ミニバンは、軽自動車や小型自動車より乗車定員が多く、車内空間も広くゆとりがあるため、特にファミリー層から人気が高い車です。国産メーカーからはさまざまなタイプのミニバンが登場しており、モデルや性能などによって価格も異なります。そこで、特に価格が安いミニバンを1位から10位までランキング形式でご紹介します。
安いミニバンはいくらで買える?価格ランキングトップ10
ミニバンは特にファミリー層から人気があります。一般的に乗用自動車の定員は、軽自動車は4人、小型自動車以上は5人、ミニバンは7人といわれています。家族や友達が多く、車で一緒に出掛ける機会が頻繁にあるのなら、やはりミニバンに乗りたいところです。
人気のあるミニバンですが、車種によって価格はさまざまです。そこでチェックしておきたいのが、特に価格の安いミニバンです。価格はモデルや性能などによって異なりますが、目的に合わせて選べばベストな車種にめぐり会えることでしょう。まずは価格が安いミニバン1位から10位までを一挙にご紹介します。
〈安い国産ミニバン価格ランキングベスト10〉
順位 | 車種 | メーカー | 定員 | 希望小売価格(税込) |
---|---|---|---|---|
1位 | シエンタ | トヨタ | 5~7人 | 180万9,500円~ |
2位 | フリード | ホンダ | 6~7人 | 199万7,600円~ |
3位 | フリード+ | ホンダ | 5人 | 218万2,400円~ |
4位 | NV200バネットワゴン | 日産 | 5~7人 | 223万9,600円~ |
5位 | ノア | トヨタ | 7~8人 | 255万6,400円~ |
6位 | セレナ | 日産 | 7~8人 | 257万6,200円~ |
7位 | ステップワゴン | ホンダ | 7~8人 | 271万4,800円~ |
8位 | ヴォクシー | トヨタ | 7~8人 | 281万3,800円~ |
9位 | ステップワゴンスパーダ | ホンダ | 7~8人 | 292万500円~ |
10位 | エスクァイア | トヨタ | 7~8人 | 296万3,400円~ |
※各メーカー公式サイトの希望小売価格を安い順に並べたもの(2020年10月時点)
それでは、早速1位から順番にそれぞれの車種について詳しくご紹介しましょう。
1位 シエンタ(トヨタ) 180万9,500円(税込)~
トヨタのシエンタは、価格が180万9,500円(税込)~ということもあり、とても人気のミニバンです。2019年には11万880台を売り上げ、全国産車新車販売台数で3位を記録しています(一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」2019年)。
シエンタは、大きすぎず小さすぎない程良いサイズ感のボディながら、車内空間は広々としたデザイン。2列目・3列目とシートアレンジが多彩にできるため、ショッピングやロングドライブ、車中泊などさまざまなシーンに対応できます。カーライフのあらゆるスタイルが楽しめ、快適に乗れるミニバンといえるでしょう。燃費も良く、ハイブリッド車のJC08モードで22.8km/Lと、ミニバンではトップクラスの燃費です。
2位 フリード(ホンダ) 199万7,600円(税込)~
ホンダで人気のミニバンがフリードです。199万7,600円(税込)~と価格が安いのも魅力です。フリードは2019年に85,596台、2020年上半期には38,844台を売り上げており、全国産車の新車販売台数でも10位以内にランクインしていて、高い人気がうかがえます(一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」2019年・2020年1~6月)。
フリードの外観はシンプルで洗練されたデザイン、車内は1列目から3列目まで十分な広さを確保しています。シートアレンジも多彩で、1席ずつ分かれた2列目キャプテンシートなら、シート間を通路にしてスムーズな移動も可能です。ほかにも、足先をかざすだけで自動開閉するハンズフリースライドドアなど、便利な機能が充実。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、普段の街乗りから週末のレジャーまで、ミニバンの運転に不慣れな方にもオススメです。
3位 フリード+(ホンダ) 218万2,400円(税込)~
フリード+(フリードプラス)は、フリードの2列シートモデルです。ただし、3列目のシートを外しただけでなく、超低床のフロアにするなど専用に設計されたハイトワゴンです。また、2列目シートはフルフラットにすることができ、フラットスペースの下に荷物の収納も可能で、車中泊したい方にもオススメです。
