200万円の車のローン頭金は50万円？100万円？頭金の額の決め方と注意点

更新日：2023.08.01

200万円の車を購入するとき、ローンの頭金はいくらに設定するのがいいのでしょうか。

頭金をいくら入れるのかによって、利息総額や月々の返済額が変わります。そこで、支払額のシミュレーション結果とともに、頭金の額の考え方を見ていきましょう。併せて、そもそもローンを組まず、頭金もなしで新車に乗る方法についてもご紹介します。

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200万円の車の頭金の相場は50万円前後
頭金を多く入れるとその分月々の支払い負担は減る
頭金・初期費用0円で新車に乗るなら定額カルモくんがおすすめ

車の購入価格目安は200万円？

車の購入価格目安をいくらにするかは、それぞれの方が車に求めるものによって変わります。とはいえ、一般的に100～200万円程度を予算に設定している方が多いようです。

「乗用車市場動向調査」によると、次に買いたい車の価格は、「100万円超200万円」と答えた方が最多でした（一般社団法人日本自動車工業会2020年調べ）。これは、2位の「200万円超300万円」の倍近くとなっています。

「車を買いたいけれど予算をいくらにするべきか迷っている」「いくらあれば車が買えるかわからない」という場合は、200万円をひとつの目安にするのが良さそうです。

200万円で買える車の例

実際に200万円で買える車には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、軽自動車と普通車それぞれについて、200万円以内で買える車の例をご紹介します。

200万円で買える軽自動車

200万円以内で買える軽自動車の例は、以下のとおりです。

ホンダ「N BOX」（142万8,900円～）

N BOXは、軽自動車売上ランキングトップの大人気軽自動車です。安価なモデルを選べば、ナビやドライブレコーダーなどのオプションを付けても200万円内で購入できます。

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ダイハツ「タント」（124万3,000円～）

タントは、軽自動車売上ランキングでも3位と人気が高い車です。本体価格が安価だからこそ、カスタマイズにこだわるといった乗り方もできます。

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スズキ「スペーシア」（129万8,000円～）

軽自動車売上ランキング2位のスペーシアも、200万円以内で買えます。燃費が良いため、買った後の維持費削減にも効果的です。

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上記のように、軽自動車はオプションを付けても200万円に収まる価格帯の車が多数です。軽自動車を選べば、200万円の予算で困ることはほぼありません。

※2021年9月時点の車両本体価格です

200万円で買える普通車

普通車の場合、200万円に収めるとなると、選択肢が狭くなってしまいます。その中から、200万円で買える車を3種ピックアップしました。

トヨタ「ヤリス」（139万5,000円～）

普通車売上ランキング1位のヤリスは、エントリーモデルなら140万円弱と手の届きやすい価格です。一方、ハイブリッド車は最も安いモデルでも199万8,000円～となっています。

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ホンダ「フィット」（155万7,600円～）

かつての大人気車種フィットは、2020年度の売上ランキングでも6位と健闘しています。ベーシックモデルなら、ナビやETC、ドライブレコーダー、諸費用を含めても200万円で収められます。

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マツダ「マツダ2」（145万9,150円～）

スタイリッシュなコンパクトカーであるMAZDA2も、支払い合計200万円以内で購入できる普通車です。もともとは、デミオという名前で販売されていました。

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ただし、上記の車でもグレードやオプションによって価格は変わります。予算が200万円と最初から決まっているのであれば、販売店に伝えた上で提案してもらうのがおすすめです。

※2021年9月時点の車両本体価格です

中古車なら選択肢が一気に増える

中古車は、新車よりも価格がかなり下がります。中古車を選択肢に入れるのであれば、軽自動車・普通車を問わず、幅広い選択肢の中から希望に近い車を選ぶことが可能でしょう。ただし、中古車は在庫が流動的です。魅力のある車は早期に買い手が見つかってしまうことも多いので、こまめなチェックが必要です。

