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買ってはいけない軽自動車とは?専門家が解説

買ってはいけない軽自動車とは?専門家が解説
買ってはいけない軽自動車とは?専門家が解説

ここ最近の軽自動車は走行性能も衝突安全性能も、昔の軽と比べればずいぶん向上しています。それゆえ「どれを買っても大丈夫」と思いがちではあるのですが、選び方を少し間違えると「……こんなはずではなかった」という“後悔”につながってしまうこともあります。
そこで、最新の軽自動車販売台数ランキングと併せて「軽自動車選びにおける失敗を回避する方法」をご紹介します。

  • 運転支援システムが付いていない軽自動車はおすすめできない
  • 用途や環境に合わない限り、どれを買っても満足はできない
  • 使用環境別の「本当におすすめできる軽自動車」をピックアップ

買ってはいけない軽自動車とは

買ってはいけない軽自動車とは

ふた昔前ぐらいまでは「正直あまりおすすめできない軽自動車」というのはありました。しかし近年は軽自動車の各種性能もずいぶん向上したため、「買ってはいけない(新車の)軽自動車」というのは基本的にはありません。

しかし「基本的には」ではなく、より現実的に、いわば自分事として真剣に考えるのであれば、何種類かの「買ってはいけない軽自動車」は確実に存在します。

ADAS(運転支援システム)が付いていない軽自動車

ADAS(運転支援システム)が付いていない軽自動車

 

買ってはいけない軽自動車のひとつは、ADAS(運転支援システム)が付いていない軽自動車です。

最近は軽自動車であっても自動ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能などの運転支援システムが標準装備されていたり、あるいはオプションとして選択できる場合が多くなっています。しかし、新車であっても設計年次が古いモデルや、あまりにも安価なモデルの一部には、これらがまったく付いていない軽自動車もあります。

もちろん運転支援システムなしでも車を動かすことはできます(昔の車はどれも付いていませんでしたしね)。しかし日常の用事などで毎日のように使うはずの軽自動車だからこそ、自動ブレーキなどのADASは、どうしても付いていてほしいのです。

用途に合わない軽自動車

用途に合わない軽自動車

もうひとつの「買ってはいけない」は、「用途に合わない軽自動車」でしょう。キャンプ道具や大きなモノの運搬などをガンガン行いたい人が、背の低いセダンタイプの軽自動車を買うのはミスマッチというもの。

また逆に、通勤や日常的な買い物での使用をメインに考えている人が、やたらと背が高い「軽スーパーハイトワゴン」と呼ばれるタイプの軽自動車を買ってしまっても、「結局は無駄な空気を運んでいるばかり。大きく重いせいで、無駄に燃費も走行安定性も悪化させている」という結果にしかなりません。これもまたミスマッチなわけです。

使用環境に合わない軽自動車

使用環境に合わない軽自動車

そしてもうひとつの「買ってはいけない軽自動車」は、先ほどの「用途に合わない」に少しだけ似ていますが、「使用環境に合わない軽自動車」です。

まぁさすがにそんな人は少ないと思いますが、「家族4人で乗ることも多い」という使用環境であるにもかかわらず、2人乗りのスポーツ軽カーを買ってしまったり。まぁこれはかなり極端な例だとしても、「買ったはいいが、ボディ形状が家族構成と微妙に合ってない」というのは、たまに見かけるミステイクです。

また使用環境といえば、地理的な条件もあるでしょう。

冬の降雪が見込まれる地域に住む人が、4WDではなくFF(前輪駆動)の軽自動車を買うのは――絶対に良くないというわけではありませんが、やはり少々リスキーです。やはりここは普通に4WDの軽を選び、その上で冬場は早めにスタッドレスタイヤに履き替えておくのが安心というものです。

