カーリースは車のサブスクとも呼ばれ、契約期間中、月額定額制で車を借りられるサービスです。一般的には3~10年程度の長期契約ですが、1年程度の利用が可能なカーリースも見られます。
1年だけ車を利用する方法としては、中古車の購入やレンタカー、カーシェアリングなどがあり、それぞれ料金やサービス内容はさまざまです。各サービスの違いを理解して、自分に合った方法を選択することが大切になります。
そこで、1年だけ車に乗る方法について、特徴やメリット・デメリットなどをクルマ専門家の若林由晃さんの解説と併せてご紹介します。
クルマ専門家の若林由晃です。カーリースは会社によって1年契約も可能です。ただし、長期カーリースか短期カーリースかによっても料金やサービスが異なります。また、1年だけ車に乗る方法にはレンタカーなどもあるため、それぞれの特徴やメリットなどを比較して順番に見ていきましょう。
- カーリースの中には1年だけでも契約できるサービスがある
- 1年だけ車に乗る方法として、中古車の購入やレンタカーやカーシェアリングもある
- 1年だけの利用でも新車のカーリースなら故障のリスクなどが少なく安心
カーリースは1年契約できる!契約期間や月額料金などの特徴
〈1年契約が可能なカーリースと長期契約のカーリースの比較〉
1年契約が可能なカーリース | 長期契約のカーリース | |
---|---|---|
契約期間 | 1年、もしくは月単位で契約 | 3~10年程度で契約 1年契約が可能な会社もある |
月額料金 | 長期契約に比べると高い傾向 | 短期契約より安い傾向で、 契約年数が長いほど安くなる |
初期費用 | 保証金が必要なケースが多い | 不要 |
取扱車種 | 中古車が一般的 | 新車が一般的 |
カーリースの中には、1年だけでも利用できるところがあります。ただし、同じ1年契約でも短期契約のカーリースと長期契約のカーリースとでは、表に示したようにさまざまな違いがあります。
どのように異なるのか、詳しく見ておきましょう。
契約期間
一般的にカーリースは長期契約であり、1年の利用も可能なケースは少ないでしょう。1年だけカーリースを利用する場合には、基本的に月単位で契約するカーリースを利用する傾向があります。
ただし、長期カーリースの中にも1年契約が可能なものもあります。会社選びの際に、1年もしくは月短期の契約が可能かをまず確認することが大切です。
月額料金
長期カーリースの月額料金は、車両本体価格に諸費用を足した総額を契約月数で割って算出します。そのため、契約期間が短いほど月額料金は高くなり、1年だけの契約では長期契約と比較して月額料金が高額になるケースが多いでしょう。
ただし、月単位で利用できる短期カーリースには、長期カーリースと同程度の月額料金で利用できる会社もあります。そのようなカーリースなら、月額料金を抑えやすいでしょう。
初期費用
短期カーリースでは、契約時に初期費用として保証金や車両敷金などが必要なケースが多く見られます。一方、長期カーリースでは、一般的に初期費用が不要です。
そのため、長期カーリースで1年だけの利用も可能な会社なら、保証金などを支払う必要がなく、月額料金だけで利用を開始できるでしょう。
取扱車種
短期カーリースではほとんどの場合、中古車を利用します。そのため、シートに汚れが見られたり、長期契約と比較して故障のリスクが高くなったりする可能性があるでしょう。一方、長期カーリースでは一般的に新車を利用することから、このようなリスクは少ないといえます。
また、中古車のカーリースでは車種の選択肢がカーリース会社の在庫に限られますが、新車のカーリースは国産全車種など、選択肢が豊富なところも多いでしょう。
希望の車があるような場合は、1年だけの利用でも新車に乗れるカーリースを選ぶのがおすすめです。
1年だけの利用でも新車に乗れる!
