車を長期的にレンタルしたいと考えたとき、まずはレンタカーで車を借りることを思いつくのではないでしょうか。レンタカーは一時的に車を借りるには便利なサービスといえますが、レンタル期間が長期に及んだ場合、費用が高額になる可能性があります。
料金がかさむことを懸念するなら、定額制で利用できるカーリースを検討してみるのもおすすめです。長期で車が必要になったときの車の借り方について詳しく解説します。
- 車を数週間から1ヵ月程度必要とするなら長期レンタルがおすすめ
- 車の長期レンタルならレンタカーより短期カーリースのほうがお得な場合も
- 長期間車に乗るなら初期費用不要で月10,000円台から利用できる方法がある
車を長期でレンタルすると料金はいくら?
ある程度長期で車をレンタルしたいとき、現実的な費用ではどの程度の期間利用できるのでしょうか。
近年のレンタカー業界では、1週間レンタルする場合に格安となるウィークリープランを用意しているレンタカー会社も見られるようになりました。ウィークリープランを利用すれば、通常のレンタル料金で1週間借りた場合より3分の1から半額程度安く借りられます。
さらにマンスリーレンタカーというサービスもあり、大手のレンタカー会社では20日分程度の料金設定としているため、20日以上車を借りたいのであれば、通常のレンタカーを借りるよりマンスリーレンタカーを利用したほうがお得になります。
なお、長期のレンタカーが安く提供される理由として、長期で貸し出す場合は、短期に比べてレンタカー会社の人件費や作業費を削減できるからだと考えられます。
では実際にレンタルする場合の料金の相場はいくらくらいなのでしょうか。レンタカー各社で商用バンを長期レンタルした場合の料金を見てみましょう。
〈レンタカー各社の料金比較表〉*¹
レンタカー会社 | トヨタレンタカー | オリックスレンタカー | ニコニコレンタカー | 日産レンタカー |
---|---|---|---|---|
1日の料金 | 9,900円 | 10,450円 | 5,830円 | 9,614円 |
7日間の料金*² | 52,800円 | 56,650円 | 29,200円 | 56,642円 |
31日間の料金 | 22万4,400円 | 24万1,450円 | 18万0,730円 | 24万4,754円 |
マンスリープラン | 12万6,500円 | - | 11万8,800円 | - |
(2022年1月28日時点)
*¹ すべて通常価格ですが、ニコニコレンタカー、日産レンタカーは会員価格を表示しています。また、トヨタレンタカーのマンスリープラン以外とオリックスレンタカーの料金には、1日あたり1,100円の免責補償料が別途かかります。
*² 7日間・31日間の料金について、2日目以降はトヨタレンタカーが7,150円、オリックスレンタカーが7,700円、日産レンタカーが7,838円として算出し、ニコニコレンタカーは7日間の料金をウィークリーコースの料金で表示しています。
上の表で、31日間の料金は各社1日単位の料金から算出したものですが、通常の料金で1ヵ月車をレンタルした場合、20万円前後かかることがわかります。しかし、マンスリープランを利用すればおよそその半額の料金で1ヵ月利用できるのです。
数日から1ヵ月程度ならレンタカーがお得
レンタカーの利用で多い旅行や出張などでは、車が必要な期間は数時間から数日程度ですが、マイカーが突然故障してしまい修理までに数週間かかる、車を買い替えて納車までに数ヵ月待たなければならない、などといったケースでは、数週間から1ヵ月程度車が必要になることもあるでしょう。
また、長期の出張や単身赴任、あるいはロングステイの旅行期間中だけなど、車を買うほどではないけれど、少しのあいだ利用したい場合もあるでしょう。
このように数週間から1ヵ月程度で車を使用したい期間があらかじめわかっているときは、長期利用で格安料金設定がされているマンスリーレンタカーの利用が便利でお得です。
車を長期でレンタルする際の注意点
長期で車をレンタルしたい場合、マンスリーレンタカーは確かにお得ですが、利用する際に気を付けたい点もいくつかあります。ここで詳しく確認しましょう。
費用負担が大きい