200万円の車の頭金は？

200万円の車を購入するにあたって、必要な頭金はいくらくらいなのでしょうか。

前提として、車はフルローンも可能ですから、審査に通れば頭金0円という選択もできます。諸費用は別途かかりますが、諸費用までを組み込めるカーローンもあります。

とはいえ、ある程度頭金を入れておいたほうが、返済が楽になることは間違いありません。頭金の相場は20～30％といわれているため、200万円の車であれば50万円程度入れる場合が多いでしょう。

なお、借り入れる金融機関によっては、10％程度の頭金を入れることを借入れ条件にしていることがあります。あらかじめ確認しておきましょう。

頭金をたくさん入れるメリット

頭金をたくさん入れるということは、それだけ借入額を少なくできるということです。それでは、借入金額を減らすことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットを3点ご紹介します。

利息総額が少なくなる

ローンの利息額は、「金利」「借入額」「借入期間」の3つで決まります。頭金をたくさん入れると、このうちの「借入額」を減らせるので、その分、最終的に支払う利息総額を少なくできます。

例）
200万円を5年間3％で借りると、利息総額15万6,240円
150万円を5年間3％で借りると、利息総額11万7,180円

月々の支払い負担を下げられる

月々の返済額も、「金利」「借入額」「借入期間」で決まります。金利と借入期間が同じであれば、借入額が少ないほど月々の返済額も低くなるため、負担を下げられるでしょう。

例）
200万円を5年（60回）で返済すると、1ヵ月の返済額は35,937円
150万円を5年（60回）で返済すると、1ヵ月の返済額は26,953円
※金利3％の場合

早期完済しやすい

完済までにどのくらいの期間がかかるのかは、当初決定した「借入期間」に応じて決まります。借入金額が少なくなれば、短い借入期間でも無理なく返済できるでしょう。

例）
毎月30,000円返せる方が200万円借りると、返済期間は6年（72回・月々の返済額30,387円）
毎月30,000円返せる方が120万円借りると、返済期間は3年6ヵ月（42回・月々の返済額30,133円）
※金利3％の場合

頭金の入れすぎはデメリットもある

頭金を入れることで、利息総額や月々の返済額、返済期間を少なくすることができますが、頭金はたくさん入れれば良いというものではありません。頭金をたくさん入れるということは、それだけ貯金が減ってしまうということです。貯金を使ってしまっても問題がないかどうか、その後の支出予定を考えてみましょう。

あわせて必要なのが、病気やケガ、急な引越しなどが起こった際の備えとなるお金です。日々の暮らしを守るための費用についても、残しておく必要があります。

一度入れてしまった頭金は戻ってきません。一方で、繰上返済は多くのカーローンで可能です。頭金を入れても大丈夫か迷ったときは、「余裕があれば後から繰上返済する」という方法も選択できます。

ただし、繰上返済は手数料がかかったり、回数制限があったりします。詳細は、利用予定の金融機関に確認するようにしましょう。

200万円の車を購入する場合のシミュレーション

頭金の額によって、どのくらい月々の返済額や利息額が変わるのか、シミュレーションしてみましょう。

車両価格200万円、金利4％、ボーナス払いなしの条件で、36回払い（3年ローン）と60回払い（5年ローン）、それぞれの支払額をご紹介します。なお、諸費用については考えないこととします。

36回払いのシミュレーション

3年ローンを組んだ場合のシミュレーション結果は、以下のとおりです。

〈36回払いの返済シミュレーション〉

頭金の額	借入額	月々の返済額	総支払額	利息総額
0円	2,000,000円	59,047円	2,125,725円	125,725円
30万円	1,700,000円	50,190円	1,806,867円	106,867円
50万円	1,500,000円	44,285円	1,594,293円	94,293円
100万円	1,000,000円	29,523円	1,062,861円	62,861円

