車は決して安い買い物ではありません。買い替えるときには、入念な情報収集と準備をするべきでしょう。当初「欲しい!」「乗りたい!」と思って買い替えた車であっても、結果的に後悔してしまうケースは少なくありません。具体的にどのような後悔のリスクがあるのか、いくつかの事例を紹介したいと思います。
- 買い替えの前には、後悔のないようしっかりと下調べを
- 買い替えた車に不満な点が出てきたら、改善のための工夫をしてみよう
- 車を買い替えるのではなく、カーリースで乗るという方法も
車の買い替えにまつわる「後悔」事例
車は、多くの方にとって大きな買い物に違いありません。当然、慎重の上にも慎重を期して決断をするわけですが、それでも悔いが残る可能性はゼロではありません。中古車市場が盛況なのは、「後悔による売却」が多いからだともいわれています。
実際にどのようなケースがあるのか、車の買い替えで後悔した事例をご紹介します。
後悔例①「衝動的に買った」
「ほかの人が乗っているのを見て自分も欲しくなった」
「販売店で『希少な限定車』とか『これを逃すと、二度と出会えない』などと言われて、つい買ってしまった」
このように、そもそも買い替えの必要もなかったのに、衝動的に買ってしまうケースがあります。じっくり検討することなく飛びついてしまうと、
「前に乗っていた車のほうが乗りやすかったと後で気付いた」
「もっと魅力的な車が発売されて、がっかりした」
という後悔につながりやすいものです。
車は一度購入すると、簡単に手放すことができません。衝動的に買ってしまうと、しばらくは後悔をかかえたまま乗り続けることになってしまいます。
こうした後悔をしないためにも、いつも冷静でいるよう心掛けましょう。魅力的な車に出会ったとしても、すぐに決断するのは危険です。そして、本当に買い替える必要があるのかをよく考え、「近く新型が出るなどの情報はないか」「本当に販売店が言うほど希少な車なのか、ほかにも同じような車が市場にないか」などをリサーチするのもおすすめです。
また、慌てて決断することがないように、車の買い替えには余裕をもったスケジュールで臨むといいでしょう。
後悔例②「自分の使い方と合わない車を買った」
「趣味のアウトドアで使う荷物をたくさん載せたいのに、車内が狭い車を購入してしまった」
「高速道路をよく使うのに、エンジンが非力な軽自動車を買ってしまった」
このように、自分のおもな使い方と合っていない車を買ってしまうと、後悔は避けられません。車はあくまで実用品なので、値段や見た目の好みだけで選んだのでは、満足することは難しいのです。
車は種類ごとに大まかな使い方が想定されていて、それに応じた特徴を備えています。
例えば、多人数が乗ることができ、荷物も多く載せられるミニバン。悪路に強いSUV。乗る方の快適性が重視され高級車のラインナップが多いセダン。走りを重視したスポーツカー。乗用車に比べると一回り小さいけれど、5人乗れるコンパクトカー。燃費が良く小回りもきく軽自動車……といった具合です。
車を買うにあたっては、まず「どのような使い方をするのか」を明確にした上で、その使い方に合った車を選ぶ必要があります。ディーラーなどに相談するほか、インターネットを活用してSNSや口コミサイトなどで、自分と似たような使い方をしている方の声を拾ってみるのもおすすめです。
後悔例③「環境や運転の技量と合わない車を買った」
「静かな住宅街をよく通るのに、爆音のスポーツカーを買ってしまった」
「でこぼこ道をよく通るのに、高級セダンを買ってしまった」
「入り組んだ細い道をよく通るのに、取り回しのしにくい縦長のワゴン車を買ってしまった」
など、日常的に通る道で使いにくい車を買ってしまった、というも後悔もあります。
また、新しい車が自分の運転の技量と見合っているかにも注意しなければなりません。運転に慣れていない方の場合、車が少し大きくなっただけで、急に運転が難しくなったように感じられることがあります。車自体は便利であっても、車庫入れ・車庫出しや、細い道を通る度に緊張するようでは、快適とはいえません。