国産全車種から車を選べるカーリース
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、1年だけの利用も可能な長期カーリースです。
初期費用が不要なため乗り始めの負担が抑えられることに加え、業界最安水準*の月額料金で国産全車種から新車を選べる点などが好評で、2018年のサービス開始以来、累計申込者数が25万人を突破するほどの人気となっています。
サービス内容について、詳しくは下のバナーからチェックしてみましょう。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
1年だけ利用できるカーリース3社
1年だけの利用もできるカーリースには、どのような会社があり、どのくらいの料金で利用できるのでしょうか。また、車種や契約期間はどのような条件となっているのでしょうか。
表は、2023年8月10日に「カーリース 短期」のキーワードでGoogle検索した場合に上位表示される3社について比較したものです。
〈カーリース3社の料金とサービス内容の比較〉
定額カルモくん | ニコリース | ニチゴカーリース | |
---|---|---|---|
初期費用 【a】 | 0円 | 79,000円 (車両準備費用、車両敷金*¹) | 11,000円 (預り金*²) |
月額料金 (最安)【b】 | 59,025円 | 29,000円 | 16,500円 |
1年間の料金 【a】+【b】×12 | 70万8,300円 | 42万7,000円 | 20万9,000円 |
取扱車種 | 新車(国産全車種) | 中古車 | 中古車 |
契約期間 | 1年~ | 1ヵ月~ | 1ヵ月~ |
走行距離制限 | 1ヵ月あたり1,500km | 1ヵ月あたり1,500km | 1ヵ月あたり2,000km |
*² 軽自動車の場合の金額。全額返還してもらえる可能性がある
年間の総額を見ても大きく異なるうえ、取扱車種や契約期間などに違いがあることがわかります。各社の特徴を以下で詳しく見てみましょう。
おトクにマイカー 定額カルモくん
定額カルモくんは長期契約のカーリースですが、1年だけの利用も可能です。1年間利用した場合の総額は70万8,300円ですが、初期費用不要で新車に乗れるメリットがあります。また、国産全車種を取り扱っていることから、購入するときのように車選びを楽しむことも可能です。
カーリースには一般的に走行距離制限が設けられており、定額カルモくんでは1ヵ月あたり1,500kmが上限となっています。近所に買い物に行き、週末にドライブに行く場合は1ヵ月1,000kmが目安であることから、普段使いするうえでは走行距離も十分だといえるでしょう。
1年契約のカーリースで新車が選べるケースはそう多くありませんが、「定額カルモくん」なら国産全車種の新車から車を選ぶことが可能です。また、「お試し審査」に申し込むと、審査通過後に自分に合ったプランを担当のスタッフに提案してもらえるので、車やプランの選択も手間なく行えます。
5分程度の入力で簡単に申し込めるので、下のバナーから気軽に申し込んでみましょう。
ニコリース
出典:ニコリース
1ヵ月から利用可能な「ニコリース」は、軽自動車、コンパクトカー、セダン、ミニバン、軽バン、軽トラックなど、豊富な車種の中古車を取り揃えています。
初期費用が必要となり、1年間利用する場合の総額は42万7,000円です。なお、初期費用のうち、車両敷金は契約満了時に返金してもらえる可能性があります。
走行距離制限の上限は1ヵ月1,500kmであることから、普段使いするうえで困ることは少ないでしょう。
ニチゴカーリース
出典:ニチゴカーリース
「ニチゴカーリース」は、1ヵ月単位で契約する短期カーリースで、関東圏でサービスを展開しています。1年間利用する場合の総額は20万9,000円です。預り金として初期費用が必要ですが、預り金は契約満了時に全額返金してもらえる可能性があります。
取扱車種は中古車で、プランによっては軽自動車か普通車かということ以外は車種を選べないことに注意が必要でしょう。走行距離制限は1ヵ月あたり2,000kmとなっており、ほかの2社と比較して余裕のある距離が設定されています。
中古車のカーリースは費用を抑えやすくなっていますが、多少料金が高くても、新車に乗れるカーリースを1年間利用したほうが車の品質も良く、結果的にお得になる可能性もあります。人気の車や最新の安全装備がついた車に乗れる点も魅力です。
