車を選ぶ上で、コスパの良さは大切なポイントです。しかし、一口にコスパといっても、選ぶ方それぞれが重視するポイントによって、コスパのいい車と呼べるのがどのような車なのか、また、新車と中古車のどちらが適しているのかは変わってきます。
そこで、コスパのいい車を選ぶ上で知っておきたい車の税金や維持費などについて解説し、コスパのいい新車10選と中古車5選を、コスパ最強の車の乗り方と併せて詳しくご紹介します。
- コスパのいい車を選ぶなら、維持費に注目しよう
- コスパのいい新車で人気が高いのはスズキ「アルト」、ダイハツ「タント」など
- 専門家がおすすめする方法なら毎月定額払いでコスパのいい車に乗れる
コスパのいい車とは?チェックしたいポイント
車の購入を検討するにあたり、コスパの良さを判断したい場合には、購入時の初期費用はもちろん、車の品質も検討し、総合的に判断することが必要です。
では、具体的にはどこに注目してコスパを考えればいいのでしょうか。ここでは、コスパのいい車を選ぶ際に確認したいポイントをご紹介します。
車両本体価格と品質のバランス
コスパのいい車を選ぶ上で大切なのは、車両本体価格と品質のバランスを見ることです。最も良いのは低価格かつ高品質な車を購入することでしょう。
ただ、品質が高くなるとその分価格も上がってしまうため、車の購入にかけられる予算を踏まえて、バランスを考えることが重要です。
購入後の維持費
購入後の維持費をなるべく抑えられる車もコスパがいいといえるでしょう。車を3年、5年と利用していく上で、ガソリン代や車検代、メンテナンス代といった維持費はどうしてもかかってきます。車両本体価格がある程度高くても、維持費を抑えられれば結果的にコスパ良く車を利用できることになります。
コスパのいい車生活を送るには、維持費が毎月の支払いに含まれ、初期費用も不要なカーリースの利用がおすすめです。ずっと定額で先々までの支払いが見通しやすい上、月額料金10,000円台からというコスパの良さはメリットといえるでしょう。
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コスパのいい車が欲しい!新車と中古車どちらがおすすめ?
コスパのいい車を見つけるときにまず悩むのが、新車と中古車のどちらを選ぶべきかという点でしょう。購入費用の安さだけを考えるなら中古車に軍配が上がりますが、そこにばかりとらわれてはいけません。
維持費や品質面にも目を向け、この先に出てくる可能性のあるデメリットも知ることが大切です。それらを把握し、自分にとっての優先順位やコスパの良さをよく比較しながら、どちらを選ぶといいかの判断に役立てていきましょう。
〈新車と中古車の特徴〉
新車 | 中古車 | |
---|---|---|
メリット | 維持費を抑えやすい | 新車よりも安い |
デメリット | 購入費用が高くなりがち | 維持費が高くなりがち |
コスパ良く維持したいなら新車がおすすめ
資金にある程度余裕がある方なら新車がおすすめです。新車には、エコカー減税の恩恵を受けられたり、年々燃費性能が向上していることからガソリン代などの維持費を抑えられたりといったメリットがあります。
初期費用こそかかりますが、その後の車の維持にあたっては、経年劣化などを考慮すると中古車ほどメンテナンス面で大きな出費に悩まされることは少ないため、新車のほうがコスパはいいといえるでしょう。
購入費用を抑えてコスパのいい車に乗るなら中古車がおすすめ
中古車は新車よりも車両本体価格が安いのが魅力です。中でも未使用車などを狙えば、購入費用を抑えつつ品質も良い、コスパのいい車を手に入れることができます。
ただし、年式の古い中古車はエコカー減税が受けられなかったり、メンテナンス代がかさんでしまったりするなど、維持費が高くなってしまう傾向がある点に注意が必要です。
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コスパのいい車を選ぶ際におすすめの新車の特徴
先にご紹介したように、維持費を考慮しつつ長い目で見てコスパのいい車を選ぶなら新車がおすすめです。しかし、一口に新車を選ぶといっても、車両本体価格以外にどのような部分に注目すればよいのでしょうか。
ここでは、コスパのいい新車を選ぶために知っておきたい3つのポイントを解説します。
維持費の安さを求めるなら軽自動車
新車の中でも、軽自動車は維持費を抑えやすいでしょう。毎年の軽自動車税(種別割)は一律10,800円と、排気量によって税額が変わる普通車と比較すると圧倒的に安いです。また、軽自動車は普通車に比べ車体が軽いので燃費の良い車が多く、ガソリン代も節約できます。