現在乗っている車と違うタイプの車に買い替えるときは、新しい車も同じように使えるか、入念にシミュレーションしておく必要があります。不安があるときには、一度、買おうとしているのと同じタイプの車をレンタカー会社から借りて、普段の使い方が問題なくできるか一通り試してみるといいでしょう。
後悔例④「維持費の想定を誤った」
「思っていた以上にガソリン代がかかってしまった」
「前の車より保険料が高くついた」
このように、車そのものに問題はなくても、「維持費の想定を誤った」という後悔もあります。
車は車種によって、維持費が大きく異なります。大きさや排気量によって税金が変わるのに加え、燃費によってガソリン代も変わります。また、任意保険(自動車保険)料は、スポーツカーなど事故リスクが高い車ほど高くなります。車検費用やタイヤ、オイルの交換費用も、車種によって違いがあります。
軽自動車は排気量も少なく軽量なので、燃費が良く維持費も高額にはなりません。普通車でも、コンパクトカーは税金が安く、燃費性能の優れたものが多くなっています。
一方、ミニバンやSUVは車体が重いことから燃費はあまり良くなく、どうしても維持費が高くなってしまう傾向にあります。
燃費の良いハイブリッド車ならガソリン代を、減税対象車であれば税金を、それぞれ安く抑えることができますが、いずれも車両本体価格は一般的な車より高めとなっています。
このような後悔をしないためには、車によって維持費は大きく異なることを頭に置いた上で、候補となっている車種の中から、どれを選べば維持費を予算内に収められるか、を調べるといいでしょう。
後悔例⑤「自分のライフスタイルと合わなくなった」
「子供が小さいうちは軽自動車や小型車でよかったけれど、成長するにつれて手狭になってしまった」
「大型車を購入したが、子供が成長して夫婦だけで乗ることが多くなり、大型でなくてもよくなってしまった」
など、買い替えた直後は便利に使えていても、時間が経過し自分のライフスタイルと合わなくなってくることで生まれる後悔もあります。
こうなると、念入りに選んだ車種であっても、買い替えを検討しなければなりません。
できるだけ無駄のない買い替えをするには、「この車に何年くらい乗るのか」を意識するといいでしょう。
例えば、5年くらい乗るのであれば、「今」だけでなく、「5年後」のライフスタイルにも合っているか、という視点で検討することで、次回の買い替えもスムーズに行うことができます。
乗りたい期間があらかじめ決まっている場合に便利な車の乗り方はこちら
後悔例⑥「手放すときの売却価格を考えていなかった」
「買取り査定で思っていたような値段がつかなかった」
「ディーラーから下取りは0円と言われた」
というように、買い替えを決めて手放すことになったときに生まれる後悔もあります。
どんなに選び抜いた車であっても、一定の期間が経過すると、経年劣化やライフスタイルの変化に対応するため、ふたたび買い替える必要が生じます。
さらなる買い替えの際には、車を売却、または、廃車することになります。そのため、車種によって売却価格に大きな差が出ることも事前に知っておいたほうがいいでしょう。
一般に、流通量の多い車は売却価格が安くなります。不人気車種も同様です。逆に、ミニバンやSUV、スポーツカーなどは売却の際に有利な車種とされています。
SUVは、最近ブームということもあり、新車、中古車ともに人気が高く、海外でも需要があるため、売却価格が高くなっています。
スポーツカーには、希少性が高くファンからすれば中古で高値でも欲しい車種が多くあります。中には、購入時よりも高い価格で売却できたといったケースもあるほどです。
将来、なるべくお金をかけずに買い替えたいのであれば、あらかじめ「売却価格の高い車種」を選んでおくのもひとつの方法でしょう。
後悔例⑦「売却の方法を誤った」
「ディーラーの下取り額が思ったより低かった」
「中古車買取り店に持ち込むのに時間を取られてしまった」
「個人売買で手放そうとしたら、トラブルになってしまった」
などは、車を売却するタイミングで生まれる後悔です。
車を買い替えるにあたって、元々乗っていた車を売却できれば、次の車の購入費用の足しにできます。しかし、よく考えずに売却すると、損をしてしまうこともあるので、注意しましょう。
車を売却する方法としては、「ディーラーへ下取りに出す」「中古車買取り店に売る」「個人売買」などがあります。
