「車は欲しいけど、まとまったお金がない」、「月々の家計に車のローン返済額が加わるのは不安」といった理由で、車に安く乗りたい場合があるでしょう。車はたしかに便利ですが、かかる費用が大きく、気軽に購入できるものではありません。
そこで、ここでは車に安く乗る方法をいくつかご紹介していきます。
- 車に安く乗るには車が安くなる時期を狙う、ローンを慎重に選ぶなどの方法がある
- 車に安く乗るならカーリースを利用するのもおすすめ
- カーリースであれば月々定額の利用料金で新車に乗ることができる
車に安く乗るにはどのような方法がある?
車に安く乗る方法は、いくつかあります。具体的には、次のようなものが挙げられます。
<車に安く乗る方法>
- 新車を安く買える時期を狙う
- ローンを慎重に選ぶ
- 中古車を買う
- 維持費を抑える工夫をする
- カーシェアやレンタカーを使う
- カーリースを利用する など
ここからは、自動車整備士・危険物取扱者などの資格を持つクルマ専門家・若林由晃さんに、それぞれの方法を解説してもらいましょう。
車を安く買える時期を狙う
車には、年に数回、安く買いやすくなるタイミングがあります。一般的に、決算期にあたる3月や9月のほか、ボーナス時期である7月・12月も車の大幅な値下げが行われることが多くなります。すぐに車を購入する必要がなければ、そうした時期を狙うのがおすすめです。
また、車がモデルチェンジされる時期を狙うのも方法のひとつです。車を販売するディーラーは、モデルチェンジまでに現行モデルを販売してしまいたいと考えるため、モデルチェンジの前は車が値引きされることが増えるためです。

「ここでご紹介しているのは新車についてですが、中古車も安く買える時期があります。例えば、冬のボーナスや新年の「初売り」で新車が売れた後の1~3月には、下取りに出された中古車が市場に多く出回るため、中古車が安くなる傾向があります」
利用するローンを慎重に選ぶ
車を購入する際、多くの方がローンを利用しますが、ローンにはいくつか種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
例えば、中古車販売店などが展開する自社ローンは、販売店が立て替えた車の購入代金を、利用者が分割で支払うシステムで、金利がないことがメリットです。しかし保証料や手数料がかかる場合が多く、一般的なローンよりも支払総額が高くなる可能性があるというデメリットがあります。
また、銀行系ローンは比較的低金利であるため、利息が少なくて済むメリットがありますが、審査が厳しいというデメリットもあります。
一方、ディーラーローンは審査に比較的通りやすいメリットがあるものの、金利は高めで利息が高くなり、総返済額も上がってしまう点がデメリットです。
そのほか、残価設定ローンという、車の残価をあらかじめ設定し、車両本体価格から差し引いた金額で組むローンもあります。
このように、ローンによって審査の難易度や返済額が変わるため、自分にはどのローンが合っているのか、メリットとデメリットを確認しながら慎重に選びましょう。

「残価設定ローンは残価分の金額を契約終了時まで据え置くため、毎月の返済額を抑えられることがメリットですが、契約終了後に車をもらいたい場合には、残価を一括で支払わなければならないというデメリットもあることに注意が必要です」
中古車を購入する
中古車は一般的に新車よりも安いため、車に安く乗ろうと考えるのであれば、中古車の購入も選択肢となるでしょう。
しかし、安い中古車は走行距離が長かったり、年式が古かったりすることがあります。修理費がかさむ可能性があるため、注意しなければなりません。とはいえ、新車と同様の中古車はそれなりに高くなるため、車に安く乗るために中古車を購入する意味が薄れてしまいます。
このように中古車を購入する際は、車の状態と価格のバランスを見て選ぶことが大切です。

「中古車を購入する際は、サイト上で写真やキャプションどれほど豊富でも、メールや電話で話した内容だけでは車の状態を判断するのが難しいことが多いです。足を運べる距離に販売店があるのであれば、一度は現物を確認することをおすすめします」
維持費を抑える工夫をする
車の維持にかかる費用の中でも、税金や自賠責保険料は、決められた金額を支払わなければならないため、減額できません。できる方法としては、維持費が安い軽自動車やハイブリット車を選んだり、任意保険を見直したり、車検やメンテナンスを受ける場所を選んだり、安い駐車場を借りたりすることです。
もし取り入れられそうな方法があれば、取り入れて維持費を抑えましょう。