利息総額や月々の返済額が、頭金を多く入れるほど減っていることがわかります。36回払い（3年ローン）の場合、返済期間が短いことから、頭金を入れないと月々の返済額がかなり高額になってしまいます。一方で、頭金を100万円入れれば、月々の返済額は30,000円程度と、比較的手頃な金額に収まります。

60回払いのシミュレーション

次に、60回払い（5年ローン）のシミュレーション結果を見てみましょう。5年払いにすると、返済期間が長くなることから、頭金が少なくても月々の返済額の負担を軽減できます。

〈60回払いの返済シミュレーション〉

頭金の額	借入額	月々の返済額	総支払額	利息総額
0円	2,000,000円	36,833円	2,209,980円	209,980円
30万円	1,700,000円	31,308円	1,878,485円	178,485円
50万円	1,500,000円	27,624円	1,657,485円	157,485円
100万円	1,000,000円	18,416円	1,104,990円	104,990円

60回払いなら、頭金を入れなくても月々の返済額が30,000円台に収まりました。その一方で、総支払額は頭金0円の場合だと、36回払いよりも80,000円以上多くなってしまいます。

なお、返済期間の違いによる総支払額の差も、頭金を入れるほど少なくなります。100万円頭金を入れたときの総支払額の差は40,000円強で、頭金0円の場合の約半分です。

頭金の金額を決めるときのポイント

頭金をいくら入れるか悩んだときは、自分の家計状況を改めて見返してみましょう。貯金の額や、将来的な支出予定、月々の収支といったポイントについて検討することで、無理のない頭金の額が見えてきます。

貯金額

現在の貯金額は、頭金を決めるときの重大な要素です。頭金を入れることで、貯金がほとんどなくなってしまうようでは、後々の生活に不安が残るでしょう。そのため、今の貯金額と、今後ローンを返済しているあいだにまとまった支出予定がどのくらいあるのかを考えることが大切です。

例えば、ローンを5年で組む場合、家賃の更新が2～3回発生する可能性があります。そのほか、旅行や子供の進学、引越しなど、考えられる支出に困らない程度の貯金を確保しておきましょう。

また、それとは別に、万が一病気やケガをしてしまったり、転職することになったりしたときのための貯金も必要です。

支払額

先程シミュレーションしたとおり、頭金の額は、月々の返済額にも大きく関わってきます。
定額カルモくんの調査では、ローンを組んだ方の月々の支払額は、2～3万円が半数以上となっています。

Q3：月々のお支払い金額はいくらですか

実際にいくら支払えるかは収入によって変わってきますが、あまり高額に設定してしまうと、収入が変動したときに困る可能性があるので気を付けましょう。1ヵ月の収支を計算して、無理なく支払える金額にすることが大切です。

審査

頭金を多く入れると、ローンの審査に通りやすくなる可能性があります。借入額が少なくなることと、まとまった貯金があることをアピールできるためです。

一方で、家電ローンやフリーローンなど、すでにほかの借入れを利用している方や、クレジットカードのキャッシングやリボ払いなどを利用している方は、審査に通りにくい可能性があります。また、勤続年数が短い方や、自営業の方、無職の方なども、審査が厳しくなる傾向があります。

審査に不安がある方は、頭金を多めに入れることを検討しましょう。

頭金の支払い方法と支払うタイミングは？

頭金をいつ、どのように支払うのかは、それぞれの販売店によっても異なります。まとまったお金を用意するには時間も必要なので、あらかじめ確認しておきましょう。

頭金の支払い方法

頭金の支払いは、現金や振込、カード決済などで行います。具体的にどのような方法が選べるのかは、販売店に確認してみましょう。

車の頭金はまとまった金額になるため、カード決済を利用するとたくさんのポイントを貯めることができます。ただし、クレジットカードには利用上限額があるため、超えそうな場合は、カード会社に一時的な利用枠の引き上げを依頼するなどの対処を取りましょう。

頭金を支払うタイミング

車の購入にあたっては、契約時に手付金を支払い、納車までに残額を支払うのが一般的です。これは頭金がある場合も同様で、契約時に頭金の一部を支払い、納車までに残りの頭金を支払います。