新車に買い替える場合は、ディーラーへ下取りに出す方も多いでしょう。
ディーラーへ下取りに出す利点としては、手続きが楽ということが挙げられます。ただし、ディーラーでの下取りは、中古車買取り店と比べた場合、査定額が低くなりがちともいわれています。中古車の扱いについては、新車販売が中心のディーラーよりも、中古車買取り店のほうが知識、流通網の両面で優れているためです。
実際に、「下取りは0円と言われてディーラーに車を渡したけれど、インターネットで査定額を確認したら、数万円の値がついていた」といった話も聞かれます。そのため、少しでも高く売りたいのであれば、そのままディーラーにゆだねるのではなく、ひと手間かけて、中古車買取り店や、インターネットオークションなど個人売買を利用したほうが有利なこともあります。
とはいえ、中古車販売店に売る場合、査定してもらう時間や手間がかかります。業者があいだに入らない個人売買は、高く売れる可能性がある一方、すべての手続きを自分たちで行わなければならないことに加え、トラブルが起こるリスクもあります。手に入る金額が上がったとしても、それ以上に時間や手間がかかってしまったのでは意味がありません。
後悔をしないためには、まず事前に買取り価格の相場を調べておいた上で、金額だけではなく、時間や手間、リスクも考慮して、売却の方法、売却先を選びましょう。
後悔例⑧「タイミングを誤った」
「気がついたら、車の税金が高くなっていた」
「車検を受けた直後に買い替えることになってしまった」
車の買い替えにおいては、「タイミング」も重要なポイントです。タイミングを誤ると、無駄なお金や手間がかかってしまいます。
逆に、無駄のない買い替えができるタイミングとしては、「税金が上がる前」が挙げられます。
車にかかる税金は、大きく分けると自動車税(種別割)と自動車重量税があり、いずれも新車の登録から13年が経過すると増額されます。自動車税(種別割)はおよそ15%、自動車重量税は40%増額になるため、その車が新車登録されてから13年が経過する前に買い替えるのが得策といえるでしょう。
また、「車検が切れる前」も、買い替えに適したタイミングです。
新車を購入した場合、初回の車検は3年後に、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。短いスパンで新しい車に乗り替えたいのであれば、2回目の車検前に買い替えてしまうのもいいでしょう。
手放す車に対して車検代をかけるのは経済的ではないので、買い替えることが決まっているのであれば、現在の車の車検が切れる前に動くといいでしょう。
後悔例⑨「ローンが負担になった」
「ローンの金利が高かったせいで、余分なお金を支払わなければならなかった」
「少し欲張った金額でローンを組んだら、返済が苦しくなってしまった」
車の買い替えには、当然、費用がかかります。まとまったお金があれば一括払いもできますが、いくらかの頭金を入れた上でローンを組むというのが一般的でしょう。しかし、安易にローンを利用すると、後悔のリスクが高くなります。
一口に「ローン」といっても、オートローン、銀行系ローンなど多くの種類があり、金利もそれぞれ異なります。
ローンを組むにあたっては、金利についてもきちんと把握し、総支払額がなるべく低く抑えられるものを選ぶようにしましょう。
また、「どうせローンなのだから、少しでもグレードの良い車に買い替えよう」と無理をすると、後々、家計が圧迫される事態を招きかねません。
「年間の返済額は年収の2~3割までに」といった話もありますが、現在の仕事や収入が必ずしも完済時まで維持できるとは限りません。また、住宅の購入や、進学、病気・ケガなど、車以外の大きな出費が発生する可能性もあります。
そもそも、車を持つと、購入費用だけでなく保険料や税金、突発的な故障の修理費用など、何かとお金がかかるものです。ローンの返済計画は余裕をもたせておくに越したことはありません。事前にディーラーなどとよく相談した上で、「頭金をいくらほど入れるのか」「ボーナス払いはいくらほどにすべきか」など、念入りなシミュレーションをしておきましょう。
ローンを組まずに新車に乗る方法について詳しくはこちら
