車を買い替えるとき、今まで乗っていた車を手放してから新しい車が納車されるまでのあいだ、車のない期間ができてしまうことがあります。そこで、このような期間の対策として「つなぎ」の車を用意する方法や注意点、おすすめのサービスをご紹介します。
- つなぎの車は多くの場合、買い替える店舗で借りられる
- 車の買い替え時はつなぎの車を依頼するタイミングに注意する
- カーリースならつなぎの車が必要ないので手間を省ける
なぜ、つなぎの車が必要になる?
車は契約すればすぐ手に入るものではありません。一般的に、新車が納車されるまでには1ヵ月以上かかります。人気車種や、取り付けるオプション装備が多い場合、3ヵ月前後かかることもあるでしょう。中古車であっても、1~2週間は見込んでおかなければなりません。
しかし、車検の有効期限などの兼ね合いから、次の車が納車される前に今まで乗っていた車を手放さなければならないこともあるでしょう。このような場合、新しい車が納車されるまで、車がない状態になってしまいます。
たまにしか車を利用しない方であれば、大きな問題はないかもしれませんが、日常的に車を利用している方は生活に支障が出てしまいます。このような場合に、新しい車が納車されるまでの「つなぎ」の車が必要になります。
つなぎの車を用意する方法
車がなくては生活に支障が出る場合、つなぎの車を用意するにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、車を買い替える際につなぎの車を用意する方法や必要な費用、注意点などについて解説します。
つなぎの車はどこで借りられる?
つなぎの車が必要な場合、まずは新しい車を買う販売店か、今まで乗っていた車を売却する中古車買取り店に相談してみましょう。こうした店舗ではサービスの一環として、つなぎ用の車を貸し出してくれることがあります。
ただし、借りられる期間や必要な費用は店舗によって異なります。また、台数にも限りがあるため、つなぎの車が必要になりそうなときは、なるべく早く相談することが大切です。
つなぎの車が必要になることがあらかじめわかっている場合には、買い替えを検討する段階から「つなぎの車を貸してくれること」を店舗選びの条件に加えておくというのもひとつの方法でしょう。
つなぎの車を借りる費用は?
店舗からつなぎの車を借りる場合、まずは費用を確認しましょう。車を購入、もしくは売却した店舗であれば、無料で借りられることもあります。
しかし、店舗や車種、借りる期間によっては、有料になるケースもあるため注意が必要です。有料の場合は、レンタカーなどを利用するのとどちらが費用を抑えられるか、比較検討することが大切です。
つなぎの車を借りられる期間は?
つなぎの車を借りられる期間についても忘れずに確認しておきましょう。借りられる期間は店舗によって異なり、ほかの利用客との兼ね合いでも変わってきます。
店舗に車の用意はあっても、ほかの利用客からの予約が入っている場合、まったく借りられなかったり、車がない期間の一部しか借りられなかったりといった可能性もあるので、注意しましょう。
つなぎの車を利用するときの注意点
販売店や中古車買取り店から、無事につなぎの車を借りられたとしても、すぐに乗り始めていいわけではありません。つなぎの車を使う際は、自分の車を使うときとは違う注意点があります。具体的に見ていきましょう。
車の状態を確認する
つなぎ用に貸し出される車は、多くの方が乗ってきたため、まったくの無傷ということはありません。また、返却する際に、借りる前からすでにあった傷が見つかり「傷をつけた」と誤解されてしまうのは避けたいものです。
つなぎの車を借りるときは、店舗のスタッフといっしょに傷やへこみなどの確認をしておくことをおすすめします。
運転感覚の違いを知っておく
つなぎの車が、今まで乗っていた車と同じメーカー・同じ車種ということはまれでしょう。つまり、つなぎの車を借りているあいだは、普段とは違う車を運転しなければならないということになります。
普段と違う車を運転するというのは、想像以上に神経を使うものです。特に、運転に不慣れな方であれば、なおさらでしょう。普段なら問題なく行える「細い道を通る」「車庫から出し入れする」などで手間取ってしまうことも考えられます。また、人や荷物も同じように載せられるとは限りません。
