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車検の総額はいくら?相場や内訳を理解して、車検費用を節約しよう

車検の総額はいくら?時期やしくみを理解して、計画的なカーライフを過ごそう
車検の総額はいくら?時期やしくみを理解して、計画的なカーライフを過ごそう

車の所有者に法律で義務付けられている車検は、車の維持費の中でもまとまった費用が必要となる点検制度です。しかし、車検にいくらかかるのか、相場や内訳をしっかり理解することで、車検費用を抑えることもできます。

一方で、車検費用を抑えたい方の中には、車検を受けること自体を見直すという動きがあります。特に、5年目車検は、受けるだけ損。頭金なしで新車に乗り換えるほうがおトクになる可能性もあります。

車検をやめておトクに新車

ここでは、車検の相場や内訳、車検費用を抑えるコツや、車検費用のいらないカーリースについてご紹介します。

よくある質問

Q1:車検費用の内訳を教えて

A:車検に必要な費用には、法定費用と車検基本料があります。法定費用の内訳は、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代です。車検基本料には、点検整備費用や代行手数料などが該当します。

Q2:車検の総額はどのくらいかかるの?

A:決められた金額の法定費用のほか、正規ディーラーで35,000円〜10万円、民間の整備工場は20,000〜65,000円、車検専門店やカー用品店では10,000〜45,000円ほどが相場とされる車検基本料がかります。

Q3:車検が切れるとどうなる?

A:車検が切れると公道を走れません。車検が切れた状態で公道走行を行うと、違反点数6点、30日間の免許停止、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。

車検とはどんな制度?

車検(正式名称:自動車検査登録制度)とは、道路運送車両法という法律で定められている車の点検制度です。車は乗り続ける以上、消耗や経年劣化が避けられないため、定期的に車検を行って、保安基準に基づいた安全性を確認することが義務付けられています。また、更新期間や罰則、検査項目には次のようなルールが設けられています。

車検切れで公道を走るのは法律違反

車の使用者が車検証の有効期間の満了後もその車を使用する場合には、最寄りの陸運支局が行う検査を受けなくてはいけません。車検が切れた状態で公道を走行するのは法律違反となり、6ヵ月以下の懲役、または30万円以下の罰金の刑事処分が科せられます。また、これらは道路運送車両法第62条で定められています。

車検の罰則について詳しく知りたい方はこちら

新車は3年、それ以降は2年ごとに更新

自家用車の場合は、新車であれば初回は購入から3年目、それ以降は2年ごとに車検を行います。車検はいつでも受けることができますが、期間満了日の30日前から満了日までに車検を受けることで、無駄なく更新することができます。

車検はいつからいつまで受けられる?確認や適切な予約時期を知る方法をチェック

車検の検査項目

車検では、パーツや走行状態、排気ガスなど、車の安全な走行に関わる箇所を検査します。すべての項目が保安基準に適合した車のみが車検を通過し、自動車車検証が交付されます。また、項目は地域によっても異なりますが、次のように分けられます。

検査項目内容
同一性の確認車検証や申請書類に書かれている内容と同じ車であるか
(エンジンに打刻されている番号と車検証記載の番号の一致を確認)
外回り検査車両の外観に異常がないか。ヘッドライトやブレーキライト、
ウインカー、ワイパー、クラクションなどが正常に動作するか
足回り検査タイヤとホイールの状態
(乗用車は、タイヤの溝が1.6mm以下となりスリップサインが出ていると不合格)
サイドスリップ検査ハンドルを真っ直ぐにした状態で直進したときに生じる左右のずれを計測
(基準値をオーバーしていると不合格)
ブレーキ検査ブレーキやサイドブレーキの効き具合
スピードメーター検査実際の速度と速度表示機器との誤差が規定値以内か
(±10km/h程度であれば許容範囲)
ヘッドライト検査ヘッドライトの光量や光軸が、基準値内であるか
排気ガス検査排ガスの一酸化炭素、炭化水素の濃度が基準値以内か
下回り検査ブレーキやサスペンションの状態
ドライブシャフトブーツの損傷、オイル漏れ、ボルトの緩みなどの有無

 

さらに、車検の検査内容について詳しく知りたい方はこちら

 

車検費用はいくらかかるの?総額を抑えるコツとは

車検費用はいくらかかるの?総額を抑えるコツとは

車検は、ディーラーや整備工場、カー用品店、ガソリンスタンド、車検専門店で受けることができます。まずは、それぞれの業者の特徴とコンパクトカーの車検費用相場を見ていきましょう。

