車を購入するとき、カーローンを利用する方は多いでしょう。しかし、自分に合ったカーローンを選ぶのは難しいもの。最適なカーローンを選ぶためには、固定金利や変動金利などの金利の種類やしくみについて知っておく必要があります。
そこで、金利の特徴やメリット・デメリットについて解説し、カーローンの選び方のポイントを紹介します。
また、定額制のカーリースなら金利の概念がなく、ローンを組まなくても新車に乗ることができます。カーリースについて詳しく知りたい方はこちらをチェック!
- カーローンの金利には、固定金利と変動金利の2つがある
- カーローン選びでは、見積りや手数料を確認することが大切
- カーリースなら金利の心配がない定額制なので安心
お得なカーローンの選び方は?
カーローンをお得に利用するためには、金利の低いカーローンを選ぶことが大切です。しかし、金利はローン会社や金融機関によって異なり、契約内容や金利の種類、申込みの時期や契約期間によっても変わります。ほかにも、銀行系カーローンでは、給与振込用の口座を持っていたり住宅ローンを申し込んでいたり、一定の条件を満たす場合に金利が優遇されることもあります。
このように、どのようなローンがお得かを言い切るのは難しいので、できるだけ多くの見積りを比較した上で、自分に合ったカーローンを選ぶのがおすすめです。
カーローンの金利には固定と変動の2種類がある
例えば、北海道銀行のマイカーローンは、固定金利が年3.0%、変動金利が年2.425%となっています(2021年3月時点)。ただし、固定金利か変動金利か、どちらかしか受けつけていない銀行もあります。また、三菱UFJ銀行のマイカーローンは変動金利のみで年1.7%~2.45%、損保ジャパン日本興亜のマイカーローンは固定金利のみで1.9~2.95%となっています(どちらも2021年3月時点)。
このように同じ金融機関であっても、固定金利よりも変動金利のほうが、利率が低い場合が多くなっています。しかし、固定金利よりも変動金利で借りたほうがお得かというと、一概にそうとは言い切れません。それぞれの特徴を理解した上で選びましょう。固定金利と変動金利の特徴、メリットとデメリットについて詳しくご説明します。
固定金利
固定金利とは、利率が変わらないタイプの金利です。住宅ローンの場合は一定期間のみ固定金利といった商品もありますが、カーローンの場合は基本的にずっと固定金利である契約がほとんどです。
・メリット
金利が変わらないということは、月々の支払額も最初にシミュレーションした金額から変わらないということです。返済しているあいだに経済情勢が変化したとしても、毎月の支払額が変わらないので安定的に返済を続けられるのが固定金利のメリットです。
・デメリット
固定金利は毎月安定した支払いができる反面、変動金利よりも利率が高く設定されているというデメリットがあります。具体的な金利は各ローン会社によって異なりますが、同じローン会社で固定金利か変動金利かを選べる場合は、まず間違いなく固定金利のほうが利率は高く設定されています。
これは、固定金利があらかじめ金利変動リスクを織り込んだ上で設定されているからです。支払額(=金利)が最後まで変わらないという安心感を得るために、最初から多少高めの金利を支払うのが、固定金利の特徴です。
また、固定金利の場合、市場の金利が上がった場合だけでなく、下がった場合も金利は変わりません。そのため、これから市場の金利が下がると予想している場合は、固定金利よりも変動金利を選んだほうがいいでしょう。
変動金利
変動金利は、経済情勢によって利率が変動するタイプの金利です。一般的には、金利の見直しは半年に一度行われます。
・メリット
変動金利のメリットには、当初の金利が固定金利よりも低く設定されているという点が挙げられます。そのため、特に市場の金利に変動がなければ、固定金利で借りた場合よりも支払総額や月々の負担を低く抑えることができます。
カーローンの場合、借入期間は最長でも10年程度です。住宅ローンのように20~30年にわたって返済が続くわけではないため、その分金利の見通しも立てやすいといえるでしょう。特に、短期間のカーローンを組むのであれば、経済情勢をチェックした上で変動金利を選ぶという方法もあります。
・デメリット
変動金利のデメリットは、市場の金利が上昇した場合に、返済額が高くなってしまうという点です。経済情勢がどうなるかは、実際にそのときになってみなければわかりません。そういう意味で、変動金利がお得になるかどうかは運任せともいえます。変動金利を利用するときは、今後の景気を予想して検討しましょう。
固定金利と変動金利には、それぞれにメリットとデメリットがあります。金利は返済額に直接影響するものなので、選びにくいという方もいるでしょう。そのような場合には、ローンを組まなくても新車に乗れるカーリースなら、金利で悩むことなく新車に乗ることができます。
固定金利と変動金利のどっちを選ぶべき?