雪が降らないエリアであっても、家の近くに「急坂」が多い場合は、ノンターボエンジンの軽自動車ではその坂を登るのにかなり苦労する場合もあります。坂の傾斜率や出現頻度にもよりますが、この場合はパワフルなターボエンジンを搭載する軽自動車を選んだほうが、車両価格が多少高かったとしても結果として満足できますし、アクセルペダルを深く踏まないで済む分だけ、結果として燃費も悪化しないかもしれません。

年式がかなり古い軽自動車

年式がかなり古い軽自動車

以上のほかに「買ってはいけない軽自動車」があるとしたら、それは単純に「かなり古い年式の中古軽自動車」でしょうか。近年の軽自動車は、たとえボディ自体は小さくても「現代の衝突安全基準」をしっかり満たしているモデルが多いものです。

しかし「かなり古い年式の軽自動車」は、そういった基準をクリアしていなかったり、クリアしていたとしても「古い基準での審査結果」だったりします。古めの中古車は安価な車両価格で入手できるのが魅力ではありますが、安全のことを考えますと、やはり「新しい世代の運転支援システム付き」を選ぶのが、なんだかんだで一番ではあるはずなのです。

「自分に合う車はどれ?」って思ったら↓

後悔しないための軽自動車選びのポイント

後悔しないための軽自動車選びのポイント

上記のような事態に陥らないためにも、「上手な軽自動車選びの基本」をとりあえず押さえておきましょう。

そもそも「軽自動車」とひと言でいっても、その中身はいくつかのカテゴリーに分かれていて、主には2つの軸で分類することができます。

●ボディタイプ別の分類
・軽セダン:背があまり高くない、ヒンジ式ドアの軽。スズキ アルトなど。
・軽ハイトワゴン:やや背が高い、ヒンジ式ドアの軽。ホンダ N-WGNなど。
・軽クロスオーバー:軽ハイトワゴンにSUVテイストを加えた軽。スズキ ハスラーなど。
・軽スーパーハイトワゴン:非常に背が高い、スライドドアの軽。ホンダ N-BOXなど。
・軽バン:エンジンが運転席の下にある箱型の軽。街で見かける商用配送車など。
・軽スポーツ:主には2人乗りの、スポーツカータイプの軽。

●エンジン別の分類
・ノンターボ:文字通りターボなし。やや非力だが、価格が手頃。
・ターボ付き:文字通りターボ付き。パワフルだが、やや高額で、燃費もノンターボより若干悪い場合が多い。

そして上記のような種別の中から「自分に合う一台(自分たち家族に合う一台)」を選ぶことになるわけですが、その際はまず、エンジンではなく「ボディタイプ」から決めていくべきでしょう。

「何人で乗ることが多いのか?」「乗員の世代は?(子供は乗るのか? 高齢者は?)」「何のために使う場合が多いのか?」「どのような荷物を載せることを想定しているのか?」「走行性能は高いほうがいいのか? それともほどほどぐらいで十分と考えるか?」あたりから考えていけば、自ずと選ぶべきボディタイプは絞られます。

主には1~2人の成人で使用し、大きな荷物や背の高い荷物などはさほど載せないのであれば、ボディタイプは軽セダンまたは軽ハイトワゴンで十分でしょう。しかし「子供を乗せることが多い」「高齢の両親などを乗せることも多い」というケースでは、スライドドア方式で背が高い軽スーパーハイトワゴンも視野に入れるべきです。

そしてその上で、エンジンはターボ付きにするか、それともノンターボでいくかを、この時点で決定する必要はありませんが、なんとなく検討します。最近の軽自動車は、基本的にはノンターボエンジンでも普通に十分な動力性能を発揮しますが、「高速道路を使う機会が多い」とか、前述した「自宅の周囲には急坂が多い」というような場合には、ターボエンジンも候補に入れたほうがいいでしょう。

以上は「新車の軽自動車を買う場合」を主に想定していますが、中古の軽自動車を買うのも、もちろん悪くはありません。

その場合もボディタイプとエンジン方式についての考え方は新車のそれと同じですが、中古車の場合は内外装などのコンディションチェックが重要になるだけでなく、その車種にADAS(運転支援システム)が付いているかどうかも、ネット上のカタログなどでチェックするようにしてください。

