車のローンが組めない人も、対策次第で車を手に入れることは可能です。なぜなら、審査に通るかどうかは申込先や申込条件によって異なるからです。例えば、頭金を入れる、連帯保証人を立てるなどの審査対策はよく知られています。しかし、これら以外にも有効な対策や、ローンを組まずに車を手に入れる方法があることはご存じでしょうか。
ここでは、車のローンが組めない理由と、審査に通らない場合にできる対処法について詳しく解説します。
- 車のローンが組めないのは、信用情報に問題がある、借入額が収入に見合わないなどが原因
- 車のローンが組めないときは、借入額を減らす、連帯保証人を立てるなどの対策が有効
- ローンを組めない人でも手軽に車を持てている方法が人気
車のローンを組めないのはなぜ?考えられる5つの理由
車のローンが組めない理由は、審査で返済能力が低いと判断されているからです。しかし、一見すると返済能力に問題がないように思われる人でも審査に落ちてしまうことがあります。ローンが組めないときに考えられる理由を、具体的に5つのポイントにしぼって見ていきましょう。
1. 過去5年の信用情報に問題がある
車のローン審査では、信用情報機関を通してクレジットカードの支払いやローンの借入状況、自己破産の記録などについて調べられます。
携帯電話端末代の分割払いやクレジットカード利用の支払いなどを2ヵ月以上延滞すると、信用情報機関に遅滞として記録されます。その後に完済しても記録は約5年残り続けるため、その期間中はローンを組めない可能性があります。
2. 複数のローンを組んでいる
ほかのローンを組んでいると、車のローンを組めないことがあります。
車のローン審査では、申込者の年収を基に借入可能額が計算されます。また、「返済負担率」といわれる、年収に占める年間の返済額の割合も見られます。
返済負担率は20~30%程度が目安とされていることから、すでにローンやクレジットカードのキャッシングを利用し、返済負担率が高くなっていると、車のローンの審査に通らないことがあります。
3. 収入が安定しておらず借入額と見合っていない
非正規雇用や勤続年数が短い場合、収入が安定していないと判断されることがあります。一般的には、正社員かつ勤続年数が3年以上であれば審査のハードルは低い傾向があります。一方、契約社員やアルバイト、自営業などの場合や、勤続年数1年未満の場合は審査に通りにくいといわれています。
また、収入に見合わない借入額を希望している場合も審査に落ちてしまう原因となります。車のローンで借り入れられる上限金額は年収の30~40%が目安とされています。
4. 年齢が申込条件の上限に近い
車のローンには、対象年齢を満20歳以上、65歳未満とするなど制限が設けられているものが多いです。ただし、対象年齢の範囲内であっても、借入時の年齢が上限に近い場合は、完済までのあいだに返済できなくなるリスクが高いと判断され、ローンを組めないことがあります。
例えば、返済期間中に定年退職を迎え収入の減少が見込まれるケースなどがこれに該当します。また、年齢が高いと健康問題への懸念があることも影響する可能性があります。
5. 虚偽の内容を申告している
車のローン審査に対する不安があっても、虚偽の申告をしてはいけません。
ローンの審査では、勤務先に在籍確認がされることもあります。虚偽の申告であることが判明した時点で、車のローンは組めなくなります。
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【体験談】車のローンが組めない人はどうしてる?