カーリースの1年利用は最もお得?料金や特徴をほかの方法と比較
1年だけ車に乗る方法には、一般的な長期のカーリースや短期カーリースのほかに、レンタカーやカーシェアリングを利用したり新車や中古車を購入したりする方法があります。1年間でかかる費用や特徴をそれぞれ比較してみましょう。
1年だけ利用した場合の料金比較
カーリース・中古車購入・レンタカー・カーシェアリング・購入について、実際に1年間利用した場合の費用を見ていきましょう。
ここでは、2023年上半期の国内新車販売台数ランキングで1位を獲得している人気車種、ホンダ「N BOX」の料金をシミュレーションします。
〈1年間車に乗るための各方法の費用〉
方法 | 初期費用 【a】 | 1ヵ月あたりの 料金・費用 【b】 | 売却額 【C】 | 1年間の支払い 【a】+【b】×12-【c】 | 維持費 |
---|---|---|---|---|---|
長期カーリース | 0円 | 85,645円*¹ | 0円 (売却できない) | 102万7,740円 | 税金や保険料などが 月額料金にコミコミ |
短期カーリース | 79,000円*² (車両準備費用、車両敷金) | 29,000円*² | 0円 (売却できない) | 42万7,000円 | 税金や保険料などが 月額料金にコミコミ |
レンタカー | 0円 | 85,800円*³ | 0円 (売却できない) | 102万9,600円 | 税金や保険料などが 1ヵ月の料金にコミコミ |
カーシェアリング | 1,650円*⁴ (カード発行手数料) | 85,800円*⁴ | 0円 (売却できない) | 103万1,250円 | 税金や保険料などが 料金にコミコミ |
中古車の購入 (現金一括購入) | 105万5,600円*⁵ | 0円 | 14万6,850円*⁶ | 98万750円 | 税金や保険料などの 支払いが必要 |
*¹ 「おトクにマイカー 定額カルモくん」の料金
*² 大手短期カーリース会社の料金
*³ 大手レンタカー会社でマンスリーコースを1年間利用した場合の料金
*⁴ 大手カーシェアリング会社で、6時間まで4,290円を20回利用した場合の料金
*⁵ ホンダ認定中古車サイト「U-Select」で2023年8月10日に販売されている2020年式の車両のうち、支払総額で最安5車両の平均を算出
*⁶ 総務省「中古車残価率表」より軽自動車の4年後の残価率(0.1)を基に算出
長期カーリース
長期カーリースでは短期カーリースと異なり新車を利用することから、月額料金が高額なケースが多く、月々85,645円が必要です。一方、初期費用がかからない点は魅力でしょう。
購入と比較すると、税金や保険料が月額料金に含まれているので別途用意する必要がないこともメリットです。
なお、長期カーリースは5年や7年などの契約期間が多く、1年契約も可能なサービスを見つけるのは難しいことを知っておきましょう。
短期カーリース
中古車を扱う短期カーリースでN BOXに乗る場合、月々29,000円が必要です。1年だけ車に乗る方法の中で最も費用が抑えられますが、車両敷金や保証金などが初期費用としてかかるケースが多く、利用開始時にまとまった資金がかかります。
なお、長期カーリース同様、税金や保険料は月額料金に含まれているケースがほとんどです。
レンタカー
レンタカーを利用して1年だけ車に乗る場合、日額のレンタカーよりも1ヵ月単位で契約するマンスリーレンタカーのほうが、料金が安い傾向があります。そのため、マンスリーで12ヵ月利用するのが一般的でしょう。
上の表の例では1ヵ月の利用料金が85,800円であり、1年間で102万9,600円が必要です。
なお、表の金額はカーナビや免責保障を除いた金額であり、カーナビをつけると1ヵ月あたり5,500円、免責保障をつけると1ヵ月あたり16,500~24,750円が上記の料金に上乗せされます。
そのため、この2つをつけた場合、年間で20万3,500~30万2,500円がさらに必要になるでしょう。
カーシェアリング
1年だけ車に乗るための方法としてカーシェアリングも挙げられます。カーシェアリングは初期費用が必要で、表に挙げた例では月額料金はレンタカーと変わらず、総額も103万1,250円でレンタカーと大差ありません。
ただし、この料金は6時間利用時のもので、予約している時間を超えて車を利用すると、超過料金を請求されることに注意が必要です。
