新車購入と同じ様に、中古車を買う場合にもローンによる分割払いを利用することができます。しかし、中古車ローンはどこで借りるかによってかかる金利や支払い総額に違いが生じます。
ここでは、中古車ローンの金利や返済額の違い、返済以外にかかるお金について詳しく解説します。
中古車ローンを借りる場所によって金利は違う
中古車ローンは大きく分けて、銀行のマイカーローン、ディーラーローン、自社ローンの3種類があり、それぞれ審査の厳しさや金利が異なります。ここでは各ローンの特徴や違いについて見ていきましょう。
1. 銀行のマイカーローン
銀行が車の購入を目的として貸付を行うのが銀行のマイカーローンです。マイカーローンは、金利が1〜4%前後と低いため、月々の支払金額を安く抑えることができます。また、ほかのローンと違って、返済中も所有権を持つことができるので、ローン完済前に別の車に買い替えることやマイカーローンの借り換えがしやすくなります。一方で、審査が厳しく、契約途中で金利が変わる変動金利の場合は支払総額が増える可能性があります。
2. ディーラーローン
中古車販売店と提携している信販会社などから借り入れを行うのがディーラーローンです。購入する中古車そのものを担保とするため、中古車の所有権はディーラーである販売店側にあります。また、金利は4~8%とやや高めですが、固定金利であることがほとんどなので、支払額が変動する心配がありません。さらに、銀行系ローンよりも審査が通りやすいというメリットもあります。なお、ローンの審査に必要な手続きは全て販売店側が代理で行い、長くても1時間程度で審査が終了するので、手間をかけずにローン手続きを完了することができます。
3. 自社ローン
自社ローンとは、銀行や信販会社を通さず、中古車販売店が独自で提供するローン制度です。しかし、正式にはローンではなく、販売店に分割で返済をする仕組みになっており、車両本体の価格に10〜20%前後の保証料がかかります。その分、金利がかからないというメリットがあります。なお、銀行系ローンやディーラーローンより審査が通りやすい一方で、支払う金額が割高になる点や、中古車の所有権が販売店になるというデメリットもあります。
金利別の返済額シミュレーション
自動車ローンを組むときに、重要となるのが返済期間の選び方です。毎月支払う金額だけではなく金利によってかかる利息分も考えなくてはいけないので、どの期間で返済すればいいか悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、100万円の中古車を頭金ゼロのローンで購入した場合に、金利と返済期間が変わると具体的にどのくらい支払総額が変わるのかを某中古車サイトの返済額シミュレーションをもとに比較してみましょう。
金利 | 返済期間 | 毎月の返済金額 | 利息総額 | 支払総額 |
---|---|---|---|---|
3% | 3年(36回払い) | 29,081円 | 46,924円 | 1,046,924円 |
5年(60回払い) | 17,969円 | 78,121円 | 1,078,121円 | |
7年(84回払い) | 13,213円 | 109,917円 | 1,109,917円 | |
7% | 3年(36回払い) | 30,877円 | 111,575円 | 1,111,575円 |
5年(60回払い) | 19,081円 | 188,072円 | 1,188,072円 | |
7年(84回払い) | 15,093円 | 267,785円 | 1,267,785円 | |
15% | 3年(36回払い) | 34,665円 | 247,952円 | 1,247,952円 |
5年(60回払い) | 23,790円 | 427,396円 | 1,427,396円 | |
7年(84回払い) | 19,297円 | 620,927円 | 1,620,927円 |
最も低金利かつ返済期間が短い、金利3%、返済期間3年の場合、毎月の支払金額は多くなりますが、利息が少なくなるため、支払総額も最も少なくなります。なお、これは金利7%、金利15%の場合も同様です。
そのため、基本的には金利が低いローンを選び、なるべく短期間で返済していく方が支払総額も少なくなるためお得です。
※このシミュレータは、ローンを借り入れた際の毎月の返済額とボーナス返済額などを計算するものです。ここで計算されたものはあくまでもご返済の目安にするもので借入可能額を保証するものではありません。