このほか、高速道路料金や車検・メンテナンス費用、自動車保険(任意保険)料なども普通車より安い場合が多く、例えば車検1回分の費用相場は軽自動車が約65,000円なのに対し、コンパクトカーでは約90,000円です。あらゆる維持費の面で軽自動車はコスパのいい車といえるでしょう。
エコカー減税など、税制に優遇のある車
新車を購入するなら、エコカー減税など税制に優遇のある車かどうかを確認して選ぶのがおすすめです。
車を購入するときにかかってくる税金は、自動車税(種別割)、自動車重量税、環境性能割、消費税がありますが、エコカー減税が適用される車種では自動車重量税が免除になり、燃費がいい車は環境性能割も非課税になります。
同じ価格の車だとしても、減税対象かどうかで支払額が年間で数万円違うということもあるので、税制面で優遇を受けられる車はコスパがいいといえます。
人気車種やボディカラーなど市場価値の高い車
新車購入時には維持費だけでなく、乗換え時に買取りに出すことを考え、市場価値の高さも視野に入れるといいでしょう。人気車種や人気のボディカラーなど、需要の高い車は数年経っても下取り価格が落ちづらい傾向があります。
車は買って終わりではなく、乗換え時には売却することになるので、下取り価格が高くなりそうな車を選ぶのもコスパのいい車選びのひとつの方法です。
【2023年最新】コスパのいい新車ランキングTOP10
コスパのいい車の選び方がわかったところで、ここからは各車の販売台数や人気調査から独自に算出したランキングを基に、編集部おすすめのコスパのいい車種をご紹介します。
なお、ここではそれぞれの新車販売価格と、カタログ燃費(WLTCモード)から算出した10年間のガソリン代の合計価格を基にランキングを作成しました。
〈ガソリン代と販売価格の合計が安い順にランキング〉
順位 | メーカー・車種 | カタログ燃費 | 10年間でかかる ガソリン代の目安 | 販売価格 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | スズキ「アルト」 (ガソリン) | 25.2km/L | 80万円 | 94万3,800円 | 174万3,800円 |
(マイルドハイブリッド) | 27.7km/L | 72万7,798円 | 109万7,800円 | 182万5,598円 | |
2位 | スズキ「ワゴンR」 (ガソリン) | 24.4km/L | 82万6,230円 | 121万9,900円 | 204万6,130円 |
(マイルドハイブリッド) | 25.2km/L | 138万6,000円 | 80万円 | 218万6,000円 | |
3位 | ダイハツ「タント」 | 22.7km/L | 88万8,106円 | 138万6,000円 | 227万4,106円 |
4位 | ダイハツ「タフト」 | 21.4km/L | 94万2,056円 | 135万3,000円 | 229万5,056円 |
5位 | スズキ「スペーシア」 (マイルドハイブリッド) | 22.2km/L | 90万8,108円 | 139万4,800円 | 230万2,908円 |
6位 | ホンダ「N BOX」 | 21.2km/L | 95万943円 | 144万8,700円 | 239万9,643円 |
7位 | 日産「ルークス」 (マイルドハイブリッド) | 20.9km/L | 96万4,593円 | 146万3,000円 | 242万7,593円 |
8位 | トヨタ「ヤリス」 (ガソリン) | 20.2km/L | 99万8,020円 | 147万円 | 246万8,020円 |
(ハイブリッド) | 36.0km/L | 56万円 | 201万3,000円 | 257万3,000円 | |
9位 | トヨタ「アクア」 (ハイブリッド) | 35.8km/L | 56万3,128円 | 199万7,000円 | 256万128円 |
10位 | トヨタ「ルーミー」 | 18.4km/L | 109万5,652円 | 156万6,500円 | 266万2,152円 |
*2022年1~12月の「軽四輪車 通称名別 新車販売確報」(一般社団法人全国軽自動車協会連合会)、「乗用車ブランド通称名別順位」(一般社団法人日本自動車販売協会連合会)による販売台数や2023年2月20日時点での自動車情報各サイトの人気ランキングを基に、カルモマガジン編集部が独自に算出した人気ランキング上位20車種を対象としています。