マンスリーレンタカーなどの長期利用のニーズに応えるサービスでは、料金もお得に設定されてはいますが、それでも10万円前後からの大きな出費になるため、家計への影響は小さくありません。
さらに、レンタカーの料金は前払いが基本のため、利用する前にまとまったお金を用意しなければならないことも負担になります。利用してみて後悔することのないように、事前に料金と利用頻度が見合うかを確認しておきましょう。
希望の車に乗れないことも
レンタカーを利用する場合、車はレンタカー会社が保有しているラインナップから選ぶことになります。また、基本的には軽自動車などの車のタイプを予約時に指定できるだけで、具体的な車種名までは選択できないケースも多いです。さらに、利用する店舗やタイミングによっては希望のタイプの車がないといったこともあります。シックな色の車がよかったのに派手な色しかなかったということもあるのです。
1~2日程度乗るだけなら、希望の車に乗れないことはそれほど大きなデメリットではありませんが、長期的に利用するとなると車種や料金にこだわりたい方には向かないでしょう。
ナンバーが「わ」か「れ」に限定される
レンタカーのナンバープレートには、「わ」と「れ」が使用されます。これは、貸渡用の車両であることを表しています。そのため、ナンバーを見ただけでレンタカーであることがわかってしまうのです。臨時で使う際は気にならないとしても、長期的に乗るには抵抗を感じることもあるでしょう。
慣れない車に乗らなければならない
レンタカーでは多くの場合、利用する日までどの車を利用できるのかがわかりません。利用する日に初めて乗る車なので、慣れるまでは神経を使うことでしょう。運転しながらスイッチの場所を探してよそ見をしたり、車幅の感覚がつかめないまま駐車をしたりといったこともあり、事故率が高い傾向があります。
駐車場代や燃料費がかかる
時間単位で借りる通常のレンタカーでは問題ありませんが、数週間から1ヵ月程度のレンタルを考える場合は、その期間の車の置き場所も確保しなければなりません。コインパーキングを1ヵ月間借りるとなると、月極の駐車場代よりも割高になる可能性があります。
さらに当然のことながら燃料費もかかるため、単純にレンタカーの利用料金だけで判断してしまうと、借りた後の維持費で困ることになるので注意しましょう。
1ヵ月以上利用したいときに長期レンタルよりおすすめの方法
車を必要に応じて借りる方法は、レンタカーだけではありません。場合によってはレンタカーよりカーリースのほうが適していることもあります。
カーリースとは、利用者が選んだ新車をリース会社が代わりに購入して、月々定額の利用料金で貸し出してくれる車のサブスクリプションサービスです。カーリースは年単位で長期的に借りるイメージが強いかもしれませんが、実は1ヵ月単位の短期的なサービスを提供するリース会社もあります。
長期レンタルと短期カーリースの違い
レンタカーもカーリースも最終的には車を返却することには違いありませんが、料金設定や支払方法においてはそれぞれの特徴があります。下の表で確認してみましょう。
〈長期レンタルと短期カーリースの比較表〉
長期レンタル | 短期カーリース | |
---|---|---|
利用方法 | レンタカー会社で借りる | 契約者が1台の車を専有 |
車の名義 | 所有者、使用者ともにレンタカー会社 | 所有者はリース会社 使用者は契約者本人 |
契約・利用期間 | 数日~数ヵ月 | 月単位で選べる |
利用手続き | レンタカーの店舗の営業時間内に行う | オンラインで完結できるところが多い |
車種選択 | レンタカー会社が用意しているものから選択 | 好きな車を自由に選択(リース会社により取扱状況は異なる) |
支払額 | 時期や地域により料金設定が変動する | 定額 |
支払方法 | 全額前払い | 月額払い |
駐車場代・燃料代 | 利用者負担 | 利用者負担 |
ナンバープレート | 貸渡用車のナンバー (「わ」または「れ」) | 自家用車のナンバーで利用できる |
レンタカーの場合は、利用したい時間や日数分の料金は基本的に前払いです。したがって、長期レンタルとなると最初に大きな金額を用意する必要があります。