ローン返済以外にかかるお金
中古車を購入する際に忘れてはいけないのが、中古車ローン以外にかかるお金です。たとえば、自動車を購入するにあたって支払う必要がある自動車税(種別割)や環境性能割などの税金を国に納める必要があります。そのほかにも、新車購入時と同じく必ず加入する必要がある自賠責保険料や車検費用、ガソリン代や駐車料金といった維持費もかかります。そのため、中古車ローンの支払いとは別に、これらの維持費を確保しておかなくてはいけません。
カーリースという選択肢
中古車購入時には、銀行系ローンを利用すれば費用を安く抑えることができますが、審査に通らないために利用できない方もいるでしょう。そこでおすすめなのが月々定額制で車を借りられるカーリースです。中古車ローンより支払金額を安く抑えることができるだけでなく、頭金や初期費用も月額料金に含まれているので、その分を用意する必要がありません。また、カーリースは返却を前提としたサービスのため、返却時に想定される残価と呼ばれる残存価格を車両価格から差し引いて月額料金を算出します。そのため、ローンを組むよりも支払う金額を安くすることができます。
カーリースについて詳しく知りたい方はこちら
カーリースならおトクにマイカー 定額カルモくん 中古車がおすすめ
中古車をリースするなら、カーリースのデメリットと言われる車の返却義務や原状回復費用などをオプションプランでカバーできるおトクにマイカー 定額カルモくん 中古車がおすすめです。
定額カルモくん 中古車のサービスにはどんな特徴があるのか、おすすめの理由をご紹介します。
走行距離の制限がない
一般的に、カーリースでは1ヵ月に 1,500km程度の走行距離制限が設けられているため、毎日通勤で長距離移動を行う場合などは超過分の追加料金を支払わなくてはいけない可能性があります。しかし、定額カルモくん 中古車では、走行距離制限がないため、長距離の走行が多い場合でも超過を気にせずカーライフを満喫することができます。
車検などのメンテナンス費用を定額にできる
定額カルモくん 中古車では、車検やエンジンオイル、タイヤ、ブレーキパッドなどの点検や消耗品の交換にかかる費用を定額にすることができるメンテナンスプランを用意しています。なお、月額料金には車検時にかかる自賠責保険料や自動車税(種別割)が含まれているため、車の維持にかかる費用の負担を軽減しながら、手軽にカーライフをスタートすることができます。
契約期間満了後は自分の車にできる
定額カルモくん 中古車では、メンテナンスプランに加入すれば、契約期間満了後にマイカーとしてそのまま乗り続けることができます。返却する場合は、手間をかけずに車を引き渡すだけなので、面倒な手続きもありません。
原状回復費用がかからない
カーリースでは車を返却する際に原状回復をすることが義務付けられているため、契約満了時には原状回復費用がかかります。しかし、メンテナンスプランには原状回復費用も含まれているため、家計への負担を軽減することができます。
定額カルモくん 中古車について詳しく知りたい方はこちら
中古車購入にかかる費用を事前にしっかり考えよう
中古車購入時に便利なローンですが、金利や返済期間によって毎月の返済額に違いが生じます。そのため、購入時にはあらかじめしっかりとシミュレーションをしておくことが大切です。また、定額カルモくん 中古車のカーリースであれば、頭金や初期費用0円で中古車を利用することができるので、検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:中古車ローンの種類は?
A:中古車購入時には、銀行のマイカーローンやディーラーローン、自社ローンなどを利用します。
Q2:ローンによって金利は違うの?
A:ローンによってそれぞれに金利は異なり、銀行のマイカーローンは1〜4%前後、ディーラーローンは4~8%となっています。なお、自社ローンは金利がない代わりに、車両本体の価格に10〜20%前後の保証料がかかります。
Q3:ローン以外にかかる費用はある?
A:車両価格以外にも、車を購入する際には自動車税(種別割)や環境性能割などの税金を国に納める必要があります。ほかにも、自賠責保険料や車検費用、ガソリン代や駐車料金といった維持費もかかります。
※記事の内容は2020年3月時点の情報で制作しています。