チェックポイント⑩「同乗者の意見を聞かずに買った」
「新しい車は狭いからと、子供が乗りたがらない」
「たまに運転する妻から、新しい車は運転しにくいと言われた」
など、自分では気に入っていても、ほかの方からの声が後悔につながることがあります。
車に乗るのが自分だけではない場合、家族など同乗することが多い方や、たまに運転する方の意見も取り入れて車を選ぶ必要があります。
夫婦や親子など親しい間柄であっても、車に求めるものや車に対する考え方まで一致しているとは限りません。お互いの意見を取り入れながら、ちょうど良い落としどころを見つけましょう。
実際に買い替えるかどうかとは関係なく、普段から「次に乗るなら、どんな車がいいか」といった雑談を通じて要望をリサーチしておくと、スムーズに方針を決めることができます。
チェックポイント⑪「性能や乗り心地が思っていたのと違った」
「想像していたほど性能が良くない」
「乗り心地が思っていたのと違った」
といった、イメージの違いからくる後悔もあります。
新しく購入する車については、カタログなどでしっかりと調べるものですが、乗り心地や、細かい使い勝手など、実際に使ってみないとわからないこと、使ってみて初めてわかることも多いでしょう。
後悔をしないためには、購入を決める前に可能な限り試乗させてもらい、その車についてよく知ることが大切です。
そして、使い始めてから不満が出てきた場合には、アフターパーツを活用した不満の解消を検討してみましょう。
例えば、「鍵の開け閉めが面倒」「駐車がたいへん」といった使い勝手に関する不満であれば、後付けのキーレスユニットやバックモニターなどのアフターパーツを探して取り付けてみることをおすすめします。乗り心地について不満があるならば、乗り心地を改善できるサスペンションキットや、振動を緩和させるタイヤなども販売されています。
最近では、専門店だけでなく、インターネットでも数多く販売されているので、目的に合ったパーツを見つけることは決して難しくありません。工賃は発生しますが、インターネットで買ったパーツを自宅近くの専門店で取り付けてもらうといったことも可能です。予算に合わせて検討してみましょう。
車の買い替えで後悔しないためのチェックポイント
車は一度、購入してしまうと、簡単に買い替えることはできません。不満や後悔があったとしても、しばらくは我慢して使い続けなければならないことがほとんどでしょう。
しかし、ここまで紹介してきたような後悔の事例に学べば、後悔のリスクを低く抑えることができます。車を買い替える上でチェックするべきポイントについて、順を追ってご紹介しましょう。
〈買い替えの時期〉
- 現在の車の車検時期などを考慮した上で、買い替えのタイミングは適切か
- 買い替えまでのスケジュールに余裕はあるか
〈車種選び〉
- 自分の使い方に合っているか
- 使う環境や運転の技量に合っているか
- 将来のライフスタイルに合っているか
- 維持費は予算内に収まるか
- 将来、高値で売却できるか
- 同乗者の意見も取り入れているか
〈決定まで〉
- 納得いくまで試乗したか
- 現在の車の売却先は適切か
- ローンの種類、月々の返済額は適切か
これらのポイントをしっかりとチェックしておけば、大きな後悔をするリスクはかなり抑えられるでしょう。
「買い替え」ではなく「リース」なら、回避できるリスクも
車の買い替えで後悔しないためには、チェックしなければならないポイントが多数あることはご紹介してきたとおりです。しかし、新しい車を「買う」のではなく、「リース」するという方法であれば、後悔するリスクのうちのいくつかをあらかじめ回避することができます。
カーリースとは
カーリースとは、部屋を借りるように車を借りる、近年注目されている新しい車の乗り方です。リース会社に用意してもらった新車、もしくは中古車を、毎月定額の料金を支払って利用するというしくみです。
あらかじめ用意された車の中から選ばなくてはならないレンタカーやカーシェアリングとは違い、多くのカーリースでは、乗りたい車を自由に選ぶことができるようになっています。
カーリースのメリット・デメリットについて、詳しくはこちら
カーリースにすることで回避できるリスクは?