中古車の購入
現金一括購入では購入時にまとまった資金が必要ですが、年間の総額は98万750円で、1年だけ車に乗るほかの方法と比較して最も安くなります。
カーローンを組めば分割払いもできますが、その場合は利息がかかることに注意が必要です。
購入した中古車を売却すると買取価格がつく可能性がありますが、年式が古くなるほど買取価格は下がります。場合によっては、売却しても利益がほとんど出ないケースがあることにも留意しましょう。
なお、1年だけ車に乗るほかの方法は料金に税金や保険料がコミコミですが、購入の場合は別途自身で支払う必要があります。現金一括購入の場合は購入時にまとめて支払いますが、カーローンを組んだ場合は税金や保険料は借入れに含められず、頭金として契約時に支払うことになるでしょう。
1年だけ利用した場合の特徴の比較
長期カーリース・短期カーリース・レンタカー・カーシェアリング・購入について、料金面以外の特徴を比較してみましょう。
〈1年間車に乗るための各方法の特徴〉
方法 | 新車or中古車 | 車種の選択肢 | 走行距離制限 | 1年後の車の扱い |
---|---|---|---|---|
長期カーリース | 新車 | 国産全車種など 比較的豊富 | あり | 返却 |
短期カーリース | 中古車 | カーリース会社の 在庫 | あり | 返却 |
レンタカー | 中古車 | レンタカー会社の 在庫 | なし | 返却 |
カーシェアリング | 中古車 | カーステーションに ある車両 | なし (距離に応じて課金) | 返却 |
中古車の購入 | 中古車 | 中古車販売店の 在庫 | なし | 売却 or 廃車 |
長期カーリース
長期カーリースではおもに新車を利用し、車種も国産全車種などの豊富な選択肢から選べるケースが多く見られます。
自宅のガレージや近隣の月極駐車場に車を置いてマイカーのように使える一方、走行距離制限があることに注意が必要です。契約満了時は車をリース会社に返却するだけなので、売却や廃車の手間がかかる購入と比較すると手軽に済むでしょう。
短期カーリース
短期カーリースでは一般的に、カーリース会社に在庫のある中古車から車を選びます。
契約期間中は手元に車を置いて自由なタイミングで使用できること、走行距離制限があること、車が不要になったらカーリース会社に返却することなどは、長期カーリースと同じです。
レンタカー
レンタカーでは、利用する店舗に在庫のある中古車の中から希望の車を選びます。走行距離無制限であるケースが多く見られますが、会社によっては走行距離に制限を設けているところもあるでしょう。
日額のレンタカーは利用の度に車を店舗に返却しますが、マンスリーレンタカーで1年の契約をした場合は、1年後に車を店舗に返します。車に傷やへこみなどがあると、修理費用が発生する可能性に注意が必要です。
カーシェアリング
カーシェアリングでは、利用するカーステーションにある中古車から車を選びます。
車をカーステーションに駐車することから、車を利用する度にカーステーションに出向き、返却時もカーステーションから歩いて家などに戻ることが必要です。カーステーションまで距離があると、不便に感じてしまう可能性があるでしょう。
その反面、1年後に車が不要になったら利用を停止するだけなので、手間がかかりません。
中古車の購入
中古車を購入する場合には、市場に出回っている車の中から選びます。購入してしまえば自由に車に乗れるので、日額のレンタカーのように利用時間を気にしたり、カーシェアのようにほかの利用者のことを考えて車に乗ったりする必要はありません。
1年後は車を売却すれば手元に費用が戻ってきますが、走行距離が長かったり年式が古かったりする車は、買い取ってもらえず廃車にせざるをえない可能性があるでしょう。廃車には、30,000~80,000円程度の費用が必要です。
1年間車が必要で日常的に用頻度が高い場合、料金面を優先するなら短期カーリースがおすすめです。審査がなく、契約時の手間が少ない方法がいいなら、レンタカーやカーシェアリングが最適でしょう。車の使い勝手の良さなら、中古車を購入すれば自由に利用できます。優先したい条件を検討しましょう。
1年だけ車に乗る方法のうち最もおすすめの方法が、新車に乗れて初期費用がかからず、月々の負担額もほかの方法に比べて抑えられる「定額カルモくん」です。国産全車種から車を選べるので、気に入った車で1年間カーライフを送れる点も魅力的といえます。
