカーリースだと長期のレンタカー感覚で気軽にいつでも手元に車を置いて利用できるのをご存知でしょうか。ディーラーに行く時間も節約でき、毎年の自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)も月額に含まれており、それらを納める手続きなどもリース会社が代行してくれるので管理が楽です。

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メリット1.ディーラーとの面倒な価格交渉いらず、法定費用が全て含まれる

自家用車を持つ方法として、新車や中古車を購入することが一般的ですが、新しいカーライフとして注目されている方法がカーリースです。カーリースとは「自分の好きな自動車を月々のリース料を支払うことで一定の期間貸してもらう仕組みであり、サービス」のことです。契約期間は通常は数年間と長期に渡ります。レンタカーと違って長期間借りることになるのでその車の良し悪しをガソリン代やメンテナンス代なども含めた使用感からも試すことができます。契約期間が終わったら、リースを延長する、他の自動車で再度リース契約をするなどの方法があります。

マイカーリースの1番のメリットはディーラーとの面倒な価格交渉が要らないということです。今のところ2019年10月には、消費税率が10%に引き上げられる予定です。車を購入する際に適用される税率が決まるのは、「登録時」になっていますが、ナンバープレートの登録には時間がかかります。増税直前に選んでいるとギリギリになってしまうので、営業店が混み合ったり、ディーラーに足元を見られることもあるかもしれません。また、本当はもう少し乗れるのに増税前に買い換えた方が良いのかも迷うところでしょう。しかし、マイカーリースの場合はそうした交渉も要りませんし、ディーラーが提示するオプションや購入価格に一喜一憂しなくても済みます。消費増税といった一時的な価格上昇に駆け込むこともなく、長期的な視点で家計やかーライフを考えることができます。

また、法定費用が全て含まれることも大きなメリットになります。新車登録時手数料や、期間分の法定費用(自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)、重量税、自賠責保険)は基本的に含まれています。車検時の整備費(車検業者に支払う手間賃部品代)と保守費用はリース会社や選ぶプランによっては自己負担の場合も多いので契約時に確認をする必要があります。

メリット2.ランニングコストが平均化され、支出の計画が立てやすい。

マイカーリースのもう一つのメリットとして、ランニングコストが平均化され、支出の計画が立てやすいということがあります。つまり、毎月の家計管理が楽になるということです。

支出の中には毎月発生する通常支出と年に一度など特別な時に発生する特別支出があります。通常支出には水道光熱費、通信費などがありますが、特別支出には固定資産税など税の支払いやクリスマスプレゼントやお年玉などの贈答費などが含まれます。よく、家計簿をつけて支出を管理する際に、月々の計画とともに年間の計画も立てましょうと指導をします。なぜなら、特別支出を予定していないと、貯金を取り崩すことになるなど家計がくるいやすいからです。特別支出を管理するにはボーナスなどの特別収入を利用するか、毎月の通常収入から特別支出に備えて積立をすることをお勧めしています。特別支出には年収の10%程度備えると予想外の支出にも対応しやすくなります。

マイカーの場合、マイカーローンの支払いやガソリン代や駐車場代などは月々の通常支出となりますが、自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)は年に一度の支払いになります。このように、年間で予定しなければならない支出は忘れがちです。マイカーリースの場合は自動車税(種別割)なども毎月の費用に平均化されているので助かりますね。

例えば、定額カルモくんダイハツミライースをリースする場合(9年賃貸)、1ヶ月の費用は1万3716円です(一日500円以下)料金には全ての法定費用、仲介手数料、サポート料などが含まれています。選ぶ車種や期間にもよりますが、新車を購入してマイカーローンで返済をするより月々の支払い額が抑えられる場合も多いです。

他方で新車を購入して、125万円を金利5%のローンで9年返済する場合、毎月の支払額は1万4397円になります。自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)なども別途支払う必要があります。

残価設定ローンの場合はどうでしょうか。残価設定ローンとは、車両本体価格の一部をあらかじめ残価(=3年後や5年後の予想下取り価格)として据え置いて、残りの金額を分割で支払う方法です。通常のローンよりも月々の支払い金額を抑えること効果があります。

しかし、3~5年の残価設定ローンは実際の使用期間から考えると短いと言えそうです。一般社団法人日本自動車工業会が2016年に発表した2015年度の統計によると、「新車登録から1オーナーで7.5年前後で買い替え」というデータがあります。使用期間から考えると、最初から7~9年のプランを選ぶのが現実的だと言えそうです。

マイカーリースの注意点やデメリット

少ない初期費用で手元に現金を残しておけるなどメリットも多いカーリースですが、もちろん注意点はあります。基本的に中途解約はできません。やむを得ない場合でも多額の中途解約金が必要になるケースが多いです。

車のドレスアップ・改造などは契約満了時に原状復帰すれば問題ないですが、保有の場合と比べると制限されます。賃貸住宅を借りているのと同じような感覚で元に戻せないような改造をしなければ原則的に大丈夫と考えればよいでしょう。

走行距離が想定を超過すると、追加費用が発生する場合があります。ただし、定額カルモくんの場合は月1500kmを上限としており、超過1kmで8円という費用になります。長距離を運転するのは休日のみなど通常の使用の場合は走行距離のオーバーになることは少ないようです。

事故の修理代金は自己負担で修理の手配も必要になります。法定費用に含まれる自賠責保険に加えて、車両保険付きの自動車保険に別途ご自身で加入することが大切になります。月々の料金に自動車保険も加えてかかるお金を考えた方がよいでしょう。ただし、ダイレクト型など安価な保険が増えています。

一番の注意点は支払いが完了をしても自分の所有物にはならないということがあります。カーリースで乗るクルマは、あくまでもリース会社の所有物だからです。契約期間終了後は契約期間を延長するか、新たな車を契約する形となります。ただし、新車に近い状態の自動車を長く乗る場合は、所有にこだわらなければ低価格で長く乗ることができる場合も多く、それはメリットになります。

まとめ

初期費用が少なく、月の支払いを標準化できるカーリースを活用することで家計を回しやすくすることができます。手元に現金を残しておけるというのも資産運用をする上では大きなメリットです。なぜなら、その分を運用に回したり、事業に回したりすることも可能だからです。

また、仕事やプライベートで忙しい共働き夫婦にとって、煩わしい手間や時間の節約ができるというのも大きな要素でしょう。注意点はあるものの、所有の場合とメリットデメリットを比較してご自身にあったカーライフスタイルを送れると良いですね。

よくある質問

Q:マイカーリースのメリットを教えてください

A:頭金が不要なので、貯金を減らさずに新車に乗れること、月額料金には自動車税(種別割)や自賠責保険料などの法定費用、プランによっては車検やメンテナンス費用が含まれるので、車に関する大きな出費を減らせることがメリットになります。

Q:マイカーリースにすると家計にどんな影響がある?

A:マイカーローンとは違い、月額料金に税金などの法定費用が含まれているので、ランニングコストが平均化され支出計画が立てやすくなり、家計管理が楽になります。

Q:マイカーリースの注意点は?

A:マイカーリースは、基本的に中途解約はできません。解約するとなると多額の解約金が必要になる場合がほとんどです。また契約満了時に車を返却する場合は原状回復が基本なので、購入と比較するとカスタマイズには制限があることもデメリットのひとつといえるでしょう。

※記事の内容は2018年4月時点の情報で執筆しています。

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