また、レンタルする車種によっても料金は異なり、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始といった、いわゆるハイシーズンにおいては高めの料金設定になることも一般的です。借りる地域によっても料金が異なることがあります。
一方カーリースの場合、地域やシーズンにかかわらず月額料金は基本的にずっと変わりません。好きな車を自分で選ぶことができ、自家用車のナンバーなのでマイカーと同じ感覚で乗れます。
ただし、1ヵ月などの短期リースの多くは中古車リースになります。とはいえ、この点はレンタカーも同じといえるでしょう。
また、1年以上の契約で新車を貸し出すカーリースでは、残価設定という独自の方法が用いられます。残価とは車を返却する際にその車に残っている価値のことで、いわゆる下取り価格のことです。カーリースでは契約時に残価を設定し、あらかじめ車両本体価格から差し引いた金額を元に月額料金を算出するので、残価の分だけ負担を抑えられます。
長期レンタルより短期カーリースがおすすめの理由
支払方法や手続きに違いはあるものの、1ヵ月以上の利用を考えた場合では、レンタカーより短期カーリースのほうがおすすめといえます。その理由を見てみましょう。
利用期間が長くなればなるほど料金が抑えられるから
カーリースでは利用月数が長くなればなるほど料金も抑えられるので、数ヵ月間の利用で、マンスリーレンタカーを繰り返し利用するようなら、カーリースを利用したほうがお得になるでしょう。
また、カーリースでは、月極駐車場などを確保できるメリットもあります。コインパーキングをその都度利用するよりも、駐車料金の総額を抑えられるでしょう。
マイカーのように乗れるから
カーリースのナンバープレートは「わ」や「れ」ナンバーではないため、利用中はよりマイカーのように乗ることができます。
加えて、レンタカーではオプション料金は利用する日ごとに発生しますが、カーリースでは見積もりの時点で月額料金に組み込めるので、費用が前もって明確にわかります。車が必要な期間が延びたときにも、レンタカーでは同じ車を借りられないことがありますが、カーリースなら利用中の車をそのまま再リースできます。
もっとお得な方法があります
レンタカーや短期カーリースを利用した方からは、「車のある生活は楽だからもっと長く乗りたい」「慣れた車に乗り続けたい」といった声が多く聞かれます。長く乗るなら、長期カーリースのほうがお得にマイカーを持てるのでおすすめです。詳しくは下のバナーからチェックしてみましょう。
短期利用ができるカーリース3選
1ヵ月から利用できるリースサービスには、以下のようなものがあります。
リース車 | 利用期間 | 最低料金 | 展開地域 | |
---|---|---|---|---|
ワンコインリース | 中古車 | 1ヵ月~ | 16,500円~ | 全国 |
ニコリース | 中古車 | 1ヵ月~ | 26,000円~ | 関東全域 |
ニチゴカーリース | 中古車 | 1ヵ月~ | 16,500円~ | 関東全域 |
(2022年1月29日時点)
短期カーリースを1ヵ月利用する場合の最低料金を見ると、車種の違いを踏まえたとしてもマンスリーカーリースよりは低く抑えられている印象があります。しかし、短期カーリースでは契約時に初期費用の一部として保証金が必要になる場合が多く、その点を考慮するとトータル的にはマンスリーレンタカーと1ヵ月の料金負担は変わらないといっていいでしょう。
その点、1年以上の契約では、保証金はもちろん初期費用もかからず、契約年数が長くなればなるほど月額料金を抑えられます。さらに、1年未満の利用を対象にしたカーリースは中古車リースになりますが、1年以上なら新車リースも利用できます。
税金や保険料、登録諸費用、そして車検費用を含めたとしても月額10,000円台から新車に乗れるカーリースもあります。常時使える車があるならなお良いという場合は、カーリースの利用を検討してみてもいいかもしれません。
1年以上の利用ならカーリースで新車に乗ろう
借りる期間が長くなればなるほど安くなるカーリースでは、1年以上の長期リースがお得になります。中でも業界最安水準の「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、ダイハツ「ミライース」なら新車に月額