「維持費については、自動車税・軽自動車税(種別割)や自賠責保険料、車検費用など車を購入すると定期的にかかるコストは必ず必要なため、節約するのは難しいですが、燃料費や高速料金、駐車場料金といった生活スタイルによって変動するコストは工夫次第で節約が可能といえるでしょう」
レンタカーやカーシェアを使う
限られた時間しか車に乗らないのであれば、レンタカーやカーシェアの利用もおすすめです。レンタカーは時間単位や1日単位で、カーシェアは15分といった短時間でも利用できるのが特徴で、どちらも必要な時のみ利用でき、維持費がかからない点が最大のメリットです。

「レンタカーは、利用するたびに異なる車種に乗れたり維持費がかからなかったりしますが、あらかじめ決められた時間内に返却が必要で、過ぎた場合は追加費用がかかってしまいます。
カーシェアも維持費がかからないうえ24時間いつでも短時間から利用できますが、必ず借りた場所まで返しにいく必要があり、返却時間内に返さなければ追加費用がかかってしまう点はレンタカーと同様です。
このようにメリット・デメリットの両側面から、自分が使うシチュエーションと合わせて考えてみてください。
カーリースを利用する
カーリースはカーシェアやレンタカーに比べて契約期間が長く、マイカー感覚で利用できる一方、車を手に入れるためにまとまった初期費用がかからない、便利なサービスです。

「カーリースの利用に向いているのは、毎日車に乗らないにしても、週1~2回以上は車に乗るという方です。維持費も込みのリーズナブルな料金ながら、マイカーのように車を使うことができるので、おすすめです」
次の項目からは、お得に車に乗れるカーリースについて、より詳しくご説明します。
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車に安く乗る方法としてカーリースがおすすめの理由
車に安く乗る方法のなかでも、おすすめしたいのがカーリースの利用です。ここでは、お得に車に乗れるカーリースとはどのようなサービスなのか、詳しくご説明していきましょう。
カーリースとは?
カーリースは、サブスクリプション・サービスのように毎月決められた定額料金を支払うことで、自分の好きな新車を利用できるサービスです。車を購入するときのような初期費用が不要で、自分の好みの車種に、マイカー感覚で乗れる点が特徴です。
カーリースならどのくらい安く車に乗れる?
好みの新車に、マイカーのように乗れるカーリースは、新車の購入と比べると、どれくらい安くなるのでしょうか。新車を購入する場合とカーリースの場合で、それぞれ比較してみます。
〈ホンダ「N BOX」の費用比較〉 ※ベースグレード(車両本体価格164万8,900円)
カーリース* | 購入する場合** | |
---|---|---|
初期費用 | - | 10万8,100円 ※現金一括購入の場合は車両本体価格もプラス |
月々の支払い/返済(5年契約) | 35,650円~ ※基本プランは31,800円~ | 31,000円~ (初回は33,202円) ※現金一括購入なら不要 |
軽自動車税(種別割) | - | 10,800円(毎年) |
車検法定費用 ・自動車重量税 ・自賠責保険料 ・印紙代(指定工場) | 26,440円 (新車登録から3年後、 以降2年に1回) |