つなぎの車を借りたら、時間のあるときに広い道路で練習してみるなどして、運転感覚の違いを確かめておきましょう。このような準備をしておくことで、いざというとき、慌てずに運転することができます。
また、車が大きくなる場合、普段使っている駐車場や車庫には収まりにくかったり、収まらなかったりするおそれもあることを頭に入れておきましょう。
いつもより丁寧に運転する
つなぎの車はあくまでも「借り物」です。事故を起こさないことはもちろん、傷をつけたり負担をかけたりしないよう、いつもより丁寧な運転を心掛けましょう。
なお、万が一傷をつけてしまった場合は、どんなに小さい傷であっても、返却時に店舗のスタッフへ正直に伝えなければなりません。
自動車保険の加入状況と補償内容について確認しておく
万が一、事故を起こしてしまったときに備えて、自動車保険の加入状況についても確認しておきましょう。
貸し出し用の車の多くは自動車保険に加入していますが、補償の内容はまちまちです。仮に、最低限の補償しかなかった場合、万が一のときに高額の賠償金を自己負担しなければならないこともあります。
最近では1日単位で利用できる自動車保険もあるので、補償内容を確認した結果、不安が残るようであれば、必要に応じて加入するのもいいでしょう。
つなぎの車を借りることなくスムーズに乗り換える方法
ここまでは、つなぎの車を借りる方法や注意点についてお伝えしてきました。しかし、つなぎの車を利用することなく乗り換えができるのであれば、それに越したことはありません。ここからは、つなぎの車を使うことなく、スムーズに車を乗り換える方法を考えてみたいと思います。
新しい車を決めてから今の車を売却する
つなぎの車が必要になる理由は、「今まで乗っていた車を手放す日」と「新しい車が納車される日」に開きがあることです。逆に、この2つを同日、もしくは近い日に設定できれば、そもそもつなぎの車は必要なくなります。そのため、買い替えを進めるにあたって、今まで乗っていた車の売却は新しい車の納車日が明確になってからにすることが大切です。
一般的に、新車が納車されるまでには1ヵ月以上かかります。人気車種などの場合、3ヵ月前後かかることもあるでしょう。また、中古車であっても、1~2週間は必要です。一方、車の売却は早くて数日、通常は1~2週間程度で完了します。つまり、新車の納期が確定してから売却のために動き出しても、余裕をもって完了することができます。
まずは、新しい車の納車日を確定させて、そこから逆算する形で売却のスケジュールを立てるのが賢いやり方といえるでしょう。
今まで乗っていた車の引き渡し日を調整
新しい車を選ぶのに、今乗っている車の下取り額・買取り額を知った上で決めたいという場合もあるでしょう。
そのような場合は、査定は事前に受けておき、引き渡し日を新しい車の納車日以降に設定してもらうと、つなぎの車を利用する必要がなくなります。
なお、新しい車の購入と今乗っている車の売却を別々の店舗で行う場合は、早い段階から両方の店舗に対してスケジュールの相談をしておくと安心です。
ただし、査定から引き渡しまで日数が空く場合には、走行距離が増えるなどの理由で査定額が減額されることもあります。また、中古車の買取り相場は日々変動するため、引き渡しを先延ばしにすると、車の価値そのものが下がってしまうおそれもあるでしょう。
状況によっては、すみやかに引き渡して、あえてつなぎの車を借りたほうが出費を抑えられることもあるので、店舗のスタッフとよく相談して決めることが大切です。
つなぎの車が借りられない場合の対処法
店舗に貸し出し用の車がない場合や、貸し出し中などで借りられなかった場合は、別の方法で車を用意しなければなりません。どのような方法があるか見ていきましょう。
友人・知人から借りる
一番簡単で、出費も抑えられる方法として、友人・知人から借りるというものがあります。
しかし、都合よく貸してくれる相手がいるとは限りませんし、車のタイプも選ぶことはできません。また、借りているあいだ、相手に不便・迷惑をかけることのないよう気を遣う必要もあります。
