最近、喫煙スペースが限られているため、車内で喫煙したいという方も少なくありません。喫煙する方がカーリースを利用する場合、リース車両内で喫煙は可能なのか、また車内での喫煙が料金や車の状態にどのような影響を及ぼすのかを確認しておくことが大切です。なぜなら、返却時の車の状態によっては追加費用がかかる可能性もあるためです。
そこで、リース車両における喫煙について、カーリースの契約時や利用時に注意すべきポイントなどを解説します。また、カーリースで予期せぬ出費を発生させないためにも知っておきたい基本的なルールについても見ていきましょう。
- カーリースではほとんどの場合、車内での喫煙に制限はない
- 喫煙による汚れや焦げ跡があると、返却時に原状回復費用がかかるリスクがある
- 契約満了時に車をもらえるカーリースなら、原状回復費用も不要で安心
カーリースの車で喫煙できる?
カーリースはリース会社が所有する車を中長期的に借りる仕組みのサービスです。似たような車の利用方法にはレンタカーやカーシェアリングがありますが、これらは不特定多数の利用者で車を共有するため、喫煙を禁止しているケースが大半です。
では、契約者専用の車が用意されるカーリースでは、どうなのでしょうか。
カーリースなら車内喫煙も可能
レンタカーやカーシェアリングにはないカーリースの特徴は、契約者専用の新車が用意され、契約期間中はマイカーと同じように使用できる、という点です。契約期間中の使用方法についても、一時的に貸し出すレンタカーやカーシェアリングほど厳密に指定していないリース会社が多い傾向があります。
したがって、あらかじめ禁煙車両を用意しているケースを除いては、リース車での喫煙も可能となります。
契約前に車内喫煙が可能かどうかの確認は必須
基本的には車内喫煙が可能なカーリースですが、リース会社によっては全車禁煙という規定があったり、禁煙仕様のリース車を用意していたりするところもあるので注意が必要です。
契約期間で月額料金を算出するカーリースでは、基本的に契約後の車種やプランの変更はできません。もし契約後に禁煙車と気付いて変更を希望する場合は、違約金が発生する可能性があります。また、契約を破って車内喫煙を行った場合も、違約金や強制解約といったペナルティが課せられることがあります。
加えて、車内での喫煙に特に制約を設けていないカーリースであっても、喫煙によるにおいや汚れが残った場合、車の返却時に追加請求をされるケースがあります。
車内喫煙を希望する場合は、契約前に必ず車内で喫煙できるかどうか、喫煙によってどのような追加費用が発生する可能性があるかを確認するようにしましょう。
喫煙OKの車を利用できるかチェック
契約満了時に車をもらえるカーリースなら、喫煙に関して制約を心配する必要がありません。業界最安水準*の「おトクにマイカー 定額カルモくん」で車をもらえるオプションを利用すれば、マイカーのように車内での喫煙が可能です。まずは利用できるか、下の「お試し審査」で気軽に試してみましょう。後から車種やプランは選べます。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
カーリースで車内喫煙が制限されることがある理由
カーリースで乗る車での喫煙が制限される場合があるのは、最終的にリース会社に車を返却することを前提としているためです。
カーリースは車の返却時の想定下取り価格の「残価」を契約時に設定し、その金額を車両本体価格から差し引いたうえで月額料金を算出します。車内喫煙によって汚れやにおいが残り、返却時の価値が想定残価を下回った場合は、その差額を利用者が負担しなければならないケースもあります。そのため、車の使い方に制約が設けられていることが多いのです。
なお、電子たばこも通常のたばこと考え方はほとんど同じで、電子たばこなら吸っても問題ないというわけではありません。とはいえ最終的な判断はリース会社によって異なるので、事前に確認しておく必要があるでしょう。
喫煙者がカーリースを利用する際に知っておきたい注意点
車内で喫煙できることを確認してカーリースの契約をした後は、待望のカーライフが始まります。ですが、喫煙可のカーリースとはいえ、たばこによる汚れや損傷を気にせずリース車に乗り続けることは避けたほうがいいでしょう。その理由を詳しく説明します。
カーリース契約満了時に原状回復費用がかかる可能性がある
カーリースの契約者には、契約期間満了時に車を原状回復してリース会社に返却する義務があります。
そのため、返却時に外装や内装に修繕やクリーニングが必要な部分があると、原状回復費として契約者へ別途修理代が請求される可能性もあるのです。
喫煙によって返却時の車の状態がどれくらい損なわれるかは、喫煙の頻度や車の使い方、使用期間などによって変わってくるため、車内喫煙で必ずしも原状回復費を請求されるというわけではありません。
