寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

中古車の維持費を安くするには?必要な費用や金額を徹底解説

中古車の維持費を安くするには? 必要な費用や金額を徹底解説
定額カルモくん中古車

中古車に限らず、クルマの維持費はユーザーにとって頭の痛い問題です。ガソリン代、駐車場代、保険料、税金、そして中古車の場合はメンテナンス費用も視野に入れなければなりません。長年、中古車情報誌で活躍してきた自動車評論家の萩原文博さんに維持費を減らすポイントを解説してもらいました。

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軽自動車を選ぶと維持費はどのくらい安くなるのか

軽自動車を選ぶと維持費はどのくらい安くなるのか

ガソリン代はもちろん、駐車場代、保険料、税金、メンテナンス費など、クルマの維持には費用がかかります。中古車は価格が新車より割安なのが魅力ですが、維持費は同じように必要です。では、どのようにしたら維持費を削減できるのでしょうか。

最初に思いつくのは軽自動車なら維持費が安いのではないかということでしょう。現在、日本国内の新車販売台数の約40%を軽自動車が占めています。軽自動車が人気となっている理由は、クルマ自体の魅力のアップ、例えば走行性能の向上、先進運転支援システムの充実、質感の改善などが挙げられます。

しかし最も大きな理由はやはり税金を含めたランニングコスト、すなわち維持費の安さです。いまや新車でも中古車でも、軽自動車とコンパクトカーで車両本体の価格差はほとんどありません。後ほど詳しく説明しますが、むしろ中古車では軽自動車の方が価格的は高いこともあるのです。

差がつくのは主に税金

まずは、わかりやすく軽自動車のトヨタピクシスジョイ(ダイハツキャストのOEM車)とコンパクトカーのトヨタパッソで新車購入時の総支払額を比較してみました。

軽自動車のトヨタピクシスジョイF X SAIIIの車両本体価格は131万4500円です。そして諸費用として、軽自動車税7200円(年額)、自動車重量税3700円(減税済)、自賠責保険3万5610円、そして登録などの販売諸費用6万6939円、リサイクル料金8040円をプラスした143万5989円が乗り出し価格となります。

一方のコンパクトカー、トヨタパッソXLパッケージ・Sの車両本体価格は136万9500円で、これに自動車税2万2900円、自動車重量税1万1200円(減税済)、自賠責保険3万6780円、そして販売手数料6万6939円、リサイクル料金8190円をプラスした151万5509円が乗り出し価格となります。

車両本体価格では、5万5000円の価格差でしたが、総支払額では7万9520円差となり、2万4520円差が拡大しています。諸費用のうち自賠責保険と販売諸費用は同じ金額、そしてリサイクル料金もわずか150円差なので、やはり自動車税(軽自動車税)、自動車重量税が大きな価格差を生む要因となっています。

さらに、自動車税(種別割)は毎年、自動車重量税は車検の時に支払う税金なので、その差はドンドン拡大します。他にも高速道路の通行料金なども軽自動車は安く、その維持費用の差が軽自動車の人気を支えているのです。

中古の軽自動車は販売価格に割高感がある

中古の軽自動車は販売価格に割高感がある

軽自動車の人気は新車だけにとどまりません。小型乗用車の中古車と比べると、軽自動車の中古車価格は少々割高になります。なぜ、割高になるのかというと人気があるからです。中古車は新車のように定価がなく、需要と供給のバランスによって価格(相場)が変動します。

ランニングコストの安い軽自動車の中古車を探す人が多いので、軽自動車の中古車は割高となるのです。

維持費を重視するなら小さくて軽いクルマが有利

中古車の維持費を下げるために軽自動車を選ぶのは、確かにランニングコストは下がるものの、購入時の費用を考えると少々微妙かもしれません。

とはいえ維持費を考えると小さくて軽いクルマの方が有利です。自動車税(軽自動車税)はエンジン排気量の大きさで決まり、自動車重量税は車両重量で決まるからです。当然のことながらエンジン排気量が小さく、車両重量が軽い方が、税金は安く抑えることができます。

燃料代が安い中古車は車両価格が高いことが多い

維持費を下げるには燃料代の削減も王道です。クルマは使用する燃料と燃費性能によって燃料代が変わります。クルマが使用する燃料は安い順に軽油、レギュラーガソリン、ハイオクガソリンの3種類となります。軽油はディーゼルエンジンに使用する燃料です。燃料代は安いのですが、残念ながらディーゼルエンジン搭載車は国産車の場合、同一車種のガソリン車より車両価格が割高になるケースがほとんどです。