車のローンが組めない理由はさまざまですが、どうしたら車を持てるのでしょうか。以下では、実際に車のローン審査に落ちた経験のある方の体験談*をご紹介しましょう。
銀行のカーローンに申し込みましたが、収入に対して購入金額が大きかったためかローンを組めませんでした。半年くらい経って、ほかの借入れをなくし、購入金額を下げて再度申し込んだところ、トヨタ「アルファード」を購入できて安心しました。
銀行系ローンもディーラーローンも申し込んで、組めなかったんです。安定した職に就いていなかったからかなと思います。仕事を始めて、半年ほど経ってから再度申し込んだら、カーローンを組むことができました。返済はたいへんですが、車を購入できて移動が楽になりました。
まず仮審査に通過しておくほうが本審査に通りやすいと聞いたので、最初は仮審査を受けました。その後、借入希望額を調整して本審査に申し込みましたが、過去に滞納履歴があったためなのか組めませんでした。結局、収入を上げて、もっと安い車種でローンを組みました。
仮審査に通り、借入希望額を少し下げましたが本審査で落ちました。ほかにもローンがあったことや、仕事を始めてからの期間が短かったことが影響したのかなと思います。ほかの車種に変更して申し込みましたが、車を買うことはできませんでした。
このように、最終的に車を持てなかった方がいる一方で、車のローン審査に一度落ちても、対策をして再審査で通った方もいます。どのような対処法があるかについては、次項以降で解説します。
*チャット調査ツール「Sprint」にて、2023年2~3月に「車のローン審査に落ちた経験のある方」を対象として行ったインターネット調査を基に、カルモマガジン編集部がまとめています
組めないとあきらめる前に知っておきたい!車のローンの種類と審査難度
車のローンは、車の購入費をローン会社が一括で支払い、利用者が分割払いでローン会社に返済していくしくみです。
審査ではおもに滞りなく最後まで返済できる能力があるかどうかが確認されますが、審査基準はローン会社によって異なるため、車のローンを組めないときはローンの種類や会社を見直すことで審査に通過する可能性が広がることも考えられます。
ローンの種類にはおもに次のようなものがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
銀行系ローン
銀行系ローンとは銀行や信用金庫などの金融機関が提供するマイカーローンです。
金利が1~4%程度と低い半面、信用情報の照会があるためほかのローンよりも審査がきびしいとされます。また、審査自体にも期間と手間がかかる傾向があります。
ディーラーローン
自動車メーカーと契約を結んだディーラーが、信販会社やクレジットカード会社などと提携して提供するローンがディーラーローンです。
ディーラーローンは金利相場が4~8%とされ、銀行系のマイカーローンに比べると高いことが多いです。一方、審査は信用情報の照会があるものの、銀行系ローンより通りやすいとされています。
自社ローン
自社ローンは「ローン」と呼ばれているものの、厳密にはローンではありません。車の購入代金を中古車販売店などに立て替えてもらい、分割で返済する支払方法です。
信用情報の照会はなく、自社で設けた基準による審査方法のため、一般的な審査に不安のある方でも自社ローンなら審査に通る可能性があります。
金融商品ではないので金利はありませんが、車両本体価格の10~20%程度の手数料や保証料が上乗せされることが多くあります。また、利用できるのがおもに中古車に限定されるというデメリットもあります。
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車のローン審査で重要視されるポイント
車のローンを申し込むときには、利用者の収入や属性などを申告します。
車のローンの審査基準は公表されていませんが、このとき申告する項目や内容から、おもに以下のような点を重視していると考えられています。
収入と借入希望額のバランス
車のローン審査では、借入希望額が収入に対して適切かどうかを判断するために、勤務先や年収、他社での借入状況などをチェックします。収入やすでに借りているローンなどの金額によって借入可能額も変わるため、ローンの審査では重要な項目です。
また、雇用形態も審査に影響し、派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用の場合、収入が不安定とみなされ、審査に通りにくく車のローンを組めないこともあります。
返済能力
車のローンは数年間にわたって返済していくことから、審査では、滞りなく返済できる能力があるかも確認されます。返済能力の確認には、年収などの属性のほか、信用情報機関に登録されている料金の未払いや延滞などの情報を照会されることも多いです。
