車のグレードは車種によっては10を超える選択肢が用意されていることもあり、複雑でわかりにくいという印象を持つ方も少なくないようです。
しかし、だからといっておすすめされるグレードを内容確認せずに選んだり、値段のみに注目して選んだりすると、必要な装備が搭載されていないなど、使い勝手に不便を感じることになりその後のカーライフに不満を抱くことにもなりかねません。
そのため車選びの際にはグレードごとの装備内容の違いをしっかりとチェックするようにしましょう。
ここではマツダ3のグレードについて解説します。
- マツダ3のグレードの選択肢は豊富
- ファストバックには専用のグレード「Burgundy Selection」がある
- おすすめグレードは「Proactive」
マツダ3のグレード構成
マツダ3にはファストバック(ハッチバック)とセダンの2種類のボディタイプがあります。採用しているパワートレインはファストバックとセダンのいずれも、1.5Lと2.0Lガソリンエンジン、1.8Lディーゼルエンジン、そして最先端の技術を詰め込んだ新開発のガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」の4種類がラインナップされています。
ファストバック、セダンのどちらのタイプも4種類から選択することが可能です。両タイプ共通のグレードは、次のようになっています。
・1.5Lエンジンを搭載するグレード
「15S」「15S Touring」
・2.0Lガソリンエンジンを搭載するグレード
「20S Proactive」「20S Proactive Touring Selection」
・1.8Lディーゼルエンジンを搭載するグレード
「XD Proactive」「XD Proactive Touring Selection」
・「e-SKYACTIV X」を搭載するグレード
「X Smart Edition」「X L Package」
なお、最上級グレードはファストバックのみに設定されている「e-SKYACTIV X」搭載の「X Burgundy Selection」であり、専用のインテリアが採用されています。また、「15S」「20S Proactive」「XD Proactive」「X Smart Edition」は2WDのみで、ほかのグレードは2WDと4WDがあります。
特別仕様車としては、「15S Touring」「20S Proactive」「XD Proactive」をベースとして設計された「15S Black Tone Edition」「20S Black Tone Edition」「XD Black Tone Edition」「X Black Tone Edition」があります。
マツダ3のグレード別の特徴
ここからはマツダ3のグレードごとの装備内容と価格見ていきましょう。
エントリーグレードの「15S」

15S ファストバック

15S セダン
最も価格の安い「15S」は、シンプルな装備内容にすることでファストバック・セダンともに228万8,000円と、価格を抑えたエントリーグレードです。
キーシステムはともに、スマートキーではなく電波式のキーレスエントリーシステムが採用され、最新のコネクティング機能が使用できる車載通信機は省かれています。エアコンはマニュアルエアコンになっており、このあたりがエントリーグレードを感じさせる部分だといえるでしょう。
コネクティビティシステムを搭載
車載通信機は搭載されていませんが、車両に関するさまざまな情報の提示やナビゲーション、スマートフォンと連携し、いつも使用しているアプリで音楽を聴いたり、ハンズフリーで通話したりすることが可能な8.8インチのワイドセンターディスプレイと、運転席の手元でセンターディスプレイを操作できるコマンダーコントロールは標準装備です。
先進安全技術は標準装備
安全面においては、被害軽減(自動)ブレーキや後方にも対応する誤発進抑制制御、レーンキープ・アシスト・システムやハイビーム・コントロールシステムと、サポカーSワイドの認定に必要な安全性能はもちろん、ブラインド・スポット・モニタリングやレーダー・クルーズ・コントロールなどの多彩な先進安全性能を備えています。
エアバッグも運転席・助手席のエアバッグに加え運転席のニーエアバッグ、カーテン&フロントサイドエアバッグを標準装備するなど、エントリーグレードとはいえ高い安全性を備えているといえるでしょう。
マツダのこだわりを感じるオーディオシステム
ヘッドランプにはLED式が採用されています。またオーディオルームにいるかのような音響空間を実現する新開発のオーディオシステム「マツダ・ハーモニック・アコースティックス」(8スピーカー)も備えるなど、マツダ3ならではの上質なカーライフを実現するための装備も搭載されており、マツダ3としての個性は十分に体現されているといえる装備内容です。
全面UVカットガラス装備の「15S Touring」「15S Black Tone Edition」