レギュラーガソリンは軽自動車などにも使用する一般的な燃料です。そして、ハイオクガソリンンは高性能エンジン搭載車や輸入車などで使用します。3月現在、全国平均の燃料価格は軽油が約116円、レギュラーガソリンが約135円、ハイオクが約149円となっています。

最も安い軽油とレギュラーガソリンンで19円、ハイオクだと33円差となり、レギュラーとハイオクでも14円差となっています。これを見ると軽油を使うディーゼル車を買えばいいじゃない!と思う方も多いかもしれませんが、先ほども書いたように、ディーゼル車はガソリン車より車両価格が数十万円高いというデメリットがあるのです。

中古のハイブリッド車を選ぶなら年式や走行距離で妥協が必要

燃料代を安く抑えるためには燃費の良いクルマを購入したほうが良いのは間違いありません。オーソドックスなガソリン車より、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車のほうが燃費性能は優れています。しかし、ハイブリッド車も、ディーゼル同様に新車時は数十万円高くなり、中古車となってもその差は縮まるものの、高いことには変わりはありません。

例えば中古車でガソリン車とハイブリッド車の価格差が10万円差に縮まっていたとしても、その価格差を埋めるためにはかなりの走行距離を走らないと逆転することはできません。一般的な使い方より少し多めですが年間1万km走ったとしてもこの価格差をひっくり返すにはかなりの年月を要します。

ちなみにハイブリッド車はドライバーのアクセルペダルの踏み方によって燃費性能に差が出やすい傾向があります。クルマの性能に頼るだけでなく、自分のドライブスキルを向上させないと優れた燃費性能を発揮できないのです。

軽自動車と同じように、ディーゼル車やハイブリッド車は維持費が安く済むのは間違いません。しかし、同じ年式で同じようなグレードを選ぼうとすると車両価格が割高になってしまいます。あくまでも同じ予算で維持費の安いディーゼル車やハイブリッド車を狙うのであれば年式や走行距離で妥協するしかありません。

都市部の駐車場は2km以内で価格との折り合いをつける

都市部の駐車場は2km以内で価格との折り合いをつける

維持費として大きいのが駐車場代です。自宅(一軒家)の敷地内に駐車スペースがあれば維持費は0円ですが、賃貸で借りるとなると毎月駐車場代が発生します。都心部では駐車場代が一人暮らしの家賃と変わらないくらい高いケースもありますよね。駐車場はなるべく家に近い方がいいのですが、居住地から2km以内であれば保管場所として認められます。駐車場は駅から遠い方が安くなる傾向があるので、不便さと料金の折りあえる2km以内の場所で探してみましょう。

保険料が安くなる車種は存在する

維持費という点では保険代も無視できません。クルマに乗るためには自賠責保険に加えて、任意保険(自動車保険)に加入しなければなりません。それは自賠責保険だけでは、万が一の事故を起こしてしまった場合の補償が足りないためです。

現在はネット保険のリスク細分型というタイプが主流で、年齢や年間走行距離、これまでの事故の履歴、免許証の色、所有するクルマで保険の金額が細かく設定されており、場合によっては支出を抑えることができます。

車種ではスポーツカーは事故を起こすリスクが多いため保険料率が割高となり、年齢が若いとさらに高くなります。軽自動車やコンパクトカーでしたら比較的安い料率で自動車保険に加入することが可能です。また自動(被害軽減)ブレーキ装着車への割引などがある保険会社もあります。

自分のクルマの修理代をまかなう車両保険をカットすれば保険は半額とは言わないものの、かなり安くなります。また自損事故を範囲に含めない車両保険なら比較的安い保険料となります。このあたりはリスクをどう考えるか次第ですが、欲しい車両が決まっている場合、年齢や走行距離などは変えられない条件ですので、安くしたいというのであれば、このあたりで調整するしかありません。

中古車のメンテナンス費用は新車よりも高くなる可能性がある

中古車の場合は、新車よりも故障などにより整備や修理の費用がかかる可能性が高くなります。タイヤやバッテリーなど3年周期で交換が必要となる費用の高い消耗品は、中古車の場合は購入時に新しいものがついているクルマを選びたいところです。また、多少割高でも保証が付く中古車を選んで不意の出費を回避することも検討しましょう。

維持費に特効薬なし、少しずつの削減を

クルマの維持費を減らすための特効薬は残念ながらありません。ここで挙げたポイントで自分に合ったものを選んで、少しずつ削減することが大事なのです。

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※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。

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