〈業者別の特徴と車検基本料〉

車検業者特徴相場
ディーラー知識が豊富なので安心
費用は割高な傾向
35,000~10万円程度
整備工場工場によって技術にバラつきがある
費用はディーラーに比べると安い傾向
20,000~65,000円程度
カー用品販売店比較的日数がかかる
部品交換の有無などを相談しやすい
10,000~45,000円程度
ガソリンスタンド気軽に持ち込める
費用を抑えられる
15,000~30,000円程度
車検専門店速く車検が受けられる
点検や整備の対象は車検に必要な項目のみ
10,000~30,000円程度

*2020年7月、定額カルモくん調べ

• ディーラー
ディーラーでは、敷地内にある整備工場で車検が受けられます。正規販売店であることから、その車について誰よりも詳しく、純正のパーツもそろっているので、安心して任せることができます。一方で、費用が割高になる傾向があります。

• フランチャイズの車検専門店
車検のみを扱っている専門店です。フランチャイズで内容と料金設定が明確なので、安く速く車検を済ませたい方に適しています。ただし、点検や整備の対象は車検に必要な項目のみとなります。

• カー用品店
カー用品店で点検整備を行ったのちに、指定工場へ回して車検を通してくれます。日数を要しますが、交換部品などは相談しながら決められるので、費用を細かく設定できるメリットがあります。

• ガソリンスタンド
カー用品店と同じく、ガソリンスタンドへ持ち込んで車検に通してもらう方法です。ガソリンスタンドの自社工場や提携の修理工場などで点検整備を行うため、ディーラー車検よりも費用を抑えられます。なじみのガソリンスタンドや信頼している整備士がいる場合は、安心して頼めるでしょう。

•整備工場
個人や小規模で運営する整備工場です。整備工場には、地方運輸局から指定を受けていて陸運支局と同等の車検を行うことができる「指定工場」、自社で整備を行い、運輸支局へ車を持ち込んで車検を行う「認定工場」の2種類があります。サービスも料金も店舗によってさまざまで、ベテランの整備士がいたり融通が利きやすかったり、車検項目以外の点検も行ってくれるなど、親身な車検が受けられることも多いのが特徴です。

一番安いのは車検専門店、高いのはディーラー車検

車検費用の総額は、法定費用と車検基本料、部品交換費用を合算した金額です。法定費用は金額が決められているので、車検の総額は車検基本料と部品交換費用で大きく変わることになります。相場を見てもわかるとおり、車検を行う場所で数万円の差があることから、車検基本料が安くなる方法を選ぶことが車検費用の総額を抑えるコツとなります。

そのため、車検基本料の安さだけを考えると、車検専門店を選ぶ方も多いでしょう。しかし、点検や整備の対象は車検に必要な項目のみのため、車検後にメンテナンスを行わなくてはいけない可能性があります。また、ディーラー車検では、検査項目の多さや部品交換が早いなどの理由で費用がかかる一方で、しっかりメンテナンスされるので、安心して利用できるというメリットもあります。ただ費用を抑えるだけでなく、それぞれの特徴をよく理解した上で、納得できる所へ依頼することが大切です。

そんな車検専門店の安さと、ディーラー車検の安心の両方を得られる方法があるのをご存知でしょうか。特に、5年目車検の場合、どちらで車検を受けても損をしてしまう可能性があります。そこで、お得にカーライフを楽しむために、5年目車検を受けると損をしてしまう理由について解説します。

5年目車検を受けると損!その理由とは?

これまでのマイカーライフでは、長期間のローンを組んで2年ごとに車検でメンテナンスするのが一般的でした。しかし、2回目の車検、つまり5年目車検を受けるのは損をしてしまう可能性があります。

その理由に、部品交換代金があります。5年目車検では、3年目と比べて交換しなくてはいけない部品が増えるため、30,000~50,000円ほど車検費用が高くなります。さらに、そのまま7年目まで乗り続けると、車の価値が大きく下がってしまうため、5年目の車検を受けずに売却したほうがおトクになる、というわけです。

 3年5年7年
車の価値かなり高いまだ高い走行距離、年式的にも低め
車検費用安く済む1回目よりは
お金がかかる
2回目よりさらに
お金がかかる
売り時まだ3年しか
乗っていないので損
ここを逃すのは
もったいない
車の価値が下がっているが、
この先はさらに下がる