|
車検基本料 (相場) | - | 40,000~50,000円(新車登録から3年後、 以降2年に1回) |
メンテナンス費用 | - (月額料金に年間約40,000~ 60,000円分含まれている) ※メンテナンスプランの内容により別途費用がかかる | 0~50,000円 (1年間にかかる費用の目安) |
総額 | 約214万円 | 約247万円 ※現金一括購入なら約220万円 |
※2024年6月時点の情報です
*カーリースは、定額カルモくんのゴールドメンテナンスプランの場合で費用を算出
**月々の返済額は、ホンダ公式サイトでの見積もりシミュレーションの結果で、実質年率4.9%にて算出、自賠責保険料は25ヵ月で計算、車検基本料はホンダカーズ東京の公式サイトより、軽自動車の車検費用を参照し掲載しています
人気のホンダ「N BOX」を例に、現金一括払いやローンでの購入する場合とカーリースとでは、どれくらい違うのか調べてみました。5年間で車検1回、メンテナンス費用50,000円×4年という条件で総額を比較しています。
結果、現金一括での購入する場合は総額が約220万円、ローンで購入が約247万円、カーリースでは約214万円でした。カーリースは、現金一括購入やローン購入よりも費用を抑えて車に乗れるといえるでしょう。
カーリースなら車に安く乗れる理由とは?
ここからは、車を購入する場合と比べて、カーリースで車に安く乗れる理由を見ていきます。カーリースが安くお得な理由には、次のようなものが挙げられます。
頭金や初期費用が不要だから
新車を購入する場合、頭金をある程度入れることが一般的です。また、車にかかる各種税金や登録費用なども支払わなければならないため、初期費用としてまとまった金額を準備しておく必要があります。
一方、カーリースでは、各種税金や登録費用などが月額料金に含まれている場合が多く、初期費用を用意せずとも気軽に車に乗ることができます。
残価が設定されているから
「残価」とは、カーリースの契約満了時に想定される「市場価値」のことです。カーリースの月額料金は、車両本体価格からあらかじめ残価を引いた金額を契約期間で割って算出されています。
そのため、マイカーローンと比較すると、月々の費用を抑えて利用できるのです。
長く乗るほど月額料金が安くなるから
カーリースでは車両価格から残価を引いた上で月額料金を算出するため、長期間で契約するほど月額料金が安くなります。契約期間は、1年ごとに契約を選べたり、契約年数が決まっていたりと、カーリース会社によって異なります。
車の維持費を月額料金に含められるから
カーリースでは、会社によっては、車のメンテナンス費用や車検費用なども月額料金に含まれていることがあります。また、消耗品の交換まで含まれるようなメンテナンスプランに加入することで、車の維持費の多くを月額料金に含めることができる会社もあります。
【口コミ】カーリースを実際に利用している人に聞きました
実際にカーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」を利用している方々に、その魅力について伺いました。カーリースについて興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