15S Touringファストバック

15S Touring セダン
「15S Touring」「15S Black Tone Edition」いずれも、ファストバックとセダンの両タイプがあります。「15S Black Tone Edition」は、「15S Touring」をベースとした特別仕様車で、「SKYACTIV-G 1.5」を搭載しています。
価格は、「15S Touring」はファストバック・セダンともにAT車では2WDが238万2,600円、4WDで261万9,100円です。また、ファストバックのみMT車の2WDが設定されており、246万9,480円となっています。
「15S Black Tone Edition」はファストバック・セダンともにAT車では2WDが243万1,000円、4WDは266万7,500円、ファストバック限定のMT車の2WDは256万7,380円です。
快適装備が充実
「15S Touring」のファストバックとセダンいずれも、全面UVカットガラスとIRカットガラスがフロントガラスに標準装備されています。「15S Black Tone Edition」では全面UVカットガラスはファストバックとセダンいずれにも標準装備されていますが、IRカットガラスはファストバックのMT車のみ標準装備となっています。
さらに、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー、アドバンスドキーレスエントリーシステム(スマートキー)も標準装備となっています。「15S」とはわずかな装備内容の違いですが、車内で快適に過ごせる機能が充実します。
全面UVカットガラス+IRカットガラス、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナーは「Touring」専用装備として「Touring」の名称が付くすべてのグレードに搭載されています。
インチアップしたホイール
「15S」との違いとして、タイヤのアルミホイールが「15S」は16インチであるのに対し、この「15S Touring」からグレーメタリック塗装の18インチアルミホイールになり、足元の存在感が増しています。
また、「15S Black Tone Edition」のホイールはブラックメタリック塗装で、重厚感が引き立っています。
車載通信機が搭載される「20S Proactive」「XD Proactive」「20S Black Tone Edition」「XD Black Tone Edition」

「20S Proactive」ファストバック

「20S Proactive」セダン
「20S Proactive」にも、ファストバック・セダンがあります。いずれも「15S」の内容に加えてやデイタイム・ランニング・ライト、ヘッドランプ・リアコンビネーションランプユニット内のシグネチャーLEDランプ、自動防眩ルームミラーが標準装備になるほか、運転席側のドアミラーにも自動防眩機能が付きます。
ファストバック・セダンともに、「20S Proactive」の価格は、AT車の2WDでは258万2,800円です。ファストバックのみに設定されているMT車の2WDは271万9,180円となっています。「XD Proactive」はファストバック・セダンともAT車の2WDのみで、285万7,800円です。
また、「20S Proactive」と「XD Proactive」をベースとした特別仕様車には、マイルドハイブリッドを搭載した「20S Black Tone Edition」と、「SKYACTIV-D 1.8」搭載の「XD Black Tone Edition」がファストバック・セダンで用意されています。
「20S Black Tone Edition」の価格は、AT車の2WDでは262万9,000円、4WDでは286万5,500円。ファストバック限定のMT車の4WDは276万5,380円です。
また、「XD Black Tone Edition」はファストバック・セダンともにAT車のみで、価格はいずれも2WDが290万4,000円、4WDが314万500円です。
インターネットとつながる車載通信機を搭載
「Proactive」以上のグレードから、マツダ3をインターネットとつなぐ車載通信機が標準装備されます。
事故や急病などの緊急時にオペレーターが対応する「マツダエマージェンシーコール」や、故障が発生した際にアドバイスを求めたり、ロードサービスの手配を行ったりしてくれる「マツダアドバイスコール」などのサービスが利用できるのは大きな魅力でしょう。
これからの車には欲しい先進装備です。
車内で音楽を楽しむ方にうれしいオプション
「Proactive」以上のグレードでは、マツダとボーズ社が共同開発した、「ボーズサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+12スピーカー」が追加できます。ボーズ社独自の走行ノイズ補償システムAUDIOPILOT2やサラウンドシステムCenterpoint2機能を搭載し、音の立体感、明瞭度を際立たせた質感の高いサウンドが実現されています。
車内での音質にもこだわりたい音楽好きの方にはうれしいオプションではないでしょうか。
先進安全技術が充実する「20S Proactive Touring Selection」「XD Proactive Touring Selection」

「20S Proactive Touring Selection」ファストバック

「20S Proactive Touring Selection」セダン
ドライバーの負担を減らす運転支援技術を標準装備
「20S Proactive Touring Selection」「XD Proactive Touring Selection」は、ファストバックとセダンで設定されています。
先行車と一定の距離を保って追従走行するほか、ステアリング制御をシステムが行うことで高速道路や自動車専用道路での渋滞時のドライバーの運転疲労の軽減をサポートするシステム、「クルージング&トラフィック・サポート」が標準装備になることが最も大きな特徴といえるでしょう。
そのほかの装備は「Proactive」の内容に「Touring」専用装備をプラス。さらに、電動でスライドや背もたれの角度、ランバーサポートなどの調整ができる機能や、シートポジションのメモリー機能が運転席に備わるほか、ステアリングヒーターや運転席&助手席のシートヒーターが追加される充実した装備内容になっています。
「20S Proactive Touring Selection」の価格は、ファストバック・セダンともにAT車の2WDで270万3,800円、4WDで294万300円。ファストバックのみに設定されているMT車の2WDでは279万680円です。
また、「XD Proactive Touring Selection」はAT車のみであり、ファストバック・セダンともに2WDが297万8,800円、4WDが321万5,300円です。
「e-SKYACTIV X」搭載の「X Smart Edition」「X L Package」「X Black Tone Edition」