さらにフリード+の魅力は、フリードよりも開口部が広くなったリアのハッチゲートです。ラゲッジルームへの開口部は地上高が低めに造られているため、大型の荷物でもスムーズに出し入れすることができます。フリードと同じ「Honda SENSING」の安全性能に加えて、燃費もJC08モードでガソリン車が19.0km/L、ハイブリッド車が28.0km/Lと良好です。価格は218万2,400円(税込)~となります。
4位 NV200バネットワゴン(日産) 223万9,600円(税込)~
日産のNV200バネットワゴンは、5人乗りのビジネスバン(小型商用車)「NV200バネット」をベースにした7人乗りミニバンです。もとが商用車なので安全性能は一般のミニバンほどではありませんが、必要な機能は搭載されています。価格は223万9,600円(税込)~です。
積載性が抜群なので、キャンプやアウトドアなどが趣味の方には特にオススメです。車中泊をしたい方には、特別装備のあるマルチベッドワゴンもあります。スタイリッシュなボディの中には大容量の荷室スペースが確保されており、荷室内での作業もしやすい仕様になっています。用途によってプライベートとビジネスで使い分けることもできるでしょう。
5位 ノア(トヨタ) 255万6,400円(税込)~
トヨタのノアは、人気と実力を兼ね備えたミドルサイズのミニバンです。兄弟車であるヴォクシーやエスクァイアと合わせた販売台数は、国産車ミニバンでNo.1となるベストセラーモデルです。価格は255万6,400円(税込)~ですが、2019年に52,684台を売り上げ、2020年上半期は20,647台で全国産車の新車販売台数で16位にランクインしています(一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」2019年・2020年1~6月)。
初代ノアは2001年に発売されて以来、アップデートを繰り返し、現行型の3代目は2014年に登場しましたが、2017年に内外装を大幅に改善。ボディ剛性やショックアブソーバーの改良により、低重心化や静粛性を向上させ、上質な乗り心地を追求しています。ワンタッチ式のパワースライドドアや使い勝手の良さを追求したラゲッジスペースなど、ゆとりある車内空間でストレスなくカーライフが楽しめます。
6位 セレナ(日産) 257万6,200円(税込)~
日産のセレナは、車内空間の大きさと圧倒的な使い勝手の良さで人気のミニバンです。室内長3,240mm、室内幅1,545mmとクラスNo.1の広さを確保し、ファミリー層の使い勝手を考え抜いた機能や設備を満載しています。2019年には92,956台を売り上げており、国産ミニバンの中ではシエンタに次ぐ人気車種となっています(一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」2019年)。
また、セレナで注目したいのは、全方位運転支援システムなどの優れた予防安全性能を標準搭載していることです。走行性能にも優れており、エンジンで発電した電力を利用してモーターで走行するスマートハイブリッド「e-POWER」搭載車では、100%モータードライブの力強く滑らかな走行を実現しています。価格は257万6,200円(税込)~となっています。
7位 ステップワゴン(ホンダ) 271万4,800円(税込)~
ファミリーカーの中でも高い人気を保ち続けているのが、ホンダのステップワゴンです。1990年代に初登場したステップワゴンですが、改良やモデルチェンジを続け、今もファミリー層をメインに高い支持集めています。価格は271万4,800円(税込)~。2019年には52,676台を売り上げ、全国産車のうち18位の新車販売台数となっています(一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」2019年)。
現行型のステップワゴンは2015年に登場した5代目ですが、リビングルームのような機能的空間。加えて、大開口のテールゲートに横開き式のサブドアを備えた「わくわくゲート」を採用し、車体背面からサードシートへの乗り降りを可能にした“使うこと”が楽しくなるミニバンです。パワートレインは、最高出力150psを発生する1.5L直列4気筒DOHCターボで、燃費はWLTCモードでFF車が13.6km/L、4WD車が13.0km/Lとなっています。
8位 ヴォクシー(トヨタ) 281万3,800円(税込)~