軽自動車買うならどれがいい? 専門家おすすめ車種

それでは以下、具体的に「ニーズ別のおすすめ車種」を見ていきましょう。

軽自動車に人も荷物もたっぷり載せたいなら

おすすめ1:ホンダ「N-BOX」

●おすすめ1:ホンダ「N-BOX」

ホンダ N-BOXは「軽スーパーハイトワゴン」に分類される、非常に背が高いスライドドア式の軽乗用車。そして今、日本でトップクラスに売れている車でもあります。

「人も荷物もたっぷり載せたい」というのであれば、なんだかんだでN-BOXのような軽スーパーハイトワゴンを選ぶに限ります。

といっても、軽自動車の乗車定員は法律で「最大4人」と定められているため、それ以上の人数が乗ることはできないのですが(※12歳未満の子 供3人は「大人2人」としてカウントされます)、軽スーパーハイトワゴンの後席は本当に広々としているため、4人の乗員が余裕をもって座ることができます。

そんな軽スーパーハイトワゴンの中でも一番の売れ筋であるホンダ N-BOXは、やはり売れているだけのことはあり、「かゆいところに手が届く」といった感じの機能性に満ちていて、インテリアデザインもおしゃれ。そして走りにも、背の高さをほとんど感じさせない安定感があります。

エンジンはターボ付きとノンターボがありますが、高速道路を使う機会が少ない場合はノンターボで十分でしょう。

おすすめ2:スズキ「スペーシア」

●おすすめ2:スズキ「 スペーシア」

ホンダ N-BOXの競合となるスズキの軽スーパーハイトワゴンです。両者の間に細かな違いはいろいろありますが、俯瞰して見るならば、両者の個性と実力はほとんど同じです。どちらも、素晴らしく出来の良い軽スーパーハイトワゴンなのです。そのため、ここはデザインやブランドなどの“好み”で決めれば、それで十分です。

おすすめ3:ダイハツ「タント」

●おすすめ3:ダイハツ「タント」

こちらもホンダ N-BOXやスズキ スペーシアと同じ「軽スーパーハイトワゴン」ですが、タントの特徴は「車体の左側にピラー(柱)がないため、乗り降りや荷物の出し入れが非常にラクである」という点です。

普通、車というのは左側の前後ドアを開けると、その中間にセンターピラーという柱があって、それがボディを補強しているのですが、タントはそれがありません。というか正確には、センターピラーがドアに内蔵されています。そのため、車体左側のドアを開けた際の開口部が非常に広くなっているのです。

ベビーカーなどの大きなものを出し入れする機会がある人は、タントにも注目してみるべきでしょう。これも、高速道路をあまり使わないのであればノンターボエンジンで十分です。

人も荷物もたっぷり載せたうえで、アウトドアも楽しみたいなら

おすすめ1:ダイハツ「タント ファンクロス」

●おすすめ1:ダイハツ「タント ファンクロス」

最近はキャンプなどのアウトドア趣味が盛り上がっている関係で、「軽スーパーハイトワゴンをアウトドア向けに仕立てたモデル」も続々と登場しています。それらであれば、軽スーパーハイトワゴンならではの空間効率と、流行りのSUVテイストの双方を手に入れることが可能です。

そんなカテゴリーの軽自動車として2022年10月に登場したのが、センターピラーがないことでおなじみのダイハツ タントをアウトドア仕様にした「ダイハツ タント ファンクロス」です。

エンジンなどは標準のタントと同じですが、ヘビーデューティな感じの内外装デザインを採用し、レジャーシーンで活躍する「ルーフレール」を標準装備。そのほか、汚れに強い撥水加工シートや、暗所での荷物の積み下ろしに役立つラゲッジルームランプなども標準で備わっています。

