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スバルのローンを徹底解説!金利やシミュレーション、選び方のコツを紹介

スバルのローンを徹底解説!金利やシミュレーション、選び方のコツを紹介
スバルのローンを徹底解説!金利やシミュレーション、選び方のコツを紹介

カーローンは車の購入費用を分割で支払える方法です。ただし、借入れできる金額や期間、金利などは利用するローンによって異なるため、ローン選びは慎重に行う必要があります。

スバル車の購入を検討している場合、金融機関などが提供するローンのほかに、スバル独自のローンを利用することも可能です。そこで、スバル車の購入に最適なローンの選び方について、スバルのローンの特徴や種類、金利相場などと併せて解説します。

  • スバルのローンには新車・中古車共通の「スバルクレジット」、新車専用の「安心プロテクト3」、認定U-Car専用の「スマートプランU」がある
  • スバルのローンの金利相場は3.9%程度
  • ローン選びでは家計負担や審査の通りやすさなど重視する点を明確にすることが大切

スバル車の購入に使用できるローンの種類は?

車の購入に使用できるローンの種類は

車の購入に利用できるローンには、大きく分けて「銀行系カーローン」「ディーラーローン」「自社ローン」の3つがあります。それぞれに特徴が異なるため、カーローンの利用を検討している場合は、事前に違いを把握しておくことが大切です。

銀行系カーローン

銀行系カーローンとは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供するカーローンです。用途は基本的に車の購入に限られますが、登録諸費用なども含めた金額を借りられるケースもあります。

借入可能期間は10年など長めの設定で月々の返済額を抑えやすいほか、年2回、ボーナス時期に返済額を増やして、月々の返済額を低くしたり返済期間を短くしたりすることも可能です。

なお、銀行系カーローンの利用には審査があり、利用できるかどうか、利用できる場合はどれくらいの金利でいくらまで借入れできるかが決まります。金利相場は1~4%とほかのカーローンに比べて低めですが、審査は厳しい傾向があります。また、借入先によっては頭金が必要な場合もあります。

ディーラーローン

メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店であるディーラーが提供するカーローンです。スバルグループの「スバルファイナンス」が提供するローンもディーラーローンにあたります。

ディーラーローンは車の購入手続きと同時に申込みを行えて手間がかからない上、審査時間が短く、銀行系カーローンに比べて審査のハードルが低いともいわれています。
一方、金利は3~8%と高めの傾向があり、借入可能期間も最長で5年程度と銀行系カーローンに比べて短めです。

昨今は、3年や5年など短期で乗り換えることを前提とした「残価設定ローン」を取り扱うディーラーも増えています。
残価設定ローンは、設定した年数が経過した際の想定下取り価格(残価)をあらかじめ最終回の返済に据え置き、残りの額を分割で返していくしくみのため、月々の返済額を抑えることができます。
ただし、車の実際の価値が残価を下回らないように、走行距離やメンテナンスの頻度などに制約があります。また、車の状態によっては、最終回の返済時に残価との差額を請求される場合もある点に注意が必要です。

自社ローン

自社ローンは、販売店が立て替えてくれた車の購入代金を分割で返していくしくみの支払い方法です。
車の購入資金を貸し出すカーローンのような金融商品ではないため、金利はかかりません。また、審査も販売店独自の基準で行うことで、信用情報に不安がある方でも利用できる場合があります。

金利がかからないため利息負担はありませんが、一般的なカーローンの利息にあたる費用を保証料や手数料などとして支払う必要があるケースも多く、総額で見ると一般的なカーローンより高額になりやすい点は考慮しておきましょう。
また、借入可能期間も1~2年程度と短めで、借入可能額も一般的なローンに比べて少額な傾向があります。さらに、返済期間中の車の名義は販売店となるので、返済が滞ったときや、販売店が倒産した際などは、車を引き揚げられるリスクもあります。

スバルのローンの詳細は?

ローンの詳細は?