トヨタの大ヒットミニバンが、ヴォクシーです。価格は281万3,800円(税込)~で、2019年には新車販売台数88,012台で8位となっており、トヨタのミニバンではシエンタとルーミーに次ぐ人気車種です(一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」2019年)。
ヴォクシーはノアやエスクァイアと同じく、トヨタならではの使い勝手の良さと優れた燃費性能が魅力です。シャープでスポーティーな外観も、男性からの高い支持を集めています。車内空間は広々とし、フロア部分は低床設計となっているので乗り降りしやすいのもポイントです。
9位 ステップワゴンスパーダ(ホンダ) 292万500円(税込)~
ステップワゴンスパーダは、ホンダのステップワゴンの上級グレードです。ステップワゴンはファミリー層向けのミニバンとご紹介しましたが、ステップワゴンスパーダはよりクールでスタイリッシュな内外装と装備にこだわったミドルサイズのミニバンで、価格は292万500円(税込)~となっています。
ステップワゴンスパーダには、電気走行がメインの2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イー エイチイーブイ)」を搭載したしモデルも用意されています。ガソリンを徹底して使わないよう普段の街乗りでは電気自動車のような乗り心地を楽しめ、高速道路の走行時などに限りエンジンを使うなど、シーンに応じて使い分けられます。燃費性能にこだわりたい方にもオススメです。
10位 エスクァイア(トヨタ) 296万3,400円(税込)~
トヨタのエスクァイアは、ノアやヴォクシーの姉妹車です。これらトヨタのミドルサイズのミニバン3タイプの中でも高級仕様の車種で、価格は296万3,400円(税込)~となっています。2019年の新車販売台数は42,489台で、全国産車のうち21位を記録しています(一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」2019年)。
外観・内装ともに高級感ある上質なデザインを採用し、580mmのロングスライドが可能なシートアレンジにより、シーンに合わせて多彩に快適な空間を楽しめます。サードシートを折りたたんでセカンドシートをスライドすれば、自転車やアウトドア用品なども積み込めます。
安いミニバンにさらにお得に乗るならカーリースがオススメ
国産ミニバンの中でも、特に安い価格の車種をランキングでご紹介しました。しかし、ミニバンを新車で購入する場合、カーローンを組んで頭金やボーナス払いなどのまとまった資金が必要となります。そこで、費用を抑えてもっとお得に安いミニバンに乗りたいと思った場合には、カーリースの利用がオススメです。
月々の定額で利用できるカーリースでは、現行モデルの新車も用意されています。カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っているので、乗りたいミニバンを自由に選んで利用できます。
よくある質問
Q1:安い価格のミニバンは売れているの?
A:安い価格のミニバンは、全国産車の年間新車販売台数の上位にランクインしている車種が多く見られます。低価格でも高性能なミニバンや、用途や希望条件に合ったモデルを探すことは十分にできるでしょう。
Q2:予算がない場合でも安くミニバンに乗る方法はある?
A:ミニバンを新車で購入する予算がない場合、カーリースを利用する方法があります。カーリースは月々定額の利用料だけで新車に乗れる車のサブスクリプションサービスです。多くのリース会社では国産メーカーのほとんどの車種を取り扱っており、好みのミニバンを自由に選ぶことができます。
Q3:ミニバンをカーリースする場合、必要な費用は?
A:新車の購入では、車両本体価格以外に自動車税(種別割)、自動車重量税、環境性能割、自賠責保険料、車両登録代行費用、車庫証明書代行費用などがかかります。カーリースの場合、こうした初期費用が月々定額の利用料に含まれているので、お得にマイカー感覚でミニバンに乗ることができます。定額カルモくんのメンテナンスプランでは、さらに車検代やメンテナンス費用などの維持費も月額定額の利用料に含めることができます。
ミニバン購入予算は最低でも200万円~あると安心
ランキングからもわかるように、安いミニバンの価格の目安は180万円~290万円台であることがわかります。予算が200万円以上あれば選択肢も広がり、希望に合った性能や機能を備えたミニバンも見つけやすくなるのではないでしょうか。乗車定員や荷物の積載量はもちろん、子育て中に乗るか、アウトドアでも使いたいかなどの使用目的によって、ミニバンに必要な機能や条件を決めておくといいでしょう。
※記事の内容は2020年10月時点の情報で制作しています。