「石油製品小売市況調査」(資源エネルギー庁)2023年1月調査のレギュラーガソリン全国平均価格168円/Lを用い、各車種のエントリーモデルがカタログ燃費(WLTCモード)で月間1,000km走行することを想定して算出した10年分のガソリン代の目安と、販売価格を合わせた金額で安い順にランキングを作成し、上位10位までをまとめています
このように、コスパのいい車種には軽自動車やコンパクトカーが目立ちます。各車種の特徴と併せて詳しく見ていきましょう。
1位. スズキ「アルト」
スズキ「アルト」は、コンパクトサイズのボディとシンプルで飽きのこないデザインが魅力です。ただシンプルなだけではなく、時代に合わせた安全性能はしっかりと備えています。
マイルドハイブリッドシステム搭載モデルと非搭載モデルがありますが、どちらもガソリン代と車両価格の合計金額で最高のコスパとなりました。特に、ハイブリッド搭載モデルの燃費性能は、ガソリン・ハイブリッド軽自動車クラストップ*の27.7km/L(WLTCモード)を誇っています。
通勤などで日常的に長距離を走行する方にとって、非常にコスパのいい車といえるでしょう。
*2022年12月現在、スズキ調べ
2位. スズキ「ワゴンR」
トールワゴンタイプの軽自動車、スズキ「ワゴンR」は、広さ、使い勝手、安全性能のそろったバランスの良さが魅力です。マイルドハイブリッドシステム搭載車は、全高1,550mm以上の軽ワゴンでNo.1燃費性能*の25.2km/L。非搭載車でも24.4km/Lを実現しています(WLTCモード)。
衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱抑制機能といった安全機能、コンパクトカーに匹敵する走行性能を備えながら、軽自動車ならではの税金や維持費の安さの恩恵を受けられる点でもコスパがいいといえます。
*2022年8月現在、スズキ調べ
3位. ダイハツ「タント」
軽自動車だけに燃費面、税金面でのコスパの良さはもちろんのこと、ダイハツ「タント」の特徴といえばやはり「ミラクルオープンドア」が挙げられるでしょう。助手席側のセンターピラー(前席と後席のあいだにある支柱)をなくした広い開口部は乗降や荷物の積込みに便利です。
ほかにも、自由な車内移動ができる「ミラクルウォークスルーパッケージ」、運転席に座ったまま後席までシートがスライド可能な世界初のロングスライドレールも魅力です。
安全面でも、17種類もの予防安全機能を持つ「スマートアシスト」が標準装備されており、運転サポート車の最上位クラス「サポカーSワイド」に該当しています。
4位. ダイハツ「タフト」
街乗りもオフロードも両方楽しめるクロスオーバーとして人気のダイハツ「タフト」。大きな荷物や背の高い荷物を積み込めるよう、細かく配慮された車内空間は使いやすさ抜群です。フロントのガラスルーフはその特徴的なデザインもさることながら、広い視界をキープできるため、安全面でも一役買っています。
燃費面では軽量化を図ることで21.4km/L(WLTCモード)という数値を実現し、コスパの良さを感じさせてくれる一方、軽自動車とは思えない悪路での力強い走りにも頼もしさがあります。
また、3位のタントと同様「スマートアシスト」を搭載しており「サポカーSワイド」に該当。先進の安全機能を備えている点も安心です。
5位. スズキ「スペーシア」
ファミリーに人気のスズキ「スペーシア」は、モーターがエンジンをアシストする「マイルドハイブリッドシステム」を採用しており、22.2km/L(WLTCモード)の低燃費な走りを実現しています。
子供が立ったまま着替えができたり、シートアレンジにより、自転車やサーフボードなど大きさや長さがネックになりやすい荷物を載せることができたりするのも、広い室内空間を持つスペーシアならでは。
そのほか、誤発進抑制機能やふらつき警報などの予防安全技術を持った「スズキ セーフティ サポート」が全車に標準装備されています。
6位. ホンダ「N BOX」
ホンダ「N BOX」は2022年の軽自動車国内販売台数で第1位*となり、8年連続首位を記録している大人気の軽スーパーハイトワゴンです。走りを追求しながらも燃費の良さも両立させ、軽量化したボディに高性能なトランスミッションやサスペンションを備えることで、21.2km/L(WLTCモード)という低燃費で優れた走行性能に加え乗り心地の良さも実現しています。
安全面では、運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能などで予防安全性能を高めており、「サポカーSワイド」に該当しています。
*2022年1月~2022年12月の登録車を含む国内新車販売台数第1位(全軽自協・自販連調べ)