おすすめ2:スズキ「スペーシア ギア」

●おすすめ2:スズキ「 スペーシア ギア」

ダイハツ タント ファンクロスが登場する以前から「SUV風味の軽スーパーハイトワゴン」として人気を集めていたのが、スペーシアをベースとする「スズキ スペーシア ギア」です。

こちらも中身はスペーシアと同じですが、アウトドアで重宝するさまざまな装備が標準で付いています。タント ファンクロスと細かな差異はありますが、実力はおおむね同等ですので、どちらでもお好きなほうを選べばいいでしょう。

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さほど背は高くなくてもいいが、スライドドアは欲しいなら

おすすめ1:ダイハツ「ムーヴ キャンバス」

●おすすめ1:ダイハツ「ムーヴ キャンバス」

軽スーパーハイトワゴンにちょっと似たフォルムで、スライドドアも採用されていますが、実は軽スーパーハイトワゴンより10cmほど「程よく背が低い」というのがこの車です。「子供が車内で着替えたりはしないので軽スーパーハイトワゴンは不要だが、自分の使い方から考えると、それなりの背の高さとスライドドアはあったほうがいい」という人に向いています。また昔の「ワーゲンバス」のようなかわいいデザインも、この車の魅力です。

おすすめ2:スズキ 「ワゴンR スマイル」

●おすすめ2:スズキ 「ワゴンR スマイル」

ダイハツ ムーヴ キャンバスの対抗馬となるのが、スズキのコレです。全高はワゴンRスマイルのほうがムー ヴ キャンバスより4cm高いという違いはありますが、基本的な個性と機能性、性能はダイハツ ムーヴ キャンバスとおおむね同等です。これもデザインやブランドの好みで決めればいいでしょう。

スライドドアは不要だが、そこそこ背が高めの軽が欲しいなら

おすすめ1:スズキ 「ハスラー」

●おすすめ1:スズキ 「ハスラー」

このニーズに合致するのは、1,650mm前後の全高にヒンジ式のドアを組み合わせた「軽ハイトワゴン」と呼ばれているカテゴリーです。

そして軽ハイトワゴンの定番といえば、スズキでいうと「ワゴンR」になるわけですが、昨今の車は「SUVテイスト」が入っているほうがカッコよく見えますし、実際、ちょっとしたキャンプなどに行く際にも、SUVテイストが加味されている軽自動車のほうが便利だったりもします。

そのため、ここはワゴンRよりちょっとだけ背が高い軽クロスオーバーである「スズキ ハスラー」がおすすめとなります。アウトドアで使われることを意識したつくりになっていますので非常に機能的ですし、走りの質も良好。ターボエンジンの4WD車を選べば、 普段使いだけでなく「遠出してキャンプを楽しむ」みたいな使い方にも十分対応できます。

おすすめ2:ダイハツ「タフト」

●おすすめ2:ダイハツ「タフト」

スズキ ハスラーの対抗馬となるダイハツの軽クロスオーバーです。後席や荷室の作りなどがスズキ ハスラーと少し異なりますが、諸性能と機能性はおおむね同等であり、デザインもよく似ています。ハスラーとの間に大きな優劣の差はありませんので、「気に入ったほうを選ぶ」という決め方でOKです。

おすすめ3:三菱「eKクロス」

●おすすめ3:三菱「eKクロス」

日産と三菱の合弁会社が企画している軽自動車の、三菱版軽クロスオーバーです。写真で見ると、フロントマスクのデザインは「ちょっとアクが強すぎかな?」とも思えますが、実際に見てみると全体としてのバランスが良いせいか、下品な感じはまったくありません。そして新世代のプラットフォームを使用しているため、走りの質感もかなり上々です。