しかし、車内で喫煙する頻度が多いほど、におい残りやヤニによる内装の黄ばみ、焦げ跡を作ってしまうリスクは高まり、高額な費用を請求される可能性も高くなります。
なお、原状回復にかかる費用は、喫煙による軽度の汚れやにおいをとるクリーニングだけで済む場合と、状態を著しく損ない、内装部品の交換も必要となる場合とでは大きく変わってきます。高級車などでは、内装部品の交換費が高額になることも多く、負担も大きくなりがちです。
返却時の負担を抑えるためにも、車内喫煙時はにおいや汚れ、損傷などに配慮することが大切です。
喫煙で車内の状態を著しく損なうと、査定額が下がる場合も
カーリースの契約では、あらかじめ契約満了時の車の想定残価(査定額)を設定し、車両価格から残価を差し引いて月額料金を設定します。また、返却時に残価と実際の価値で精算を行う契約方式のカーリースでは、差額が生じた場合にその金額を請求されます。
残価は喫煙による車の損傷などを考慮していないので、日常的に車内喫煙していた車は、返却時の価値が残価を下回る可能性があります。そのため、契約満了時に残価精算を行うカーリースの場合、残価との差額が大きくなり、高額な支払いを求められるケースもあります。
また、リース車を最終的にもらえるプランで契約してマイカーにしたとしても、後々車を売却する際、喫煙によるにおいや汚れで査定額が下がることを考慮に入れて車を利用しましょう。最後に車をもらえるとしても、利用期間中から車内の状態に気を配り、においや汚れが残らないよう手入れやメンテナンスをすることが大切です。
カーリースを利用する喫煙者が返却時の追加請求を抑えるコツ
喫煙によって追加費用がかかったり査定額が下がったりすると聞くと、車内での喫煙をためらってしまいますが、それらのリスクを抑える方法もあります。車内をきれいに保つ工夫をするかしないかで、負担が大きく異なることもあるので、以下で詳しく確認しておきましょう。
利用時、車内では電子たばこを吸う
電子たばこは、紙たばこや加熱式たばこの独特なにおいを発さないという特徴があります。そのため、リース車内では電子たばこを吸うことで車内ににおいが残るリスクを抑えられます。
とはいえ、電子たばこは完全に無臭なわけではありません。においは多少なりともついてしまうため、紙たばこよりもリスクが低いという認識で使用することをおすすめします。
利用時、しっかり換気を行う
リース車内で喫煙したら、車内ににおいがこもらないようにしっかりと換気しましょう。走行時に窓を少し開けるだけで、すぐに換気ができます。走行中の車内の空気は、前の座席と後部座席の対角の窓を開けると効率よく換気できます。
また、吸い殻を車内に残さないこともポイントです。灰皿に吸い殻が残っていると密室となった車内ににおいが残るため、車を降りる際に外へ持ち出すようにしましょう。
返却前、フロアマットを外して清掃する
リース車の返却時は、フロアマットの下の状態もチェックされます。返却前にフロアマットを外し、下に灰やゴミが溜まっていたら掃除機でしっかりと除去しておきましょう。
また、外したフロアマットは洗浄し、喫煙による汚れやにおいを落としておくと、追加請求を抑えられる可能性があります。フロアマットを洗う際は、最初に全体を水洗いしてから洗剤と洗車用ブラシで汚れを落とします。洗浄後は自然乾燥させましょう。湿気が残ると悪臭の原因となるため、しっかりと乾燥させてから車内に戻すことが大切です。
返却前、車内の拭き掃除を徹底する
リース車の返却前は、車内の拭き掃除を徹底して汚れをしっかりと落とすことも大切です。粘着カーペットクリーナーや掃除機でほこりや髪の毛、小さなゴミなどを取り除いた後に、固く絞ったタオルやマイクロファイバークロスなどで水拭きしましょう。
また、ヤニ汚れや黄ばみの除去に特化したシート専用クリーナーを使うのもおすすめです。シートの下や隙間に汚れやゴミが残っているケースが多いため、隅々まで掃除しましょう。
定期的にエアコンのメンテナンスをしておく
エアコンは車内の空気を吸い込むため、内部にたばこのにおいがしみついて残りやすく注意したい箇所です。エアコンフィルターの状態を定期的にチェックして交換するだけでも、においを軽減できます。
また、エアコン洗浄や消臭サービスを業者に依頼するのも効果的です。カーリースのメンテナンスプランも活用して、プロのクリーニングを受けるといいでしょう。
カーリースを利用したことがある喫煙者の体験談
実際に、カーリース利用経験のある喫煙者は、車内での喫煙についてどのように感じ、どのような工夫をしていたのでしょうか。以下で口コミ*をご紹介しましょう。
週末しか乗らないので、購入ではなくカーリースを利用しました。メンテナンスも月額料金に含まれているのがいいなと思いました。喫煙についての制限はありましたが、芳香剤を使用して対策。車内で喫煙するとリラックスできるのがいいです。