*2020年10月、おトクにマイカー 定額カルモくん調べ

しかし、頻繁に新車を購入するのは、頭金などまとまった費用がかかるので難しいという方も多いでしょう。
そこで、おすすめなのが、頭金なしで新車に乗れるカーリースです。

カーリースなら、頭金・車検費用なしで新車に乗れる

カーリースとは、月々の料金だけで新車に乗れるサービスのこと。月額料金には、税金や自賠責保険料なども含まれているので、まとまったお金を用意する必要がありません

さらに、カーリースの定額カルモくんでは、車検時に必要な重量税や自賠責保険料も月額料金に含まれるので、車検の負担は整備点検費用のみ。さらに、オプションのメンテナンスプランをつければ、消耗品の交換費用や整備点検にかかる費用も定額にできるので、車検費用の心配もありません。

支出が予測しづらい費用も定額料金にコミコミになるので、家計管理もしやすくなります。

定額カルモくんはサポートも万全だから忙しい方にもおすすめ!

定額カルモくんのメンテナンスプランでは、全国30,000店舗以上の整備工場でメンテナンスが受けられたり、返却時の原状回復費用が含まれるプランがあったり、車検時期が近づくと知らせてくれるなど、サポート体制も万全です。忙しいときでも、車検満了日の直前になって慌てることもありません。

車検費用がいくらかかるか気になっているのなら、車検費用の心配なく充実したカーライフを送れるカーリースを検討してみてはいかがでしょうか

カルモくんを資料で詳しく

費用を抑えて、スムーズに車検を受ける方法

いくら安い整備工場でも、数万円は必要になります。また、部品代は実費なので、交換部品が多いほど基本費用も高くなります。ただ、次の方法であれば、車検費用を抑えながら、スムーズに車検を受けることができます。

• 車検以外の時期も定期的に点検する
日頃からこまめに点検を行うことで、車検時の不備を抑えられるので、車検もスムーズに進みます。決まった整備工場で定期的に点検を受ければ、信頼関係も生まれやすく、車検を行うときも安心な上、融通が利きやすくなるなどのメリットも考えられます。

• 車検の前に消耗品を交換しておく
車検項目にある部品を事前に交換しておくことで、車検時に発生する部品代を節約できます。ワイパーのゴムなどを自分で交換するほか、エンジンオイルやタイヤといったプロにお願いしたい部品は、車検より前に安く交換できる所へ依頼するのもいいでしょう。

• ユーザー車検に通す
自分で点検や書類作成を行って車検場へ持ち込めば、法定費用だけで車検を行えます。車検場への持込みを依頼する「車検代行」を利用しても、車検費用はかなり抑えられるでしょう。ユーザー車検は最も安く車検に出す方法ですが、車についての詳しい知識が必要なので、一般の車ユーザーでは難しい方法といえます。

•カーリースを利用する
マイカーの場合、車検はどうしてもまとまった出費となります。しかし、定額制のカーリースであれば、月々の費用に車検時にかかる法定費用が含まれているだけでなく、維持にかかるメンテナンス費用も定額化が可能。急な出費に悩むことなく、安全にカーライフを過ごすことができます。車検や税金コミコミで、10,000円台で新車に乗るのも夢ではありません。また、車検時期が近づくとお知らせが来る上に、提携業者から車検に出す場所を選ぶだけでいいので、手間もかかりません。

安心して車検を受けるためにも、車検費用の内訳を知っておこう

安心して車検を受けるためにも、車検費用の内訳を知っておこう

車検に必要な費用には、大きく分けて法定費用と車検基本料があります。

車検費用
  1. どこで車検を受けても同じ「法定費用」
  2. 業者ごとに金額が異なる「車検基本料」
  3. 車の状態によって変動する「部品交換代金」

それぞれの内訳は次のようになります。

1. どこで車検を受けても同じ「法定費用」

法定費用とは、自賠責保険料・自動車重量税・印紙代を合わせたもので、車の種別や重量などに応じて金額が決められています。

• 自賠責保険料

 自家用乗用自動車軽自動車
37ヵ月30,170円29,550円
36ヵ月29,520円28,910円
25ヵ月22,210円21,780円
24ヵ月21,550円21,140円
13ヵ月14,090円13,870円
12ヵ月13,410円13,210円

 