12,490
円から乗れます。初期費用はいっさいかからないため、上記の月額料金を支払うだけでカーライフを始めることができます。
長期レンタカーを利用する度に大きなお金を支払うのなら、カーリースで常時自由に使える車を持って月々の支払いも抑えたほうがお得といえます。以下では、定額カルモくんの魅力をご紹介しましょう。
1~11年から1年単位で契約期間を選べる
定額カルモくんでは、最短1年から11年までという幅広い期間から1年単位で契約期間を設定できます。車を本当に必要とする期間だけ契約できるため、無駄のない利用が可能です。
また、先述のとおり、カーリースは契約期間が長くなればなるほど月額料金が安くなります。そのため、長期間車を利用したいという方は、11年の契約をするとよりお得な料金でカーライフを楽しむことができるでしょう。
乗りたい車と月額料金を簡単シミュレーション
定額カルモくんの新車リースは国産メーカーのすべての車種・グレードから選択できます。
1ヵ月の料金が気になる方は、一覧から乗りたい車を選択して料金をチェックしてみましょう。契約期間やオプションによって料金は変わるので、無理のない金額だとどうなるかオンラインで何度も試してみることができます。
定額カルモくんを利用できるかは「お試し審査」で簡単にチェックできます。審査通過後に車種やプランの変更が可能なので、じっくり悩んでぴったりの1台を決められます。入力は5分程度、審査結果は通常翌営業日。ぜひ気軽に試してみましょう。
利用者の声「とにかく財布に優しい。安いというところがすごくいいですね」
東京都在住のOさん(28)は、これまでは必要に応じてレンタカーを利用していたそうですが、子供が生まれたことをきっかけに車の購入を検討するように。しかし、新車購入は経済的に難しく、半ばあきらめかけていたときに、定額カルモくんに出会ったといいます。
〈Oさんの声〉
定額カルモくんは、すごく魅力的なサービスがたくさんあったので「ここにしよう!」と思い決めました。とにかく財布に優しい。安いというところがすごくいいですね。
乗ってみて改めて新車はいいなと感じています。中古車は前にほかの方が乗っているし、清掃されているにしても、子供を乗せるだけに自分たちが最初の利用者になる新車にしてよかったなと。新車に乗りながら、こうして以前と変わらない生活もできていることで、定額カルモくんの安さを実感しています。
長期間車に乗るならカーリースがおすすめ
1ヵ月程度の利用ならマンスリーレンタカーがお得でしょう。2ヵ月以上なら、カーリースを利用したほうが利便性においてもおすすめといえます。
レンタカーとの比較で迷っている場合は、定額カルモくんのマイカーコンシェルジュに相談してみることをおすすめします。顧客対応満足度98.9%*を誇るサポート体制で、契約期間からプラン内容、利用可能な車種まで気軽に相談にのってもらえます。
問い合わせは電話やLINEでも受け付けています。この機会に、常時車のある生活を思い描くのもいいかもしれません。
*2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート
よくある質問
Q1:車の長期レンタルは可能?
A:可能です。マンスリーレンタカーを利用すれば、例えば大手レンタカー会社の場合、1ヵ月の利用で20日分程度の料金設定なので、お得に車に乗れます。マンスリーレンタカーの料金比較はこちらでご紹介しています。
Q2:車を長期でレンタルしたい場合、レンタカー以外の方法は?
A:カーリースでも1ヵ月から利用できるところがあります。料金はマンスリーレンタカーより低く抑えられていますが、短期カーリースの場合、契約時に初期費用として保証金を入れるのが一般的です。1ヵ月の利用で考えると費用全体として大きな違いはありません。
Q3:1年以上の長期で車をレンタルする場合、おすすめは?
A:業界最安水準の月額料金で利用できる「定額カルモくん」がおすすめです。長期レンタルも短期カーリースも使い始めに大きな出費がありますが、定額カルモくんは初期費用不要です。例えばダイハツ「ミライース」なら10,000円台からの月額料金だけで乗り始められます。
※この記事は2022年2月時点の情報で制作しています