カーリースでは、3年、5年、7年など、あらかじめ車を使う年数を決めて契約します。そのため、「子供が小学校に上がるまでの5年間使いたい」「今の仕事を定年になる3年後まで車が必要」といったライフスタイルの変化を見越した契約が可能です。カーリースであれば、「自分のライフスタイルと合わなくなった」という後悔のリスクがありません。
また、契約満了の日が最初から決まっているので、次の乗り換えのタイミングを気にする必要がなくなります。
カーリースでは、多くの場合、自動車税(種別割)、自動車重量税が月々の料金に含まれています。さらに、オプションのメンテナンスプランに加入すれば、車検の費用や故障したときの修理費用まで定額にすることができます。ガソリン代などを除く車関連の出費を定額にすることができますので、「維持費の想定を誤った」という後悔のリスクがありません。
カーリースの「定額カルモくん」のメンテナンスプランについて詳しくはこちら
車を買い替える場合、それまで乗っていた車を売却、もしくは廃車にする必要があり、いずれも相応の手間がかかります。しかし、カーリースであれば、契約期間が満了したら、リース会社に車を返却するだけですので、簡単です。
そのため、車種を選ぶにあたって「将来、高値で売却できるか」を考慮する必要がないのに加え、「売却の方法を誤った」という後悔のリスクもありません。
もちろん、買い替えと同様にチェックしなければならないポイントもありますし、走行距離制限や原状回復の必要があるなど、カーリース特有の注意点も存在しますが、それはリース会社やサービスの選び方でカバーできます。車を買うよりも後悔のリスクを数多く回避できるカーリース、次にその選び方について解説します。
後悔しないカーリースの選び方
車にまつわる後悔を回避できるカーリースですが、特有の注意点もあるのはお伝えしたとおりです。カーリースで後悔しないために、リース会社を選ぶにあたってチェックするべきポイントをご紹介します。
走行距離制限をチェック
リース会社の中には、月間、もしくは年間の走行距離に制限を設けているところがあります。この距離を超えて走ると、追加料金を請求されてしまいます。
通勤・通学や長距離ドライブなどで車をよく使う方、気兼ねなく乗りたい方は、走行距離制限のないリース会社を選びましょう。
残価精算あり・なしをチェック
カーリースには、契約満了時に残価を清算する必要があるもの(オープンエンド方式)と必要がないもの(クローズドエンド方式)があります。オープンエンド方式は、月々の料金を低く抑えられることがある一方、最後に高額な請求が発生し、たいへんな後悔をするおそれもあります。
契約満了時に大きな出費をしたくない方には、クローズドエンド方式のカーリースをおすすめします。
契約期間の設定をチェック
カーリースは、リース会社によって設定できる契約期間が異なります。3年、5年、7年など、いくつかの選択肢から選ぶものや、月単位、年単位で自由に設定できるものなど、さまざまです。
また、契約期間の最短・最長にも、業者によって大きな違いがあります。
リース会社を選ぶときには、自分のライフスタイルに合わせて利用したい期間を無駄なく設定できるか確認しましょう。
車がもらえるかどうかをチェック
カーリースでは、契約期間が満了したら車を返却するということはすでにお伝えしたとおりです。しかし、そのときの状況によっては、「できれば、このまま乗り続けたい」と思うこともあるでしょう。
カーリースの中には、契約期間満了時、乗っていた車をそのままもらうことができるものもあります。引き続き車が必要になる可能性のある方は、車がもらえるカーリースを選ぶのもひとつの方法です。
代表的なカーリース5社を紹介
お伝えしてきたように、カーリースの料金やサービスの内容は、リース会社によって異なります。カーリースに何を求めるか、どのように車に乗りたいかによって、最適なリース会社は変わってきます。リース会社を選ぶときには、各社の特徴や違いに注目するといいでしょう。