7位. 日産「ルークス」
日産と三菱の合弁会社が開発していた「デイズルークス」を皮切りに、現在は日産の設計となった日産「ルークス」。軽自動車を開発したことがなかった日産が手掛けたため、室内の質感や乗り心地は軽自動車のレベルを超えた仕上がりともいわれています。
スマートシンプルハイブリッドを採用し、低燃費でありながらも、気持ちの良い加速と坂道などでの走りの良さも両立させました。
安全面では日産の先進安全技術である運転支援技術「プロパイロット」を装備するほか、グレードによっては車両を上空から見下ろしたような画角が見られる「インテリジェント アラウンドビューモニター」も備え、駐車時も安心です。
8位. トヨタ「ヤリス」
洗練されたデザインと上質な乗り心地が魅力のトヨタ「ヤリス」は、国内外でもトップレベルの人気をキープし続ける注目のコンパクトカーです。
コンパクトカーの中でもトップレベルの走行性能を持つヤリスは、コスパのいい車を求めつつも走る楽しみをあきらめたくない方に特におすすめです。特に「HYBRID X」モデルは、マイルドハイブリッドの搭載によってアクアをしのぐ燃費性能を叶えており、エコカー減税対象車ともなっています。
9位. トヨタ「アクア」
ハイブリッド専用モデルである、トヨタのコンパクトカー「アクア」。これまでのニッケル水素電池よりコンパクトな「バイポーラ型ニッケル水素電池」を世界で初めて採用したことで初代の2倍の出力が可能となり、カタログ燃費ではガソリン乗用車コンパクトクラストップ*の35.8km/L(WLTCモード)を実現。燃費の向上に大きく貢献しました。
加えて、最新の予防安全パッケージである「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が標準装備され、交差点右左折時の事故防止やふらつき運転防止などに対応しています。
*2021年7月現在、トヨタ自動車(株)調べ
10位. トヨタ「ルーミー」
軽自動車の使い勝手とコンパクトカーの余裕ある空間が合体したコンパクトトールワゴンのルーミー。ボディサイズも軽自動車に比べ一回り大きい程度のため、運転に不慣れな方でも扱いやすいでしょう。後部座席のスライドドアも両側にあり便利です。
ハイブリッドの設定はありませんが、その分車両本体価格は低く、かつ低燃費であることから、同等クラスのハイブリッド車を抑えてのランクインとなりました。また、ダイハツ「トール」のOEM車のため、ダイハツが採用している先進安全装備「スマートアシスト」が全車に標準装備されています。
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コスパのいい中古車を選ぶ際に注目するポイント
中古車でコスパのいい車を探すのは簡単ではありません。同じ車種でも、状態によって10万円から300万円というように販売価格に幅があり、燃費性能もそれまでその車を使っていた方の乗り方に影響を受けるため、良質な車の見極め方に迷う方も多いでしょう。
そこで、以下ではコスパのいい中古車を選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介しましょう。
走行距離と年式
コスパのいい中古車を選ぶ際は走行距離が10万km以下のものを選ぶようにしましょう。エンジン寿命は走行距離10万km程度が目安といわれており、10万kmを超えてしまうと、故障リスクが高まり、修理費用が大きくかかる可能性があります。
また、年式が古すぎる車もおすすめできません。特に新車登録から13年以上経っている車は、自動車重量税が普通車で約40%、軽自動車で約24%増税されます。なるべく維持費を抑えられるコスパのいい車に乗りたいなら走行距離10万km以下で新車登録から13年未満の車を選ぶのがおすすめです。
車検期限
車は車検を受けなければ公道を走れません。そのため、仮に中古車を購入しても車検が残っていなければ、自身で車検に出す必要が出てきます。車検費用は数万円から場合によっては数十万円かかるため、せっかく新車よりもコストを抑えて購入できても、すぐに大きな出費となってしまいます。
コスパのいい中古車を探す場合は、購入後すぐに車検が必要かどうかにも注目するといいでしょう。
値下がりしにくい車種
中古車だからといって買取りに出せないことはありません。 中古車を購入しても数年で乗り換える場合、買取価格を落とさずに売却できることもあります。高値で売却できる車なら、コスパ良く乗ることができます。