固定金利と変動金利のどちらが最終的にお得なのかは、借入れた時点から返済が終了するまでの金利の動向によって変わります。つまり、どちらが正解なのかは、カーローンの返済が終わるまでわかりません。とはいえ、実際にローン契約するときは、少しでもお得になる可能性の高いほうを選びたいと思うのは当然です。そこでおすすめしたいのが、これまでの市場金利の推移をチェックしてみることです。
各銀行では「短期プライムレート」と呼ばれる、市場金利に連動して企業へ貸し出す1年以内の短期貸出金利があります。一般の個人には関係ないもののように思われるかもしれませんが、この短期プライムレートの推移が、個人ローンの金利を決める目安になっています。このレートの低迷が続いた場合は、変動金利で借りても金利の上昇リスクは低いといえるでしょう。
もっとも、短期プライムレートが低迷を続けるかどうかも、一般人が見てすぐに判断がつくものではありません。ある程度予測をした後は、個人の考え方や家計の状況によって、固定か変動かを決めるしかないでしょう。
なお、変動金利でローンを組んだものの、やっぱり固定金利したいと思ったときに切り替えられる場合もあります。変更を希望する場合は、ローンを組んでいる銀行やディーラーで相談してみましょう。ただし、切り替えの手続きには手数料がかかるため、本当にメリットがあるかどうかを検討する必要があります。
固定と変動、自分に合った金利の選び方とは?
カーローンの金利を選ぶときは、今後上がるか下がるかだけでなく、それぞれの家計の状況について考慮する必要があります。金利の推移はそのときになってみないとわかりませんが、各家庭の経済状況はローンを組む時点である程度はわかるでしょう。
そこで、変動金利と固定金利について、どのような場合におすすめなのかをご紹介します。
固定金利がおすすめの場合
固定金利がおすすめなのは、次の3つに当てはまる場合です。
1.借入期間が長い
借入期間が長い場合、市場金利が上昇する可能性も高くなります。そうした場合は、固定金利を選択しておいたほうが、経済情勢と金利の関係はないので、安心して返済ができるでしょう。
2.収入が不安定
毎月の収入が残業代の有無などによって大きく変動する場合、将来の返済額が変わると対応が難しくなります。家計を安定させるためには、返済額の変わらない固定金利が便利です。
3.月の収支に余裕がない
月々の収支に余裕がない場合、変動金利で金利が上昇すると、返済に困ることになってしまいます。変動金利のほうが月々の支払額を抑えられると感じるかもしれませんが、将来の安全を考えるなら固定金利がおすすめです。
変動金利がおすすめの場合
変動金利がおすすめなのは、次の3つの条件に当てはまる場合です。
1.借入期間が短い
借入期間が短ければ、それだけ金利が変動するリスクも低いといえるでしょう。そのため、市場金利の上昇で利率が高くなる変動金利のリスクも、ある程度抑えることができます。例えば、返済期間が1年であれば、金利の見直しは半年に一度で1回しか行われないので、市場金利の上昇リスクは少ないと考えられます。
2.収入に余裕がある
月々の家計の収支に余裕があれば、多少市場金利が上昇しても、すぐに支払いに困ることはありません。結果的に市場金利が上昇して損をしてしまうリスクがあったとしても、返済ができずに車を処分するといった最悪のケースは回避できるでしょう。
3.いざというときに使える貯金がある
これも収入に余裕がある場合と同様です。金利が上昇して支払額が上がってしまったときでも、まとまった貯金があれば、繰上返済などを利用して一気に残債を減らし、結果的に支払利息を抑えることも可能です。
カーローンの選び方のポイント
金利のほかにも、見積りの内容や手数料の有無などもカーローンを選ぶ上で重要となります。そこで、カーローンの選び方のポイントについて詳しく見ていきましょう。
見積りを比較する
カーローンを選ぶ際には、ローンの見積りを複数とって比較しましょう。ローンによって契約できる期間や金利に違いがあるので、月々の返済額だけでは比較しにくい場合があります。そのため、総支払額で比較して金利による差を確認して検討しましょう。
また、銀行系カーローンであれば、給与振込用口座を持っているなど一定の条件を満たせば金利が優遇されることもあるので、利用している金融機関のマイカーローンの見積りも確認しておきましょう。
手数料を確認する
車の購入時には、車両代金以外にも手続きの際にかかる事務手数料などが発生します。手数料の名目は車の販売店やローン会社によって異なり、支払うタイミングも購入時やローンに上乗せされるなどさまざまです。
せっかく金利の低いローンを選んでも、手数料で総支払額が思っていたより高くなってしまうこともあるので、金利だけでなく手数料もしっかり確認しておきましょう。
しかし、いくら金利の低いローンを選んでも、ローンで購入する場合には税金をはじめとした初期費用がかかってしまいます。
貯金ゼロでもマイカーが持てるカーリースなら、購入時にお金をかけなくても、カーライフを始めることができます。
新車に乗るなら金利の心配がないカーリースがおすすめ
