マイカーを購入する際、これまで一括購入できる資金が手元にない場合にはカーローンを組むのが主流でした。しかし、最近ではカーリースでもマイカーを手にできるプランが登場していることで、どちらにするか悩んでいる方も多いといいます。
そこで、カーローンの賢い組み方とともに、カーローンとカーリースの違い、リースした車をマイカーにできるプランなどについて、詳しくご紹介します。
- ローンの種類や返済の回数、返済方法などを検討しよう
- カーローンの月々の返済額は月収の20〜25%が適当
- カーローンで購入するのではなく、カーリースという選択肢も
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* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
カーローンを組む前に決めておくべきこと
カーローンでは、車の購入資金を借り入れることができます。ディーラーや金融機関と契約することになりますが、カーローンを組む前に決めておくべき点があります。
無理なくローンを返済することが、カーライフの楽しみにつながります。
頭金を支払うかどうか
カーローンで車を購入する際、最初に支払うのが頭金です。
カーローンは借入額をローンの返済回数で割って、毎月返していくシステムです。頭金を支払うことで借入額を減らせ、その後のローンの返済額も抑えられて利息も減少するので、月々の負担が軽くなります。
なお、頭金が用意できない場合は、その分を月々のローンに含めて返済していくことになります。
何回で返済するか
頭金を支払うかどうかと同時に、ローンを何回で返済するかを決める必要があります。返済の回数は通常12ヵ月×年数になります。
金融機関や信販会社によって違いはあるものの、一般的にカーローンの場合は6ヵ月~7年程度のあいだで設定できます。
ローンの返済期間を長く設定すれば毎月の返済額は少なくて済みますが、その分、金利を多く支払うことになります。
金利について
ローンの金利には、借入時に決めた利率が契約満了まで変わらない「固定金利」と、景気の動向により利率が変動する「変動金利」があります。
固定金利と変動金利にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、現在の日本のように超低金利で今後もその状態が続くと見込まれる場合には、変動金利よりも固定金利のほうが利率は高くなる傾向にあります。
どちらが自分に向いているかよくわからない場合は、カーローンの契約前に相談してみましょう。
返済方法は?
一般的にローンの返済では、「元利均等返済」「元金均等返済」「アドオン返済」という3種類の方法があります。カーローンの場合は、おもに元利均等返済と元金均等返済が用いられます。
〈元利均等返済〉
元利均等返済とは、毎月の返済額(元金と利息の合計)が一定になる返済方法です。
例えば毎月50,000円を返済する場合、元金と利息の割合は都度異なりますが、返済額は完済まで毎月50,000円のままです。
元金均等返済と比較すると、ローン開始当初の返済額は低く抑えることができますが、返済総額は多くなるというデメリットがあります。
〈元金均等返済〉
元金均等返済は、毎回の返済時の元金部分を同額にする返済方法です。
利息は元金残高の減少に応じて少なくなるため、ローン開始の当初は元利均等返済と比較して月々の返済額が増えます。
しかし、そこから元金の減少に伴って返済額が徐々に減っていくので、返済総額は元利均等返済より少なくて済みます。
借入れの額や年数にもよりますが、元利均等返済と比較して、元金均等返済の月々の返済額が少なくなるためには、一定の期間が必要です。
そのため、自分の経済状況や将来の支出の予測に合わせて、どちらの支払い方式にするのかを賢く選択する必要があります。
例えば、会社の事業が好調で今後年収アップも期待できるとか、子供の入学があるので今はお金を手元に残しておきたいなど、家計状況とともに検討してみるといいでしょう。
年収や生活費からカーローンの返済額を考える
車をローンで購入する際、1年間の返済額は年収の20〜25%が適当とされています。この数字は返済負担率と呼ばれ、カーローンの資格審査にも影響してくるものです。
返済負担率が月収の50%となる場合などは、そもそも審査が通らないと思ったほうがいいでしょう。
さらに、実際の生活ではカーローンの返済以外にも、住宅ローンなどその他のローンもあることでしょう。そうした月々の決まった支出とのバランスを含めて、返済負担率がカーローンの審査でも検討されます。
トータル的な支出の中で、カーローンも無理なく返済できる額に設定する必要があります。
金利をどう考えるか?
カーローンの実際の返済には、利息が加わります。返済回数が多くなれば月々の返済額は抑えられますが、その分、金利を余分に支払わなければなりません。
カーローンの金利は、利用するローンの種類によって異なります。銀行系ローンで年1〜2%、ディーラーローンは年4~8%、残価設定ローンでは年5〜7%が目安となっています。
なお、残価設定ローンというのはディーラーローンや自社ローンの返済方法のひとつで、乗っている車を何年後かに販売店へ売却した場合の下取り価格(残価)を、ローンの最終回の返済に据え置いてローンを組む方法です。
ガソリン代・車検代などの支出も必ず予算に加える!
マイカーを所有するためには、維持費もかかります。おもな維持費には次のようなものがあります。
〈マイカーの維持費〉
- 自動車税(種別割)(年1回)
- 自動車重量税(車検ごと)
- 自賠責保険料(概ね車検ごと)
- 自動車任意保険料(契約により月払い、年払いなど)
- 点検費用(法定点検年1回、法定費用+整備費)
- 車検費用(隔年、新車時のみ3年。法定費用+整備費)
- 駐車場代
- 燃料代(ガソリン、軽油)
- その他の整備費や消耗品交換費用(タイヤなど)
こうした費用を合計すると、車種や駐車場の有無により値段の幅はあるものの、一般的には年間40〜50万円程度の支出は見越しておく必要があります。
カーローンを組む際は、これらの支出があっても無理のない範囲で返済計画を立てる必要があります。
少しでも安く車を買うには?