スバルでは、新車、中古車ともに2種類のローンを利用することが可能です。ここでは、それぞれのローンの特徴を見ていきましょう。

スバルクレジット

「スバルクレジット」は残価設定がない一般的なカーローンで、設定した返済回数で借入金を返済する方法です。新車でも中古車でも利用できるローンで、最大7年(84回)までの返済回数が選択できます。残価設定ローンのように走行距離や車の使い方に制限がないため、車を自由に使いたい方におすすめです。

年2回のボーナス払いの設定も可能で、実質年率は3.9%程度と、ディーラーローンとしては比較的金利が低いのも魅力といえるでしょう。

残価設定型クレジット「安心プロテクト3」

「安心プロテクト3」は、新車購入時のみ利用できる残価設定ローンで、車両本体価格から設定した残価を差し引いた金額を分割で返済するため、できるだけ月々の出費を安く抑えたい方に適しています。返済回数は3年(34回)もしくは5年(58回)で実質年率は3.9%、ボーナス払いを併用することも可能です。

安心プロテクト3の特徴は、バンパーとドアミラーの傷やへこみ、ドアパンチ損害を3年間補償してくれることが挙げられるでしょう。万が一のときにはわずかな負担で修理が受けられるため、安心です。また、全国のスバル正規特約店で利用できるので、転勤や結婚などで引越したとしても、同じ条件で車に乗り続けたり、補償を受けたりできるのも特筆すべきポイントでしょう。

最終回の返済は、車を売却して新しい車に乗り換える、売却して契約を終了する、残価を一括または再分割で支払って乗り続ける、の3種類から選べます。なお、再分割した場合は再度審査を受けなければならず、返済回数も最長36回までになります。

認定U-Car据置型クレジット「スマートプランU」

「スマートプランU」は認定U-Car(認定中古車)限定の据置型ローンで、新車専用の安心プロテクト3とは内容が異なります。

スマートプランUでは、返済回数は3年(36回)、4年(48回)、5年(60回)の3パターンから選択できることに加え、据置額を自身で設定することが可能です。据置額の範囲は選択した返済回数によって異なり、3年の場合は5~40%、4年の場合は5~30%、5年の場合は5~20%です。
安心プロテクト3よりも幅広い選択肢が用意されているのが特徴といえるでしょう。実質年率は「安心プロテクト3」と同じ3.9%程度です。

なお、据置額については保証されるわけではないので、車の状態以外にも、相場の変動によって車の売却額が据置額を下回った場合などには差額を負担することになります。その点を考慮して据置額を決めることが大切です。

最終回の選択肢は「安心プロテクト3」と同じですが、再分割した場合の最長返済回数は24回となります。

スバルのローンで「フォレスター」を購入したら返済額はいくらになる?

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選択肢が豊富なスバルのローン。どの方法を選べばいいかは希望の返済プランによって異なりますが、無理なく返済できるプランを見つけるには、実際の返済額や返済総額をシミュレーションしてみるのがおすすめです。
そこで、スバル「フォレスター」を例に、スバルのローンそれぞれを利用した場合の返済額をシミュレーションで比較してみましょう。

なお、車種は「フォレスター」でグレードはTouring、メーカー希望小売価格293万7,000円、諸費用を込めた購入予定合計金額310万770円をモデルとし、シミュレーションは「スバルファイナンス」のシミュレーターを使用。返済回数は60回(残価設定型の場合は58回)、頭金・ボーナス払いなしのケースで見ていきます。

スバルクレジットのシミュレーション結果

〈シミュレーションによる返済額:実質年率3.9%〉

  • 初期費用(ローンに組み込まれない1,000円以下の端数の金額):770円
  • 初回返済額:59,684円
  • 2回目以降の返済額:56,900円
  • 支払総額:341万7,554円

スバルクレジットを利用した場合、初回の返済額は59,684円、2回目以降は56,900円です。初回の返済額が数千円高くなりますが、2回目以降はずっと同じ金額を返済し続けるだけでよく、最終回にまとまった金額を用意する必要もありません。なお、頭金を入れたり、ボーナス払いを併用したりすることでさらに月々の返済額を減らすことができます。

