カーローンが払えないとどうなる？延滞や滞納してしまいそうなときの対処法

カーローンは長期間で組むことが多いため、予想していなかった収入の変化や急な出費が重なってしまった場合などに、延滞や滞納をしてしまうことも考えられます。そこで、カーローンが払えない場合に起こることや、対処法を紹介します。

また、月々10,000円台から新車に乗れて、維持費もコミコミのカーリースなら滞納の心配も軽減できるのではないでしょうか。カーリースについて詳しく知りたい方は、こちらのボタンをチェックしてみてください。

カーローンが払えない！延滞・遅延した場合に起きること

カーローンは、年単位の長期契約を結ぶのが一般的です。しかし、事情があって収入が減ってしまったり急にまとまった出費があったりして払えなくなるなど、ローン返済が遅れるとどうなってしまうのか心配している方もいるのではないでしょうか。そこで、カーローンが払えない場合にどのようなことが起こるのか見ていきましょう。

カーローンが払えない場合に起こること

カーローンの支払いを延滞・遅延した場合、どのようなことが起きるのでしょうか？実際にカーローンの支払いを延滞・遅延させた場合に起きることを、時系列順に見ていきます。
〈カーローンの支払いを延滞・遅延させたら起きること〉

滞納からの日数	起きること
数日〜2週間後	再引き落とし、はがきや電話で未払いの連絡や督促が届く
1ヵ月後	車を引き上げる旨の通告が届く（車の所有権留保が付帯されている場合）
1〜2ヵ月後	支払いの督促と合わせて、自宅訪問による取り立ての可能性も出てくる
3ヵ月後	車の引き上げ（車の所有権留保が付帯されている場合）と期限の利益の喪失などが発生する
その後	引き上げられた車が売却され、売却額がローン残額に満たない場合は残額を一括請求される

 

一般的に滞納から2週間後までははがきや電話などでの支払いを促すための連絡が中心ですが、車の所有権留保が付帯されている場合、およそ1ヵ月後には車の引き上げについての通告が届きます。そして、3ヵ月が経つと車が引き上げられてしまう場合があります。

なお、車の引き上げは、車の所有権の留保が付帯されている場合（車がローンの担保となっている状態）に行われます。その際は、車の利用者本人の立ち合いが必要なことから、必ず事前に通告が行われます。

車が引き上げられる以外にもペナルティが科せられる

カーローンを滞納した場合、単に車を失うだけではなく、社会的な制裁を受けることもあります。具体的には、以下のようなペナルティーがあります。

・信用情報に傷がつく
カーローンに限らず、ローンの返済で延滞・遅延を起こすと、信用情報機関にその情報が登録され、いわゆる「ブラックリスト」に登録された状態となります。そして、その後はクレジットカードの発行や各種のローンを組むことが難しくなります。一度ブラックリストに登録されると、カーローンの場合には5年程度はその記録が残るとされています。

・裁判沙汰になる
督促状が何度送られてきても連絡をしなかったり、ローン残高の一括請求にも応じなかったりといったことが続くと、最悪の場合、裁判所に提訴される可能性があります。その結果、最終的には給与を含む財産などを差し押さえられることがあります。

連帯保証人を立てている場合はどうなるの？

カーローンを組む際には、年収が少なかったり、自営業等で収入が不安定であったり、あるいは未成年であったりする場合は、連帯保証人を立てることを求められます。連帯保証人は、借り手本人と同じ責任を負う立場であるため、ローンの返済を延滞した場合は、遅延損害金を負担するだけではなく、借り手本人に返済能力がなければ一括返済を求められます。

支払いに遅延が発生した場合、その状態が2ヵ月を過ぎたころから連帯保証人に連絡がいくことが多いようです。ただし、借り手本人に返済の意思が見られない、本人と連絡が取れないといった場合には、もっと早い段階で連帯保証人に連絡が入ります。

このように、カーローンが払えないとさまざまなペナルティが科せられます。そのため、そもそもローンを組まずに新車に乗れる方法を利用してみてはいかがでしょうか。

車が引き上げられる理由やその後の対応は？

車の引き上げが行われるのは、車の所有権留保がついている場合で、ディーラーローンに多い例です。銀行系のカーローンのように車の所有権留保がつけられていない場合、車の所有権は借り手にあるため、車の引き上げはされません。ただし、期限の利益（お金の返済は期日までにすれば良い権利）が喪失した段階で、ローンの残額を一括請求されます。

業者によっては3ヵ月より前の段階で車を引き上げる場合もあります。ただし、引き上げられた車はすぐには処分されず、一定の期限は預かりの状態となるのが一般的で、その預かり期限までにローンの残額を入金すれば、車は手元に戻ります。