カーリースの利用には審査が必要ですが、定額カルモくんでは車が決まっていなくても仮の車種で審査を済ませられる「お試し審査」を用意しています。下のバナーから試してみてはいかがでしょうか。
新車のカーリースを1年だけ利用するメリット・デメリット
新車のカーリースのほとんどは長期契約ですが、1年だけの利用が可能な会社もあります。長期のカーリースを1年だけ利用する場合のメリットとデメリットを見てみましょう。
新車のカーリースを1年だけ利用するメリット
- 初期費用が不要
- 月々定額で乗れるためコスト管理がしやすい
- 車種の選択肢が多い
- 新車に乗れるため、故障のリスクが中古車より低い
新車のカーリースでは、購入のように初期費用を用意する必要がなく、1年間月額料金を支払うだけで車に乗れます。
車の選択肢が多いので、希望の車種を選びやすくなっているうえ、国産全車種を扱っているようなカーリース会社なら購入するときのように車選びを楽しむことも可能です。新車であることで故障のリスクも低く、急なメンテナンスによる出費の心配も減らせるでしょう。
新車のカーリースを1年だけ利用するデメリット
- 1年だけでも契約できるカーリース会社が少ない
- 1年契約だと月額料金が割高になる
- 納車まで時間がかかる
- 車庫証明などの書類が必要
新車のカーリースで1年だけでも利用できる会社はほとんどなく、会社探しに手間がかかる可能性が高いです。
新車であることで月額料金が割高になりがちなことと、納車までに時間がかかることを知っておきましょう。納車期間は一般的に1~3ヵ月程度かかります。
そのほか、車の購入と同様、車庫証明書の提出を求められることに注意が必要です。
車庫証明書は、車庫の所在地を管轄している警察署で発行してもらえます。ただし、申請書類の提出から車庫証明書の発行までは数日かかる傾向があります。発行までの日数を含めて準備を進めることが大切です。
中古車のカーリースを1年だけ利用するメリット・デメリット
中古車のカーリースでも月々定額の料金で1年間車に乗れますが、新車のカーリースとは異なるメリットやデメリットがあります。以下でチェックしておきましょう。
中古車のカーリースを1年だけ利用するメリット
- 月々定額で乗れるのでコスト管理しやすい
- 契約満了時は車を返却するだけ
- 納車が早い
- 新車のカーリースよりも安い
中古車のカーリースも新車のカーリース同様、月々定額の料金で車を利用でき、家計を安定させやすくなっています。また、契約満了時は車をカーリース会社に返却するだけなので、手軽です。
カーリース会社に在庫のある中古車を利用するため、新車のカーリースよりも納車期間が短く、なるべく早く車が必要な場合に便利でしょう。
月額料金や1年間の総額も新車のカーリースと比較して安いため、コストを抑えたい場合に最適です。
中古車のカーリースを1年だけ利用するデメリット
- 中古車のカーリースがメイン
- 使用感があったり、故障のリスクが高かったりする
- 初期費用が必要なことが多い
- 車庫証明などの書類が必要
中古車のカーリースでは、新車のカーリースほど車の選択肢が多くない点と、中古車ゆえに年式や走行距離などの車の状態にばらつきがある点に注意が必要です。また、新車のカーリースは初期費用が不要なケースがほとんどですが、中古車のカーリースでは初期費用が請求されるケースが多いこともデメリットといえるでしょう。
車庫証明などの書類を準備する必要があるため、手間もかかります。
中古車のカーリースの場合、オプション付きの車種が扱われていることも多いため、費用を抑えて性能が充実した車種を選べることが多いでしょう。ただし、中には利用者が車種を自由に選択できない会社もあります。中古車の中でもこだわりがある場合には、条件を確認しておくことが大切です。
1年だけ車に乗るうえで中古車を購入するメリット・デメリット
1年だけ車に乗るには、中古車を購入して1年後に売却する方法もあります。1年間カーリースを利用する場合と比較して、メリットとデメリットを見てみましょう。
1年だけ車に乗るのに中古車を購入するメリットをカーリースの1年利用と比較
- 時間や距離の制限なく利用できる
- 汚したり、カスタマイズしたりしても費用を請求されない
- 納車期間が新車のカーリースよりも短い
- 売却することで買取価格がつく可能性がある