初期費用がかからず、毎月定額なので家計管理もしやすいという面に惹かれ、カーリースを選びました。子供に学費がかかる時期でも負担を抑えつつ新車に乗れるなど、9年間車に関して大きな出費がなくなるのは安心です。

今の自分の収入では初期費用や維持費のハードルが高く、車の購入はあきらめていましたが、カーリースであれば費用や条件面を考えても新車に乗れると知って決めました。同世代は中古車に乗っている人が多い中、予算内でカッコいい車の上位グレードに乗れたのはうれしかったですね!

新車に乗れて、車検や税金を意識しなくて良い点に魅力を感じ、カーリースを選びました。予想しにくい車の維持費が定額になることで、家計管理がしやすくなったこともありがたいですね。
車に安く乗るためのカーリース選びのポイント
カーリースでは、サービスを提供する会社ごとに月額料金や条件が異なります。利用料金は安くても、自分のライフスタイルに合っていないサービスを選んでしまっては意味がありません。
車に安く乗れるカーリース選ぶにあたり、次のようなポイントに注目するといいでしょう。
月額料金と含まれる項目のバランスはどうか
カーリースの料金に含まれる項目は、カーリース会社によって異なります。中には、自賠責保険料が月額料金には含まれていないサービスもあります。
一方、月額料金の中に、任意契約の自動車保険やメンテナンスなどの費用が含まれている場合もあります。このようなケースでは、月額料金が高くなる傾向があります。
事前に月額料金に含まれる費用を確認し、自分にとって必要な費用を月額料金に含められるか確認しておくと良いでしょう。
ボーナス払いが必要かどうか
カーリース会社ごとに月額料金を比較する際には、ボーナス払いの有無に付いてチェックすることも重要です。ボーナス払いがあるカーリースを選ぶと、年2回のボーナス月には月額料金とは別の支払いが発生するため、出費がかさむことになります。
残価精算はあるか
カーリースでは、車両本体価格から残価を差し引いて利用料金を算出します。残価精算とは、契約終了時におけるその車の価値と、あらかじめ想定した「残価」の差額を精算することをいいます。
残価精算のあるカーリースでは、実際の査定額が残価を下回った場合、その差額を支払わなければなりません。残価設定のないカーリース会社を選ぶとよいでしょう。
車の使い方に制約がないか
カーリースではほとんどの場合、走行距離制限があったり車のカスタマイズが禁止されていたりと、使い方に制約があります。
これらの制約が気になる場合は、そういった制約のないカーリースを選ぶとよいでしょう。
特に、契約満了後に車がもらえるプランのあるカーリース会社であれば、走行距離やカスタマイズの制限がなくなるため、そういった会社を選ぶことをおすすめします。
月々10,000円台から車に乗れるおすすめのカーリース
”新車に乗る”と聞くと、まとまったお金が必要だと考える方が多いかもしれませんが、カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、まとまったお金が必要ありません。
ここでは、家計への負担を気にせず新車に乗ることができる「定額カルモくん」がおすすめの理由について見ていきましょう。
業界最安水準の料金でお得に車に乗れる
「定額カルモくん」では、車両本体価格から残価を引いたうえで月額料金を算出するので、車両本体価格を全額負担する必要がありません。また、定額カルモくんは、業界最安水準*の10,000円台から新車に乗ることができます。そのように車両本体価格に対する支払いを抑えられる分、車のグレードを上げて利用する方もいます。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
頭金やボーナス払いもなし
自動車を購入すると、自動車税(種別割)、環境性能割、自動車重量税といった法定費用や、自賠責保険料などを支払う必要があります。しかし、定額カルモくんの料金プランには、それらの維持費がすべて含まれているので、月々で支払う費用はずっと定額です。
乗りたい車に乗れる
定額カルモくんでは国産メーカーの全車種・全グレードをメーカー保証付きで利用できるので、乗りたい車に乗ることができるでしょう。
また、オプション装備も自由に選択できるのも特徴のひとつです。
オンラインで完結できる
定額カルモくんは、審査の申込みまでネットで完結できます。人と接するのが苦手な方でもストレスなく利用できるので、今の時代にぴったりのシステムだといえるでしょう。
審査後の契約に関しては書類を郵送でやり取りすることになりますが、購入する場合と違って決断を急かされることが一切ないので、安心して契約を進めることができるでしょう。
さらに、定額カルモくんの場合、審査申込みの必要書類は運転免許証の1点のみ。審査結果が出るのも早く、通常は翌営業日に、最大でも3営業日以内に回答が届くので、急いでいる方でも安心です。
本契約前であればキャンセルも可能なため、とりあえず審査に通るか試してみたいという方は、こちらのボタンからチェックしてみてください。
よくある質問
Q1:車に安く乗る方法は?
A:車に安く乗る方法としては、新車が安く買える時期を狙う、慎重にローンを選ぶ、中古車を購入する、維持費を抑える工夫をする、カーシェアやレンタカーを使う、カーリースを利用するなどがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、比較検討したうえで自分に合った方法を利用しましょう。
Q2: カーリースってどんなサービス?
A:カーリースは月額料金を支払うことで、リース会社が購入した車をマイカーのように利用できるサービスです。利用者は車を購入する場合と同じように自由に好きな車を選ぶことができます。また、月額料金には車両本体価格のほか、自賠責保険料や税金などの法定費用が含まれているのが特徴です。
Q3: カーリースなら車に安く乗れる理由は?
A:カーリースは頭金などの初期費用が不要で、月額料金には自動車税(種別割)や自動車重量税などの車に関する税金、自賠責保険料、印紙代などの法定費用のほか、仲介手数料・サポート料なども含まれているため、家計に負担をかけずに月々定額の料金で利用することができるためです。
※この記事は2024年6月3日時点の情報で制作しています