市場を分析して人気のある車種やカラーを見定めたり、オプションや先進機能の有無を見たりしておくのも大切です。新車時に純正の人気オプションがつけてある車や、安全性能の高い先進機能がついている車は、査定の際に高い評価をもらえる可能性が高くなります。
そのような人気が高い車種は購入時の費用が少し高くなりますが、短期間で乗り換えるなら元が取れる可能性も高く、コスパのいい乗り方ができるでしょう。
また、自分が今乗っている車もいつか売ることを考え、車を傷付けないよう気を付ける、エンジン等の性能を著しく落とさないよう丁寧な運転を心掛けるというのも、普段からできることとして気に留めておくといいかもしれません。
【2023年最新】コスパのいい中古車おすすめ5選
先に述べたように、それぞれ状態が異なる中古車で、コスパのいい車はどのメーカーのどのような車種なのかという具体的な指標を出すことは困難です。とはいえ、コスパのいい車種の目安は知りたいもの。そこで、人気中古車ランキング上位10車種の1年間にかかる維持費を算出し、安い順に5車種をご紹介しましょう。
〈人気中古車を維持費が安い順にランキング〉
順位 | メーカー・車種 | カタログ燃費 | ガソリン代 (年間) | 各種税金などの 維持費 | 合計 (1年間でかかると想定される維持費の目安) |
---|---|---|---|---|---|
1位 | スズキ「ハスラー」 | 25.0km/L | 80,640円 | 38,965円 | 11万9,605円 |
2位 | ダイハツ「タント」 | 22.7km/L | 88,811円 | 38,965円 | 12万7,776円 |
3位 | トヨタ「プリウス」 | 28.6km/L | 70,490円 | 87,405円 | 15万7,895円 |
4位 | スズキ「ジムニー」 | 16.6km/L | 121,446円 | 38,965円 | 16万411円 |
5位 | トヨタ「ヴォクシー」 (ハイブリッド) | 23.0km/L | 87,652円 | 87,405円 | 17万5,057円 |
*2023年2月20日時点の中古車自動車情報各サイトの人気ランキングを基に、カルモマガジン編集部が独自に算出した人気ランキング上位10車種を対象とし、上位5車種を掲載しています
ガソリン代と維持費については「石油製品小売市況調査」(資源エネルギー庁)2023年1月調査のレギュラーガソリン全国平均価格168円/Lを用い、各車種のエントリーモデルがカタログ燃費(WLTCモード)で月間1,000km走行することを想定して算出した1年分のガソリン代の目安と自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)、車検時に支払う自動車重量税・自賠責保険料・車検基本料をそれぞれ1年分とした場合の金額を合計しており、ここには自動車保険(任意保険)料、駐車場代、メンテナンス費用は含みません
このように、中古車ではスズキ「ハスラー」が最もコスパがいい車という結果になりました。いずれの車も維持費が優秀なだけでなく、性能やデザインも魅力的な人気の車です。それぞれ詳しく見ていきましょう*。
*各車種、新車の画像を掲載しています
1. スズキ「ハスラー」
〈ハスラーの年間維持費〉*
カタログ燃費 | 25.0km/L |
ガソリン代(年間) | 80,640円 |
軽自動車税(種別割) | 10,800円 |
自動車重量税 (1年分) | 3,300円 |
自賠責保険料 (1年分) | 9,865円 |
車検基本料 (1年分) | 15,000円 |
年間維持費の目安 | 11万9,605円 |
*自動車保険(任意保険)料、駐車場代、メンテナンス費用は除く
スズキ「ハスラー」は、街乗りにもアウトドアにも使える軽クロスオーバーSUVとして人気が高く、中古車市場にも多く流通しています。税金や車検費用の安い軽自動車であることと燃費性能の高さから、年間維持費の目安が11万9,605円となりコスパのいい中古車ランキング1位に輝きました。
2020年発売のモデルは中古車価格が高いものの、最新の安全性能の充実した車を新車より安く購入できコスパ優秀です。また、安さを重視するなら初代モデルを狙ってもいいでしょう。
2. スズキ「タント」
〈タントの年間維持費〉*
カタログ燃費 | 22.7km/L |
ガソリン代(年間) | 88,811円 |
軽自動車税(種別割) | 10,800円 |
自動車重量税 (1年分) | 3,300円 |
自賠責保険料 (1年分) | 9,865円 |
車検基本料 (1年分) | 15,000円 |
年間維持費の目安 | 12万7,776円 |
*自動車保険(任意保険)料、駐車場代、メンテナンス費用は除く