安心プロテクト3のシミュレーション結果

〈シミュレーションによる返済額:実質年率3.9%〉

  • 初期費用(ローンに含まれない1,000円以下の金額):770円
  • 初回返済額:47,817円
  • 2回目以降の返済額:43,800円
  • 最終回の返済額:98万7,000円
  • 支払総額:348万8,387円

安心プロテクト3では、初回返済額は47,817円、2回目以降は43,800円となり、残価設定によって、一般的なローンであるスバルクレジットよりも大幅に月々の返済額が抑えられていることがわかります。スバルクレジットより月々の負担は軽い上、バンパーとドアミラーの傷やへこみ、ドアパンチ損害が補償されると考えると、かなりお得に感じるのではないでしょうか。

また、スバルではいずれのローンでも実質年率は3.9%程度と同じであるため、スバルクレジットとの返済総額の差は数万円程度と、それほど大きな差はありません。

しかし安心プロテクト3では、最終回の返済で100万円近い金額を用意する必要があります。同じフォレスターに長く乗り続けたいと考えるのであれば、残価設定ローンのメリットとデメリットを考慮して、よく検討する必要があるといえるでしょう。なお、残価分で改めてローンを組み、分割して返済しながら乗り続けることもできますが、その場合はさらに金利がかかることになるため、返済総額はさらに高くなります。

スバル車購入に最適なローンの選び方

車購入に最適なローンの選び方

スバル車の購入にはさまざまなカーローンを利用できますが、自身にとってどれが最適かは、重視する内容によって異なります。そのため、ポイントを押さえて検討するようにしましょう。

月々の返済額を抑えたい

月々の支出を抑えたいときは、返済期間が長期の銀行系カーローンがおすすめです。3~5年程度で乗り換えを検討している場合は残価設定型のスバルのローンも向いていますが、利用期間中の制約や、最終回の返済時に追加料金が発生する可能性も考慮する必要があります。

総額を安くしたい

最終的に支払う金額を抑えたい場合は、金利の低い銀行系カーローン、またはスバルのローンで最も返済総額が抑えられるタイプが向いているでしょう。
ただし、種類によっては月々の返済額が高くなったり、一時的にまとまった出費が必要になったりするケースもあるため、家計の状況に合わせて検討することが大切です。

審査に不安がある

すでに複数の借入れがある、信用情報に不安があるなど、審査通過に不安がある場合は自社ローンが適しています。
とはいえ、自社ローンでは借入期間や借入可能額、総額など条件が合わないケースも考えられます。そのような場合は、スバルのローンを利用できるかディーラーのスタッフに相談してみましょう。

購入予定のスバル車でシミュレーションをしておこう

カーローンはどれを選ぶかで負担が大きく変わってくるため、事前にそれぞれの特徴を把握し、しっかりと比較をして自身に最適なものを選びましょう。購入したいスバル車の金額でシミュレーションをして、具体的な返済プランを立てて検討するのがおすすめです。返済額の目安を知ることはオプションやグレードを決めるのにも役立ちます。

よくある質問

Q1:スバルのローンの特徴とは?

A:スバルのローンには、新車と中古車共通して利用できる残価設定のない一般的なローンである「スバルクレジット」、バンパーとドアミラーの傷やへこみ、ドアパンチ損害の補償が付属する新車専用の残価設定型クレジット「安心プロテクト3」、認定U-Car(スバル認定中古車)専用の据置型クレジット「スマートプランU」の3種類があります。

Q2:スバル車購入に使えるローンは何がある?

A:「スバルファイナンス」が提供するローンのほか、金融機関から借り入れる銀行系カーローンや、販売店が独自に提供している自社ローンが利用できます。 カーローンを選ぶ際は、それぞれの違いをしっかりと理解して比較検討することが大切です。

Q3:スバル車購入に使えるローンを選ぶ際のポイントは?

A:月々の返済額を抑えたい、審査に不安があるから利用できる可能性が高いローンがいいなど、ローンの利用に際しどのようなことを重視するかを明確にしておくことです。複数の種類があるスバルのローンから最適なものを選ぶ場合は、ディーラーのスタッフに相談してみるのもおすすめです。

※この記事は2021年10月時点の情報で作成しています
※ローンの種類や金利・返済回数などは時期や販売店によって異なります

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