一括請求されて支払えない場合は、裁判所に提訴され、最終的に給与を含む財産の差し押さえが行われます。そのため、所有権留保が付帯されていない場合でも、結局この段階で車を失うことになります。

滞納や延滞したときの遅延損害金額はいくらかかる？

カーローンの支払いを1日でも延滞すると、遅延損害金が発生します。カーローンでは遅延損害金の金利が非常に高く、利息制限法という利息を規定した法律に定める上限金利の1.46倍が適用されます。カーローンを延滞した場合にどれくらい利率が高くなるのか、通常の利率と比較してみると以下のようになります。
〈通常利率と遅延損害金の利率〉

借入額（借り入れした元本）	制限利息（上限利率）	遅延損害金（上限利率の1.46倍）
10万円未満	0.2	0.292
10万円以上100万円未満	0.18	0.262
100万円以上	0.15	0.219

 

ただし、遅延損害金の利率を上限いっぱいまで引き上げて運用しているカーローン会社は少なく、実際には14～20%の間で運用しているケースが多いようです。また、遅延損害金がいくらになるのか、1日あたりの額と総額を求めるには以下の2つの計算式で算出できます。

〈遅延損害金の一日あたりの額と総額〉

• ローン残額×遅延損害金の利率÷年間日数（365日）= 1日あたりの遅延損害金額
• 1日あたりの遅延損害金額×延滞日数=遅延損害金の総額

例えば、ローン残額が100万円で、15日間延滞していて、遅延損害金の利率が18％であった場合、1日あたりの遅延損害金とその総額は以下のようになります。

〈遅延損害金の一日あたりの額と総額（残額100万円、15日間の延滞、利率18％の場合）〉

• 100万円×0.18÷365=493.150684…　※1日あたり遅延損害金は約493円
• 493.150684…円×15日=7,397.260273…　※遅延損害金の総額は約7,397円

1日分の遅延損害金が約493円とわずかであっても、15日延滞している場合は約7,397円になります。この段階で滞納した分を返済すれば、遅延損害金の加算もストップします。しかし、滞納する期間が長引けば、その分と支払い総額は膨れ上がり、支払いが困難になることもあります。

カーローンを延滞・遅延しそうになった時の対処法

カーローンを延滞・遅延しそうになった場合にはどうしたらいいのでしょうか。車の引き上げや、給与や財産の差し押さえなどは回避したいところですが、万が一のときにはカーローンを借り換えたり車を売却したりしなくてはいけない可能性もあります。

そこで、カーローンの支払いが難しくなったときの対処法について、具体的にご紹介します。

ローン会社に連絡する

カーローンを延滞・遅延しそうになった場合には、早めにローン会社に連絡しておきましょう。状況によっては、事情を説明することで、支払い期限を延長してくれたり一時的に支払う金額を抑えてくれたりすることもあります。しかし、急遽引き上げになったときなどのために、家族への相談や報告も忘れずに行っておきましょう。

カーローンを借り換える

カーローンの支払いが難しくなった場合、他社のカーローンへの借換えという方法があります。これは借換えを行うことで返済期間が延長され、月々の返済額を現在のローンよりも少なくする対処法です。ただし、返済期間を延長しても、その分の金利負担がかさむため、結果的に総支払額は多くなります。

借換えローンを組むにも、金融機関によって借換え後の返済期間に違いがあります。現在のローンの残存期間内とする場合が一般的ですが、残存期間にプラスして数ヵ月と返済期間を延長できるローンを提供している金融機関もあります。

しかし、ローンの借換えができるタイミングは、支払いの遅延を実際に起こしていない段階までです。先々の支払いに不安を感じたら、実際に遅延してしまう前に早めにローンの借換えを検討してください。

ローン期間を延長する

実際に支払いの遅延を起こしてしまった場合は、現在のローンの契約期間を延長させるという方法があります。ただし、カーローンでは基本的には返済期間の延長を認めていないため、延長を申請するには「災害に遭って経済的な基盤を一時的に喪失してしまった」「会社がいきなり倒産した」など、相応の理由が必要となります。

車の売却や乗換えを検討する

一時的な資金不足ではなく、この先もカーローンの支払い続ける見通しがたたない場合は、車を売却するのが一番現実的な方法です。

ただし、ディーラー系のローンを利用していて、車の所有権がディーラーにある場合には、勝手に車を処分することはできません。そのため、ディーラーが車の引き上げを行って車を売却するというプロセスが必要になります。