購入するメリットは、なんといっても自分のものになることです。1年のあいだ利用時間や走行距離などを気にせず、好きなときに好きなように車に乗れます。また、カスタマイズも自由です。カーリースと異なり審査の必要がなく、納車まで時間がかからないのもメリットでしょう。
車を売却して買取価格がつけば購入時の出費を一部カバーできるので、年間の総額を抑えられる可能性もあります。
1年だけ車に乗るのに中古車を購入するデメリットをカーリースの1年利用と比較
- 購入時にまとまった費用が必要になる
- 故障や事故のリスクが新車より高く、修理代がかかることがある
- 売却もしくは廃車の手続きや、廃車時の解体費用が必要になる
中古車を購入する場合、購入時に多額の費用が必要です。初期費用不要な長期カーリースと比較して契約時の負担はかなり大きくなるでしょう。
なお、カーローンを組んだ場合でも、税金や保険料などは借入れに含められず、その分は一括で支払うケースがほとんどです。
中古車のためシートに汚れがあったり、故障のリスクが高かったりする可能性があることもデメリットです。新車のカーリースであればこのような心配はかなり少ないですが、中古車の場合は1年だけの利用でもストレスにつながってしまうおそれがあるでしょう。
1年後に車を手放す際に手間がかかってしまうことも、車両の返却だけで済むカーリースと比較して不便に感じられる可能性が高いです。
中古車の購入は車を早めに手に入れたい場合に便利な一方、車によって状態に差があることから、見極めたり探したりする手間もかかります。新車と比較するとメンテナンス費用がかかる可能性もあるので、もしもの出費のために手元にお金を残しておいたほうが安心でしょう。
レンタカーを1年だけ利用するメリット・デメリット
1年だけ車に乗るために、レンタカーを利用するのもひとつの方法です。カーリースを1年利用する場合と比較して、メリット・デメリットを見てみましょう。
レンタカーを1年だけ利用するメリットをカーリースの1年利用と比較
- 利用開始の手続きがスムーズ
- 審査なしで利用できる
- 走行距離制限がないことが多い
レンタカーは審査なしで利用でき、カーリースよりも利用開始のための手続きがスムーズです。基本的に走行距離制限がない点もメリットといえます。
ただし、レンタカー会社によっては、走行距離制限が設けられているケースもあるので、契約時に確認しておくことが大切です。
レンタカーを1年だけ利用するデメリットをカーリースの1年利用と比較
- 総額が高くなりがち
- 選べる車種が限られ、新車に乗れない
- マイカーでないことがほかの人に知られてしまう
- 免責補償などで追加費用がかさみやすい
1年間レンタカーを利用する場合、長期割引のあるマンスリーレンタカーを利用しても、カーリースと比較すると費用が割高になってしまいやすいといえます。
利用は中古車に限られ、車種の選択肢もレンタカー会社の在庫に限られる点も、希望の車種から新車を選べる新車のカーリースと比較するとデメリットといえるでしょう。
また、免責補償制度への加入などが条件となっていることで追加費用がかかり、負担が増えがちな点にも注意が必要です。
ナンバーが「わ」や「れ」となるため、ほかの方にマイカーでないことが知られてしまう可能性もあります。事業で車を利用している場合、「わ」や「れ」ナンバーとならないカーリースと比較して、信用度の低下につながるおそれもあるでしょう。
レンタカーの場合、1年間の長期契約をせずに、必要なときだけ借りて乗ることも可能です。ただし、その場合は、その都度返却しなくてはいけないため手間がかかってしまいます。また、利用のたびに車が変わってしまい、慣れない車に乗らなければならないリスクもあるでしょう。
カーシェアリングを1年だけ利用するメリット・デメリット
1ヵ月車に乗る方法として、カーシェアリングを利用することも可能です。カーシェアリングについても、カーリースの1年利用と比較したメリット・デメリットを見ておきましょう。
カーシェアリングを1年だけ利用するメリットをカーリースの1年利用と比較
- 駐車場代がかからない
- 審査なしで利用できる
- 解約の手間が少ない
- 利用頻度が低い場合は費用を抑えやすい
カーシェアリングでは、車をカーステーションに止めるため、駐車場代は不要です。自宅に駐車スペースがない場合、カーリースを利用すると駐車場代がかかってしまうことと比較すると維持費を抑えやすいといえるでしょう。
車を利用する時間や頻度に応じて料金が加算される仕組みであることから、車を使う頻度がそれほど多くなければ、出費を抑えやすい点も魅力です。