コスパのいい新車で3位にランクインしているダイハツ「タント」は、中古車でも第2位に輝き、人気車種であることがうかがえる結果となりました。流通している中古車数も多いので選択肢も豊富です。
先進安全装備も年々向上していますが、それらの性能にどこまでこだわるかで、グレードや年式を選ぶことをおすすめします。そこにこだわらないのであれば、旧型モデルなら50万円以下あたりのラインナップも見つかるでしょう。
3. トヨタ「プリウス」
〈プリウスの年間維持費〉*
カタログカタログ燃費 | 28.6km/L |
ガソリン代(年間) | 70,490円 |
自動車税(種別割) | 36,000円 |
自動車重量税 (1年分) | 16,400円 |
自賠責保険料 (1年分) | 10,005円 |
車検基本料 (1年分) | 25,000円 |
年間維持費の目安 | 15万7,895円 |
*自動車保険(任意保険)料、駐車場代、メンテナンス費用は除く
ハイブリッド車の先駆けであるトヨタ「プリウス」の中古車は、低燃費な車を安く購入したい方におすすめです。5人乗りのセダンで走行性や静寂性に優れ燃費性能も非常に優秀なプリウスは、人気車種であることから中古車市場の流通量も多く、好みに合う車を安く見つけやすいでしょう。
普通車のため税金などは軽自動車に比べて高くなりますが、それを補って余りある燃費性能はコスパのいい車と呼ぶにふさわしいといえます。
4. スズキ「ジムニー」
〈ジムニーの年間維持費〉*
カタログ燃費 | 16.6km/L |
ガソリン代(年間) | 12万1,446円 |
軽自動車税(種別割) | 10,800円 |
自動車重量税 (1年分) | 3,300円 |
自賠責保険料 (1年分) | 9,865円 |
車検基本料 (1年分) | 15,000円 |
年間維持費の目安 | 16万411円 |
*自動車保険(任意保険)料、駐車場代、メンテナンス費用は除く
スズキ「ジムニー」は、軽自動車でありながらオフロードでも力強い走りを発揮する本格派SUVとして唯一無二の人気を誇ります。特に2018年にフルモデルチェンジされた現行型は入手困難になるほどです。
また、現行型・旧型ともに自分好みにカスタムをした車が多く、それが中古車市場にも出回っている点も注目されています。気に入ったカスタマイズがされているものを入手できれば、かなりお得といえるでしょう。
ジムニーはハイブリッド車ではないため燃費性能は高くないものの、軽自動車ならではの維持費の安さが魅力です。旧型でも維持費はそれほど変わらないので、コスパを求めるなら併せて検討してみましょう。
5. トヨタ「ヴォクシー」
〈ヴォクシーの年間維持費〉*
カタログ燃費 | 23.0 km/L |
ガソリン代(年間) | 87,652 円 |
自動車税(種別割) | 36,000円 |
自動車重量税 (1年分) | 16,400円 |
自賠責保険料 (1年分) | 10,005円 |
車検基本料 (1年分) | 25,000円 |
年間維持費の目安 | 17万5,057 円 |
*自動車保険(任意保険)料、駐車場代、メンテナンス費用は除く
ミニバンの国内主力モデルである2Lミドルクラスにおいて、最も販売台数が多い人気車種がトヨタ「ヴォクシー」です。ガソリン車とハイブリッドの両ラインナップがあり、年間維持費面でコスパに優れているのはやはりハイブリッドでした。
ガソリン車のカタログ燃費は15.0km/L(WLTCモード)ですが、車両本体価格やその他の装備と天秤にかけた上で、購入モデルを決めるといいでしょう。
コスパのいい中古車に乗るなら、月々10,000円台から利用できる定額カルモくんがおすすめです。
扱っている中古車は、大手中古車販売店の品質評価基準4点以上の良質な中古車ばかり。「未使用車がいい」「多少古くてもコストを抑えたい」など、要望に合わせて全国4,000台以上の在庫からぴったりの車を提案してもらえます。
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車の買い方や乗り方もコスパに影響する
価格や維持費を細かく見てコスパを考えることは重要ですが、それだけにこだわる必要はありません。仮に、乗りたいと思っている車の価格がコスパの面ではあまり良くなかったとしても、購入を一括払いにするかローンにするか、また、ローンなら何年契約にするのかなどでコスパの良し悪しはかなり変わります。
さらに、手持ちの資金や今後の経済状況など、個人個人の事情によっても、どの方法ならコスパがいいといえるのかは異なってくるでしょう。