おすすめ4:ホンダ「N-WGN」

●おすすめ4:ホンダ「N-WGN」

こちらはホンダの軽ハイトワゴン。カテゴリー的には軽クロスオーバーではなく一般的な軽ハイトワゴンですが、内外装デザインがとにかくしゃれているため、軽ハイトワゴン特有の「地味な感じ」はありません。そしてやや下品なニュアンスになってしまう場合が多い「カスタム」のデザインも、N-WGNカスタムの場合は非常に都会的。そして走らせても、クラストップレベルのしっかり感があります。

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とにかくシンプルで安価な、燃費のいい軽が欲しいなら

おすすめ1:スズキ 「アルト」

●おすすめ1:スズキ 「アルト」

車内の広さや高さは特にいらないし、装備内容もシンプルでいい。とにかく安価で低燃費な軽が必要なんだ――という場合には、一般的に「軽セダン」と呼ばれている、昔ながらのフォルムの軽自動車がいいでしょう。なにしろ軽量でシンプルであるため燃費が良く、そして低価格でもあるからです。

その中でも2021年12月にフルモデルチェンジを受けたばかりのスズキ アルトはおすすめの一台。当然ながら軽スーパーハイトワゴンのように車内が広々しているわけではありませんが、車内空間は従来型よりも広くなっており、中間グレード以上には簡易的なハイブリッド機構が備わっているため、WLTCモード燃費はFF車の場合で27.7km/Lと非常に良好です。ちなみにターボエンジンはラインナップされておらず、全車ノンターボエンジンです。

おすすめ2:ダイハツ「ミラ イース」

●おすすめ2:ダイハツ「ミラ イース」

スズキ アルトよりも設計年次は若干古くなりますが、ダイハツのこれもシンプルで燃費のいい軽セダンです。FF車のWLTCモード燃費はアルトより少し劣る25.0km/Lですが、実際の燃費は「おおむね同程度」とも いえるでしょう。安価な車ですが、大半のグレードに衝突回避支援システム「スマートアシストIII」が標準装備されています。

おすすめ3:ホンダ 「N-ONE」

●おすすめ3:ホンダ 「N-ONE」

こちらもいわゆる軽セダンですが、デザインと装備、そして走りのクオリティは、前出の2モデルを大きく超えています。もしも軽セダンに「上質さと高い機能性」を求めるのであれば、選ぶべきは絶対にコレです。

しかし上質な分だけ車両価格はけっこう高く、前出2モデルのような手頃な予算で買うことはできません。そういった意味で「ちょっとマニアックな選択肢」かもしれませんが、ナイスな軽セダンであることは間違いありません。

「オフロード風味」ではなく「本当のオフロード」を満喫したいなら

おすすめ:スズキ「ジムニー」

●おすすめ:スズキ「 ジムニー」

ここまでにご紹介した軽クロスオーバーやその軽スーパーハイトワゴン版は、アウトドアでもそれなりに使えるとはいえ、4WD車であっても、決して本格的な悪路を走るための車ではありません。

もしもあなたがソロキャンプや登山、あるいは釣りなどのためにハードコアな悪路も走りたいと思っているのであれば、選ぶべきは「スズキ ジムニー」しかありません。

現行型のジムニーは、そのおしゃれなデザインが都会派ユーザーにも大受けしていますが、本来は過酷な山道や豪雪地帯などで働く人々のために作られた、超本格的なオフローダーです。そのためスズキ ジムニーは、現行型も当然ながら抜群の悪路走破性を備えています。その上 で、現行型は舗装路での乗り心地も悪くないため、ハードなアウトドア趣味に使うだけでなく「普段 使い」も十分にこなせる軽自動車です。

ズバリ「スポーツカー」が欲しいなら

おすすめ:ダイハツ 「コペン」

●おすすめ:ダイハツ 「コペン」

以前は「2人乗りの軽スポーツ」というジャンルもそれなりに盛り上がっていましたが、現在ではダイハツのコペンという2人乗りの軽オープンスポーツだけが生き残っています。コペンはとても軽快に走ることができる素敵な一台ですので、「スポーツカーとしての軽」が欲しい人には大いにおすすめできます。