追加費用なしで解約できるメリットもあります。カーリースでは原則中途解約ができず、解約できたとしても違約金を支払う必要がありますが、カーシェアリングであれば急に車が不要になっても利用を停止するだけです。
カーシェアリングを1年だけ利用するデメリットをカーリースの1年利用と比較
- 利用の度にカーステーションまで出向くなど、手間がかかる
- 予約が取れなければ、車を利用できない
- 利用頻度が高ければ費用が高額になる
- 返却時間を超過すると、延長料金が発生する
カーシェアリングは、利用の度に車両を予約しなければならず、車に乗るのにカーステーションに出向くことが必要です。また、予約した時間しか車を利用できず、ほかの人が先に予約していた場合には、車に乗れないリスクもあります。
そのため、自宅の駐車スペースに車を止めていつでも利用できるカーリースに比べて、面倒に感じることもあるでしょう。また、ほかの方も利用する車であるため、車内に物を置きっぱなしにできないことなどを、不便に感じる可能性もあります。
カーシェアリングは1日数時間程度の利用を想定したサービスです。長時間利用したり、毎日利用したりする場合には月々定額で乗れるカーリースと比較して料金が高額になりやすいでしょう。
予約時間を超過してしまうと延長料金を請求されることから、時間を気にしながら車に乗る必要がある点もデメリットです。
カーシェアリングの利用を検討する場合は、近所にカーステーションがあるかをまず確認しましょう。スマホから簡単に予約できる点は便利ですが、カーステーションが少し離れた場所にある場合は、不便さがまさる可能性が高くなります。
カーリースが最適?1年だけ車を利用する方法を選ぶときのチェックポイント
車を1年だけ使う方法としてはカーリースや中古車の購入、レンタカー、カーシェアリングがあり、料金やサービス内容もさまざまです。自分に合った方法で車に乗るためには、サービスの選び方を知っておく必要があります。着目ポイントを見てみましょう。
総額
車の利用頻度が低いのであれば、カーシェアリングや日額のレンタカーをその都度借りることで総額を安く抑えられます。
ただし、車を頻繁に使う場合にはこうした方法だと総額がかさんでしまうため、利用頻度が増えても料金が変わらないカーリースやレンタカーのマンスリー利用が向いているでしょう。
購入する場合は、1年後に売却するとどのくらいの査定額が見込めるのかを考慮したうえで判断するのがおすすめです。
自由に車に乗れるか
自宅や近隣の月極駐車場に車を置いて好きなときに乗りたいのであれば、カーリースや中古車の購入、マンスリーレンタカーが選択肢になります。
それほど頻繁に車を使わずその都度借りれば十分ということならば、カーシェアリングや日額のレンタカーを利用するのがいいでしょう。
サポート体制
車の運転をしていると、故障が起こったり事故に巻き込まれたりする可能性があります。車のことがよくわからないなどの心配事がある方もいるでしょう。
車にあまり詳しくない方ならば、故障・事故の連絡窓口や相談窓口のあるカーリースやレンタカー、カーシェアリングの利用が安心といえます。
一方、中古車の購入は、ある程度車の知識があり、トラブルにも自己対応できる方にしておいた方が安心です。
延長の可否
車を使う期間が1年を超える可能性がある場合は、延長できる方法を選ぶことをおすすめします。
レンタカーは次の予約が入っていると延長できず、借換えをしなければいけない可能性があるでしょう。購入する場合には、1年しか乗らないという想定で格安の中古車を買ってしまうと、車の状態によってはメンテナンス費用や修理代がかさむ可能性があります。
カーリースの中には延長ができない会社があるので、延長の可否をあらかじめ確認しておくのがいいでしょう。カーシェアリングでは、利用の都度予約をするだけであることから、1年以上車が必要になっても継続利用が可能です。
予算や車を利用する頻度によって、選ぶサービスは変わってきます。1年のあいだ、どういった使い方をするのか具体的にシミュレーションしたうえで、最もコストパフォーマンスが高いと思えるサービスに決めるようにしましょう。
1年だけでの利用におすすめ!国産全車種の新車に乗れるカーリース
1年だけの利用が可能なカーリースのほとんどが中古車を対象としているため、中古車であることによる心配も否定できません。