ここでは、コスパを悪くしないために見るポイントや、コスパのいい車の入手方法について詳しく見ていきます。
ローンでの購入はコスパを下げる原因に
車を購入する方のほとんどが、ローンの利用を検討するでしょう。しかし、ローンを組んで購入するのはコスパを下げる原因にもなるため注意が必要です。
例えば170万円の新車を購入する場合を考えましょう。
初期費用を抑えるため「頭金なし・ボーナス払いなし」で、170万円の車で金利8%の5年ローンを組むとします。その場合、月々の返済額は34,470円となり、車両本体価格だけでも総額206万8,200円になってしまいます。
ローンを組むだけで37万円近くの利息が発生し、さらに、ここに自賠責保険料や自動車税(種別割)なども都度支払わなければならないため、かなりコスパが低くなるといえるでしょう。
カーリースならコスパ良く新車に乗れる
車の乗り方を変えるだけで、コスパを良くすることができます。その方法が、カーリースです。
カーリースは契約時にあらかじめ将来の車の下取り価格である残価を設定し、本体価格から残価を差し引きます。そのため、購入するよりも負担する車両本体価格を抑えられ、コスパ良く利用することができます。
また、カーリースでは各種税金や自賠責保険料などが月額料金にコミコミになっており、頭金などの初期費用も用意する必要がありません。月々定額の料金だけで新車に乗り始められるので、負担を最小限に抑えることができるでしょう。
カーリースを選んだ方からもコスパの良さが評価されている
「おトクにマイカー 定額カルモくん」が全国の男女2,162人を対象に行った個人向けカーリースに関するインターネット調査*で、カーリースを利用してみたいと答えた方にその理由を聞くと、「コスパが良さそうだから」という理由が1位と全体の約半数の割合を占めることがわかりました。
このほかにも、便利そう、管理が楽そうなど、月々の料金を支払うだけで車に乗れるというメリットが高く評価されています。
また、これまで価格を理由に中古車を選んでいた方やローンの審査に通らなかった方でも、カーリースなら新車に乗れたというケースも多数報告されています。
*定額カルモくんが2021年4月18日~4月30日に、全国の男女2,162人を対象として行った個人向けカーリースに関するインターネット調査
カーリース人気は急上昇中
メリットが大きいカーリースを選択する方は年々増加しており、特にここ数年の伸びは著しいものがあります。近年は個人向けカーリースを扱う企業が増え、価格競争によってコスパのいいプランを利用しやすくなったことも利用者増加の要因といえるでしょう。その中でも特にコスパの良さで注目されているサービスについて、次項でご紹介します。
月々10,000円台から新車に乗れる!コスパのいいおすすめサービス
サービス競争の激化するカーリースの中でも、特にコスパがいいと注目されているサービスが「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。定額カルモくんは、人気の新車に月額10,000円台からの安さで乗ることができる上、車種やプランの選択肢も豊富でサービス面でも高く評価されています。その理由を詳しく見ていきましょう。
安さと充実のサービスを両立して専門家からもコスパがいいと評判!
定額カルモくんは専門家が選ぶカーリースにおいて、3つの指標でNo.1の評価を獲得しています*。中でも、ファイナンシャルプランナーによる「コストパフォーマンスが高いと思うカーリース」で1位を獲得した実力は特に注目したいポイントです。
コスパの評価が高い理由は、業界最安水準の月額料金で新車に乗れるだけでなく、7年以上の契約で走行距離制限なし、最後に車をもらえるなど、購入したときと同じように自由に車に乗れるプランが用意されているからです。
カーリースに付き物だった車の利用制限や追加精算のリスクから解放されるので、安心してカーライフを楽しめるでしょう。
*【出典】調査方法:インターネット調査■調査期間:2022年12月15日(木)~12月19日(月)■調査概要:「カーリース」10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査■調査対象:男女、18-69 歳、全国、*¹ファイナンシャルプランナー107s、*²カーリース利用経験者 231s、*³カーディーラー勤務者100s■調査実施:株式会社ドゥ・ハウス■比較対象企業:「カーリース」でのGoogle検索 検索上位10社(2022年12月13日15時時点) ※個人向けカーリースのみ ※記事、広告、まとめサイトを除く
コスパのいい車に月々いくらで乗れる?