手付金の額は、10,000円以上ならいくらでも良いところもあれば、車両価格の1割程度のところもあるなど、販売店によってさまざまです。また、頭金を支払うタイミングも、納車と同時の場合や期日がある場合など、販売店によって異なるため、いつ、いくら用意すればいいのか契約前に確認しておきましょう。

頭金0円で、ローンを組まずに200万円の車に乗る方法

頭金はできるだけ多く入れたほうがいいといっても、そもそも貯金がなければ、フルローンを組むしかありません。また、将来の備えとして、手元になるべくお金を残しておきたいと考える方もいます。

このような方は、無理をして頭金を入れるのではなく、ローン以外の乗り方を検討してみてください。頭金0円で利息もかからない「カーリース」についてご説明します。

カーリースとは

カーリースとは、月々定額のリース料金を支払って車に乗る方法です。車はリース会社から借りる形になるため、ローンを組む必要はなく、利息もかかりません。

車はマイカーと同じように自宅の駐車場に止めて、24時間いつでも好きなときに使えます。

カーリースは初期費用が0円

ローンで車を購入した場合、頭金とは別に税金や自賠責保険料などの初期費用を支払う必要があります。しかし、カーリースでは一般的にこのような初期費用がかかりません。月々のリース料金以外に用意するお金がないため、貯金を減らすことなく車に乗り始められます。

車にかかる費用をフラットにできる

車に乗ると、自動車税（種別割）や自賠責保険料、車検費用など、さまざまな維持費を都度支払う必要があります。しかし、カーリースであれば、このような費用もすべて月額料金に含めることが可能です。

車にかかる費用をまとめることができるため、家計管理がしやすくなり、自動車税や車検の度に高額なお金を用意する負担もなくなります。ただし、どこまで月額料金に含められるかはそれぞれの契約や利用するリース会社によって異なります。希望の契約が可能かどうか確認しておきましょう。

お財布に優しい定額カルモくんなら負担を最小限に抑えられる

カーリースの定額カルモくんは、業界最安水準*のカーリースです。プラン設定や選べる車種も豊富なので、乗りたいときに、乗りたい車を選んで契約ができます。ここでは、定額カルモくんがおすすめの3つの理由をご紹介します。

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定額カルモくんでは、豊富なプランの中から希望に合った乗り方を選んで契約ができます。契約期間も自身の都合に合わせて最短1年から最長11年まで1年単位で自由に設定することができるため、無駄なくカーライフを楽しむことができるでしょう。

さらに、メンテナンスプランに加入すると、車検費用や消耗品交換代、定期的なメンテナンス費用まで月額料金に含められるため、急な出費を心配する必要がなくなります。

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定額カルモくんでは、月々500円の「もらえるオプション」に加入すると、契約満了時に追加料金なしで乗っていた車をそのままもらえます（7年以上契約の場合）。「最終的に車を返さなくてはいけないのがネック」という方も、定額カルモくんなら安心です。

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定額カルモくんでは、軽自動車、普通車問わず、国産全車種、全グレードの中から好きな車を選んで乗ることができます。さらに、マイカーを選ぶときのように、車のカラーやオプションも希望に合わせて選択可能です。

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さまざまな選択肢の中から、無理のない乗り方を選択しよう

同じ200万円の車を購入するにしても、頭金が0円か100万円かで、利息総額や月々の返済額は大きく異なります。いろいろなパターンをシミュレーションするとともに、今後のマネープランも考えながら、適切な頭金の額を検討しましょう。

入れられる頭金の額と月々の支払額のバランスがとりにくい方や、利息額が気になる方は、カーリースも選択肢に入れてみてください。定額カルモくんなら、業界最安水準*の月額料金で、さまざまな種類の新車に乗ることができます。審査に通るか事前に確認できる「お試し審査」を受けることも可能なので、気になる方は気軽にチェックしてみましょう。