実際に売れているのはどれ? 軽自動車の人気ランキング

実際のマーケットではどんな軽自動車が人気を集めているのでしょうか? 2022年度上半期(2022年4~9月)の軽自動車販売台数ランキングを見てみましょう。

●1位:ホンダ N-BOX 8万6,876台

●1位:ホンダ N-BOX 8万6,876台

軽スーパーハイトワゴンの人気No.1モデルはやっぱりよく売れている模様。スペース効率の高さが根強い人気の秘密でしょう。

●2位:スズキ スペーシア 4万8,905台

●2位:スズキ スペーシア 4万8,905台

台数ではN-BOXに水を開けられていますが、実力伯仲の軽スーパーハイトワゴンゆえ、しっかり2位につけています。

●3位:ダイハツ ムーヴ 4万3,926台

●3位:ダイハツ ムーヴ 4万3,926台

軽ハイトワゴンの定番も根強く売れています。数字は「ムーヴ キャンバス」との合算です。

●4位:ダイハツ タント 3万8,735台

●4位:ダイハツ タント 3万8,735台

なんだかんだで必ず上位に入るのが「軽スーパーハイトワゴン」というボディタイプ。やっぱり人気です。

●5位:スズキ ワゴンR 3万8,140台

●5位:スズキ ワゴンR 3万8,140台

軽ハイトワゴンの老舗。使い勝手の良さと価格の手頃さから、根強い人気をキープ。数字は「ワゴンR スマイル」との合算です。

●6位:日産 ルークス 3万4,779台

●6位:日産 ルークス 3万4,779台

日産と三菱の合弁会社が企画している軽スーパーハイトワゴンです。

●7位:スズキ ハスラー 3万3,978台

●7位:スズキ ハスラー 3万3,978台

人気上昇中の「軽クロスオーバー」というジャンルを開拓した人気モデルです。

●8位:スズキ アルト 3万1,165台

●8位:スズキ アルト 3万1,165台

シンプルな「軽セダン」としてはトップの順位。低コストで乗れるのが大きな魅力。

●9位:ダイハツ ミラ 2万8,444台

●9位:ダイハツ ミラ 2万8,444台

シンプルで軽量な「ミラ イース」と、やや女性向けといえる「ミラ トコット」の合算値です。

●10位:ダイハツ タフト 2万6,532台

●10位:ダイハツ タフト 2万6,532台

スズキ ハスラーとよく似たニュアンスの軽クロスオーバーですが、より売れているのはハスラーです。

●11位:スズキ ジムニー 1万9,970台

●11位:スズキ ジムニー 1万9,970台

新車の納期は約1年半待ちになるほど大人気の、超本格軽オフローダー。スタイリッシュでもあります。

●12位:ホンダ N-WGN 1万9,240台

●12位:ホンダ N-WGN 1万9,240台

デザインも走りも良好な軽ハイトワゴン。とはいえ「軽スーパーハイトワゴン」の人気にはかなわず。

●13位:日産 デイズ 1万8,104台

●13位:日産 デイズ 1万8,104台

実力派な軽ハイトワゴンで、走りもかなりしっかりしていますが、知名度の問題か、下位に低迷。

●14位:日産 サクラ 1万2,942台

●14位:日産 サクラ 1万2,942台

2022年5月に発表された軽の電気自動車。発表からわずか3週間で1万1,000台を受注!

●15位:三菱eK

●15位:三菱eK

eKシリーズ全体の合算値です。どれも非常にいい車なのですが、三菱の販売力の問題か、下位に沈んでいます。

こうしてランキングをあらためて眺めてみますと、「背の高い“軽スーパーハイトワゴン”が依然として強い!」ということがよくわかります。

軽ハイトワゴンや軽セダンよりは値が張る軽スーパーハイトワゴンですが、ユーザーは「車両価格が多少高くても、軽自動車には“最大のスペース効率”を求めたい!」と考える場合が多いようです。

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今さら聞けない…軽自動車にまつわる素朴な疑問とその答え

今さら聞けない…軽自動車にまつわる素朴な疑問とその答え

そもそも軽自動車って普通車と何がどう違うの?