「運よく都合の合う相手がいれば」といった程度の認識にとどめておくようにし、つなぎの車を友人・知人から借りるのを前提に検討するのは避けたほうがよいでしょう。
レンタカーやカーシェアリングの利用
料金を支払って車を借りるレンタカーやカーシェアリングを利用する方法もあります。一般的な料金相場は以下のとおりです。
・レンタカー
1ヵ月:30,000~40,000円(軽自動車)、60,000~150,000円(普通車)
・カーシェアリング
15分単位:200~400円+月会費 1,000円
レンタカーは借りている期間中、いつでも利用できるのが魅力ですが、その分、料金が高いというデメリットもあります。特に、1ヵ月など長期の利用となると、まとまった金額の出費を覚悟しておかなくてはなりません。
状況によっては、「多少狭いのを覚悟で料金の安い車種を選ぶ」「借りる期間をしぼる」といった判断が必要なこともあるでしょう。
カーシェアリングは、1台の車を数名のユーザーで共有するサービスです。レンタカーと比べると安く利用できる一方で、ほかのユーザーの予約が入っている時間帯は利用することができません。そのため、通勤などで頻繁に車を利用する方はストレスを感じることもあるでしょう。また、車を置いておく駐車ステーションが自宅近くにない場合も利用は難しいといえます。
短期カーリースの利用
カーリースとは、リース会社に用意してもらった車を月々定額の料金を支払うことで利用するサービスです。年単位で契約するのが一般的ですが、中には1ヵ月などの短期間だけ利用できるリース会社も存在します。
カーリースの車は契約期間中、マイカーのようにいつでも利用することが可能です。ただし、契約期間が長いほど月々の料金が安くなるしくみのため、1ヵ月などの短期間で契約する場合、割高になってしまうというデメリットがあります。
店舗からつなぎの車を借りられなかった場合の対処法をいくつか紹介しましたが、いずれも大きな出費となってしまいます。つなぎの車にかかる出費を避けたいのであれば、
- つなぎの車の用意がある店舗で購入、または売却する
- つなぎの車を借りられるか事前に確認しておく
- つなぎの車が必要ない買い替えのスケジュールを立てる
のいずれかで検討することをおすすめします。
また、新しい車を「買う」のではなく、「カーリース」にすれば、次の乗り換えをかなり楽にすることができます。次の項で詳しく紹介しましょう。
カーリースとレンタカー、カーシェアリングの違いを知りたい方はこちら
1ヵ月車が必要な場合、長期のレンタカーと短期のカーリースではどちらがお得か知りたい方はこちら
カーリースなら、つなぎの車が不要に!?
前の項でもお伝えしたとおり、カーリースはリース会社に用意してもらった車を月々定額の料金を支払うことで利用できるサービスで、3年、5年、7年など年単位で契約するのが一般的です。このカーリースを上手に利用すれば、つなぎの車の心配をすることなく、スムーズに車の乗り換えができることがあります。その理由を解説しましょう。
乗り終えた車は返却するだけだから、簡単便利
車を買い替える場合、それまで乗っていた車は下取りや買取りに出すのが一般的です。しかし、中古車の買取り相場は日々変動するため、タイミングによっては査定額も大きく変わることがあります。
そのため「査定額を考えると、すぐに売却したいのだけれど、車がないのも困る」といった状況で悩むこともあるでしょう。また、査定額は店舗によっても異なるので、どの店舗に売るかということも重要になってきます。
その点、カーリースであれば契約期間が満了したら乗っていた車はリース会社に返却するだけなので、「いつ売るか」「どこに売るか」といったことを意識する必要がありません。
このように、カーリースであれば、計画的に乗り換えを進めることができるだけでなく、乗っていた車を手放すタイミングに悩むこともないので、カーライフを送る上でつなぎの車が必要になる可能性は低くなるでしょう。
次の項では、スムーズな乗り換えをしたい方へ特におすすめしたいリース会社をご紹介します。
カーリースについて詳しくはこちら
定額カルモくんなら、契約から返却までずっとスムーズ!