「X Smart Edition」ファストバック

「X Smart Edition」セダン
「X Smart Edition」と「X L Package」、特別仕様車の「X Black Tone Edition」には、ファストバックとセダンがあり、いずれも「e-SKYACTIV X」を搭載しています。
なお、「X L Package」は「Proactive」の装備内容に、クルージング&トラフィック・サポート、運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能を組み合わせた、贅沢な装備内容のグレードです。
本革のシートでラグジュアリーな雰囲気をプラス
「20S Proactive Touring Selection」と大きな差を感じさせるのはインテリアでしょう。ほかのグレードではシート素材がクロスなのに対し、「X L Package」ではレザーシートが標準装備されます。また、ドアトリムにも合成皮革が使用されるなど、ほかのグレードとは一線を画すラグジュアリーさを備えたグレードといえるでしょう。
価格は、ファストバック・セダンともに「X Smart Edition」ではAT車の2WDで285万7,800円、「X L Package」ではAT車の2WDで358万3,780円、4WDで382万280円です。
なお、ファストバックのみ「X L Package」においてMT車の2WDと4WDがあり、価格はいずれもAT車と同じとなっています。
さらに、特別仕様車「X Black Tone Edition」は、ファストバック・セダンともにAT車の2WDで331万1,000円、4WDで354万7,500円。ファストバックのみのMT車では、2WDが344万7,380円、4WDが368万3,880円です。
ファストバックのみに設定されている最上級グレード「X Burgundy Selection」

「X Burgundy Selection」ファストバック
「X L Package」の装備内容に加え、専用のレッドカラーのレザーシートが採用されているのが、この「X Burgundy Selection」です。エレガントで華やかなインテリアが、最上級グレードにふさわしいクラス感をもたらしています。
価格は、AT車・MT車ともに2WDで360万5,780円、4WDで384万2,280円です。
より詳しい説明や料金シミュレーションはこちら
マツダ3ファストバック
マツダ3セダン
カーリースならマツダ3の上級グレードも夢じゃない
マツダ3に新車で乗るには、車両本体価格のほか、法定費用や各種手数料などの初期費用が必要です。初期費用は本体価格の1~2割ほどになることが多く、カーローンには含められないケースでは現金で支払わなければなりません。
また、カーローンを利用する場合は、頭金としてまとまった金額を用意することも考えられます。
車は人生最大の買い物のひとつともいわれるほど高価な買い物だけに、カーローンの借入可能額や予算によっては、希望するグレードをあきらめなければならないこともあるでしょう。
しかしカーリースであれば、頭金も初期費用も用意する必要がないため、貯金を切り崩すこともなく、憧れのグレードのマツダ3を手にすることが可能になります。
カーリースで憧れのグレードが手にできるワケ
カーリースは、リース会社が所有権を持つ車を、定額料金を支払うことでマイカーのように利用できる車のサブスクリプションサービスです。
月々のリース料には法定費用や各種手数料が含まれているため、頭金も初期費用も別途支払うことなく、定額料金だけで車に乗り始めることができます。
リース料は、本体価格から契約満了時の想定残価を引き、契約期間で割って算出されます。そのため、本体価格が購入よりも安くなる上、契約期間が長いほど月々のリース料を安くできます。購入費用を借入れるカーローンとは違い、金利という概念もありません。
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マツダ3のおすすめグレードは「20S Proactive」「XD Proactive」
実用的な面から見ると、「20S Proactive」「XD Proactive」が装備内容のバランスが取れた、使いやすいおすすめグレードといえるでしょう。車載通信機が搭載され先進のコネクティングサービスを使用できるのも魅力です。
多彩なグレードをそろえるマツダ3。それぞれのグレードの特徴をしっかりと把握して最適なマツダ3を選んでください。
よくある質問
Q1:マツダ3のファストバック・セダンに共通するグレードは?
A:マツダ3はパワートレインが4種類あり、それぞれに複数のグレードが設定されているのでグレードの選択肢の幅はかなり広いといえます。「X Burgundy Selection」以外のグレードは、ファストバックとセダンで共通しています。
Q2:ファストバックにのみ設定のある「X Burgundy Selection」ってどんなグレード?
A:最も高額な最上級グレードです。「X L Package」の豪華装備に加え、専用のレッドカラーのレザーシートが採用され、より洗練された車内空間を演出しています。
Q3:マツダ3のおすすめグレードは?
A:実用的で、装備内容のバランスが取れた「20S Proactive」「XD Proactive」がおすすめでしょう。車載通信機を搭載し、「マツダエマージェンシーコール」などのコネクティングサービスが利用できるのも魅力です。
※記事の内容は2022年12月時点の情報で執筆しています。