マイカーを購入するためには、カーローンの返済や車の維持費などで、かなりの出費を覚悟しなければなりません。
少しでも安くマイカーを購入するためには、新車をあきらめて中古車にする、車種やグレードを安いものにするなどの方法もありますが、最近注目を集めている「カーリース」にするという方法もあります。
カーリースとは、契約者の選んだ新車をカーリース会社が購入し、契約者は毎月定額をリース会社に支払いながら、マイカーと同じ感覚で車を利用できるシステムです。
カーリースの月々の使用料は、車両本体の価格からリース期間満了時点の想定価格(残価)を引き、メンテナンス費用などを加えた額をリース期間で割ったものが基本となります。
カーローンとカーリースの違い
カーリースは頭金や初期費用が不要で、隠れた支出といえる自賠責保険や自動車重量税、環境性能割、事務手数料なども月々のリース料金に含まれています。
また、おトクにマイカー 「定額カルモくん」のように、車検費用も月額料金に含められるメンテナンスプランなどを提供している会社もあります。こうしたプランを利用すれば、何度も大きな出費に備える必要はありません。
月々の支払いをする点はカーローンと同様ですが、月額料金に初期費用や車の維持費などが含まれていて便利なカーリースを利用する人が増えているのはそのためです。
もちろん、カーリースにもデメリットはあります。
一番大きな違いは、カーローンは返済完了後に車が自分の手元に残るのに対して、カーリースの場合は契約期間満了後に車をカーリース会社に返却しなければならないということです。
ほかにも、年間の走行距離に制限があったり、契約満了時、車の状態によっては、原状回復費用を請求されたりといったデメリットもあります。
しかし最近では、カーリースの定額カルモくんのように、こうしたデメリットをクリアできるカーリースも増えてきています。次の項目で詳しくご紹介しましょう。
カーリースとカーローンの違いについて詳しく知りたい方はこちら
定額カルモくんなら、おトクと安心が両立できる
カーローンを組むより安く車に乗れる可能性があるカーリースですが、車を返却する必要がある、走行距離制限があるなど、カーリース特有のデメリットがあることも知られています。
しかし、最近では、こうしたデメリットのないカーリースも現れています。その中でも業界最安水準*の「オトクにマイカー 定額カルモくん」についてみてきましょう。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
走行距離制限がないから、通勤や旅行も安心
一般的なカーリースでは、年間もしくは月間の走行距離の上限が定められており、これを超えて走ると、追加料金を請求されることもあります。たまにしか車に乗らない方であれば気にならないかもしれませんが、通勤で毎日乗る方や、旅行などで長距離を運転する機会が多い方にとっては、頭の痛い問題です。
その点、定額カルモくんは、7年以上の契約であれば、走行距離制限がありません。走行距離を気にすることなく、思う存分、車を活用することができるのです。
走行距離制限が気になってカーリースを敬遠されていた方でも、定額カルモくんであれば、安心して検討できるでしょう。
車の返却が必要ないプランも
カーリースのデメリットのひとつに、契約期間が満了したら、車をカーリース会社に返却しなければならないことが挙げられます。乗り慣れた車を手放すのは寂しいですし、次に乗る車の手配も必要になります。また、車好きな方であれば、車が自分のものにならないことに対して、物足りなさを感じることもあるでしょう。
定額カルモくんでは、7年以上の契約の場合、月々500円の「もらえるオプション」に加入していれば、契約満了時、そのまま自分の車にすることができます。乗り慣れた車に乗り続けられるのはもちろん、カスタマイズに挑戦したり、家族や友人に譲ったりすることも可能です。
プロセスは違っていても、最終的には、購入したのと同じように車を自分のものにできるのは大きな魅力といえるでしょう。
このように、自分で購入したのと同じように車を活用できるカーリースも増えてきています。カーリースが利用できるのか、まずは「お試し審査」で確認してみましょう。
自分の目的にあった選択が大切!
車は消耗品のため、一度購入すればそれ以上はお金がかからない品物とは違います。メンテナンスやガソリン代、保険料などの維持費がかなりかかります。そのため、月々の返済額だけではなく、その後の維持費などを含めてトータルに検討しましょう。
また、自分がどのように車を使いたいのか?といった目的に合った選択をすることも大切です。カーリースであれば、購入した車と同じように使えて、より負担を抑えることができるかもしれません。
カーリースの場合、希望の車種が月々いくらで乗れるのかを調べて、カーローンの場合と比較してみるのもひとつの方法です。
よくある質問
Q1:カーローンのお得な組み方はあるの?
A:カーローンの費用をできるだけ抑えるためには、まずは低金利のローンを探し、さらに金利の種類や返済方法にも注目することが大切です。また、頭金など初期費用を準備し、毎月の返済額を抑えることも検討してください。
Q2:カーローンのサービスはどう選べばいい?
A:カーローンには、銀行系ローン、ディーラーローン、残価設定ローンなどの種類があります。もちろん金利が安いローンを選択する必要がありますが、それぞれに審査条件の厳しさも違います。審査を通過できるか不安がある場合は、まずは信用情報を確認して、審査に通りやすいカーローンを選ぶという視点も必要です。
Q3:カーローンよりカーリースのほうがお得?
A:カーローンとカーリースには、それぞれメリットとデメリットがあります。そのためどちらがお得かは一概には言えませんが、車が必要な期間だけ効率よく車を利用したい方や、高額になりやすい維持費も定額の支払いにして管理したい方などには、カーリースがおすすめです。
※記事の内容は2021年6月時点の情報で制作しています。