信用情報機関に携帯電話料金やクレジットカードなどの支払遅延の情報が記録されている場合は、審査に影響する可能性が高いでしょう。
審査が不安な場合は信用情報機関に自身の情報の開示手続きをして、事前に確認しておくといいでしょう。
車のローンが組めないときの10の対処法
車のローンが組めない場合でも、車のクラスやグレードを下げたり連帯保証人を立てたりするなどの対策をとることで、車を持てる可能性があります。
以下では、車のローンを組めない人が車を持つためにできる10の対処法についてご紹介します。具体的に見ていきましょう。
車のクラスを下げたり、頭金を入れたりして借入希望額を下げる
車のローン審査では返済負担率を見られます。そのため、年収に見合っていない金額のローン審査を申し込んでいる場合には、車のクラスを下げたり頭金を入れたりして、借入希望額を下げることで審査に通る可能性があります。
同じ車種でもグレードを下げると価格が下がることもあるので、見直してみるといいでしょう。
ほかのローンを解消する
ほかに返済しているローンがある場合、先にほかのローンを解消するという方法もあります。車の購入金額よりも低く、支払いを済ませることができるローンであれば試してみるといいでしょう。
信用情報がクリアになるまで待つ
過去に携帯電話の料金などを延滞してしまい信用情報に傷がある場合、信用情報がクリアになるタイミングで審査申込みを行うのもひとつの方法です。
自分の信用情報の開示請求をすれば、クリアになったかどうかを確認できます。
連帯保証人を立てる
収入が不安定、未成年であるなど、自分の属性で審査の通過が難しい場合、安定した収入のある連帯保証人を立てることで審査に通る可能性があります。
なお、基本的に保証人は家族や親戚などの親族が対象となります。
ローン会社ごとの審査の傾向をチェックする
車のローンには、おもに銀行などの金融機関によるローンと信販会社によるローン、そして自動車販売店が独自に審査を行う自社ローンがあります。審査内容や金利が異なるため、それぞれの傾向をチェックしておくのもおすすめです。
一般的には、金融機関のマイカーローンは金利が低い分審査がきびしめで、信販会社のローンは比較的審査に通りやすい分、金利も高めといわれています。また、自社ローンは信用情報の照会がないため、最も審査に通る可能性が高いといえます。
別のローン会社を利用する
審査を受けたローン会社とは別のローン会社で再び審査を受けるという方法もあります。
しかし、短期間に複数のローンに申し込んだり審査に落ちたりすると、その履歴が信用情報として記録され、「必死にローンを申し込むほどお金に困っている」と判断されてしまうこともあります。
車のローンを組めないとわかった場合、慌ててすぐ別のローン会社に申し込むと状況を悪化させてしまうこともあります。半年以内に申し込むのは2〜3件にとどめておきましょう。
審査中に転職をしない
審査期間中の転職も審査に落ちてしまう理由のひとつと考えられます。退職も同様です。
転職や退職は収入源が安定せず、支払能力が不安定であると判断されてしまうので注意しましょう。
現金一括払いで購入する
ローンを組めないときは、車を現金一括払いで購入してしまうのもひとつの手段です。新車では難しくても、中古車であれば現金一括購入でも手が届く可能性があります。ローンを組めるようになるまでの期間だけと割り切って、安い中古車を購入することも視野に入れるといいでしょう。
家族名義でローンを組む
自分以外の家族の名義でローンを組んで購入してもらうことも検討しましょう。利用しない車のローンを代理で組むことは「名義貸し」といって罪に問われる可能性がありますが、家族間で共有する車であれば名義貸しにはなりません。
専業主婦の妻がメインで使用する車を夫名義のローンで購入する、などはよくあるケースです。
カーリースを利用する
無理にローンを組もうとするのではなく、カーリースで車に乗るという方法もあります。カーリースとは、利用者に代わりリース会社が車を購入し、月々定額の利用料で貸し出すしくみの車のサブスクリプションサービスです。
車の使い方はローン購入とほとんど変わりません。名義こそリース会社になりますが、自分だけの新車にいつでも自由に乗ることができます。
なお、カーリースにも審査がありますが、車両本体価格が安くなるしくみがあることからローンよりも審査のハードルが低いとされています。この点については次項で詳しく解説します。
車のローンを組めなくてもカーリースなら利用できるかも!
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また、ローン審査に落ちた方が利用できているという実績も多数あります。その理由を詳しく見ていきましょう。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
ローンを組めない人も新車を持てる理由とは?