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は1年利用ができて、新車に乗れるカーリースなので、中古車リースを利用する場合の不安を感じることがありません。初期費用も不要なうえ、業界最安水準*¹の料金設定などが人気で、2018年のサービス開始以来、累計申込者数が25万人を突破しています。
定額カルモくんが、1年だけ車に乗るうえで最適な理由を見てみましょう。
国産全車種の新車から選べて、延長利用も可能
中古車のカーリースだと乗りたい車に乗れなかったり、車に汚れがあったりすることがあり、1年間毎日車に乗るような場合には、不満を感じてしまうおそれがあります。
その点、定額カルモくんは国産全車種の新車から車を選べるので、1年だけの利用でも状態が良く、かつ自分が気に入った車でカーライフを満喫することが可能です。
なお、定額カルモくんでは1~2年なら契約を延長できます*²。延長のための契約に手間はかからず、1年より長く車が必要になっても乗り慣れた車を継続して利用できるので、利用期間が延びる可能性がある方でも安心です。
〈利用者の声〉
カーリースは料金が安いことは元々知っていました。実際にカーリース会社をいくつか見たところ、希望グレードが選べなかったりサービスの対象エリア外だったりしたんです。そんな中、定額カルモくんは乗りたいグレードも選べて、条件も自分に合っていたので即決しました。
*¹ 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
*² 延長する場合、延長期間を含めて最長11年までの契約となります。
サポート体制が充実している
定額カルモくんでは、手厚いサポート体制が整備されており、顧客対応満足度98.9%*と非常に高い評価を得ています。
その理由のひとつとして、車に詳しいマイカーコンシェルジュに契約前から無料で何度でも相談できる点が挙げられます。カーリースや定額カルモくんについての疑問や不安を解消したうえで、納得してサービスを利用できるでしょう。
さらに、「お試し審査」では、審査通過後に車に詳しいマイカーコンシェルジュに車種やプランを提案してもらえます。
どのような車に乗るのがいいかということや、メンテナンス費用が月額料金にコミコミになるプランのことなど、1年間車を利用するうえで最適な条件を教えてもらえるので、安心してカーライフを送ることが可能です。
「お試し審査」は下のバナーから簡単に申し込めます。気軽に試してみましょう。
〈利用者の声〉
カーリースは、総合的に見て家計に優しい方法だと思います。定額カルモくんはホームページが見やすく、料金もわかりやすかったので安心でしたね。担当の方が本当に親身で、寄り添うようにサポートしてくれて、車に詳しくない私でも理解できました。
車を1年だけ利用するなら手軽なカーリースがおすすめ
カーリースは1年だけでも契約が可能ですが、中古車を利用する会社がほとんどで、新車が利用できるカーリース会社はあまりありません。
「定額カルモくん」は1年から契約することができる長期カーリースで新車に乗れるため、中古車と違い車の状態に不安を感じることは少ないでしょう。また、国産全車種を取扱っていることから、希望の車を選択することも可能です。
下の「お試し審査」に申し込むと先に審査を済ませられるので、後の手続きがスムーズにできます。また、審査通過後に車種をじっくり選び直すことも可能なので、気軽に申し込んでみましょう。
よくある質問
Q1:カーリースは1年だけでも利用できる?
A:カーリースは長期契約が多いですが、中には1年だけでも利用できるところがあります。ただし、1年だけでも利用できるカーリースのほとんどは中古車がメインです。保証金として初期費用が必要なことにも注意が必要でしょう。
Q2:1年だけ車に乗る方法と選び方は?
A:カーリースや中古車の購入、レンタカー、カーシェアリングが挙げられます。総額や自由に車に乗れるか、サポート体制などを確認して自分に合ったサービスを選ぶようにしましょう。サービスの選び方について、詳しくはこちらをご覧ください。
Q3:1年だけでも新車に乗れるおすすめのカーリースは?
「定額カルモくん」は、1年だけでも利用できて、国産全車種の新車から車を選べます。1~2年の延長も可能なので、車が必要な期間が延びた場合でも安心です。定額カルモくんのサービス内容について、詳しくはこちらをご覧ください。
※この記事は2023年8月1日時点の情報で制作しています