「全長3.4m/全幅1.48m/全高2.0m/排気量660cc以下/乗車定員4人以下/貨物積載350kg以下」という制限を設ける代わりに、税金などを安く抑えることにしている小型自動車です。

軽はボディサイズが小さいから、車内もやっぱり狭い?

車内の横方向の空間は確かに狭めですが、最近の軽スーパーハイトワゴンであれば、後席の居住空間は大型高級セダン以上で、軽ハイトワゴンの後席も十分広いといえます。ただ、軽セダンの車内はやっぱり狭めです。

軽はエンジンも小さいから、遅すぎて困ったりしない?

大昔の軽自動車は「遅くて困る」という場合もありましたが、現在の規格になって以降の軽自動車は、普通に交通の流れに乗って走る分には「遅くて困る」と感じることはほとんどありません。2000年9月までは高速道路の制限速度も軽自動車は80km/hでしたが、2000年10月以降は普通車と同じ100km/hに引き上げられています。

「軽は維持費が安い」と聞くが、具体的にはどのぐらい安いの?

まず各種税金の額が異なります。普通車の「自動車税」は1.5L車の場合で年額3万500円ですが、「軽自動車税」は一律1万800円。そして普通車の「自動車重量税」は、1~1.5tの車が3万6,900円ですが(※新規登録時。軽減なしの場合)、軽自動車であれば9,900円で済みます(※こちらも新規登録時。軽減なしの場合)。

また一概にはいえませんが、メンテナンス費用や燃料代も、普通車よりも軽自動車のほうが安価である場合が多くなります。

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買ってはいけない軽自動車とは「運転支援システムなし」と「自分の生活スタイルに合わない」車

買ってはいけない軽自動車と は「運転支援システムなし 」と「自分の生活スタイルに合わない 」車

人間は「操作ミス」や「うっかり」を100%防ぐことはできません。そして日々の道具として使いたい軽自動車だからこそ、そういったミスやうっかりをカバーしてくれる「自動ブレーキや誤発進抑制機能などの運転支援システム」が必要とされます。

最近の軽自動車には運転支援システムが概ね設定されていますが、なかには無いモデルもありますので、ここはしっかり確認するようにしてください。

また運転支援システムが仮にばっちりだったとしても、自分のライフスタイルや使用環境などに合っていないモデルを買ってしまうと、何を買っても結局は「失敗した……」ということになってしまいますので、そこも十分ご注意ください。

よくある質問

Q1:軽自動車にはどんな種類のものがありますか?

A:大きく分けると「商用」と「乗用」があり、乗用軽自動車をボディタイプで分けると、背が高い順で「軽スーパーハイトワゴン」「軽ハイトワゴン」「軽セダン」となります。また単純に背の高さでは分類できない「軽クロスオーバー」というカテゴリーも最近は人気です。

Q2:今売れている軽自動車はどんなモデルですか?

A:ボディタイプ別でいうと、背が高くてスライドドアを採用している「軽スーパーハイトワゴン」が一番売れています。その中でも人気が高いのがホンダ N-BOXで、次いでスズキ スペーシアという順番です。しかし、もう少し背が低い「軽ハイトワゴン」や「軽セダン」も根強い人気が続いています。

Q3:軽自動車は維持費が安いというのは本当ですか?

A:本当です。主には税金の額が違い、普通車の自動車税は1.5Lクラスの場合で年額3万500円ですが、軽自動車の「軽自動車税」は一律1万800円です。また「自動車重量税」も、軽自動車は普通車の半額か3分の1程度の額で済みます。また整備費用も、一般的には普通車より安く済む場合が多いでしょう。

※この記事は2022年11月時点の情報で制作しています

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