一般的に、ローンを組んで車を購入する場合は車両本体価格全額が審査対象となります。
一方、定額カルモくんでは初めに利用期間を決め、契約満了時の想定残価を車両本体価格から差し引いた金額で料金を算出します。車両本体価格が安くなる分、審査対象の金額も抑えやすいため、ローンを組めない人も審査に通る可能性があるのです。
また、車のローンの返済期間は3~5年程度となることが多いのに対し、定額カルモくんは最長11年までの長期契約で月々の支払いを抑えやすいのが特徴です。審査対象額に加え返済負担率も下げやすいことから、審査に通りやすくなるのです。
初期費用0円、月々10,000円台から!楽に新車を持てる
定額カルモくんでは、頭金・初期費用・ボーナス払いは一切不要、初月から月額料金のみの完全定額制で好みの新車に乗り始められます。しかも、利用期間中の車の税金や保険料などが月額料金に含まれているのに、料金は月額10,000円台からとお手頃です。
そのため、ローンに落ちた方だけでなく、とにかく安く新車に乗りたい、車の維持管理を楽にしたいという方からも選ばれています。
審査に通るか、簡単にチェックできるから安心
定額カルモくんの審査に通るかどうかは、事前の「お試し審査」で簡単に確かめられます。通過後に利用できる範囲の車種やプランを案内してもらえるので、カーリースのことがよくわからなくても気軽に利用できます。もちろん、契約前ならキャンセルやプラン変更も自由です。
なお、現状では審査の通過が難しいという方に、連帯保証人や保証会社を利用するプランを案内するケースもあります。ローンを組めない人も、ぜひあきらめずに試してみましょう。
車のローンは組めなかったけれど新車に乗れた!利用者の声
車のローンの審査に落ち、ローンを組めなかった経験があっても、カーリースの審査には通ったという例はあります。
カーリースの定額カルモくんの利用者の中には、実際に車のローンを組めなかったという方がいます。ここでは、そのような方々の体験談やリアルな声をご紹介しましょう。
「ローン審査に落ちても、定額カルモくんで欲しかった新車に乗れた」
最初は車を購入するつもりでローンに申し込んだのですが、過去に携帯料金の払い忘れがあったことが影響したのか、審査に通らなかったんです。
仕事柄どうしても車が必要だったので、定額カルモくんなら審査に通るかもしれないと聞いてすぐに申し込みました。
とはいえ、定額カルモくんなんて知らなかったし、インターネットで車を買うことにも多少の抵抗はありました。でも、問い合わせ時の受け答えがすごくクリアで安心感があったので、大丈夫だな、と。
審査も無事に通過して、欲しかったムーヴの新車にも乗れて、満足しています!
「ダメ元で受けた審査に通った!妥協することなく新車に乗れています」
車に乗る楽しみと維持費の安さが両立した良い車に乗りたかった。ただ僕の場合、ローンの審査は難しいと思っていました。何回か試してみたけどやっぱり無理で。
でも定額カルモくんに相談したら、「一応やってみましょうよ」と言われてダメ元で審査を受けてみたら通ったのでびっくりしました。定額カルモくんは税金も何も全部コミコミで一定の月額が決まっていて、支払額が変わることがないから安心ですね。
おかげさまで相棒と呼べるS660の新車に乗れています。
「車のローン審査に落ちたことがあっても無理なく新車を持ててうれしい!」
ずっと中古車に乗ってきたので、新車に乗りたいと思って。車種は最初から決めていて、あとはどうやって買うかの選択でした。
ただ、前の車を買う時にローンの審査に落ちたことがあるんです。大学生の時にクレジットカードの支払いが遅れたせいかもしれません。だからローンは簡単ではないかなと。
それで、落ちたらどうしようという不安もあったんですけど、試しに定額カルモくんの審査を受けてみたら、受かったって連絡が来たのでうれしかったです。
その後は担当の方と相談しながらプランを決められたので安心でした。定額カルモくんの魅力は無理なく車を持てる点だと思います。ずっと同じ金額を払えばいいだけだから電話代とか電気代とかと変わりないですよね。
車のローン審査の正しい知識を身につけて利用しよう
車のローンは賢く使うととても便利な利用方法です。しかし、計画的に利用しなければ、以後の生活に大きな影響を与えてしまう可能性もあります。
現在ローンが組めなくて困っている方は、焦って何度もローンの申込みをするのではなく、審査に通る状況を作ってから臨みましょう。
ローンを組むのが難しいときはカーリースという手も!
よくある質問
Q1:車のローンが組めない理由とは?
A:信用情報機関に記録されている信用情報に問題がある、複数のローンを組んでいる、借入希望額が収入に見合っていないなどが理由として挙げられます。車のローンが組めないときに考えられる5つの理由について詳しくはこちらで解説しています。
Q2:車のローンを組めないときはどうすればいい?
A:車のグレードを下げたり、頭金を入れたりして借入額を減らす方法があります。場合によっては連帯保証人を立てることで審査に通ることもあります。車のローンが組めないときにどうしたら車を持てるのか、10の対処法についてはこちらで詳しく解説しています。
Q3:対策をしても車のローンを組めない場合におすすめの方法は?
A:カーリースがおすすめです。カーリースにも審査はありますが、審査対象の金額を抑えやすいしくみとなっています。中でも定額カルモくんは、月々10,000円台からという安さで審査対象額や返済負担率を抑えやすいため、ローン審査に落ちた方が利用できているケースもあります。
※この記事は2023年4月1日時点の情報で制作しています