知人のすすめで軽自動車をカーリースで利用しました。月額5,500円で、最後に車をもらえるというプランです。そのため、車内での喫煙に特に制限はなく、窓を開ける程度の対策でにおいを抑えていました。また、こまめな清掃を心掛けています。車内で喫煙できると、わざわざ外に出ずに済むので楽だと感じています。
貯金を崩さず車を持てることに魅力を感じて、トヨタ「プリウス」を7年契約したことがあります。車内での喫煙は追加料金を払えばOKでした。たばこは窓を開けて吸い、芳香剤でにおい対策をしていました。乗るにつれて車内の汚れに気を使わなければなりませんが、自分だけの空間として車内でたばこを吸えたので満足しています。
このように、車内でたばこを吸うにあたって、においや汚れの対策をしっかり行わなければならない半面、リラックスできる、面倒がないなど、大きなメリットを感じている方が多いようです。喫煙スペースが年々減少している今、車で喫煙できるかどうかは喫煙者にとって大事なチェックポイントといえます。
*チャット調査ツール「Sprint」にて、2023年6月5日に「カーリース利用経験があり、リース車両の中でたばこを吸っていた方」を対象として行ったインターネット調査を基に、カルモマガジン編集部がまとめています
喫煙者がカーリースを選ぶときのポイント
カーリースにおける車内喫煙には、契約満了時の費用負担のリスクがありますが、それらをカバーするプランを用意しているリース会社なら、負担を抑えることができます。以下では、 喫煙者がカーリースを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
喫煙できるカーリースであることを確認しておく
カーリース選びの際は、リース車両の中でも喫煙が可能なサービスかどうかを確認しましょう。
大半のカーリースは喫煙可能な車両を取り扱っていますが、自動車メーカーが提供するカーリースの中には、禁煙を利用条件に含むサービスもあるため注意が必要です。カーリースは原則として契約後のプラン変更や中途解約ができないので、事前に確認し、納得したうえで契約に進みましょう。
メンテナンスプランのあるカーリースを選ぶ
多くのリース会社では、車検や法定点検、消耗部品の交換といったメンテナンスにかかる費用を月額料金に含められるメンテナンスプランを用意しています。
メンテナンスプランの対象となる項目はリース会社によって異なりますが、エアコンフィルターの交換などが含まれる場合、たばこのにおい対策にかかる費用を抑えられるでしょう。また、リース会社の中には、原状回復費用が補償されるメンテナンスプランを用意しているところもあります。
契約前にメンテナンスプランの内容を確認して、サービスの充実したカーリースを選びましょう。
残価精算がない契約方式を選ぶ
カーリースの契約方式には、オープンエンドとクローズドエンドの2種類があります。
オープンエンド
契約時の想定残価と返却時の車の実際の価値で、精算を行う契約方式です。
返却時の車の価値が残価を下回った場合は、差額が請求されます。
クローズドエンド
契約時に残価は設定するものの、返却時に残価精算を行わない契約方式です。
返却時の市場価格に関係なく、契約時に決定した残価で下取るので、差額の請求は発生しません。
オープンエンドの契約の場合、残価精算で契約時の想定残価と返却時の車の市場価値との差額が請求され、さらに原状回復費用がかかる可能性があり、返却時の負担が大きくなってしまいます。そのため、車内で喫煙する方は、残価精算のないクローズドエンドのカーリースを選んだほうが、より安心して利用できるでしょう。
原状回復の必要がないプランがあるサービスを選ぶ
喫煙者の方におすすめなのが、契約期間満了時に車をもらえるオプションやプランがあるカーリースです。車がもらえるプランでは、契約満了時にリース車がそのまま自分のものになるので、原状回復の必要がなくなります。
例えばカーリースの定額カルモくんでは、7年契約以上の全車種に月額500円で「もらえるオプション」がつけられます。少ない負担で、たばこのにおいや汚れを気にせずリース車を利用できるようになります。
喫煙者にうれしいメリット満載!最後に車をもらえる人気のカーリースとは
喫煙する方におすすめなのが、月々10,000円台から人気車種の新車に乗れる「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。頭金・ボーナス払いなし、残価精算なし、車をもらえるオプションがあるなど、車内で喫煙する方もずっと快適に利用できます。申込者数は5年で15万人を突破。顧客対応満足度は98.9%*と高く評価されています。その魅力をご紹介しましょう。
*2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート
最後に車をもらえるから喫煙もカスタマイズも自由!