定額カルモくんではどのくらいのコストで新車を利用できるのか、コスパのいい新車ランキング上位10車種の通常月額料金と、車検やメンテナンスを含めた場合の月額料金をご紹介しましょう。
〈コスパのいい車の月額料金一覧表〉
メーカー・車種 | 月額料金 | 月額料金 (車検基本料・メンテナンス費用込み) |
---|---|---|
スズキ「アルト」 (ガソリン) | 14,030円~ | 17,370円~ |
スズキ「アルト」 (マイルドハイブリッド) | 15,460円~ | 18,800円~ |
スズキ「ワゴンR」 (ガソリン) | 15,680円~ | 19,020円~ |
スズキ「ワゴンR」 (マイルドハイブリッド) | 17,550円~ | 20,890円~ |
ダイハツ「タント」 | 18,760円~ | 22,100円~ |
ダイハツ「タフト」 | 18,430円~ | 21,770円~ |
スズキ「スペーシア」 (マイルドハイブリッド) | 16,670円~ | 20,010円~ |
ホンダ「N BOX」 | 18,100円~ | 21,440円~ |
日産「ルークス」 (マイルドハイブリッド) | 17,880円~ | 21,220円~ |
トヨタ「ヤリス」 (ガソリン) | 22,170円~ | 26,020円~ |
トヨタ「ヤリス」 (ハイブリッド) | 28,220円~ | 32,070円~ |
トヨタ「アクア」 (ハイブリッド) | 27,670円~ | 31,520円~ |
トヨタ「ルーミー」 | 24,040円~ | 27,890円~ |
※2023年2月22日時点の情報
このように、定額カルモくんでは、最もコスパのいい車なら車検やメンテナンス込みでも月々16,160円から利用できます。また、カーリースは維持費やリセールバリューも包括した料金設定なので、車にかかる費用が一目瞭然です。
なお、安さ重視でユーザー車検などを利用するつもりであれば、車検基本料やメンテナンス費用は含まない通常プランで月額料金を抑えるのも有効な手段です。
顧客対応満足度98.9%*!コスパの良さを実感している方の口コミ
定額カルモくんのコスパの良さは、月額料金の安さだけではなく顧客対応満足度の高さからもうかがえます。コスパに関する利用者の口コミをご紹介しましょう。
引越しで出費がかさむタイミングだったので、まとまったお金がいらないカーリースは魅力的でした。定額カルモくんは新車なのに料金が安いし、メンテナンスが全部定額で何かあったらフォローしてくれるのも心強いですよね。経済的な不安やストレスがないので、購入するより多少高くなったとしても、カーリースのほうがコスパはいいと思います。
維持費を考えると、ローンでも新車はキツイかなと思っていたんです。でも定額カルモくんはとにかく安くて、毎月決まった金額だけでいいので予算内で新車を手に入れることができました。走行距離制限も気にならないし、何より自分だけの車に乗れて生活の幅が広がりましたね。
車検の時期が近づいても費用の心配がいらないというのがありがたいですね。今乗っている車は燃費も良くて、維持費がだいぶ安くなりました。定額カルモくんにはもっとメンテナンスが充実したプランもあるけど、長く車に乗っていると自分でできる部分も多いので、安いプランでコストを抑えられて満足です。
利用者の方々の声にもあるように、維持費やメンテナンス費を含んだ金額でも月々の支払い負担が少なく済む点が、定額カルモくんを利用するうえでの大きな魅力となっています。
定額カルモくんには、たった5分の入力で完了する「お試し審査」が用意されており、気になったらすぐにオンラインで審査に申し込める点もお手軽と好評です。
結果は通常、翌営業日にはわかるというスピーディさ。もちろん、審査をしても契約は必須ではありません。希望にぴったりのプランがないか、試しにのぞいてみるのもいいでしょう。
*2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート
自分にぴったりのコスパのいい車で充実したカーライフを送ろう
コスパのいい車を求めるなら、税金や燃料費といったランニングコストも視野に入れて自分に合った車を探してみましょう。とはいえ、自分にとってコスパのいい車と感じる条件は、車の使い方やこだわりによっても異なります。どのような車を選べばいいか迷ったときは、車の専門家のアドバイスを受けるのもおすすめです。
定額カルモくんなら、カーリースや車に関する相談が無料でできる「マイカーコンシュルジュ」が常駐しており、希望の予算や条件に合わせてぴったりの車を提案してもらえます。
まずはオンラインで簡単にできる「お試し審査」の結果を参考に、最もコスパのいい車の乗り方を気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
わかりやすい資料があります!
カーローンとカーリースの比較、素朴な疑問への回答など、詳しくご紹介しています。
よくある質問
Q1:新車と中古車でコスパがいいのは?
A:購入する方の状況によってコスパの良さは分かれます。購入資金にゆとりがある方なら、税金の優遇を考えて新車の現金一括購入が最もコスパが高い方法でしょう。しかし、資金が限られている方の場合は、新車をローンで購入するよりも、中古車を購入したほうが長い目で見て高コスパといえます。
Q2:コスパのいい新車を選ぶときは何を基準にしたらいいの?
A:車両本体価格だけでなく、維持費や税制優遇、リセールバリューを考慮しましょう。例えば、軽自動車は毎年の税金が安く、メンテナンス費や燃料費も普通車に比べコストがかかりにくいです。トータルコストを吟味し購入しましょう。コスパのいい新車ランキングはこちらでご紹介しています。
Q3:車にコスパ良く乗るおすすめの方法は?
A:税金や車検といった維持費込みの月額制で利用できるカーリースがおすすめです。中でもコスパの良さが高く評価されている定額カルモくんは、月額料金が業界最安水準にもかかわらず、7年以上の契約で走行距離無制限、車をもらえて、マイカー感覚で自由に車を楽しめると注目されています。
※この記事は2023年2月1日時点の情報で制作しています