車の所有者に加入が義務付けられている自賠責保険の保険料です。自家用車の場合、2020年4月1日以降の車検では、普通車は21,550円、軽自動車では21,140円(ともに24ヵ月)となります。なお、保険切れを防ぐため、車検期間より1ヵ月長く契約するのが一般的です。自賠責保険料は毎年見直しが行われ、社会環境などに応じて必要であれば改定されます。

• 自動車重量税(2年ごと)

重量税額
〜500kg8,200円
~1t16,400円
~1.5t24,600円
~2t32,800円
~2.5t41,000円
軽自動車6,600円

*新車登録から13年未満の車の自動車重量税

自動車重量税は、普通車は車の重量に応じて、軽自動車は一律で課税される税金です。なお、新車登録から13年と18年の経過時には税額が上がります。

• 印紙代、証紙代

指定工場で車検を受けた場合 軽自動車:1100円
普通車:1200円
(OSS申請の場合は1000円)
認定工場で車検を受けた場合 軽自動車:1400円
小型自動車:1700円
小型車以外の自動車:1800円

 

国へ納める検査登録印紙と、地方公共団体へ納める審査証紙で支払う車検の手数料です。金額は車の種別や申請方法によって異なります。「自動車保有関連手続きのワンストップサービス(OSS)」を利用すれば、手数料がお得になります。

2. 業者ごとに金額が異なる「車検基本料」

車検基本料には、整備費用や点検費用、代行手数料などが含まれます。車検基本料は車検に出す場所によって異なります。先ほどご紹介したコンパクトカーの費用相場と比べると、軽自動車のほうが安く、ミニバンやセダンなどの3ナンバーサイズのほうが高くなる傾向があります。さらに、年式の古い車や走行距離が長い車、部品代が高い外車などは、金額が高くなるでしょう。

もっと詳しく車検相場や節約のコツを知りたいならこちら

3. 車の状態によって変動する「部品交換代金」

法定費用や車検基本料のほかに、車の状態にあわせて交換した部品がある場合には部品代が加算されます。ブレーキパッドやエンジンオイルなど、車検時に交換することの多い部品には以下のようなものがあります。

〈部品交換代金の例〉

交換部品交換費用の目安
(交換工費を含む)
交換時期の目安
エンジンオイル2,000〜4,000円走行距離5,000km、または6ヵ月ごと
オイルフィルター2,000円オイル交換2回に対して1回
ラジエーター液5,000円走行距離20,000km、または2年ごと
バッテリー5,000〜20,000円2〜3年に1回
ブレーキパッド(4輪) 15,000円走行距離20,000kmごとの点検、交換
スパークプラグ5,000円軽自動車:10,000km
普通乗用車20,000km

 

車検費用はいつまでに払えばいいの?

車検費用はいつまでに払えばいいの?

車検の費用のうち、法定費用と車検基本料は、車検に出したタイミングでわかります。しかし、部品交換代や整備費用は実際に車をチェックしてみないとわかりません。そのため、車検に出す前に見積りで概算を確認し、車検終了後に発行される請求書をもとに支払うのが一般的です。なお、業者によっては、法定費用のみを先払いするケースもあります。

車検の支払いにクレジットカードやローンは使える?

国に収める税金や自賠責保険料などの法定費用は、現金一括での支払いが原則です。また、車検費用の支払い方法は、業者によって異なります。そのため、クレジットカードやマイカーローン、カードローンなどを利用したい場合は、依頼する業者に事前に確認しておくのがおすすめです。

車検が切れたらどうなるの?

決められた期間内に車を車検に出すことは法律で義務付けられており、車検が切れたまま公道を走るのは違法行為となります。そのため、前歴がない場合には違反点数が6点、30日間の免許停止、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。さらに、自賠責保険も切れている場合は、違反点数が6点、90日間の免許停止、1年6ヵ月以下の懲役または80万円以下の罰金と、より重い罰則が科せられます。

車検切れの車を車検に出したいときは

車検満了日を過ぎてしまうと公道を走れないので、車検に出すためだけに、仮ナンバーを取得したり、レッカー車を手配したりしなければいけなくなります。車検満了日ギリギリの対応は避け、余裕を持って車検に出すことが大切です。
なお、このように車検切れになってしまうと手間もかかるので、買い替えたほうが手間を省いて費用を抑えられるケースもあります車検に出すのをやめて、おトクに新車に乗り換えたい方は、以下のバナーをチェック!

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※記事の内容は2020年11月時点の情報で制作しています。

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