しかし、銀行系ローンなどを利用していて車の所有権留保が付帯されておらず、自分が所有権を保持している場合には、自分で売却することができます。車の買い取り価格は時間の経過とともにどんどん値下がりしていきますから、できるだけ早く車の売却を検討してください。

車を売却してカーリースへ乗り換える

せっかく車の売却をしてカーローンを精算しても、生活に車が欠かせなければ、次の車を購入する必要があります。しかし、その際に前の車と同じやそれ以上のグレードの車を購入したのでは、再びカーローンが家計を圧迫することになります。
そこで上手に活用したいのが、手頃な価格で新車に乗れるカーリースです。

カーリースは頭金や初期費用なしで毎月の定額料金だけで車に乗れる方法です。税金などの維持費もコミコミで家計管理がしやすいカーリースについて、詳しく見ていきましょう。

カーリースなら定額制で初期費用がかからずカーローンよりお得

近年注目を集めているカーリースは、出費が不定期になりがちなカーローンでは負担が大きいと感じている方にもおすすめの方法です。頭金や初期費用がかからず、貯金がなくても新車に乗れるので、カーローンのように購入時の負担もありません。ここでは、カーリースの特徴について詳しくご紹介します。

頭金、初期費用がかからない

カーローンで車を購入する場合には、頭金や税金などの諸費用が必要になります。しかし、カーリースなら購入や維持にかかる費用のほとんどが定額になり、頭金や初期費用がかからないので、貯金なしでも契約できます。

税金なども含めた定額制だから支払い計画が立てやすい

カーローンで車を購入する場合、ローン返済以外に自賠責保険料や各種税金などの維持費が発生するため、家計への負担が大きく、支払い計画も立てにくいものです。しかし、カーリースは自賠責保険料や各種税金、メンテナンス料金なども含めた定額制なので、リース期間中は月々の支払額がずっと一定になります。

そのため、カーローンよりも支払い計画が立てやすいという点もメリットです。

新車に乗れる

費用を抑えて車の購入を検討すると、選択肢が中古車にしぼられてしまうこともあるでしょう。しかしカーリースなら、費用を抑えて新車に乗ることができます。選べる車種はカーリース会社によって異なりますが、カーリースの定額カルモくんなら、国産メーカーの全車種・全グレードから選ぶことができるので、新車購入と変わらない選択肢の中から、好きな車が選べます。

ローン審査に落ちたがカーリースの審査に通った！利用者の声

カーローンの審査に通らないのではないかと不安な方も、実際に落ちてしまった経験のある方も、車をあきらめる前にカーリースという車の持ち方にも目を向けてみてはいかがでしょうか。カーリースの定額カルモくんは、カーローンの審査に通らなかった経験を持つ方がたくさん利用しています。その中から体験談や感想をご紹介しましょう。

ローン審査に落ちても、カーリースで欲しかった新車に乗れました！

Kさん・40代 | ダイハツ「ムーヴ」（11年契約・プラチナメンテプラン加入）

最初は車を購入するつもりでカーローンに申し込んだのですが、過去に携帯料金の払い忘れがあったことが影響したのか、審査に通らなかったんです。
仕事柄どうしても車が必要だったので、定額カルモくんなら審査に通るかもしれないと聞いてすぐに申し込みました。

とはいえ、車のサブスクなんて知らなかったし、インターネットで車を買うことにも多少の抵抗はありました。でも、問い合わせ時の受け答えがすごくクリアで安心感があったので、大丈夫だなって。
無事に審査も通過して、欲しかったムーヴの新車にも乗れて、満足しています！

ダメ元で受けた審査に通った！おかげさまで妥協せずに新車に乗れています

Kさん・60代 | ホンダ「S660」（7年契約）

これまでいろいろな車をいじって乗り倒して、今回、車の楽しみと維持費の安さを両立した一番良い車に乗りたかった。ただ僕の場合、ローン審査は難しいと思っていたんです。いろいろあって何回か試したけどやっぱり無理で。でも定額カルモくんに相談したら、一応やってみましょうよと言われてダメ元で審査を受けてみたら通ったのでびっくりしました。

リースは税金も何も全部コミコミで一定の月額が決まっていて、支払額が変わることがないから安心ですよね。だから、審査に通ったとわかって、じゃぁぜひぜひお願いしますと言って、おかげさまで相棒と呼べるS660の新車に乗れています。