カーローンで固定金利か変動金利かを悩むのは嫌という方は、カーリースを利用するという方法もあります。カーリースは、月々定額の利用料を支払うだけで、新車に乗ることができるサービスです。ローンを組むわけではなく、一定期間の車の利用料を月々支払う方式なので、金利を選ぶ必要はありません。
ここではカーリース契約の手続きについて、カーリースの定額カルモくんを例にご紹介します。
〈カーリース「定額カルモくん」の手続きの流れ〉
- 定額カルモくんのホームページから乗りたい車を探す(現在販売中の国産全車種の新車から選べます)
- カラーやオプション、契約期間を選んで毎月の支払額を確認する
- 「次のステップに進む」から必要事項を入力する
- スタッフから契約条件の確認や説明が電話やメールでくる(来店の必要はありません)
- 契約書が送られてくるので、署名捺印をして返送する
- 希望の日時に車が納車される
審査申込みはオンライン、契約手続きは郵送で完結するので、店舗に出向く必要のあるカーローンの契約よりも簡単に車に乗ることができます。
カーリースなら納得価格で安心して利用できる定額カルモくんがおすすめ
定額カルモくんの月額料金には、自賠責保険料や税金などが含まれているため、車にかかる費用を一本化することが可能です。さらに、契約期間満了後に車がもらえるプランもあるので、将来はマイカーとして乗り続けることができます。ここでは、金利の心配がないカーリースの定額カルモくんついて詳しくご紹介します。
業界最安水準*のカーリースだから安心
カーリースの月額料金は、車両代金から残価を差し引き、契約期間で割って算出するので、契約期間が長いほど安くなるしくみです。契約期間はリース会社によって異なり、3年・5年・7年と期間が決まったプランが用意されていることも多いですが、定額カルモくんなら1年から最長11年まで1年単位で契約ができるので、さらに安く利用することができます。
このように、契約年数の長さやオンラインを中心としたサービスの提供などにより、定額カルモくんでは月々10,000円台〜という業界最安水準*の金額を実現しています。そのため、とにかく安く車に乗りたいという方にもおすすめです。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
頭金、貯金なしで新車に乗れる
ローンで車を購入する場合には、頭金や初期費用などまとまったお金がかかることも多いです。しかし、定額カルモくんなら、環境性能割や自動車税(種別割)、自動車重量税などの税金、自賠責保険料、新車登録手数料など、初期費用がすべてコミコミの月額料金となっているので、貯金がなくても新車に乗ることができます。
維持費もコミコミにできるメンテナンスプラン
通常、車検や点検、そのほかの消耗品の交換などのメンテナンスには別途費用が発生しますが、定額カルモくんには、それらの維持費も月額料金にコミコミにできるメンテナンスプランがあります。
メンテナンスプランにはリース車両を返却する際の原状回復費用補償が含まれているので、カーリースが初めての方でも安心して利用できるのではないでしょうか。また、数種類のプランが用意されているので、予算やニーズに合わせて選びやすいのも定額カルモくんのメンテナンスプランの特徴です。
このように、カーリースの定額カルモくんなら維持費もコミコミの定額料金で利用できるので、ローンを組むよりも支払いの見通しが立てやすく、家計管理も簡単になります。
自分に合ったカーローンの選び方を知って、もっとお得に車に乗ろう
自分に合ったカーローンの選び方を理解すれば、よりお得に車を購入することができるのではないでしょうか。もし、カーローンでは月々の返済以外にかかる維持費の負担が大きいと感じているなら、カーリースという選択肢もあります。ライフスタイルや家計状況などを基に、自分に合った車の乗り方を検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:固定金利か変動金利、賢いカーローンの選び方は?
A:固定金利は借入期間中ずっと利率が変わらないので、借入期間が長いときや収支が安定していない場合などにおすすめです。一方、変動金利は経済情勢によって利率が変動するので、借入期間が短いときや収入に余裕がある場合などにおすすめです。
Q2:カーローンは固定金利と変動金利、どちらがお得?
A:ローンを組んだ後、市場の金利が固定金利の利率以上に上がった場合は固定金利がお得、下がった場合は変動金利がお得ということになります。しかし、経済情勢で金利がどう変化するかは誰にもわかりません。結局、実際にローンを払い終えるまでどちらがお得か判断するのは難しいでしょう。
Q3:カーローンと比べて、カーリースはどこがお得?
A:カーローンは車両価格に対して、契約期間や金利を基に月々の返済額を算出します。一方、カーリースでは契約時に残価を想定し、車両代金から残価を差し引いた金額を契約期間で割って月額料金を算出しているので、月々の支払額を抑えることができます。また、月額料金には税金などの諸費用も含まれるので、毎月の支払いをフラットにすることが可能です。
※記事の内容は2021年4月時点の情報で制作しています。