定額カルモくんは、7年以上の契約で月額料金に500円プラスするだけで、車種を問わず契約満了と同時に車をもらえます。返却や原状回復が不要となるため追加費用の心配がなく、喫煙やカスタマイズも自由にできます。
また、サポートデスクには車やカーリースに関する知識が豊富なマイカーコンシェルジュが在籍しており、契約前から何度でも無料相談が可能です。車内での喫煙や契約内容について気になることがあれば、電話やメール、LINEで気軽に相談してみましょう。
返却する場合も安心!メンテナンスプラン加入で原状回復費用もカバー
カーリースのメンテナンスプランは会社によって保証内容が異なりますが、原状回復費用までカバーできるところは多くありません。その点、定額カルモくんのメンテナンスプランは原状回復費用までカバー。最後に車を返却するプランでも安心して利用できます。
メンテナンスプランに加入すれば、契約中のメンテナンス費用も月額料金に組み込んで定額化できるため、定期的にメンテナンスを受けられるようになり、喫煙による車の状態の悪化も防ぎやすいでしょう。
喫煙を我慢せずに利用できるか、簡単チェック!
自分だけの喫煙空間としてカーリースの車を使いたい方、たばこを吸ってリラックスした状態で運転したい方は、定額カルモくんで喫煙を我慢せずに車に乗れるか、下の「お試し審査」から確かめてみましょう。
所要時間は5分程度で、結果は通常翌営業日に通知されます。最も安い車種で審査を受けて、通過後に利用できる範囲内で車種やプランをじっくり選ぶことも可能です。もちろん契約前ならキャンセルもできます。まずは気軽にチェックしてみましょう。
安心して喫煙できるカーリースは契約満了時のサポートが重要
多くのリース会社は車内喫煙を禁じてはおらず、リース車でも喫煙はできます。ただし、喫煙による汚れや傷みの度合いによっては原状回復の費用負担が大きくなってしまうため、契約前に各リース会社の特徴やプランをしっかり確認することが大切です。
車内喫煙による費用負担を抑えたいなら、契約満了時の原状回復費用が補償されたり、そのまま車をもらえたりするプランがある定額カルモくんがおすすめです。まずは下の「お試し審査」で、利用できるか気軽に確かめてみましょう。
よくある質問
Q1:喫煙者だとカーリースは利用できない?
A:リース車の使用方法を厳しく規定しているリース会社はほとんどなく、喫煙を禁止しているケースも少ないので、カーリースを利用できないということはまずないでしょう。ただし、においや黄ばみ、焦げなどで車内の状態を著しく損なうと、原状回復費を請求される場合もあるので注意が必要です。
Q2:カーリースの車で喫煙した場合、原状回復費はどのくらいかかるの?
A:喫煙による軽度の汚れやにおいをとるクリーニングだけで済む場合と、状態を著しく損ない、内装部品の交換も必要となる場合とでは費用も大きく変わってきます。状態が悪く、部品交換も必要となる場合は高額になり、高級車などのランクの高い車だとさらに負担も大きくなります。
Q3:喫煙による費用負担を抑えられるカーリースはある?
A:メンテナンスプランや、契約満了時の原状回復が不要でそのまま車をもらえるプランがあるカーリースなら、費用負担を抑えられます。定額カルモくんの「もらえるオプション」なら、7年契約以上の全車種で、毎月500円負担するだけで契約満了時にそのまま車をもらえます。
※この記事は2023年6月1日時点の情報で制作しています