つなぎの車の心配をすることなく、スムーズに車を乗り換えたいという方へ特におすすめしたいのが、カーリースの定額カルモくんです。「おトクにマイカー 定額カルモくん」には、上の項で解説したような一般的なカーリースのメリットのほかにも、見逃せない魅力が数多くあります。そのいくつかをご紹介しましょう。
契約から納車までインターネットで完結
定額カルモくんは、車選びから申込みまで、すべてネット上で行うことができます。また、車も自宅や指定場所まで届けてもらうことができるため、店舗へ出向く手間も省けます。
ネット上で申し込むといっても、国内メーカーの全車種・全グレードを取り扱っていることに加え、色やオプション装備なども自由に選べるので、販売店で買うのと変わらない車選びが可能です。
このように時間と場所を選ばずに乗り替えの準備を進められるので、忙しい方であっても、次の車が必要になるタイミングに合わせて、早くから動き始めることができるでしょう。
メンテナンスプランで故障時も安心
乗っていた車が故障したら「高い修理代を払うより、この機会に買い替えてしまおう」と考えることもあるでしょう。しかし、このような場合、次の車の準備ができているわけではないので、車のない期間が発生してしまいがちです。
その点、定額カルモくんなら、オプションのメンテナンスプランに加入することで、故障したときの修理代も月額料金に含めることができます。さらに、2年に1回発生する車検の費用も月額料金でまかなうことが可能です。
慌てて乗り換えを決める必要がなく、契約期間中、ずっと変わらない月額料金で車を良好な状態に維持できるのは大きな魅力といえるでしょう。
メンテナンスプランについて詳しくはこちら
一日も早く車が欲しい方にはマッハ納車がおすすめ!
「すでに車が故障している」「車検の期限が目前に迫っている」といった状況で、一日も早く車が必要という方には定額カルモくんの「マッハ納車」をおすすめします。
選択できる車種や、利用できる地域に限りはあるものの、最短3週間での納車が可能です。車検も2年ついているので、安心して乗り始めることができるでしょう。
つなぎの車を探すより早く新しい車に乗り始められる、ほかのリース会社にはない画期的なサービスです。
マッハ納車について詳しくはこちら
ここまで読んで興味がわいた方は、わずか5分で申し込める「お試し審査」で、定額カルモくんが利用できるかどうかを確かめておきましょう。審査に申し込んでも、本契約前であればキャンセルも可能です。スムーズな乗り換えのために、まずは一日でも早く動き出しましょう。
つなぎの車が必要ないスムーズな買い替えを目指そう
買い替えで車のない期間が発生してしまうと、つなぎの車を用意しなければならないことがあります。
多くの場合、新しい車を買う販売店か、今まで乗っていた車を売却する中古車買取り店から借りることができますが、貸し出し用の車がない、ほかの利用客に貸し出しているなどの理由で借りられない場合は、自費でレンタカーなどを利用しなければならないこともあるので、注意が必要です。
一番望ましいのは、そもそもつなぎの車を用意する必要がない、つまり、車のない期間が発生しないよう、早い時期から計画的に買い替えの準備を進めておくことでしょう。
なお、今の車がすでに故障してしまっている、すぐに新しい車が必要という方は、納車が早い車も取り扱っている定額カルモくんがおすすめです。人気車種の新車にも、月々10,000円台から乗れるので、手間だけでなく負担も抑えて理想のカーライフを送れるでしょう。
よくある質問
Q1:車を買い替える際に、つなぎの車が必要になる理由は?
A1:「今まで乗っていた車を手放す日」と「新しい車が納車される日」とのあいだに開きがあると、車のない期間が発生し、場合によってはつなぎの車が必要になります。逆に、この2つを同日、もしくは近い日に調整できれば、つなぎの車は必要ありません。車の買い替えは早い時期から計画的に進め、車のない期間が発生しないよう工夫しましょう。
Q2:つなぎの車を用意するには?
A2:まずは、新しい車を買う販売店か、今まで乗っていた車を売却する中古車買取り店に相談してみましょう。こうした店舗では、サービスの一環として、つなぎ用の車を貸し出していることがあります。ただし、台数には限りがあるので、早めに相談することが大切です。
Q3:つなぎの車が必要ないスムーズな乗り換え方法は?
A3:そもそも車のない期間が発生しないよう、計画的に次の車を準備するようにしましょう。なお、さまざまな事情ですぐに新しい車が必要という方は、納車が早い車も取り扱っている定額カルモくんがおすすめです。車選びから申込みまで、すべてネットから行える上、車も自宅や指定場所まで届けてもらうことができるため、店舗へ出向く手間も省けます。
※記事の内容は2021年10月時点の情報で執筆しています。