ここでは、代表的な5社について、ご紹介します。
おトクにマイカー 定額カルモくん
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っているカーリースです。そのため、自分で購入するのと同じように、制約なく車を選ぶことができます。
さらに、車選びから審査の申込みまで、ほぼすべての手続きをオンラインで行うことができるのも大きな魅力です。インターネットだけで車を選ぶことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、契約前・契約期間中を問わず、専門知識の豊富なスタッフが電話やLINE、メールで、さまざまな相談に応じてくれるので、安心して利用することができます。
コスモMyカーリース
コスモ石油のカーリースである「コスモMyカーリース」は、国内メーカーのほとんどの車種を取り扱っています。また、契約期間中、コスモ石油でガソリン代の割引が受けられるのも大きなメリットといえるでしょう。
ただし、契約満了時は車を返却しなければなりません。
オリックスのマイカーリース
オリックスの「マイカーリース」は、契約時にオイル交換や車検の基本点検整備費用が無料になるクーポンがもらえるので、メンテナンスなどで急な出費が発生しないのが特徴です。
ただし、メンテナンスの時期については自分で把握しておく必要があり、クーポンも再発行ができない点に注意しましょう。
オートバックスカーリース まる乗り
カー用品店・オートバックスが手がけるカーリース「まる乗り」には、「ライト」「ベーシック」「ワン+」といった3種類のメンテナンスプランが用意されており、全国のオートバックスでメンテナンスを受けることができます。
また、オートバックスでカー用品を購入する際、店頭表示価格から10%引きになるのもメリットです。
カーコンカーリース もろコミ
車のメンテナンスで知られるカーコンビニ倶楽部が運営するカーリース「もろコミ」の特徴は、追加の費用なしで、契約満了後、借りていた車をそのままもらえることです。
月々8,000円から利用することができますが、ボーナス併用払いが必要なことも覚えておきましょう。
一口にカーリースといっても、リース会社によってさまざまな違いがあることがご理解いただけたかと思います。次の項では、車で後悔をしたくない方へ特におすすめしたいリース会社について詳しくご紹介します。
定額カルモくんなら、後悔のないカーライフを始められる
数あるカーリースの中でも、定額カルモくんであれば、買い替え時の後悔とは無縁の、充実したカーライフを始めることができます。具体的に紹介していきましょう。
契約期間を細かく設定可能
多くのカーリースでは、契約年数を3年、5年、7年など、いくつかの選択肢から選ぶようになっていますが、定額カルモくんでは、1〜11年のあいだで、1年単位で細かく設定できるようになっています。そのため、より自分のライフプランに沿った形で利用できるサービスといえるでしょう。
例えば、「単身赴任の1年間だけ車が必要」といったニーズにも対応可能です。また、欲しい車があるけれど、いきなり買うのは不安といった場合に、1年間だけカーリースで乗ってみて、契約満了後、あらためてディーラーからの購入を検討する、といった「お試し」的な使い方も可能となっています。
車という大きな買い物で後悔したくないという方にもおすすめです。
走行距離制限による追加料金のリスクなし
一般的なカーリースでは、月間、もしくは年間の走行距離に上限が定められており、それを超えて走ると、追加料金を請求されてしまいます。
しかし、定額カルモくんでは、契約期間が7年以上であれば走行距離制限がありません。そのため、自分で購入した車と同じように、思う存分乗ることができます。通勤などで毎日乗るという方も安心で、追加料金を請求されるリスクもありません。