ローン審査に落ちたことがあっても、無理なく新車を持ててうれしいです！

Iさん・30代 | ダイハツ「ウェイク」（11年契約）

車検がきっかけで乗換えを検討し始めました。それまで中古車だったので、新車に乗りたいと思って。車種は最初から決めていて、あとは買うかリースにするかの２択でした。

ただ、実は前の車を買う時にカーローンの審査に落ちたことがあるんです。大学生の時にクレジットカードの支払いが遅れたせいかもしれません。だからローンは難しいかなと。

それで、落ちたらどうしようという不安もあったんですけど、試しに審査を受けてみたら、受かったって連絡が来たのでうれしかったです。その後は担当の方にいろいろと相談しながらプランを決められたので安心でした。リースの魅力は無理なく車を持てる点だと思います。ずっと同じ金額を払えばいいだけだから電話代とか電気代とかと変わりないですよね。

定額制のカーリースなら、コスパ抜群の定額カルモくんがおすすめ

カーリースには多くのサービスがありますが、コスパの高いカーリースを探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。契約満了後に車がもらえたり走行距離が無制限になったりするなど、定額カルモくんのメリットについて詳しく見ていきましょう。

コスパの良さや納得価格で１位を獲得

定額カルモくんは、専門家が選ぶカーリースのイメージ調査で「コストパフォーマンスが高いカーリース」「納得価格のカーリース」「サポートが充実しているカーリース」の3つの部門で1位を獲得*しています。

月々10,000円台から利用できる価格の安さや、長期間の利用でも安心できるサポートの充実度など、カーリーを選ぶ際に重視したいポイントで高評価を得ているので、安心して利用できるカーリースを探している方にもおすすめです。

*調査方法：インターネット調査　調査期間:2021年2月12日～15日　調査概要：カーリース10社を対象にしたイメージ調査　調査対象：男女、全国、18～69 歳、運転免許保有、(1)(2)週1回以上運転するファイナンシャルプランナー176s、(3)カーディーラー勤務者297s　調査実施：株式会社ショッパーズアイ　比較対象企業：「カーリース」Google 検索9社（2021年1月29日10 時時点）　広告、まとめサイトなどを除く

「もらえるオプション」で車がもらえる

返却を前提としているカーリースでは、一般的に走行距離制限が設けられています。しかし、定額カルモくんでは、7年以上で契約すると走行距離制限がなくなります。また、7年以上の契約を対象にした月々500円の「もらえるオプション」を追加すれば、リース契約満了時に乗っていた車を0円でもらうことができます。

このように、マイカーと変わらない感覚でカーライフが送れるのも定額カルモくんのメリットです。

メンテナンスプランで費用を抑えて安全に乗れる

一般的に、カーリースではメンテナンスに関する費用は自己負担となっており、返却する際には原状回復費用が発生することもあります。しかし、定額カルモくんのメンテナンスプランに加入すれば、リース返却時の原状回復費用補償や車検費用、消耗品の交換費用など、メンテナンスに関する費用も月額料金に含めることができます。

このように、カーローンを組むのが不安でも、カーリースなら負担を抑えて新車に乗ることができます。さらに、定額カルモくんならオンライン上で簡単に審査が受けられます。審査後のキャンセルもできるので、まずは審査に通るか試してみてはいかがでしょうか。

カーローンが払えない事態を防ぐ方法も検討しよう

カーローンの支払いを遅延・延滞してしまうと、車を引き上げられてしまったり、社会的信用を失ってしまったりといった事態も考えられます。そのような事態を防ぐためにも、車の購入は計画的に行うことが大切です。定額制のカーリースなら、まとまった支払いの発生を防げるので、遅延や延滞の心配も軽減できるのではないでしょうか。

よくある質問

Q1： カーローンが払えない、延滞・遅延したらどうなるの？

A：まずは督促状が届き、支払いが遅れた場合には遅延損害金も発生します。未払いのまま連絡しないでいると、自宅への取り立てや、職場や連帯保証人への連絡が入るようになり、残りのローンを一括返済するように求められます。それでも返済できなければ、財産の差し押さえといった事態に発展する可能性もあります。

Q2：カーローンを延滞・遅延すると車は引き上げられる？

A：ディーラー系のカーローンを利用していて、車の所有権留保が付帯されている場合、車は引き上げられます。しかし、銀行系ローンのように車の所有権が借り手側の自分にある場合は、引き上げはされません。ただし、裁判所による財産の差し押さえに及べば、車も財産の一部として差し押さえられます。

Q3： カーローンを延滞・遅延しそうになったらどうすればいい？

A：ローンを借り換えるなど、まずは返済期間を延長できる方法を模索してください。また車を売却してカーローンを清算し、カーリースの長期契約を利用するなど、より家計への負担が少ない方法を検討するのも一考です。定額カルモくんなら頭金や初期費用がかからず、毎月の定額料金だけで新車に乗れるので、乗換え時の負担も少なくおすすめです。

※記事の内容は2021年4月時点の情報で制作しています。