オプション加入でカスタマイズも自由に
新しい車の「性能や乗り心地が想像と違った」という後悔のリスクは、購入でも、カーリースでも、同じように存在します。また、カーリースでは、契約期間が満了して車を返却するときには、原状回復が必要なため、カスタマイズなどはできないというのが一般的です。
しかし、定額カルモくんなら、7年以上の契約で月々500円の「もらえるオプション」に加入していれば、カスタマイズなどが自由に行えるようになります。万が一、選んだ車に不満点や、使い勝手の悪い点が見つかっても、自分で納得のいくまで手を加えて解消することができるので、ストレスをかかえたまま乗り続けるリスクがありません。
さらに、契約満了後は、乗っていた車をそのままもらうこともできますので、愛着のわいた車に乗り続けることができます。
「もらえるオプション」について詳しくはこちら
なお、定額カルモくんには、インターネットからわずか5分で申し込める「お試し審査」があります。書類などを用意する必要はなく、乗りたい車種が決まっていなくても申し込むことができます。
また、審査に通ったとしても、必ず契約しなければならないということはありません。定額カルモくんに興味がわいたなら、自分がカーリースを利用できるかどうかだけでも、気軽に確かめておくことをおすすめします。
「お試し審査」について詳しくはこちら
「買い替え」ではなく「カーリース」にすることで、後悔のリスクを減らそう
車の買い替えにあたっては、事前の準備やシミュレーションが大切です。いくつかのポイントをしっかりとチェックしておかないと、タイミングを誤ったり、売却で損をしたり、ローンや維持費が家計を圧迫したりといった後悔につながります。
また、しっかりと準備をしたとしても、100%後悔がないとは言い切れません。乗っているあいだに、家族構成や車の使い方が変わってきたり、車の価値が想定以上に下がってしまったりといったリスクも考えられます。
しかし、「買い替え」ではなく、「カーリース」を利用すれば、いくつかのリスクを回避することができます。たとえ後悔があったとしても、最初から期間を決めて乗るので、その期間以上に後悔が長引くことはありません。また、契約期間が満了したら、リース会社に車を返却するだけなので、次の車への乗り換えもスムーズです。
車の買い替えを検討しているのであれば、カーリースの利用も選択肢に加えることをおすすめします。まずは、自分にカーリースが利用できるのか、定額カルモくんのお試し審査で確かめておくといいでしょう。
よくある質問
Q1:車を買い替えて後悔しています。どうしたらいいですか?
A:まずは、どういった部分に不満があるのかを整理してみましょう。アフターパーツの装着で改善できるようなことであれば、カー用品店で相談したり、インターネットで探したりしてみましょう。まだ購入して日が浅く、下取りや買取りの価格も期待できるようであれば、もう一度買い替えるのもひとつの方法です。
Q2:買い替えで後悔しないためにチェックすべきことは何ですか?
A:後悔しないためには多くのポイントがありますが、まずは自分の使い方に合った車種かどうかを確かめてください。現在だけでなく、ライフスタイルが変化していくことも考慮する必要があります。また、月々のローンの返済額が家計の負担にならないか、維持費が予算内に収まるかなどにも注意しましょう。
Q3:後悔のリスクが少ない車の乗り方はありますか?
A:車を買い替えることには、少なからず後悔のリスクが伴うものです。しかし、カーリースであれば、いくつかのリスクを回避することができます。また、契約期間が満了したら、車をリース会社に返却するだけなので、売却価格を気にしたり、売却先を選んだりする手間もかかりません。
※記事の内容は2021年9月時点の情報で執筆しています。